Tsukasanの観てきた!クチコミ一覧

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「消える魔球」(第23回池袋演劇祭【大賞】受賞作品・再演)

「消える魔球」(第23回池袋演劇祭【大賞】受賞作品・再演)

ラビット番長

あうるすぽっと(東京都)

2012/09/07 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

消える魔球の正体は
本作品について語るにはどうしてもネタばれBOXに頼らざるを得ないと思うのだが、意外性ときっちりとした落とし所のあるお話とでも言っておこう。
特に最後のオチは、上手く作られていた。
また、題名の消える魔球の正体も、なるほどとうなづかせてくれる。
流石は池袋演劇祭の大賞受賞作だけのことはある。

幕末純情伝

幕末純情伝

SEVENSENS

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

国とは女のことぜよ
お約束の台詞ですが、後半になるにつれて、切なさがこみ上げてくる。つかこうへいの原作にかなり忠実に作り上げられていたが、あの恐ろしいまでのスピード感のある台詞は、かなりゆったりとしており、また龍馬役の役者さんが時々噛んでしまうのは少々気にはなった。が、そのゆったり感は、素晴らしい音楽と上手く調和しており、こんな演出もなかなか面白いものと、許容できた。二時間半もの素敵な時間を共有させて戴き、全ての出演者の皆様に感謝です。受付で確認したところ、やはり著作権の関係かDVD化は予定していないとのことであった。誠に残念な限りである。

龍神山の物語

龍神山の物語

オールアクトカンパニー

SPACE107(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

歌にダンスに
お芝居だけでなく歌やダンスにも魅了されました。何と言っても石山雄大さんの絶対的な存在感がこの公演のキモだったと思います。結末は予想通りでしたが、その悲劇的結末にも拘らず、最後に爽快感が得られたのは脚本の勝利でしょうか。

ロマンス

ロマンス

北区つかこうへい劇団

滝野川会館 大ホール(もみじ)(東京都)

2011/06/25 (土) ~ 2011/07/01 (金)公演終了

満足度★★★★

TVドラマのロマンスも見たくなった
ロマンスを劇場で見るのは二回目です。レイさん、とても良かったです。南野もよく頑張った。そういえば、もう10年以上前になると思うが、智則さんが出ていたTVのロマンス、DVD化されていないので、入手は困難と思うが、もう一度見てみたいと思いながら帰路につきました。

ダンデライオン~飛龍伝より~

ダンデライオン~飛龍伝より~

ThreeQuarter

池袋GEKIBA(東京都)

2012/03/18 (日) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

全チーム観せて頂きました
正午より20時半迄、三チーム全て観劇させて頂きました。私としては最後に観た卵チームが一番良かったと思います。一平、美智子の宮内、涼木コンビは最強にして最良の組み合わせでありました。宮内さんの軽さ、涼木さんの表情豊かな強さがとても役にあっていたと思います。

ストーリーは、前作のベロニカと比べて分かりやすくなっていたと思います。おそらく飛龍を初めて観る人には今回の方が数段理解し易かったと思います。その理由はネタバレになってしまうので触れませんが、両作品を観られた方なら、すぐ分かると思います。

本劇団は社会人の方々が働きながらやっておられると伺いました。本当にお疲れ様でした。

熱海殺人事件3部作

熱海殺人事件3部作

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2013/01/11 (金) ~ 2013/01/13 (日)公演終了

満足度★★★★

伊澤玲、よく頑張った
今回の三部作×三公演は、基本的には各一回ずつと決めていたが、売春捜査官だけは別で、御茶ノ水に続いて二度目の観劇。前回の井上に代わって伊澤玲が出ているからである。ここ最近、古屋と共に制作の仕事に回ることの多い伊澤だが、力はあります。今回の大山も大変な熱演であった。彼の舞台は、これからも観たいと切望する。

飛龍伝

飛龍伝

ゴーチ・ブラザーズ

本多劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

若者風味の飛龍伝
今日は11時から、北区AKT STAGEの卒業公演、熱海殺人事件を二本観てからの飛龍伝、ハードな一日であった。
さて本作であるが、照明や音楽が若者風味の飛龍伝であった。ただ、時代背景を考えると、やはり昭和の匂いのする曲の方が、私はあっていると思う。この辺りは好き好きだろうが。ストーリーや台詞などは意外と原作に忠実であった。もっとデフォルメしているものとばかりの思っていたので、その意味では期待外れ。
全員二十代というのは、実に良い。学生運動戦士と機動隊を三十過ぎのおっさんが演ること自体違和感があるからだ。
一昨年、大阪の一心寺で観て以来の玉置さんの山崎一平、堪能させて貰いました、。

