クラッシュ・ワルツ
刈馬演劇設計社
AI・HALL(兵庫県)
2015/11/21 (土) ~ 2015/11/22 (日)公演終了
超、今、出来る、精一杯。
月刊「根本宗子」
テアトルBONBON(東京都)
2015/11/01 (日) ~ 2015/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
超、今、出来る、精一杯。
盛り上がってきてこれから、というところで物語が先へ行かなくなってしまいました。そこから最後までは結構長く止まっていて、それでも笑えましたが、余韻はあまりなかったです。期待のハードルを上げすぎたのかもしれませんが、飛べると思うので、次作も期待します。
光について
ピンク地底人
アトリエ劇研(京都府)
2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
光について
休止前の暗黒の闇から色彩が戻ってきました。なにより人を感じました。これ大事だと思います。面白かったです。まだまだこれからも地底人たちは躍動してくれそうです。
対ゲキだヨ !全員集合
MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)
ナンジャーレ(愛知県)
2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了
ナイゲン(全国版)
Aga-risk Entertainment
元・立誠小学校(京都府)
2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了
ブラックホールのそこ
コンブリ団
AI・HALL(兵庫県)
2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
ブラックホールのそこ
2つのグループ、親子と会社の同僚同士が登場して、親子の会話だけが聞こえて、裏で会社の同僚同士の会話が見えるけれども聞こえないシーンで始まるのですが、親子のくだらない会話の裏の、見えるけれども聞こえない会話が面白く、あれこれと妄想が広がったのですが、芝居が進むにつれ、少しずつ答え合わせがあって、妄想が萎んで行ってしまったのが残念でした。逆に言えば、丁寧でわかりやすい、みんなを待って拾っていく芝居。初めて拝見したので、違う作品を観たいと思います。
慾望の華
廃墟文藝部
千種文化小劇場(愛知県)
2015/08/29 (土) ~ 2015/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
慾望の華
小説の文体のような台詞が持ち味です。ですから台詞による情報が多いために、芝居の設定が語りつくされるまでの序盤は単調でした。台詞を言うことで精一杯な様子で、棒立ちになってしまっているのも見受けられました。ですが欲望の華が登場すると、他が止まっていて華だけが照らし出されて大きくなっているように見え、とても美しい光景でした。以後はプロットに流れがでてとても面白かったしラストが潔かったので、序盤が残念。大路絢果さん素晴らしい。期待を込めて4。それにしても映像つきタイトルコールは名古屋の特徴ですね。
二本立て
ピンク地底人
WRIGHT商會(京都府)
2015/09/13 (日) ~ 2015/09/14 (月)公演終了
満足度★★★
二本立て
「聖! アラサー小学校」:片桐さんがやはり素晴らしいです。ありえない台詞もそのリズムですんなりとその通りだと納得してしまいます。
「蝉の泣き止む、その頃に」:不在の父親がお盆に帰ってくるという話で、台詞で親子だとは言っているのですが、私自身が聞こえてくる言葉を理解するよりも、目に見えるもので直感的に判断するタイプなので、その親子が夫婦または恋人同士に感じられ、そのように観ました。心理描写やト書きが台詞にのってくるのですが(ご本人は意図していないかもしれませんが)、、それは本人以外の第三者では察することはできても知ることはできない情報なので、破格の表現方法があったらいいなと思いました。遠藤さんの動きがすかっとしていて気持ちがよかったです。
多摩1キロフェス2015「パフォーミングアーツの日」
多摩1キロフェス
多摩1キロフェス パルテノン多摩 大階段ステージ(東京都)
2015/09/20 (日) ~ 2015/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
川村美紀子『川村美紀子 61キロフェス』
素晴らしかったです。未開の地の宴でした。混沌のなかにコントロールする人がいて、それは川村美紀子さんではないのが面白かったです。
火星の人と暮らす夏
鳥公園
多摩1キロフェス 公園ステージ(多摩中央公園)(東京都)
2015/09/19 (土) ~ 2015/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
火星の人と暮らす夏
鳥が居る公園で、ナツメロJポップサンプリングミュージカル。日曜日、笹野鈴々音さんと吉田庸さん2つのバージョンを観ました。会場含めた見た目と内容のミスマッチとセリフは既製の歌詞を継ぎ接ぎ(嘘っぽい歌ばかりで笑ってしまう素晴らしい選曲)。野外だからこその事故と許容、そして思いがけない盛り上がり。個人的に、稽古そのままを再生した芝居は味気なくて感じられて、それを超えたプラスアルファが起きると思いがけなく熱狂してしまうので、とてもよかったです。
あんなに愛しあったのに~津南町大倉雪覆工篇
