イントレランスの祭
サードステージ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2016/04/09 (土) ~ 2016/04/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきた!!!!!!
結構重いお話なはずなのだけど、気づけば2時間笑いっぱなしだったような気がします。
ストーリーの骨子はものすごくオーソドックスというか、王道的なお話でした。
わかりやすい内容ですし、老若男女が楽しめる作品だと思います。
視覚を鮮烈に刺激するど派手な演出の数々が印象的でした。
特にオープニングのフラッグダンスがすごい好きです。衣装も音楽も◎
ラストの暗転前のシーンも鮮やかで、絵になりますね。
演技では主演の岡本玲さん、田村健太郎さんが特に印象に残りました。
今回、虚構の劇団から5名が参加。
皆さん存在感のある演技をされていてとても良かったです。
Tune! 〜ラジオな二人〜
劇団東京都鈴木区
座・高円寺2(東京都)
2016/04/09 (土) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
観てきた!!!
いつもの劇場から一気に4倍?くらいのキャパの会場へ。
規模は大きくなってもいつもの鈴木区さんテイストを損なわず、劇場は普段どおりの空気感に包まれていてとてもよかったです。
今回初舞台の佐藤聡美さんの9歳/14歳/現在の演じ分けには
さすが本職の声優さんだなぁと驚きました。
あと、最近の声優さんは雑誌のグラビアや映像でのお仕事が多いためなのか、
表情の演技がとても自然で良かったです。
エースの救援
劇団妄想侍
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/04/07 (木)
座席1階1列
観てきた!
青春ものとミステリもの、一粒で二度美味しい、そんなちょっと得した気分になれるような作品でした。
悲しい結末ではあるけれど、
マウンド上の溌剌とした2人の爽やかな表情に救いを感じました。
登場人物では、女性記者さんの挙動不審っぷりが面白かったです。
メガネくいっが好き。
舞台は上手、下手の両サイドで2つの場面(グラウンドと部屋)に別れているので
最前中央は逆に観づらいかもしれません。
巣穴で祈る遭難者
一色洋平×小沢道成
Geki地下Liberty(東京都)
2016/03/26 (土) ~ 2016/04/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
観てきた!!!!!
大満足!超好みの作品でした。
舞台美術、演出、演技、シナリオ、音響、全てが素晴らしく、
非常に完成度が高い作品だと思います。
私が一番いいなと思ったのは、作品の世界観。
ユニークなのだけど、破綻も無く齟齬も見当たらないのでリアリティ、説得力がありました。
丁寧に構築されたSFチックな世界観に上演中ワクワクが止まりませんでした。
時にコミカルに、時にシリアスな2人の掛け合いも楽しかった。
一方のバージョンしか観られなかったことが残念でなりません。
舞台上に驚きのギミックが溢れていたり、
半券がipod(イポッド)になっていたり、
劇場全体が作品の世界と繋がっていたり、
至る所にこだわりやお遊びが隠れていて、本当に楽しい!と思える作品でした。
客席案内、トイレ誘導、遅れてきた人への対応など
スタッフさんの対応も大変素晴らしかったです。
砂漠の一室
ゴーナナズ
劇場MOMO(東京都)
2016/03/24 (木) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/03/26 (土)
座席1階2列
観てきた!
設定やシチュエーションはとても良かったです。導入部にはとても興味を引かれました。
ただ、全体的に展開が平坦に感じたので、もう一つ二つセンセーショナルなエピソードがあると良かったかなと思いました。
謎もほぼ投げっぱなしだったような?
登場人物では管理人、政治家、弁護士が特に良かった。
誤人(ごにん)
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★
観てきた!!!!
私の好みドンピシャの作品でした!
同劇場ではじめて観た『遠慮がちな殺人鬼』が凄い好みで、以後ずっと観ているボクラ団義さん。
こういうミステリー・サスペンス劇を待ってた!
全編を通して流れる雰囲気、空気感が凄い良かった。
今回は風呂敷のたたみ方もスムーズで、違和感がほとんど無かったです。
演出面では、舞台美術はもちろん素晴らしかったのですが、
特にプロジェクションマッピングがすごかった!
