weekly2【或る、致し方ない罪に対する やるせない復讐のはじまり】 公演情報 アヴァンセ プロデュース「weekly2【或る、致し方ない罪に対する やるせない復讐のはじまり】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    好みではないが
    血みどろや下ネタの作品は個人的に好みではない。

    だから始まって間もなくは「いやだなぁ」と思って嫌悪感が強かったけれど、物語が進むにつれ、ただのくだらないエログロナンセンスの作品ではないことに気付いた。

    ただ、前回の作品に比べてつくりが雑な感じは否めない。

    坂上さんのごく親しい同業者に見せて面白がってもらうぶんにはともかく、一
    般向けにはどうかな、とは感じた。

    全席自由席で早くから並んだのだが、舞台上手側の見やすい席のほとんどが「関係者席」になっていたのにも驚いた。
    狭い小劇場で、こんなに「関係者席」を大量に確保されたのではたまらない、と思う。

    そういう意味でも「関係者向け」の公演だったのだろうか。

    ネタバレBOX

    開演してかなり長い時間、暗闇での会話が続くのもしんどかった。

    「死にたい」と思っている男女10人が集められる。

    彼らは様々な「癖(へき)」を持っていて、話し合ううち、「死ぬ」ことの矛盾に導かれていく。


    人物背景が必ずしも丁寧に描かれていないのが不満。特に放送禁止用語を連呼するDV男は、なぜDVになったかわからないし、なぜあの言葉を連呼するのか意味不明。幼稚園児がわざと性器や汚物の単語を口にして喜ぶ感覚と同じだ。


    配役に違和感を感じる2人の男優の対決場面に「仁義なき戦い」のテーマ曲が流れ、この2人にふさわしい「広島弁」から、楽屋落ちのような会話になっていき、場内の爆笑を誘う。
    (古山憲太郎の自嘲気味の「モダンスイマーズ」ネタには笑えたが)

    だが、これは禁じ手と言うか、物語には何ら関係がない「お笑い」なのが残念だ。


    血まみれの衣裳は「物語の衣裳」なのだろうけど、彼らは、バトルロワイヤルをやってるわけでもなく、血まみれである必然性がない。

    ラストで半裸になる女優も必然性がない。

    野々村真のぶりっこ風の「反復セリフ」は、凄惨な印象を中和させる効果を出したと思うし、最後に「ハート」の1ピースを残すところに、文字通りの余韻を感じた。
    お宮の松の演技に説得力があり、役もよく描けている。
    これがすべての役に適用されていたら厚みが出たと思う。

    天井から降ってくる裸の人形の名前が「佐藤さん」なのは、平田オリザの「御前会議」のパロディーのように思えた。

    鈴木蘭蘭の親殺しの理由もよく理解できないし、もっと人間の内面に迫る脚本だったら、と残念である。

    ※なお、本来なら「初心者×マーク」をつけるところだが、震災直後、原因不明だと事務局が言う長期ログインエラーが私に起きたため、投稿ができず、その選択資格を失ってしまった。残念です。


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    2011/04/18 21:43

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