羽球魂 -我ガ友、イタク恋ヒラシ-

羽球魂 -我ガ友、イタク恋ヒラシ-

劇団EOE

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

新生EOE、断食の甲斐はあった
長い断食であった。ようやく新生EOEを観ることができる高揚感と共に、昨年初めて訪れ、EOEと出会ったウッディシアターに入った。
昨年は正直何を言っているのか聞き取れなかった都築の声がよく聴こえる。滑舌の訓練の成果がようやく実ってきたのか。今回の彼の役は意外なものであったが、よく頑張っている。初めての主役を勝ち取った菊池も、相変わらず前説から活躍している。2011年組の最後を飾る保坂も着実に成長している。
2012年組はすでにブログデビューを果たしているが、板の上で観るのは初めて。中でも木崎千温の演技が光る。
絶対エースの平澤は、ますますその持てる力を発揮している。何度か彼女の台詞に鳥肌がたった。
今回唯一残念だったのが、女帝関矢。ハイスピード、ハイテンションのEOEの中で、唯一人、しゃべりのスピードが遅い。おそらくこれ以上のスピードで喋れば、滑舌に問題がでてくるのではないかと思われる。限界を決めてできる範囲内で闘っている感じを受けた。限界突破で闘うEOEの女帝を名乗る以上、もう一つ殻を破って欲しい。
予告編で、次回があの作品と知った。また暫くEOEから目が離せそうにない。

おっと、その前に先ずはあしたの千秋楽だ。

羽球魂 -我ガ友、イタク恋ヒラシ-

羽球魂 -我ガ友、イタク恋ヒラシ-

劇団EOE

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

関矢、復活の兆し
土曜日に続き、千秋楽を観劇。
土曜のマチネ後の書き込みでは、関矢の元気のなさを勝手に心配していたのだが、制作の佐藤さんの情報によると、ソワレ前に関矢が気炎をあげていたとのこと。自らの不甲斐なさに、休火山が噴火したのだろう。果たして千秋楽では、その関矢の気合が十分に伝わってきた。女帝は私だ、他の誰にも渡しはしない、そう聴こえてきた。
都築も、引き続き快調。昨年の初舞台と同一人物とは思えない存在感である。餓死菓子、声が限界を超えてしまっている。この辺りは今後の課題であろう。
3月半の断食で本劇団の得たものは大きかったと総括したい。さよならなつやすみで、更なる進化を見せていただくことを今から楽しみにしている。

掏摸―スリ―

掏摸―スリ―

サイバー∴サイコロジック

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

見応えのある秀作
原作は読んだ事がないが、優れた小説を戯曲にしただけあって、二時間余りの時間、飽きさせる事なく、舞台に釘付けにされてしまった。力量のある役者が多く、この劇団のレベルの高さも良くわかった。最初は、所謂ピカレスクものと思って観に言ったのだが、悪としてしか生きられない主人公の葛藤や優しさ、苦しみなどを上手く表現しており、それでも生きていく者の生命力を感じた。

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

下北沢あたりで一番面白い劇団って。。。
下北沢で一番面白い劇団という台詞に惹かれて、チケットプレゼントに応募させていただきましたところ、ご招待をいただきましたので、本日観劇してきました。正直、下北沢でお芝居をみたのは初めてでしたが、いろんなところに笑いのツボがあり、105分間、楽しませていただくことができました。特に主演の女優さんの明るく溌剌としたところがが印象的でした。有難うございました。また機会があれば、観劇させていただきます。

羽球魂

羽球魂

劇団EOE

千本桜ホール(東京都)

2011/10/11 (火) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

スピード感が心地良い
前回さよなら、なつやすみのチケプレで初めてEOEさんのお芝居をみましたが、とても気になる劇団になつてしまいましたので、本日二度目の参戦でした。平澤さんの安定感は一段と増し、他の方のレベルも着実に上がっていました。男性陣の滑舌がまだ気になりますが、キャプテン役の男性、なかなかいい味を出しており今後の活躍が楽しみです。最後の幕末の予告、平澤さん、格好良かったです。二日とも見に行きたいです。

『THE BAKUMATSU PURE HEART CHRONICLES~てら版・幕末純情伝~』

『THE BAKUMATSU PURE HEART CHRONICLES~てら版・幕末純情伝~』

劇団裏長屋マンションズ

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

大幅にストーリーを改変した力作
2時間40分、キャスト総勢28名の長編であった。セットや衣装も本格的で、今回の公演に相当力を入れていたものと想像される。
お馴染みの幕末純情伝であったが、ストーリーは原作から大幅に改訂されていた。小説版にしかないシーンも入っていたし、服部半蔵や岡田以蔵も女であったという設定には奇抜なものがあった。単に女性が男役を演じたのではないのが、面白い。今後の展開が楽しみな劇団である。

熱海殺人事件 40YEARS' NEW

熱海殺人事件 40YEARS' NEW

RUP

紀伊國屋ホール(東京都)