一瞬後ろ側に人が居るのかと思ったくらい。ラストの演出にも驚きました。
登場人物では、客演のお二人が演じる、オーナーと中西が特に良かった。
気になった点は…
束縛彼女の緊縛彼氏
KAMAYAN
OFF OFFシアター(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★
観てきた!!!
タイトルが秀逸。タイトルの出オチ感はあるものの、シチュエーションが面白くてとても楽しめました。
過去観劇した三作品の中では一番好きかな。
特筆すべきは泉のウザ可愛さですね。特に序盤!
ヤンデレまではいかない絶妙なデレ具合が良かった。
ラブコメ好きならきっと楽しめるかと。
今回も舞台美術が良かった。衣装もちゃんと変化しているのが良いです。
こういうところがしっかりしていると作品に入り込み易い。
四月の魚
劇団水中ランナー
ワーサルシアター(東京都)
2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
熱いぞ!猫ヶ谷!!
ネルケプランニング
クラブeX(東京都)
2016/03/15 (火) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/03/20 (日)
座席2階1列
観てきた
出演される女性アイドルの皆さんが最初から最後まで水着、という肌色成分高めの作品でした。
ストーリーや演出はかなりはっちゃけた内容でしたけど、イベントっぽいノリで楽しめました。
初めて行く会場でした。
円形舞台の周りを取り囲むように客席があり、2階は個室テラス席になっていました。
家庭内失踪
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/23 (水)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/03/20 (日)
座席1階I列
観てきた!
公演詳細の説明文、または公式HPのStoryに書いてある設定や状況説明は舞台上では一切語られないので、事前に読んでおいた方が良いかも。
知っているかどうかで、理解にかなり差が出ると思います。
有料のパンフにはきっと書いてあると思いますが。
調べてみると、『蒲団と達磨』という戯曲の後日談なんですね。。。
機会があれば読んで見ようと思います。
穏やかな日常の裏に微かに生じる不協和音。
野村家と、野村家を取り巻く人たちの人間模様がじっくりと描かれていました。
今回は小泉今日子さん目当てで観劇。
普段ほとんどドラマを見ないので、こういうしっとりとした演技もされるんだ、と新鮮に感じました。
熟年夫婦の倦怠感と時折見せる艶のある雰囲気とのギャップが印象に残りました。
俺が妹(30)を好きになるはずがない
ソテツトンネル
新宿眼科画廊(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★
観てきた
なんとも不思議な観劇後感でした。
白一色の会場の中、上映時間の60分の間、最初から最後まで掛け合いが続く会話劇。
兄妹そろって脱力系で本音なのか冗談なのか、
のらりくらりと続く掛け合いが妙にリアルで生々しくて次第に引き込まれてしまいました。
二番札
世田谷シルク
北とぴあ さくらホール(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/19 (土)公演終了
満足度★★★
観てきた!
原作は昨年の大賞受賞作。区主宰の文学賞に公務員の不正を描くとはいい度胸だと言われたとかなんとか(笑)
会場はキャパ1300席のかなり大きめの劇場でしたが、
広い舞台を効果的に使っていたと思います。
高さもあるので、どうしても舞台上方が寂しくなってしまいそうなところを、
シルエットを使った演出などでカバーしていて上手いなと思いました。
ただ、会場が広すぎたのか私の位置ではセリフがこもって非常に聞き取りづらかったです。
ストーリーとしては、思ったより無難な結末に落ち着いたなという感じ。
普通は真っ先に「二番札」の業者が怪しいと思うものなのでは。
あと、最後の絵画のくだりでちょっといい話ぽくなってましたが、悪女の方が好みかな。
白い巨根
Peachboys
シアター711(東京都)
2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★
観てきた
下ネタ、パロディ満載、おバカな方向に全力で振り切ったコメディ劇。
高校生の妄想をそのまま形にしたような、ある種潔さすら感じました。
ドカンドカンウケていて、会場は爆笑の渦でした。
舞台衣装や着ぐるみも手作り感はあるけど、ぱっと見で分かる絶妙なライン。
物まねも微妙に似ていて面白かったです(笑)
SM○Pのネクタイなど芸が細かいです。
危険すぎて絶対に映像化できない作品ですね(笑)
楽しかったです。
もしも、シ〜とある日の反射〜
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★
観てきた!!
