超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】
元東京バンビ
しもきた空間リバティ(東京都)
2011/03/02 (水) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
満足度★★★
もっとおもしろくできたかも…?
”未来からきた自分の娘”という鳶道具は、
もっとおもしろく、効果的に使えたのではないか、
とちょっと残念に思う。
俳優陣は個性的で、こんな人ならほんとうにこんなことするかも、
というリアリティーを与えているように感じた。
ローヤの休日
ゲキバカ
王子小劇場(東京都)
2011/03/16 (水) ~ 2011/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
観た時期にもよるのかな?
いまのこの時期、現実の重さに比べると、
物語はあまりに軽く見える。
仲間がいて、変な署長がいて、踊りがあるのだから、
もっと爽快な話にしてもよかったのでは、
と思ってしまった。
劣る人
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2011/03/16 (水) ~ 2011/03/23 (水)公演終了
満足度★★★★
不思議な後味
なにかおもしろい話を観せてもらったとか
なにか得るものがあった、とかいうわけではないのに、
また、このシーン、この俳優がすごいうのが
別段あるわけでもないのに、なにか強く印象に残る作品だった。
ちょっと不思議な感覚だ。
3つのビル(PPTゲスト!!19日夜・やなぎみわ氏(美術作家)/20日昼ひびのこづえ氏(コスチューム・アーティスト))
冨士山アネット
横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)
2011/02/16 (水) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
満足度★★★
みなとみらいの街のような作品
終演後、劇場を出ると目の前には3つのビルが並んでいる。
冬の夜空に照明が映えきれいだが、埋立地を開発した
みなとみらいの街は人工的で、無機質だ。
本作は、自分には、そんな作品に感じられた。
「サンポジウム2011」 小劇場楽園
散歩道楽
小劇場 楽園(東京都)
2011/02/08 (火) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
『Prism』
*rism
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★
一話一話をもう少しじっくり見たかった
話ごとにそれぞれの女優の
きれいさ、かわいさをテーマにし、
その魅力を前面に出して描いても
よかったのではないかな、と思いました。
新東京レビュー 『新宿歌劇』
遊々団ブランシャ☆ルージュ
SPACE107(東京都)
2011/02/16 (水) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
日韓アートリレー2010
die pratze
d-倉庫(東京都)
2010/12/21 (火) ~ 2010/12/27 (月)公演終了
満足度★★★
初ダンス公演!
ダンサーの手前に白いカーテンのような薄いスクリーン、さらに後ろの壁にもより拡大された映像が映る。ダンサーは、ときに自分が映し出された映像とコラボレーションする。この作品(ダノイ?)が、とても印象深かった。
女優(おんなやさしい)
ろりえ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2010/12/22 (水) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
かんとだき(再演)
ネコ脱出
「劇」小劇場(東京都)
2010/12/25 (土) ~ 2010/12/28 (火)公演終了
満足度★★★★
高倉良文さんが圧巻だった
まったく無関係にみえる、戦後まもない大阪の話と現代の東京の話が、最後にうまくつながり、オチも見事に決まった。
戦後の大阪の話には特攻隊員のエピソードがでてくるが、ヒロイックに流れず、また、兵士のメンタリティーは現代のオタクたちに受け継がれていないわけでもないという展開とあいまって、現代性を持ち得たところがすぐれていると感じた。
生のひと 生いがいのひと
元東京バンビ
OFF OFFシアター(東京都)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/07 (火)公演終了
満足度★★★
冒頭のフックは効いていた
笑わせてやろう、とかまえられると、たいてい笑えない。
不必要な”これみよがし”は、不快だ。
とかく人を笑わせるのはむずかしい。
本作品、女性の登場人物のうちの3人を、男性が女装して演じている。
そこで笑いも起こるわけだが、”女装による女性”は
ひとりかふたりでよかったのではないか、と自分は思う。
いざというときの切れ、がなくなってしまうからだ。
なぜ、自分はいま、裸同然でこんな珍妙なる人にかこまれているのか――。
そんなインパクトのある冒頭、そして、謎解きへと過去に遡る展開は、
すんなり劇中へと誘い込んでくれた。
とろける魚
東京のくも
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★★
作品世界の空気がつくられていた
独特の世界がつくりあげられていた。
そこは、たしかに”とろける”空気で覆いつくされていた。
舞台セットも演出もよく、気がつくとその世界にひきこまれていた。
あとは、お話をうまくつくれれば、言うことなし、だろう。
ヴィジョン
ミームの心臓
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/06 (月)公演終了
満足度★
学生からプロになってほしい
主演の女の子は、まだ舞台を背負っていくにはムリがあるが、
透明というのだろうか、はかなげな不思議な存在感があった。
作品は、着想がよく、もっとおもしろくなる要素がある、と思う。
これからに期待したい。
かなりあノ声
張ち切れパンダ
サンモールスタジオ(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/31 (火)公演終了
満足度★★★
炭鉱のカナリア、ではない
かなりあは毒のなかにいて、薬が現れそうになると
それを知らせ鳴くのだろうか。
タイトルのつけ方がじつにうまいです。
近松の虚実皮膜論のひそみに倣えば、
やや虚に寄りすぎ毒が強すぎて、ちょっと息苦しいかな、
と自分は感じました。
魔道物語
ぴんかぁ~べる
テアトロ ド ソーニョ(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/30 (月)公演終了
満足度★★
ぴんかぁ~べる旗揚げ、おめでとうございます!
ピアノの生演奏があった。
役者の発声もよく、効果音など音に凝った舞台だった。
反面、セットがすこしさびしかった。
もっと”萌え”に徹してみてもおもしろいのかも、
と思う。
今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】
隕石少年トースター
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★★
正統に笑わせる、気持ちのいい作品
おもしろかった。
人を笑わせるのは、じつにむずかしい。
この作品は、ドタバタ、ギャグ、内輪ネタではなく、
ストーリ自体で笑わせてくれた。
細部につじつまのあわないところもあったが、
全体としてとてもよく考えられた話だと思う。
パティシエ役の女優もかわいくて、キャッチーだ。
ただ、エレベーターガールをめぐる三角関係の行方が気になる。
力ワザでなんとなくほろりとさせるのだが、
ラストシーンはもう一考あってもよかったのかもしれない。
このままでそのままであのままでかみさま
COLLOL
SuperDeluxe(東京都)
2010/08/24 (火) ~ 2010/08/25 (水)公演終了
満足度★★
閉じた世界
会場に入ると、すでに舞台ははじまっている。
ふしぎな世界をもった作品だ。
旧約聖書の『ヨブ記』とやらを下地に、孤独を描いたとのことだが、
それはまったく伝わってこない。
4組のカップルによるセリフの繰り返しも
ほとんど意味をなさない。ストーリーもない。
それでもひきつけられるのは、いったい次なにが起こるのか、という
作品の孕むハプニング性ゆえか。
はじめから、この規模の空間でのみ通じればいい、
といったつくり手の姿勢がみえてくる作品だった。
吐くほどに眠る
ガレキの太鼓
APOCシアター(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了
満足度★★
記憶のみが自己に一貫性を与える
服は男、服は思い出。
日々、服が替わるように、
自分も、一瞬一瞬、ちがう存在へと変わっていく。
肝心な部分で表現があいまいだったのが残念だ。