忍守シン(しのもり しん)の観てきた!クチコミ一覧

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楽しい東京オリンピック

楽しい東京オリンピック

宇宙論☆講座

ラ・グロット(東京都)

2016/09/03 (土) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇はウソ
そう、演劇はウソなのです。それをこんな形で、ここまで痛快に見せてくれたことに脱帽。
もはや演劇と呼べるのかどうかわからない、ぶっ飛んだ内容のお芝居でしたが、台本は素晴らしい。切なくて、意外にイイ話でした。

【公演終了】CONNECT 『ご来場ありがとうございました!』

【公演終了】CONNECT 『ご来場ありがとうございました!』

劇団C2

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

大がかりです。話は理解しづらいですが
キャストも多く、ダンスやら殺陣やらあって、大がかりな舞台でした。
当日パンフも読まず前提知識無しで観たため細かい設定がわからず、何がどうなっているのか話がよくわかりませんでした。ファンタジーでは、物語の世界や構造を説明するのが困難だということが改めてわかりました。
各登場人物の目的が頻繁に変わるので、それもまた理解を難しくしている一因なのかと思います。

ゴミ屑の様に可愛い我が儘の為に。

ゴミ屑の様に可愛い我が儘の為に。

劇団milquetoast+

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/18 (日)公演終了

説得力
エピック編を観劇。そもそもカオスで破綻しかかった話をともかく強引に進め、役者の熱量でラストまで持って行きました。かつての小劇場演劇のテイストがあり懐かしくも感じましたが、作者の言いたいことが明確になっている分、昔とは様相が異なるようです。芝居は説得力が肝要、ということを改めて感じた次第です。

ネタバレBOX

ラストはリリック編を観ていないと、ちょっとわかりにくい。観劇順序に依ってだいぶ印象は変わると思います。
ゴミ屑の様に可愛い我が儘の為に。

ゴミ屑の様に可愛い我が儘の為に。

劇団milquetoast+

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/18 (日)公演終了

現実と非現実と
初日、リリック編を観劇。
思ったより話がまとまっており、観やすい作品になっていました。
若干、話がわからなくなる部分はあったものの、現実と非現実の交錯がうまく表現できていました。役者さん、皆それぞれ懸命です。

モナ美

モナ美

東京あたふた

APOCシアター(東京都)

2016/09/02 (金) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

長い月日を感じさせるには
50年という月日を感じさせるのは、なかなか難しいものだなと思いました。
登場人物どうしの関係性がもっとわかりやすく表現されていると、もっと良かったと思います。

ネタバレBOX

主役の2人と漆原以外は全員、二役以上を担当。そのせいか、内容がわかりにくくなっていました。当日パンフを終演後に見たので、途中まで皆、同一人物かと思っていたのです。各登場人物の演じ分けが、あまりなされていないようでした。
また、モナ美とトモ世の年齢設定がよくわかりませんでした。最初にモナ美が出てきた時、トモ世の母親かと勘違いしてしまいました。
衣装と小道具がリアルなのに、メイクと髪の毛がリアルではないのも、年齢設定がよくわからなくなる要因だったと思います。60歳オーバーと言いながら全員、髪の毛が黒々としていたので。
大型

大型

3.14ch

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/08/25 (木) ~ 2016/09/03 (土)公演終了


本水でした。
舞台美術、プロジェクター投影による映像演出は技術レベルが高いものでした。衣装も沢山あり、お金がかかっている舞台だなという印象です。
お芝居の内容は、毎回このような趣向でやってらっしゃるとしたら、それはそれでこの団体のスタイルなのでしょう。

ネタバレBOX

結局のところ芝居をしているのはメインのキャスト4人だけで、あとの役者さんたちはアンサンブルでした。冒頭30分、プールサイドでラりっている4人の描写があるのですが、それはその後の展開とはほぼ無関係。残りの50分は、ひたすら変な神々が入れ替わり立ち代わり出てきます。そこには明確な意味はありません。
麻薬にやられた(大麻と酒だけであんなになるか?という疑問はありますが)女の見る幻想と言ってしまえば陳腐ですが、それ以上の意味があるとしたら、私にはそれが読み取れませんでした。色々疑問はあります。何故第8ラウンドで終わってしまったのか、とか。
Oleanna -オレアナ-