夢の中を描いたような抽象的、空想的な演出や舞台美術が印象に残りました。
視覚的に観ていて楽しい作品。
あの日から時間が止まってしまっていた3人。
3人とも次へ進めたのかな。
途中不穏な場面もありましたが、前向きなラストだったと思います。
ストーリーがちょっと分かりづらいかなぁ、と思ったのだけど、
事前にこちらの説明文を読んでいたらまた印象が違っていたと思います。
野口オリジナルさん目当てで観に行ったのですが、
とても良い役、演技でした。
特に中盤の笑顔で脅迫する場面が印象的で、ハジメの狂気にゾクゾクとしました。
御家族解体
ポップンマッシュルームチキン野郎
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2016/03/05 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
観てきた!!!
PMC野郎流ほのぼの?ホームコメディ。
正田家の底抜けの明るさとバカバカしさ、そして家族の絆。
昭和の大家族のような、古き良き時代な感じがして終演後はほっこりとした気分になれました。
客席50席ほどの小劇場に90分という短めの尺で、ここ最近のPMC野郎さんにしてはややこじんまりとした印象。
いつもの客入れパフォーマンスをはじめ、今回はアンケートや物販案内もユニークで、
少しでもお客さんを楽しませようという気持ちが伝わってくる公演でした。
ストーリーは分かりやすくシンプル、それでいて一捻りあるのが良いですね。
ただ一点、父親が家を出て行く理由は分かるのだけど、
なぜ他の家族がその間一度も家に帰ってこなかったのかが分かりませんでした。
(聞き漏らした可能性あり)
アクの強いキャラクターだらけですが、私は一番の常識人?秋子が一番好み。
良きツッコミ役でした。
「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演
Théâtre des Annales
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/03/02 (水) ~ 2016/03/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきた!!!!!!
凄かったです。最初から最後まで作品の世界観にどっぷりと浸ってきました。
一番印象に残ったのは、やっぱり暗闇の場面。
思わず息をするのもためらわれるような静寂。
真っ暗闇の中感じられる、息づかい、足音。そして閃光、爆音。
圧倒的な臨場感に痺れました。
この臨場感は後日映像で観たとしても絶対に感じる事が出来ないと思います。
劇場に足を運んで生で観てこその作品。舞台の醍醐味ですね。
論理学、物理学のくだり、掛け合いも楽しかった。
禅問答のようでもあったけど、言っていること自体はそんなに難しい話ではなかったと思う(多分…)
個人的な好みを言えば、笑いは一切必要なかったかなと思いました。
わざとらしい笑いでは無かったので気にはなるほどではないですが。
負け犬ポワロの事件簿
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
観てきた
面白かったです。コメディの部分はソツが無いというか、笑いの取り方がうまいなと思いました。
あと、作・演出が映像系のお仕事をされている方だからなのか、とても分かりやすい。
ストレス無く最後まで飽きずに観ることができました。
登場人物は皆キャラが立っていて、印象に残る役作りをされていたのも良かったです。
主人公の桜井がとても良かった。そして相楽のキワモノっぷり、北野のくせ者っぷりも印象に残りました。
私は推理物を期待していたのですけど、そちらはやや肩すかし気味でした。
どんでん返しもあるにはあったけど、伏線らしきものも無かったのでオチがやや唐突に感じました。
あと、癌のくだりや、仮死状態にする薬で血痕?、殺人を2日間だけ誤魔化しても映画はお蔵入りになるのでは?などのツッコミどころもあったけど、
その辺はコメディってことであまり深く考えない方が良いのかな(^_^;)
ホテル・ミラクル3
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
熱い、ではなく暑い!
