とちの観てきた!クチコミ一覧

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檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

電動夏子安置システム

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

3本目:#28 檻の中にいるのはお前の方
3本目ともなるとさすがに世界観も登場人物たちもほぼ頭に入り、
ストーリーに集中して観劇することができました。

3作品の中では一番電夏さんらしさを感じる作品だったと思います。
ラストのちょっとブラックなオチが好みでした。

3作品で計6時間。週末をほぼ全部使っての観劇でしたが、
非常に楽しい作品でした。
個人的にはあともう1回 #30を観たかったなぁ。
やっぱり観る順番を間違えたような気がします。

ネタバレBOX

#28では、地下牢と地下の酒場が舞台。

機械が指定した人数が牢に入っていないとカウントダウンが始まり、カウントが0になると街が爆発する、
という触れ込みの檻の無い牢がメインのギミックになっていました。
その人数の増減と入れ替わり立ち替わり牢に閉じ込められる人々の悲喜こもごもが非常に楽しい。
エルの特製を利用して最終的に軍の人間だけを牢に閉じ込めるまでの詰め将棋的な流れは圧巻の一言。
檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

電動夏子安置システム

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

2本目:#29 机の上ではこちらが有利
2本目に観劇しました。
#30では今ひとつ作品に入り込めなかったのですが、#29は非常に面白かった。
3作品の中では一番コメディ色が強い作品だったと思います。

ネタバレBOX

#29では呪われた土地プラザが舞台で、空からの光がエル(人の形をした道具)に与える影響が明らかになります。

光を浴びると、押す、回す、投げる、など特定の動作を意思とは関係無く行ってしまうエル。
エルたちの各動作が、さながら人間ピタゴラスイッチのように連鎖していく様はコミカルでいて爽快でした。
檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

電動夏子安置システム

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

1本目:#30 随分と線引きの甘い地図
3作品はどの順番で観ても問題無いとのことでしたので劇団におまかせの順番で、#30を一番目に観劇しました。

個人的な印象ですが、この作品は最期または2番目に観るべきだったと思います。
登場人物の人数が多く出入りが激しいので、名前を把握するのが大変で、
用語や世界観を理解するのにも時間がかかりしばらくの間は話についていけませんでした。
観劇前にHPまたはパンフをしっかりと読み込んでおくべきだったなぁと反省。

ただ、3作品を観劇することで色々と見えていなかった場面が補完され、
その面白さが俄然増してきます。
観る側でさえも大変なので、演じる側はきっととんでもなく凄い大変だったのだろうな、と思いました。
構成力にただただ感心です。

ネタバレBOX

ノーベンの最期がとても胸に刺さった。
観劇直後はそうでもなかったのですが、#29を観てから感じ方が一変しました。
そういった変化が起こるのも今回の企画の面白い所だったと思います。
風雲!チキン野郎城

風雲!チキン野郎城

ポップンマッシュルームチキン野郎

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2013/10/19 (土) ~ 2013/10/19 (土)公演終了

満足度★★★★

楽しすぎる3時間
チケットプレゼントにて昼の部に参加しました。
まだ役者さんの顔と名前も一致していないような私が果たして楽しめるのかしら、
と不安を感じつつ参加したのですが、とても楽しめました。

下北沢ならではのお洒落対決をはじめ、歌、演劇、上映会にクイズなどなど、
色々な趣向が凝らされていて密度の濃い3時間でした。

呪解伝

呪解伝

はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ

明石スタジオ(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/13 (日)公演終了

満足度★★★★

爽快なアクション活劇
台詞回しや音楽、殺陣の見せ方がアニメや漫画的で、
それが作風にも非常にあっていて雰囲気づくりのうまい作品だと感じました。
特にアクションシーンはスピード感があってとても良かったです。

敵、味方問わずキャラクターが立っていてどのキャラも魅力的。
役者さんともぴったり合っていたと思います。

グッズ販売やアフターイベント、リピーター特典など
本編以外にもいろいろ力を入れていてとても楽しめる公演でした。

ネタバレBOX

秘薬を求めて旅する賢者一行が立ち寄った村で鬼退治をすることに。
単純な完全懲悪もので終わるのではなく、
鬼と賢者の因縁の真相、賢者の弱点≒人間の持つコンプレックスへの気付き
なども描かれていて面白かったです。
悪夢六号室【東京大阪2都市開催】