指輪ホテル(YUBIWA Hotel)
大倉スノーシェッド(新潟県)
2015/09/05 (土) ~ 2015/09/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
【おすすめ】あんなに愛しあったのに~津南町大倉雪覆工篇
場は作るものではなく、あるものだと思います。場を愛し、そして場に愛されて、素晴らしい演劇でした。でも終わればお別れ。切ないです。
屋根裏
燐光群
ウイングフィールド(大阪府)
2015/05/22 (金) ~ 2015/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
屋根裏
初めての燐光群。うわさに聞いていたのと違って、お茶目でした。ギミックが素晴らしく、狭い空間はかえって広い世界を想像させてくれます。広く展開したエピソードが徐々に狭められていくのにもぞくぞくしました。だからこそ、初演がどうだったのか気になります。約140分、初演はきっと勢いで押し切っていると思うのですが、再演を重ねて円熟している今、だからこそ長さが気になってしまいました。
盲点たち
SPAC・静岡県舞台芸術センター
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」付近集合(静岡県)
2015/04/25 (土) ~ 2015/05/05 (火)公演終了
満足度★★★★★
盲点たち
暗い森の中での野外公演が、雨天のため室内バージョン。代替ということではなく、周到に2バージョンを用意していたとのこと。観客自身が森となり、その間を役者がうごめく。手に届くのに手が出せないうずうずした感触。素晴らしい作品でした。でもやはり森の中で観たかったのが本音ではあります。
もっと超越した所へ。
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
[おすすめ]もっと超越した所へ。
途中までいつものパターンかなとちょっと退屈だったのですが、最後、確かに超越しました。あんなに自然な盛り上がりからダブルコールへの流れは初めてです。よかった。おすすめ。
例えば朝9時には誰がルーム51の角を曲がってくるかを知っていたとする
SPAC・静岡県舞台芸術センター
池田地区周辺〈集合場所:池田公民館〉(静岡県)
2015/05/02 (土) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
【おすすめ】例えば朝9時には誰がルーム51の角を曲がってくるかを知っていたとする
静岡茶畑タイムトラベルSF。4コースバラバラになって観客も芝居の一部となって散歩します。ですから、コースによって観れるものもストーリーも別。時々別コースのみなさんと出会い、横目で見ながら分かれていく。ホンワカとした雰囲気と風景の中に色濃い物語とその中にいる自分。素晴らしいです。激しくお勧めします。
ゆうれいを踏んだ
突劇金魚
アトリエS-pace(大阪府)
2015/04/16 (木) ~ 2015/04/21 (火)公演終了
啓蒙の最果て、
がっかりアバター
道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)
2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★
啓蒙の最果て、
深く抉ろうとしてきている作品なのですが、予防線が張られているのを感じてしまい、無傷です。好みの問題かとは思うのですが、音響の使い方が好みではありません。スピーカーから出る声は無機質で実感がない。そのせいで肉声も響かない。生理的な刺激も弱い。音響、音楽や照明を捨てた、肉体だけのシンプルな芝居を観てみたかった。
見よ、飛行機の高く飛べるを
同志社小劇場
元・立誠小学校(京都府)
2015/03/05 (木) ~ 2015/03/08 (日)公演終了
学生劇団だから仕方がないのだろうけれど、安易に、特に素人に写真撮影の許可を出してはなりません。今日の2人の素人カメラマン、一人は最前列中よりでカメラを構え、効果音よりも激しいシャッター音の連発で、芝居を木端微塵に破壊なさりました。後ろでも激写されている方がいて、サラウンドのシャッター音。残念。3月6日13時の回での出来事でした。
土葬ツアー
ピンク地底人
壱坪シアタースワン(京都府)
2015/02/28 (土) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
土葬ツアー
どぎつい内容をさらりと、そこがとても面白かったです。でも後で考えると怖かったり気持ち悪かったり。小さな劇場で少人数、約1時間の芝居。個人的に今求めている芝居でした。おすすめ。
グッバイ、マザー
劇団ズッキュン娘
STAGE+PLUS(大阪府)
2015/02/20 (金) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
グッバイ、マザー
劇場に入って始まるまでアイドルイベントのようで、来るところを間違えたと本気で思いました。ですが芝居として、とても面白かったです。ストーリーはチラシのデザインの通りで教育テレビ的であまり観たいとは思わない内容でしたが、楽しませ方を心得た、かつ必然性のある構成が素晴らしい。ダンスとか歌とかただ入れればよいと思っている芝居が多くて辟易しているのですが、プロットの中にかっちり入っていて、かつここまで完成されたものを拝見できて、とても面白い作品でした。