ホテル・ミラクルを舞台にした短編オムニバスの第3弾。初夜割り利用。
過去2回も初日を観てきたのですが、1階に受付のための行列ができるほどの混雑ははじめて。
場内もぎっちぎちで、ベッドサイド席も初めて見ました。
一番良かったのは 『エンドゲームスタディガール』
笑いのセンスが好みです。
ビッチ扱いされるサヤカちゃんの天然っぷりとエリコの的確なツッコミが楽しい。
後半はゲラゲラと笑いっぱなしでした。
『VIP』とも少しリンクしてましたね。
『後始末』 はヤクザの河瀬の演技がすごくよかったです。
空腹時に観るとお腹に堪える作品です(^_^;)
あと、オープニングのダンスがとても良かった!
前半はあまり気にならなかったのですが、客席が激暑でした。
特に『愛(がない)と平和』の時が酷くて、暑さでぼーっとなってしまって
申し訳無いのですが、最後の方は全然頭に入りませんでした。
照明の問題かしら?初夜割りなのでやむなし。
細かいですけど、
開演前の挨拶をホテルの支配人というていで行うなら
スタッフさんといえど、それなりの衣装で出てくるとさらに臨場感を味わえたかなと思いました。
終演後の挨拶は(たしか)普通にやっていたのもチグハグ。
一人芝居発表会2016
虚構の劇団
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/02/27 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
一人芝居5本!+ライブ!
今年は一人芝居5本と、花ちゃんと尚ちゃんとによるライブという構成。
上演時間は、途中10分の休憩を入れて2時間15分ほど。
『マネキン』
理不尽な客や店員たちに振り回される販売員。良く耐えた(笑)
社会人には身につまされるものがあるかもしれない。
カプチーノのお祖母ちゃんの再登場が面白かったです。
過去2作では割とキツめの印象の役でしたが、今回の演技を観てかなり印象が変わりました。
『翔』
一人妄想する恋愛バカの翔くんが可愛い(笑)
フラれた2人が揃って飛び下りようとする場面が面白かったです。
最後のオチの意図がちょっと分かりませんでした。
『入浴Times』
面白おかしく描かれてはいますが、3Kを地で行く介護業界の大変さが伝わって来ます。
洋服を使ったトミ子さんの描写が面白かったです。
青春の門でも思いましたけど、声が凄く良いです。
『一番長い日』
オタク用語、ネットスラングなどがちょいちょい出てきて、若い人向けかな?なんて思ってましたけど、
いろんな年代の人にウケていました。
キレッキレのダンスと挨拶が良かったです。
『ファザー&コンプレックス』
一人芝居にありがちなオウム返しなセリフが少なかったり、
説明台詞がほとんど無いのに絵が見える演出がされていたのが良かったと思います。
表情、視線の演技が素晴らしかった。
特に父親を見上げる場面が好き。
父親の怖さが伝わるし、そこから和やかな雰囲気が一転するところも良かった。
5作とも何気ない日常の中のちょっとした事件的なお話で、
似たテイストの作品が揃ったなぁという印象。
好きにやらせる、というのがコンセプトらしいのでそれはやむなしだけど。
多分コメディってその時の客層にも影響されちゃうので、逆にハードル高いと思うんですよね(^_^:)
来年は泣かせるような話やブラックな話なんかも観てみたい。
キミが読む物語2016
ナイスコンプレックス
あうるすぽっと(東京都)
2016/02/24 (水) ~ 2016/02/29 (月)公演終了
満足度★★★
感動的なお話
親子の絆、命と愛を描いた感動的なお話ですね。
隣の席の方が涙でむせるくらい号泣しててちょっとびっくりしました(^_^;)
時間軸が頻繁に入れ替わるので、もう少し分かりやすい演出、構成になっているとなお良かったかなと思いました。
3つの視点とも時代が違っているなら良いのですけど、
幸子と秀雄は同時間、水葉だけ数年後なのでたまに戸惑うことがありました。