ガレージのダンデライオン(無事千秋楽終えました!ご来場ありがとうございました!) 公演情報 東京カンカンブラザーズ「ガレージのダンデライオン(無事千秋楽終えました!ご来場ありがとうございました!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    都合良過ぎ!
    人間には二面性があるというメッセージは伝わりました。

    ネタバレBOX

    色々問題を起こしたり、あるいは何かうさん臭い伏線を配置したりして、最後に解決…、こう書くと当たり前のようですが、全てが都合良くでき過ぎていて、ただ今シナリオ勉強中という匂いがプンプンしました。

    登場人物全員に光と影の部分を持たせようとし過ぎるきらいがありました。

    医薬品開発の現場を知らなさすぎです。病院レベルで開発できる訳もありませんし、臨床試験も手続きに従って行わなければ厚労省の承認が下りるはずもありません。

    女性社長が東京から来た女性に心が汚いようなこと言いましたが、きつーい会話を聞いていたわけでもなく、財布を盗んだと判明した段階でもなかったので、唐突感がありました。

    女性社長は会社の方向性が変化してしまったと嘆いていましたが、株はどのくらい保有しているのでしょう。やりようはいくらでもありそうに思えます。

    副社長は尊敬できる人柄だということですが、具体的な理由の説明がなく、単に社員が「素晴らしい素晴らしい、一生付いて行きたい」と言うばかりでした。

    時価評価額に比べ異常な高値で不動産を購入すれば副社長は特別背任罪に問われかねません。

    社長と副社長との関係、出会い、愛犬の発見など偶然の妙は良いのですが、法律や経済活動の常識を無視し都合良く解釈し過ぎていました。

    ヘルパーが「この間の件ですが」と電話していましたが、「先ほどの件」でしょう。数日経ったのかと思ってしまいました。

    この物語は綿子のように裏表のない本来人間が持つ心の優しさを表現したいのだと思いますが、最後はまるでアメリカに一億円で心臓を買いに行くような終わり方でした。「すぐ現れるよ」は、私にはすぐ買えるに聞こえました。この物語の趣旨とは真逆の何と無神経で、ドナーへの心遣いは全く感じられませんでした。

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    2011/04/17 11:32

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