Oleanna -オレアナ-

ミキミキ・コネクション

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2016/08/11 (木) ~ 2016/08/14 (日)公演終了

ディスコミュニケーション
100分を二人だけで演じ切るという、チャレンジングなお芝居。
ディスコミュニケーションをテーマにしているだけあり、会話が噛み合わなかったり、相手がどう反応するか予想がつかなかったりと、常に振り回されている感覚がありました。元がどんな戯曲なのか、興味がわきました。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

終演後、涙
良かった。
観劇中はそうでもなかったが、なぜか終演後に涙が出た。

初演時よりも洗練され、見やすくわかりやすくなっており、感情が揺さぶられた。
スケールが劇場の規模にぴったり合っていたのも理由のひとつと思う。

蘇芳のレクイエム

蘇芳のレクイエム

RIN PROJECT

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/07/14 (木) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

主軸
色々な要素を入れ込み、頑張っているという印象を受けました。
物語の主軸をどこに置くか(主人公?レクイエム?)をもう少しはっきりさせれば、わかりやすくなったかもしれません。

ネタバレBOX

音楽が常に流れているという印象で、ややダイジェストっぽくなっていました。
役者さんの演技を邪魔しない程度に抑えたほうがよいかと思います。
失神タイムスリドル

失神タイムスリドル

ホットポットクッキング

新宿村LIVE(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

吹原節、炸裂
公開ゲネプロで観劇。
作・演出の吹原氏、さすがです。ただアイドルが出るだけの舞台にはなりません。しっかりしたお芝居、笑いと涙を交えたエンターティメント。そして演劇でしかできないブラックなネタ。全てが良いバランスで仕上がっていました。こんな舞台に出ることの出来る演者さんたちが羨ましいです。

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

20歳の国

駅前劇場(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

他人の恋愛はわからない
確かにキスばかりしています。特に後半は。
しかし恋愛や情欲はとても個人的なものであり、なんとも共感しがたいものです。そのため、リアリティの判断がつかない。こんなことってあるのかな、という感じで醒めて見てしまいました。ということは、題材としては難しいということです。
ただ、役者さんは上手いので、それだけで105分を魅せ切ってしまいます。予想よりも重厚な芝居でした。

ネタバレBOX

登場した女性達が全員イヤな女で、誰と恋愛したいかというアンケートの回答に「無し」と答えてしまいました。それほど人間のイヤな面を見せてくれます。
長井短さん演じるゲス女ぶりは見事。
白い巨根

白い巨根

Peachboys

シアター711(東京都)

2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

上手い役者だからこそ
劇場に着くと、行列。このタイトルで思いのほか観に来る人が多いというのは意外(失礼)でしたが、やはり面白いから人も来るのでしょう。2015年の黄金のコメディフェスティバルで一番爆笑したPeachboys。今回も期待違わぬ馬鹿馬鹿しさと真剣さで観る者を圧倒しました。
この面白さは、やはり役者陣の演技力に由来しているのでしょう。くだらないことはあくまで真剣にやる。それが出来る役者陣の実力は凄いと思います。当日パンフに書かれた今後の活動予定を見ると、ああ、あそこに出るのかと納得するラインナップとなっています。

ネタバレBOX

3人の童貞がなぜか格好よく見えてしまいます。
あの日見た月

あの日見た月

劇団超ダッシ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

役者さんの頑張り
チームダッシを観劇。
若い役者さんが頑張っています。
動きの整理と、感情の変化を自然に見せられるようになることが今後の課題かと思われます。
ダブルキャストで、一部の役柄は性別が変わっていたりするので、もう一方のチームがどんなふうであったかは気になるところです。

ネタバレBOX

劇団ひまわりの役者さん、最初は大人が子供の役をやっているのかと思ってしまいました。実年齢は存じ上げませんが、しっかりしてます。
劇団しおむすびpresents.〜Hey!Say! Improv Festival!!!〜

劇団しおむすびpresents.〜Hey!Say! Improv Festival!!!〜

劇団しおむすび

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/03/07 (月) ~ 2016/03/09 (水)公演終了

柔軟な発想力
さすが全員平成生まれ。若いです。
即興ということで、演劇というよりはライブに近い感覚で、柔軟な発想力に感心しました。
上演前から積極的に観客に話しかけるなど、お客と一緒に楽しもうとする姿勢が良かったです。

