忍守シン(しのもり しん)の観てきた!クチコミ一覧

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大型

大型

3.14ch

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/08/25 (木) ~ 2016/09/03 (土)公演終了


本水でした。
舞台美術、プロジェクター投影による映像演出は技術レベルが高いものでした。衣装も沢山あり、お金がかかっている舞台だなという印象です。
お芝居の内容は、毎回このような趣向でやってらっしゃるとしたら、それはそれでこの団体のスタイルなのでしょう。

ネタバレBOX

結局のところ芝居をしているのはメインのキャスト4人だけで、あとの役者さんたちはアンサンブルでした。冒頭30分、プールサイドでラりっている4人の描写があるのですが、それはその後の展開とはほぼ無関係。残りの50分は、ひたすら変な神々が入れ替わり立ち代わり出てきます。そこには明確な意味はありません。
麻薬にやられた(大麻と酒だけであんなになるか?という疑問はありますが)女の見る幻想と言ってしまえば陳腐ですが、それ以上の意味があるとしたら、私にはそれが読み取れませんでした。色々疑問はあります。何故第8ラウンドで終わってしまったのか、とか。
Oleanna -オレアナ-

Oleanna -オレアナ-

ミキミキ・コネクション

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2016/08/11 (木) ~ 2016/08/14 (日)公演終了

ディスコミュニケーション
100分を二人だけで演じ切るという、チャレンジングなお芝居。
ディスコミュニケーションをテーマにしているだけあり、会話が噛み合わなかったり、相手がどう反応するか予想がつかなかったりと、常に振り回されている感覚がありました。元がどんな戯曲なのか、興味がわきました。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

終演後、涙
良かった。
観劇中はそうでもなかったが、なぜか終演後に涙が出た。

初演時よりも洗練され、見やすくわかりやすくなっており、感情が揺さぶられた。
スケールが劇場の規模にぴったり合っていたのも理由のひとつと思う。

蘇芳のレクイエム

蘇芳のレクイエム

RIN PROJECT

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/07/14 (木) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

主軸
色々な要素を入れ込み、頑張っているという印象を受けました。
物語の主軸をどこに置くか(主人公?レクイエム?)をもう少しはっきりさせれば、わかりやすくなったかもしれません。

ネタバレBOX

音楽が常に流れているという印象で、ややダイジェストっぽくなっていました。
役者さんの演技を邪魔しない程度に抑えたほうがよいかと思います。
失神タイムスリドル

失神タイムスリドル

ホットポットクッキング

新宿村LIVE(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

吹原節、炸裂
公開ゲネプロで観劇。
作・演出の吹原氏、さすがです。ただアイドルが出るだけの舞台にはなりません。しっかりしたお芝居、笑いと涙を交えたエンターティメント。そして演劇でしかできないブラックなネタ。全てが良いバランスで仕上がっていました。こんな舞台に出ることの出来る演者さんたちが羨ましいです。

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

20歳の国

駅前劇場(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

他人の恋愛はわからない
確かにキスばかりしています。特に後半は。
しかし恋愛や情欲はとても個人的なものであり、なんとも共感しがたいものです。そのため、リアリティの判断がつかない。こんなことってあるのかな、という感じで醒めて見てしまいました。ということは、題材としては難しいということです。
ただ、役者さんは上手いので、それだけで105分を魅せ切ってしまいます。予想よりも重厚な芝居でした。

ネタバレBOX

登場した女性達が全員イヤな女で、誰と恋愛したいかというアンケートの回答に「無し」と答えてしまいました。それほど人間のイヤな面を見せてくれます。
長井短さん演じるゲス女ぶりは見事。
白い巨根

白い巨根

Peachboys

シアター711(東京都)

2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

上手い役者だからこそ
劇場に着くと、行列。このタイトルで思いのほか観に来る人が多いというのは意外(失礼)でしたが、やはり面白いから人も来るのでしょう。2015年の黄金のコメディフェスティバルで一番爆笑したPeachboys。今回も期待違わぬ馬鹿馬鹿しさと真剣さで観る者を圧倒しました。
この面白さは、やはり役者陣の演技力に由来しているのでしょう。くだらないことはあくまで真剣にやる。それが出来る役者陣の実力は凄いと思います。当日パンフに書かれた今後の活動予定を見ると、ああ、あそこに出るのかと納得するラインナップとなっています。