悪夢六号室【東京大阪2都市開催】

ニコルソンズ

駅前劇場(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★

キレイな悪夢シリーズ
待ちに待った悪夢シリーズの舞台化ということで期待度MAXで観劇。
全体的に肌色率の高い舞台でした。男女ともに(笑)

マンションの一室を舞台に、マザコンにオカマにヤクザなどなど非常に濃い登場人物たちが入り乱れてのサスペンスコメディ。
最後まで先の読めない二転三転する展開でとても楽しめました。

ただ、悪夢シリーズとして観ると、バイオレンス分がちょっと少なめかな。
大きなどんでん返しも無く、いい話で終わってしまっていたのがやや不満。

登場人物では赤星まきさん演じる姑が良かったです。

OVER SMILE

OVER SMILE

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

見応え十分
ボクラ団義さんの舞台は直近の2作品しか見たことが無いため、
ファンタジー色の強い本作はかなり新鮮に感じました。

舞台美術、衣装、キャラクターといった世界観の作り込みが素晴らしく
物語へ強く引き込まれました。
ほんと、どの登場人物も演者さんとばっちり合っていたと思います。

ネタバレBOX

小鳥の鳴き声のくだりの伏線がとても効いていました。
闘いの騒音、叫び声、うめき声といった醜い音の奔流の中、
2人が交わす手話での会話がとても美しく、思わず涙腺を刺激されます。
ラストシーンの2人も良かったです。

シリアス一辺倒ではなく、随所に差し込まれるコミカルなシーンが良いアクセントになっていました。
女王の素顔のくだりの予想を裏切らないオチには爆笑でした。
死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います(黄金のコメディフェスティバル最優秀作品賞、受賞)

死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います(黄金のコメディフェスティバル最優秀作品賞、受賞)

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

文句なしです
45分という限られた時間の中でこれだけクオリティの高い作品を作り上げてきたことに脱帽です。
幕が上がっていきなり大爆笑。その後はもう止まること無く一気に駆け抜けて行った感じでした。
飛び道具的な危険なネタや下ネタでしっかり笑わせつつ、
夫婦の変わらぬ愛情をしっかり描いた素晴らしい作品でした。

emiko

emiko

保木本真也がプロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい作品・・・なのだけど
一番印象に残っているのはメイン二人の自然体の演技が非常に素晴らしかったということ。
フリーターとニート(自称絵本作家)の30代同士の恋愛。
セリフの、表情の、演技一つ一つがリアルで作品に引き込まれました。
脇を固めるキャラクターたちも素晴らしかった。

とても素晴らしい作品だと思うのですが、
コメディフェスということで、笑いの爆発力みたいなものを私は期待していたので、
その点においては若干弱かったかな、という気がします。

EZ

EZ

電動夏子安置システム

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

文句なしの一作
いやぁーもの凄く面白かった。

メインの投票劇の設定の妙もあるけれど、
父親の事故の真相、工場のトラブル、掛け軸の謎、とどんどん風呂敷を広げ、
それらを1時間以内で見事に畳み、
笑いもしっかりと取ってくるその構成力が半端ない。

とても満足度の高い密度の濃い作品でした。

ネタバレBOX

遺書の内容の是非を問う投票ゲームEZ。
敵味方が目まぐるしく入れ替わる心理戦、手札をすり替えるという分かりやすいどんでん返しの後、
工場で発生したトラブルによって遺産と共に負債まで分配されてしまうという二段オチが◎
江古田のガールズpresents「大勝利!」

江古田のガールズpresents「大勝利!」

江古田のガールズ

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

パワフルな舞台
初見の劇団さん。

劇場全体を使ったパワフルで身体をはった演出,、客席巻き込み型のラストと怒濤の1時間で勢いに圧倒されました。
終盤が少し駆け足かな。ストーリーが一部飲み込めていないまま終わってしまいました。

登場人物では社長が良かったです。とても印象に残るキャラでした。

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

贅沢な4時間
楽しいチームと大好きチームの4作品を観劇しました。
途中休憩10分を挟んで各作品1時間弱で1チーム2時間の構成です。

コメディフェスティバルということで、笑わせ倒してくるのかと思いきや
4作品ともかなり深いテーマで攻めてきていたのが意外でした。
大好きチームに至っては、どちらも本気で泣かせにかかってきていたような気が(笑)
個人的な印象では、電夏さんとPMC野郎さんが一歩抜け出しているかなぁ。
前説や休憩の時間にもネタを仕込んでいたり、作品内以外にも各団体さんの特色が出ていました。