御家族解体

御家族解体

ポップンマッシュルームチキン野郎

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

PMC野郎の魅力
うまく組み立てられた物語に、演技の上手い役者陣。テンポ良い展開と絶妙な間で作り出す笑い。そして暖かな気持ちになれるラストと、PMC野郎さんの魅力が詰まった作品です。一貫して”家族”にこだわる吹原氏の第一歩を見ることができました。

ネタバレBOX

珍しく、登場人物が全員人間でした。
赤い竜と土の旅人

赤い竜と土の旅人

舞台芸術集団 地下空港

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

総合芸術
初日を観劇。
まさに舞台は総合芸術、ということを再認識させる素晴らしい作品でした。”舞台芸術集団”を冠しているのも納得です。
ともかく表現力が凄い。役者のスキルが高いので、身体とちょっとした小道具で色々な表現ができる。20人もの演者がいて下手な人が一人もいないというのは驚異的ですらあります。
音楽劇と銘打っていますが、無論、歌も音楽も素晴らしく、作・演出に加えて作詞・作曲までこなす伊藤氏の多才ぶりに驚かされます。

ネタバレBOX

あの大震災と、それに続く原発事故からちょうど5年が経つ今、このような作品が生み出されることに大いなる意味があるかと思います。
Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2016/02/25 (木)

バランスが…
Bチームを観劇。当劇団は初見なので、過去の公演と比べてといったことはできないです。その上での感想ということになりますが、まずは評判通り、舞台美術がよくできていました。映像の現場かと思うくらいです。
内容としては、その舞台美術と合っているのかなと思うようなところがあり、バランスが取れていなくて多少戸惑いを感じます。役者さん達は皆、若く、一部の役柄とのミスマッチがあったようにも見受けられます。

ネタバレBOX

はじめから死んでいるため、死の恐怖におびえるといった緊迫感が無かったです。死神の役柄などファンタジー要素が入っていたため、これは重い話として受け止めればよいのか軽い話として楽しめば良いのか、なんともわからなかったです。
モノクロのカーニバル

モノクロのカーニバル

たま企画プロデュースリターンズ

d-倉庫(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

テロは現在進行形
当たり前のようにテロが起こるようになってしまった世の中で、そこに生きる者たちのそれぞれの事情、生き様を描いた作品。

ネタバレBOX

シンプルな舞台美術ゆえ役者の力量が問われます。全体的にも良かったのですが、純一役は特筆。目を見開き表情を変えぬまま事切れる姿は圧巻でした。
ただ、ラストで主人公が全てを言葉で語ってしまったことは良いとは思いませんでした。少々、饒舌過ぎたように感じます。
学生運動当時のシーンも、あの独特の口調が無かったので、雰囲気にリアルさが足りなかったように思います。(「異議無し!」くらいは言ってもよかったのでは…)
此方彼方輪舞曲

此方彼方輪舞曲

しむじゃっく

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/15 (月)公演終了

登場人物のバックグラウンドは…
江戸をテーマにしたテーマパーク。(雰囲気としてはテーマパークというより大江戸温泉物語か?) そこで働く人々の人間模様。と、描きたいことは概ねわかります。
登場人物が多いので、そのうちの誰かに感情移入するのが通例ですが、各人のバックグラウンドがあまり描かれていないので、感情移入先が見つけられず残念でした。もう少し過去にまつわるエピソードがあっても良かったのではないでしょうか。
登場人物がそこで何故そのような言葉を出すのかが説得力を持つと、もっと観やすくなると思います。

大塚愛vs.家具

大塚愛vs.家具

宇宙論☆講座

新宿トップスペース(東京都)

2015/12/28 (月) ~ 2015/12/30 (水)公演終了

満足度★★★

音楽の力は偉大
久々にとんでもないものを観ました。アングラです。演劇でしか出来ないことでしょう。そしてグダグダです。そのグダグダがどこまでが計算で、どこからが本当にグダグダだったのかはよくわかりません。かなりの部分、本当にグダグダだったのでしょう。それでも随所に光るものがあり、表現しがたい魅力があります。
きっちり稽古して計算できるようになったら、驚異となるかもしれません。

役者面では、石原さとみ役の飯田みゆさんが光ってました。

ネタバレBOX

「エンディングでJ-POPをかけるな」には同意です。私も気をつけなければ・・・

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