2013/02/02 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

気品高き木村伝兵衛
最近の木村伝兵衛は、どうも軽いキャラになってしまっている傾向がある。昨年、一昨年もそうだった。どこの劇団がやってもである。今回の馬場徹の伝兵衛は見事であった。実に気品に満ちている。気高く、強い人間力のある伝兵衛を24歳の馬場が演じ切っていた。おそらく、つかこうへいの本来描いていた伝兵衛はこのような伝兵衛ではなかったかと思う。
今回は若手イケメン俳優が多いため、女性客が多い。随所で笑が聞こえる。もう何十回も熱海を見ているものとしては聞き慣れた台詞が、初見の人にはビンビン響くのだろう。たしかにこの台詞いいよなと、改めて感じさせられた。
残念だったのは牧田演じる熊田留吉、演技がというわけではなく、キャラの表現が不十分で単なる脇役になってしまっていた。もっと彼の内面をしっかり描いて欲しかった。

売春捜査官

売春捜査官

劇団EOE

ウッディシアター中目黒(東京都)

2013/02/22 (金) ~ 2013/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

観劇二日目
昨日に続けて二回目の観劇。昨日不安に感じていた平澤の声が僅か一日で回復している。しかも本日二公演目というのに。大したものだ。ただ、ラストシーンは少し酸欠気味となっており、昨日ほどの迫力がでていなかったのが少々残念であった。明日は最初の回を見るので、心配要らないと思うが。
全体的に昨日と比べて、中盤までの台詞間違いは大きく減っていた。
ストーリーを変えたために少し相応しくない台詞があったため、昨日のアンケートにて指摘させて頂いた箇所があったが、直ぐに修正されていた。他にも何箇所か微修正があったようだ。

木崎は昨日以上に鬼気迫るものがあった。佐藤も台詞に心が入っていたように思う。一番進化したのは川本、明らかに昨日より上手い。
日に日に進化するEOE版売春捜査官、明日も楽しみである。

Hysteric・D・Band「神様の観覧車」

Hysteric・D・Band「神様の観覧車」

LDH JAPAN

青山円形劇場(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

切ないストーリー
初めて来た劇場ですが、どの席も舞台に近くよく見える。
少し当初想像していた結末とは違ったが、家族愛を感じる良質なストーリーであった。大道具や小道具等いろいろ工夫がこらしてあり、たっぷり楽しめた二時間であった。

飛龍伝(再演)

飛龍伝(再演)

Gフォース

ブディストホール(東京都)

2011/10/28 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

リターンマッチおめでとうございます
本公演は、震災で中止となった3月のリターンマッチとうかがった。皆さん熱演されており、大変好感が持てた。特に主演の山田かなさん、熱くて上手い。またお気に入りの劇団が一つふえた。この土日は、熱海、蒲田、飛龍とつかさんの代表作を三つもみて、充実でした。

飛龍伝21 ~殺戮の秋<いつの日か、白き翼に乗りて>

飛龍伝21 ~殺戮の秋<いつの日か、白き翼に乗りて>

RUP

青山劇場(東京都)

2013/10/05 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

昨年からの成長が
桐谷に演技には昨年からの成長が見られた。但し、殺陣は相変わらず弱々しい。
桐谷の台詞を削ったためか、ストーリー展開に少々無理のある場面があったのが残念。
今回は久保田創の演技が光っていた。
山崎一平を演じるには神尾の顔は真面目顔すぎる。もっと軽い人の方が原作に近づくのではないかと思った。

「ボイルド・シュリンプ&クラブ」(8月)

「ボイルド・シュリンプ&クラブ」(8月)

劇団6番シード

シアターKASSAI(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★

主演の二人が素晴らしい
この劇団は初見だったが、主演の二人の演技にすぐに取り込まれ、楽しく拝観することができた。同じ探偵事務所の設定で、二話を連続して上演する形であったが、そのため多くの出演者を要し、観客としては大変贅沢な思いであった。
テンポが非常によく、舞台装置の早替りは気持ちが良かった。さほど大がかりなものではないからこそできた技であろう。
2時間があっと言う間に過ぎてしまった。

WAR Revolution

WAR Revolution

劇団EOE

池袋GEKIBA(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団自身の過去現在未来
この劇団のお芝居はフィクションかノンフィクションかわからないとよく言われているが、本作もまたスポーツものの形は取っているが、劇団の過去現在未来を投射した作品となっている。勿論初めてこの劇団を観る人もそれなりに楽しむことは出来るが、この一年余追いかけてきて初めて見えてくるものも多かった様に感じる。
一年前にやむを得ない事情で卒業して行った熊谷や、かつてのアクション講師の倉田に対する愛情やカムバックコール、いつになってもいいから帰っておいでという主宰の気持ちがよく分かる。
劇団員に対しても同様で、金澤には自分で決めた道を追いかけてごらん、気が向いたらいつでも帰っておいで、菊池にはできることなら続けて欲しいという想いが、木崎にはツートップに続く第三の柱はお前だぞと言っているようだった。
一昨日も実は観たのだが、わずか中一日で芝居が大きく進化していたのも大きな驚きであった。勿論衣装が変わったことも一つではあるが、確実にレベルが上がっていた。このメンバーでやるのはこれが最後との皆の想いが、進化させたのだろう。
明日も行きます。本当の最後の舞台、しかと観せていただきます。

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