細かいところでは、椅子席の座り心地が良かったです。

大正浪漫探偵譚

大正浪漫探偵譚

はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ

ワーサルシアター(東京都)

2013/07/27 (土) ~ 2013/08/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

エンターテイメント性に優れた作品
初日、中日、楽日の3公演を観劇しました。

率直に言うと、初日の公演を見終えた直j後の評価はそこまで高くありませんでした。
いろいろな物を詰め込みすぎて全体的にはちょっとチグハグになっている印象があったからです。
それが2公演、3公演とリピートしても全く飽きが来ない。
それどころか毎回時間を忘れて物語に没頭している自分がいました。
2時間弱という長さの作品ながら、何度観ても楽しいと思える作品で、
謎解き、アクション、ダンスが上手く融合したエンターテイメントとしての完成度の高さを感じました。

会場のアットホームな雰囲気も良かったです。
次回作も時間が合えば観に行きたい。

ネタバレBOX

ラストのどんでん返し(洋介殺害の犯人)はお見事だと思いましたが、
伏線が若干弱く感じられたのが惜しいです。
確かに、2度目の観劇の際に注意して見ると、東堂が刀を受け取る際、違和感を覚えている演技をされていますが・・・
まず初見で気付く人は居ないのでは。
「あぁ!あの時の!」と、後で思い返せるような伏線だともっと良かったと思います。

どの登場人物もキャラクターが立っている作品なので、続編やスピンオフなども期待したい。
個人的には中村姉妹がお気に入りです。
キミが、No.1☆

キミが、No.1☆

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

彼女バージョン
彼バージョンと男女構成を反転させた別バージョン。
ストーリーの骨子は同じままで、台詞回しや演出が男女入れ替えに合わせて多少変更されていました。

こちらのバージョンの方が涙腺刺激度が高めかな。

鈴木区としては久々のがざびぃでの公演。
やっぱりがざびぃで観る鈴木区が一番しっくりきます。

ネタバレBOX

あくまで私の受けた印象ですが、
男女を入れ替えた事による変化は思ったより無かったような気がします。
彼バージョンのイットと彼女バージョンの好実の性格が割と似てたからかな。
二つのバージョンの印象の違いは
各演者さんの個性がそのまま影響しているように感じました。

彼バージョンの方が勢いがありコメディ色が強く、
落ち着いた感じのする彼女バージョンの方がラブ色が強い印象を受けました。
個人的には笑いとシリアスのメリハリがより効いていた分、彼女バージョンの方が好みです。
キミが、No.1☆

キミが、No.1☆

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

彼バージョン
初演時と同じ男女構成の彼バージョンを観劇しました。

ストーリー展開的にはほぼ変更はないようでしたが、
前回分かりづらかった点など改善されていました。

客席はスタジオサイロの時と同じくコの字型の構成。
左右の席は段差が無く、座る位置によってはとても見づらいです。

ネタバレBOX

印象に残っているシーンは好実の最後の「ごめんね」のシーン。
たった一言ですが、それまでの全てをひっくるめた想いのこもった一言。
とても胸に刺さりました。
あと、パレードの場面でイットがふいに生前のイットに戻るシーンの演技がとても良かった。


三人芝居ということに拘ったためか、最後に登場する”彼”が山口さんから鈴木さんへと変更になっていましたが、
個人的にはそこは変えないで欲しかった。
「誰?」というオチのインパクトが弱まって感じられました。
戦国降臨ガールズ

戦国降臨ガールズ

アリスインプロジェクト

六行会ホール(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

甘く見てました
総勢30人を超えるアイドルたちによる舞台。
もっとキャピキャピしたものを想像していたのですが、
所謂萌え展開的なものは皆無、終始シリアスな展開でとても硬派な内容でした。

迫真の演技に殺陣の連続、出演者全員による圧巻の歌・ダンスと
見応え十分で作品に引き込まれました。

ネタバレBOX

前作未見なのですが、作中何度も回想シーンやセリフが差し込まれていて
初見の人でも分かりやすい構成になっていました。

降臨させた武将同士が闘う代理バトル的なものだと思いきや、
後半ではマスターと武将も普通に闘っていましたね。
敵側はマスターと武将の動きがリンクしているのが観ていて面白かったです。