ネタバレBOX

3人の童貞がなぜか格好よく見えてしまいます。
あの日見た月

あの日見た月

劇団超ダッシ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

役者さんの頑張り
チームダッシを観劇。
若い役者さんが頑張っています。
動きの整理と、感情の変化を自然に見せられるようになることが今後の課題かと思われます。
ダブルキャストで、一部の役柄は性別が変わっていたりするので、もう一方のチームがどんなふうであったかは気になるところです。

ネタバレBOX

劇団ひまわりの役者さん、最初は大人が子供の役をやっているのかと思ってしまいました。実年齢は存じ上げませんが、しっかりしてます。
劇団しおむすびpresents.〜Hey!Say! Improv Festival!!!〜

劇団しおむすびpresents.〜Hey!Say! Improv Festival!!!〜

劇団しおむすび

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/03/07 (月) ~ 2016/03/09 (水)公演終了

柔軟な発想力
さすが全員平成生まれ。若いです。
即興ということで、演劇というよりはライブに近い感覚で、柔軟な発想力に感心しました。
上演前から積極的に観客に話しかけるなど、お客と一緒に楽しもうとする姿勢が良かったです。

御家族解体

御家族解体

ポップンマッシュルームチキン野郎

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

PMC野郎の魅力
うまく組み立てられた物語に、演技の上手い役者陣。テンポ良い展開と絶妙な間で作り出す笑い。そして暖かな気持ちになれるラストと、PMC野郎さんの魅力が詰まった作品です。一貫して”家族”にこだわる吹原氏の第一歩を見ることができました。

ネタバレBOX

珍しく、登場人物が全員人間でした。
赤い竜と土の旅人

赤い竜と土の旅人

舞台芸術集団 地下空港

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

総合芸術
初日を観劇。
まさに舞台は総合芸術、ということを再認識させる素晴らしい作品でした。”舞台芸術集団”を冠しているのも納得です。
ともかく表現力が凄い。役者のスキルが高いので、身体とちょっとした小道具で色々な表現ができる。20人もの演者がいて下手な人が一人もいないというのは驚異的ですらあります。
音楽劇と銘打っていますが、無論、歌も音楽も素晴らしく、作・演出に加えて作詞・作曲までこなす伊藤氏の多才ぶりに驚かされます。

ネタバレBOX

あの大震災と、それに続く原発事故からちょうど5年が経つ今、このような作品が生み出されることに大いなる意味があるかと思います。
Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2016/02/25 (木)

バランスが…
Bチームを観劇。当劇団は初見なので、過去の公演と比べてといったことはできないです。その上での感想ということになりますが、まずは評判通り、舞台美術がよくできていました。映像の現場かと思うくらいです。
内容としては、その舞台美術と合っているのかなと思うようなところがあり、バランスが取れていなくて多少戸惑いを感じます。役者さん達は皆、若く、一部の役柄とのミスマッチがあったようにも見受けられます。

ネタバレBOX

はじめから死んでいるため、死の恐怖におびえるといった緊迫感が無かったです。死神の役柄などファンタジー要素が入っていたため、これは重い話として受け止めればよいのか軽い話として楽しめば良いのか、なんともわからなかったです。
モノクロのカーニバル

モノクロのカーニバル

たま企画プロデュース

d-倉庫(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

テロは現在進行形
当たり前のようにテロが起こるようになってしまった世の中で、そこに生きる者たちのそれぞれの事情、生き様を描いた作品。

ネタバレBOX

シンプルな舞台美術ゆえ役者の力量が問われます。全体的にも良かったのですが、純一役は特筆。目を見開き表情を変えぬまま事切れる姿は圧巻でした。
ただ、ラストで主人公が全てを言葉で語ってしまったことは良いとは思いませんでした。少々、饒舌過ぎたように感じます。
学生運動当時のシーンも、あの独特の口調が無かったので、雰囲気にリアルさが足りなかったように思います。(「異議無し!」くらいは言ってもよかったのでは…)
此方彼方輪舞曲

