櫻月の観てきた!クチコミ一覧

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誤人(ごにん)

誤人(ごにん)

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

濃密ではあるけれど・・・
会話、人物関係、時系列そして演者・・・
それぞれの厚みが濃密な空間を作り出していて、あっという間の2時間だった。個人的にこういった作りは好きではあるし、それぞれに感情移入できるぶん濃密さは増しているかもしれない。
ただし、濃密ではあるけれど残念ながら幾つかの意味で緻密さには欠けるのがとても残念。大きな疑問が1つと細かい謎がいくつか残ってしまった。
シーンによっては空気の密度まで変化したと思わせてくれているだけに、構築部分での緻密さや精度が増せば、さらに面白くなると思う。

ネタバレBOX

緻密さといったが「レイプ」という題材の取り扱いが軽すぎないだろうか?
連続レイプ魔の犯人という設定であるので、それだけ事件があるのはわかるし、ひかりのあれだけの反応もわかるのだが・・・

一番の謎は、なぜに伊吹は殺されなければならなかったのかだ・・・
無理矢理こじつければ、事件が起こったことをある意味楽しんでいたからなのかもしれない。
だが、ひかりにとっては相手は犯人であっても自分の子供。
それを殺されたわけで・・・どれほど犯人が憎くてそれを思い出すから捨ててきたといっても母親なのだから、それを殺されたとあっては・・・などと思ってしまう

そもそも、DNA鑑定で否定された人物をあそこまで本当は犯人だ!と思い込めるだけの根拠が薄すぎやしないだろうか?
被害者である身内の証言は確かに鑑定よりも信じたいところだと思うが、決め手にかけると思う
これが30年くらい昔という設定であればDNA鑑定など今のように信頼されていなかっただけに(技術的にも精度が低かったし)ある程度は裏付けられたかもしれない。あるいはDNA鑑定ではなく証拠不十分で釈放ならばもっと裏付けられたのになどと思ってしまう。
龍 -RYU-

龍 -RYU-

劇団ZAPPA

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/09/02 (水) ~ 2015/09/08 (火)公演終了

雷組初日
龍馬に向かってそそがれる全体の結束力を強く感じた。個々の熱意がぐるぐると渦巻くように膨らんでいく様は、まさに龍。
さて、今後、それがどう動くが注目である。

龍 -RYU-

龍 -RYU-

劇団ZAPPA

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/09/02 (水) ~ 2015/09/08 (火)公演終了

風組 初日
初日の緊張からか、ややおとなしめの印象。
いつもほど殺陣がないせいもあるかもしれないが、もっと勢いがほしいところ。
龍馬を取り巻く人々の個々のエピソードが、とてもよい雰囲気であり、それがきちんと繋がっていくところは、この劇団の作品ならではと思う。

まだ、初日・・・さて、どう上がっていくかが楽しみなところ。

花の下にて

花の下にて

テトラクロマット

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/12/11 (木) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと期待しすぎたかも
投稿したしたつもりが、できていなかったようなので再掲

殺陣ではなく居合いということでかなり期待をしたのだが、大きすぎたせいか
あれれ、これだけ?というのが正直なところ
居合いそのものは、美しかったし速さもそこそこあったのだが・・・

襖を使った演出は毎年他の劇団で観ているが、裏が透けているというのは初めてで、うまいこと奥行きや時間といったものを感じさせていた

木偶というよりも傀儡といった印象が強いが、彼に絡む人々それぞれの人間模様と心理描写が、行間を感じさせて何ともいえない妖しさと怪しさをかもし出していた

紅蓮、ふたたび

紅蓮、ふたたび

ACRAFT

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

満足度★★★

良くも悪くも・・・
あくまでも私的な印象だが、TV的な作りだなというのが第一印象。
前半30分ぐらいで伏線に関してはほぼ予想できてしまうが、飽きずに楽しめた。
また、前作を拝見していなかったので、観劇前はその点の心配があったのだが、まったく問題なかった。

どの役も埋没することなく、きちんと印象に残ったのは演者の役柄への造詣に寄るものが多いように感じ、これは嬉しいところ。
殺陣やアクロバットは「みせる」ということに意識をおいた感が強い。確かに格好いいのだけど、全体に占める割合も多いため、私のように殺陣好きな人や演者に思い入れのない人にはちょっとお腹いっぱいと感ずるかもしれない。

ネタバレBOX

紅蓮が正当な後継者という裏づけをするだけの殺陣の力量が足りないことも一因にあるが、存在感があまり感じられないのが残念。終演後にほとんどといって印象に残っておらず、主演って桜花?と思うほど。

桜花率いる雷火、雨月、風牙はそれぞれの性格や思いが殺陣にも現れており、互いの関係や連携の良さを随所に感じた。
《全公演無事終了いたしました!ご来場ありがとうございました!!!》シコんでいこう!《初演映像UP!!》

《全公演無事終了いたしました!ご来場ありがとうございました!!!》シコんでいこう!《初演映像UP!!》

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/03/22 (火) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★

今だからこそ
一層響いてくる舞台、台詞が多く感じる。
演劇好きの人だけでなく、作り手側にも観てほしい作品。

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