アコヤの木第二回公演『ハッスル神功!!!』
アコヤの木
天満天六・音太小屋(大阪府)
2014/05/12 (月) ~ 2014/05/14 (水)公演終了
『Bad Trip』改訂版
上海太郎カンパニー
STUDIO CHEW(すたじおちゅー)(兵庫県)
2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
風当り、宵の葉擦れ。
ライトアイ
ACT cafe(大阪府)
2014/08/02 (土) ~ 2014/08/03 (日)公演終了
職人・坂口修一の芝居
職人の名にふさわしくいろいろできる役者さんだと知ってはいるけれど、無器用でものごとに正面からまっすぐ当たることしかできない武骨な職人の役はほんとにはまる。
女房は三人にそれぞれで印象違うんだろうなあ。他は行けなくて残念。
一家団欒
魚クラブ
ウイングフィールド(大阪府)
2016/07/16 (土) ~ 2016/07/18 (月)公演終了
お父さんは孤独
息子に殺された両親の眠る墓に、当の息子が死んでやって来る。なんとか温かく迎えようとする親たち…
80年代の作品だが、変わらず今日的。3人のお父さんが出てくるが、みんな家族の中に居場所がない。
ドラエモンがオシャレなのは21世紀かも。
独鬼 〜hitorioni〜<緊急追加公演決定!>
壱劇屋
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/10/28 (金) ~ 2016/10/31 (月)公演終了
圧倒的パフォーマンス
予約確認メールに、開演時間を過ぎるとお席にご案内できないことがあります、旨書かれていたが、会場に入って納得。客席はぎっちり詰まってつくってある。その分広く、客席前方ぎりぎりまで迫っている舞台いっぱいに繰り広げられるパフォーマンス。
これだけ圧倒的な殺陣やダンスを、これだけ間近で見られるのは、小さな劇場ならではの贅沢。
全体の動きは「猩獣」よりもさらにシャープになって精度が上がってる感じがした。
あと、めずらしい、剣ではない殺陣が見られます。
鉱石
南鳥島ロランC局
アトリエ劇研(京都府)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
チラシそのままの舞台美術
再現率の高さに驚きました。
お話は実力ある男性俳優たちの対話劇。
そしてここにいない女性の存在感。ロランCという、今はない、自分の位置を知るための電波のことをパンフレットではじめて知りました。
執行の七人
劇団太陽族
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2014/06/05 (木) ~ 2014/06/09 (月)公演終了
会議劇
停滞する会議とその話し合いのうちに気づく他のこと。「七人の部長」のおとな版みたいな。おとなな分だけ抱えてるものは重いけど。それぞれの人物の個性がきちんと描き分けられているのはさすがです。
キンギョの人々vol.3「穴の宇宙」
突劇金魚
突劇金魚アトリエ(大阪府)
2014/06/01 (日) ~ 2014/06/30 (月)公演終了
金魚の宇宙
会場わかるかな~、と見渡せば、屋根に大きな金魚。
一歩足を踏み入れると赤くてふわふわの空間に丸いのぞき穴がいくつか。白い座席に座って黒い宇宙で繰り広げられるお話をみる。全話みたいのでとりあえず最終日を予約してきたが、あの空間には違う時間帯にも行ってみたい。
凪の砦4「ぬめる祠に寄る辺なく」凪の砦5「戸を揺らすもの」
庭ヶ月
京都市東山青少年活動センター(京都府)
2016/09/17 (土) ~ 2016/09/18 (日)公演終了
耳を澄ますべき声
かなり辺鄙な場所にある、困窮者を対象としたホスピス、そこで働く人々。
今回、型としての動き、にこだわったとシアタートークで言っていたが、わたしはずっと聞こえている音の方が気になった。4の隣室から漏れ聞こえてくるようなピアノ、5の何かを砕く音や練習用のお神楽。それは、聞き流す耳には単調な雑音と聞こえるかもしれない、けれど、耳を澄まして聴けばいろいろのことが見えてくる音。耳を澄ませ目を凝らしていれば、やがて登場人物たちの抱えているいろいろが見えてくる舞台。
集団制作というめったにない手法が、この肌理の細かい舞台を織りあげているのだろか。
斜陽
百景社
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/15 (木)公演終了
斬新な太宰
わたしだったらこうは読まない、読めないだろうという斬新な太宰治の読み方。
役者はみんな動きの切れがいい。以前、坂口修一の「走れメロス」を見たとき、坂口さんだからこういう作りにしてるのかと思ったけど、この劇団は全員すごく体力も運動能力もあるんだ。
はなの台ふき/おなかごしのリリ
コトリ会議
AI・HALL(兵庫県)
2014/05/30 (金) ~ 2014/06/01 (日)公演終了