此方彼方輪舞曲

しむじゃっく

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/15 (月)公演終了

登場人物のバックグラウンドは…
江戸をテーマにしたテーマパーク。(雰囲気としてはテーマパークというより大江戸温泉物語か?) そこで働く人々の人間模様。と、描きたいことは概ねわかります。
登場人物が多いので、そのうちの誰かに感情移入するのが通例ですが、各人のバックグラウンドがあまり描かれていないので、感情移入先が見つけられず残念でした。もう少し過去にまつわるエピソードがあっても良かったのではないでしょうか。
登場人物がそこで何故そのような言葉を出すのかが説得力を持つと、もっと観やすくなると思います。

大塚愛vs.家具

大塚愛vs.家具

宇宙論☆講座

新宿トップスペース(東京都)

2015/12/28 (月) ~ 2015/12/30 (水)公演終了

満足度★★★

音楽の力は偉大
久々にとんでもないものを観ました。アングラです。演劇でしか出来ないことでしょう。そしてグダグダです。そのグダグダがどこまでが計算で、どこからが本当にグダグダだったのかはよくわかりません。かなりの部分、本当にグダグダだったのでしょう。それでも随所に光るものがあり、表現しがたい魅力があります。
きっちり稽古して計算できるようになったら、驚異となるかもしれません。

役者面では、石原さとみ役の飯田みゆさんが光ってました。

ネタバレBOX

「エンディングでJ-POPをかけるな」には同意です。私も気をつけなければ・・・
究極町内会

究極町内会

爬虫類企画

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/12/25 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

年の瀬に相応しい
年末。池袋の人ごみをかき分け観劇。30人を越える多人数のキャスト、大きな劇場、しっかりした舞台美術で、年の瀬に相応しい豪華な舞台でした。
ただ、いかんせん自然な感情を伴う演技ではなかったため、少々展開に無理があるように見えてしまいます。
役者としては、青木満理子さんが良かったです。

ネタバレBOX

主宰の方が上半身裸で女優さんを抱くのは、ちょっと引いてしまいました。
その少女、ときめきに死す

その少女、ときめきに死す

劇団テアトルジュンヌ

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★

群像劇
青春群像劇といった趣で、16人という大勢のキャストで芝居を作るのはなかなか苦労したかと思います。人数の利を生かしたダンスは有益でした。
お芝居の面では、状況や雰囲気の切り替えがはっきりしていなかったり、メリハリに欠けたのが惜しかったです。
当日パンフがハート型の折り紙というのは、凝っています。

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

劇団SparkLing

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/12 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

それでも行くのか
ある不思議な現象が起こる喫茶店を舞台にした4つの物語。
過去に戻ってもやり直せないが、それでも行くのかと問われれば、人はどうするのかということが描かれ、切ない話が展開します。
抑え目の演技が良かったです。

ネタバレBOX

地縛霊だけが回収されなかったのが惜しい。狂言回しの役割を担っていたのかと思いましたが、そうでもなく、単に各エピソードを終わらせる為に存在したように見えてしまいました。
第4話「親子」で、計は何故17年後を指定したのか理由が無いのも惜しかったです。娘を高校生で登場させるための都合だけのように見えました。
「三十三回忌」 作:池田 真一 (演出)木村(^^)ひさし

「三十三回忌」 作:池田 真一 (演出)木村(^^)ひさし

幌張馬車(ポジャンマッチヤ)

文化シヤッター BXホール(東京都)

2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

一見、ありえなさそうだが
初日に観劇。ありえなさそうな状況をありえそうに描く台本は良かったです。上演時間が2時間20分ほどあったので、もう少し尺が詰められればもっと良かったと思います。
個性の強い役者さんが揃っており、楽しく拝見できました。あとは役者さんの力量差の考慮とか、配役のバランスが取れればと思います。

ネタバレBOX

柴田が何故父親を殺すに至ったかが気になります。
薔薇戦争

薔薇戦争

明治大学シェイクスピアプロジェクト

アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

ともかくも大規模
大きな規模の公演。キャストもスタッフも大勢いて、立派なホールで芝居が出来るというのは本当に羨ましいです。
シェイクスピアを比較的オーソドックスな形で上演したので、演技のリアリティさという面は追究されなかったようですが、わかりやすい芝居であったと言えます。舞台上に段差を設けて動きに変化をつける工夫は見られましたが、役者の動きがやや平坦だったのが惜しいところです。

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