印象に残っているのは卑弥呼に操られてゾンビ化した敵たちとのバトル。
ゾンビメイクもさることながら、ホラーチックな演出や演技が秀逸。
壊れ具合にゾクリと来ました。

メイン?のヒロイン2人以外はほぼ全員死亡、という死にまくりな展開でしたが、
このシリーズはこれで完結、ということなのかな?
さよならの唄

さよならの唄

企画演劇集団ボクラ団義

六行会ホール(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

完成度の高い作品
本作は3時間と長めの上演時間でしたが、まさに息つく暇も無い感じで完成度の高さを感じました。

ファンタジー色の強い設定とミステリアスな空気感で、冒頭からの物語への引き込み方が非常にうまい。
複雑な人間模様が解き明かされていく後半からの展開も秀逸で、
飽きる事無く最後まで集中して見る事ができました。

幕間に入るダンスもクオリティが高く、スタイリッシュで格好良かったです。

ネタバレBOX

死者として10年前、3年前、10日前にそれぞれタイムスリップするツアー参加者たち。
既に死んでしまっているので物には触れられず、その時代の人たちと会話する事も出来ず、当時の状況をただ眺めることしか出来ない。
そんな状況で参加者たちそれぞれが自分の過去の後悔と向かい合っていく姿が丁寧に描かれていました。

3つの”過去”はそれぞれ同時平行で演じられ、
参加者たちの過去が絡まり合い、複雑にリンクしていく様は観ていて爽快でした。
最後の喜村の伏線が回収され、最初のシーンに戻る演出が非常に良かったです。

登場人物では、シリアス一辺倒になりそうな作品の空気を和らげてくれる
梅屋敷の存在がうまいなぁと感じました。
仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

パーフェクト
前々から評判は聞いていたのですが、
今回ようやく観劇することができました。

いやぁー面白い。面白すぎる。今年これまでに観たコメディでは断トツ。
放送禁止用語も危ないネタもなんのその。
はちゃめちゃでぶっ飛んだネタと登場人物たちに爆笑の連続でした。
最初から最後まで息つく暇も無いくらいの勢いで疾走感あふれる100分間。
もう一度観に行きたかった!

ネタバレBOX

お気に入りのネタは多すぎて書き切れません。
登場人物では天狗の夫婦と、赤田・misonoのカップルがお気に入り。

今作で素晴らしいと思ったのは、色物的な笑いだけに終始するのではなく、
兄弟の関係修復というテーマもきちんと描かれていたこと。
最後まで見終えた後の、骨箱が2つ並んでいるラストのシーンにはしびれました。
何度もすみません

何度もすみません

MacGuffins

シアターKASSAI(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

爆笑の連続
チケットプレゼントにて観劇。初めて観る劇団さんです。
会場に入るとほぼ満席で、そして若いお客さんが多いなぁという印象を受けました。

オーバーリアクション気味の派手な動きと台詞回し、
シュールな展開と次々と繰り出される笑いのネタはコントのようで爆笑の連続。
周りもドッカンドッカンウケてました。
演者さんがとにかくパワフルで、とても勢いのある舞台でした。

終盤には驚きの展開と思わずジーンとなれる結末が用意されてて
メリハリの効いたお話になっていたと思います。

ネタバレBOX

個人的にはクイズ戦士のネタがとてもツボでした。
突如始まるクイズと、志村、篠原のやり取りには爆笑でした。

他には、
何度も繰り返す過去、特に終盤の一気に過去に戻る時の演出が良かったです。
匿名家族

匿名家族

劇団フルタ丸

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/11 (土) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

印象に残る舞台
開演直後の演出、オープニングに開始数分でいきなり心を鷲掴みにされました。
最初のインパクトは凄かったのですが、
その後はある一家とその周囲の人々に起こった出来事がじっくりと丁寧に描かれていたと思います。

ネタバレBOX

養豚場を営む両親と、小説家を目指して東京に出てきた息子。
田舎と東京のセットが回転舞台の半面ずつに作られていて、
まずはそのクオリティの高さに驚きました。
小物に至るまで家族の生活感が感じられて、リアリティがありました。

タイトルの通り主人公家族だけ全員匿名。
匿名どころか舞台上には一切登場せず、名前にはピーが入りセリフも一切なし。
周囲の人間とのやりとりだけで、その家族像を浮き彫りにしていくという演出は面白かったです。
匿名家族の人々がどういった事をしゃべっているのかは想像するしかなく、
自分にはラストのオチがまだよく消化できていません。

物語はシリアス一辺倒では無く、笑える場面も多く、
特に松山千春のくだりや、ジャンピング土下座には爆笑でした。

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