ちょっと不可思議な展開のお話二つ
こわかわいらしい不思議な会話劇。淡々と交わされる言葉の響きが独特で、コトリ会議ならではです。
天使(?)の登場するときのキッチュ感とかカメさんの幽霊がふっと消える時のローテク感とか。たまりません。ツボです。
蜘蛛女のキス
パンダの爪
太陽と月(大阪府)
2014/08/16 (土) ~ 2014/08/18 (月)公演終了
原作小説読もうと思いました
映画は見たけど小説は読んだことがなかったので、ラストシーンを知りませんでした(だから、なんで「蜘蛛女のキス」というタイトルなのかわからなかった)。
不思議に美しい光景にそれまでのことが収束されていくんですね。
聞こえてくる言葉から状況を想像する舞台。
休憩あり4時間は、お話がよくできているから退屈はしなかったけど、体力的にやっぱりつらい。もうちょっとエッセンス抽出してほしかったかも。
七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字
Aga-risk Entertainment
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
シチュエーションコメディへの愛を感じる
シチュエーションコメディの有名作品2つに対して、それぞれのあり方を否定するような言動を見せながら、実はそのシチュエーションコメディが大好きだと大声で叫んでいるような作品。単にパロディではない、メタパロディとでもいうべきか。(もしくはツンデレ?)
元になった作品を知らなくても笑えるが、知っていればさらに楽しめる。
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
みごとな大団円
とっちらかった人間関係(含5カップル)をきれいにおさめ、全員が幸せになるという離れ業がきれいに決まっていました。さりげない(時に荒々しい)生演奏の音楽も、作り込んだバーの美術にマッチしてgood。
井筒
未知座小劇場
未知座小劇場(大阪府)
2014/04/19 (土) ~ 2014/05/12 (月)公演終了
濃縮され、まだ還元はされていない
伊勢物語、能楽、シェークスピア、ジャン・ジュネ、唐十郎、ニジンスキー…などなど思いっきり詰め込んで煮詰めた脚本。三人の女優の声が音楽的な響きを持って美しい。
難しいことを考えなくても楽しめます。オヤジギャグも満載。
最後の剥製の猿
遊気舎
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
猿たち
近未来、一応安全宣言は出されたがほとんど住む人のない場所で共同生活をする人たち。それぞれに傷を抱えてそれぞれの想いを持っている。いろんな猿ネタが楽しい。
羽曳野の伊藤は前座長の時から健在だが、うんも星人の破壊力もすさまじい。
驚く方法は忘れた
sputnik.
【閉館】カラビンカ(大阪府)
2014/05/24 (土) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
驚く方法は忘れた
タイトルとチラシのちょっとさめたスタイリッシュな感じが映像や照明にもあった。
殺したという意識を持たない殺人者について調査を進める女性記者、しかし彼女こそ殺した記憶を持たない殺人者なのではないか… といったサスペンスフルなストーリーも面白かったが、舞台全体の雰囲気を楽しむお芝居だったと思う。
くろねこちゃんとベージュねこちゃん
DULL-COLORED POP
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2015/09/01 (火) ~ 2015/09/02 (水)公演終了
家族ってひとつのフィクション
自分の犠牲の上に家族は成り立っていると思い込んでいる(はためいわくな)母親はそのひとつの典型で、その思い込みを守ってやろうとする息子は、家族を思いやっているのか、優しい息子の虚構を生きているのか。みんな、フィクションの線上を歩いている。たぶんだれでも。
Bar あの夜3
真紅組
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了
番外公演らしく
力を抜いて、でも手は抜かない丁寧なつくり。
歴史上の人物によるガールズトークは、なかなかネタ切れにはならないらしい。3回目の今回は、結婚に幸せを求めた女たちと、自力で成り上がった女たちそれぞれの無いものねだり。後半、自力組の女たちの迫力はさすがの貫禄。
夜、ナク、鳥
くじら企画
AI・HALL(兵庫県)
2014/07/19 (土) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
「くじら企画」最終公演
四人の看護婦による保険金殺人事件。
客席は四方囲みなので、選んだ席によって見える風景は違う。
どの人物に注目するかでも、見える風景は違う。
硬軟織り交ぜてひとを追いつめていく主犯格女性の凄みは、ほんとに凄い。