#10の観てきた!クチコミ一覧

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艶やかな骨

艶やかな骨

十七戦地

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/08/14 (火) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★

演技力が微妙
男性版のみ観劇。後半は良かったんですが前半は演技がかなり大根なところがあって不安になりました。展開を急がずもうちょっと余裕のある描き方をしたら良かったと思うものの、ルデコの椅子はクッションが全くないのであれ以上の長さはお尻が痛くなるだろうなあ。

ゴミくずちゃん可愛い

ゴミくずちゃん可愛い

ぬいぐるみハンター

王子小劇場(東京都)

2012/08/22 (水) ~ 2012/08/27 (月)公演終了

満足度★★★

可愛いけど、毒も欲しい
ポップでキュートなファンタジー。それはそれで観ていて楽しいんだけど、毒の要素までが甘ったるいのが気になる。この作者は世の中の汚い部分と本気で向き合ったことがないんじゃないかな。もちろんそれを前面に出す必要はないし、可愛いさを堪能できるだけでもいいんだけど。

緑の指

緑の指

世田谷シルク

シアター711(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★

ノリは良い。
キレのいいダンスを交えながらちょっとカルトっぽい話が進む雰囲気は良かった。ただ所々ご都合主義的だったり伏線が生かされていなかったり、詰めが甘い気がした。

はんぶん隠し味

はんぶん隠し味

ロリータ男爵

OFF OFFシアター(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了

満足度★★★

面白かった
単なるナンセンスコメディかと思ったらラスト近くで意外な真相が語られ、振り返ってみるとそういうことだったかと納得した。丹野晶子と鈴木アメリがとても良かった。鈴木アメリが美人に見えた。

「累-かさね-」

「累-かさね-」

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2012/08/16 (木) ~ 2012/08/22 (水)公演終了

満足度★★★

趣向を変えた?
全体の雰囲気はいつもどおりの王者舘でしたが、ヨーロッパ企画の中川さんを客演に迎えてああいう据え方をしたのはちょっと珍しいのではないだろうか。少年王者舘とヨーロッパ企画なんて、芝居の雰囲気は正反対と言ってもいいくらいなので、新しい風を入れようとしたのかなと思われる。

明日を落としても

明日を落としても

ピンク地底人

王子小劇場(東京都)

2012/08/17 (金) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★

驚くほど真摯な作り込み
アングラっぽい劇団名の印象に反してとても真摯な姿勢で芝居を作っていると感じられた。コメディエンヌな印象が強かったピンク地底人2号が堂々たる女優ぶりを示していて、ああこの人実はすごいんだと感心した。効果音をすべて役者たちが声で出す手法は、最初はちょっとうっとおしく感じたものの、慣れてくるとだんだん心地よくなった。あの舞台の真ん中に座って目を閉じて空間を感じたい気分だった。

また悪だくみをしているのね

また悪だくみをしているのね

電動夏子安置システム

シアターKASSAI(東京都)

2012/08/07 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

安定の完成度
複雑に絡み合った物語を複雑に絡み合った舞台上で巧みに構成する技術は見事なもので、実に感心する。今回は一部腑に落ちない所もあったが、じっくり考えれば解けるだろうと思われる。あれだけややこしい展開なのに、観た後の印象はとてもスッキリしたものだった。

東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2012/07/31 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

すごかった
迫力のある舞台だった。余計な演出は一切なく、五人の役者の熱演だけで圧倒された。無意識に前のめりになって震えながら観ていた。会場の狭さも手伝って、すっかり芝居に飲み込まれた。

THE TUNNEL

THE TUNNEL

ユニークポイント

座・高円寺1(東京都)

2012/08/10 (金) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★

社会派っぽいが違うし
社会派演劇っぽい内容だが実際に起きている話ではないし、何を描きたかったのかよく分からなかった。色々な立場の登場人物が出てくる割に生かしきれていない印象。題材の着眼点は興味深いだけにもっと面白いものができたのではないかと思われ、もったいない。

モマの火星探検記 ~Inspired by High Resolution~

モマの火星探検記 ~Inspired by High Resolution~

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★

宇宙の御伽噺
宇宙飛行士のおとぎ話で人間ドラマ。冷静に考えると展開はとても普通で何のひねりもないんだけど、そういう話を本当にストレートに描いて魅力ある舞台を作り上げるワザに感服。役者の身体能力もすごい。

非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★

無題
初演に対して演出が大きく変わったとのことだったが、再演ならこのくらい変わるのは普通だろう。むしろ法案成立の前後という時期の違いの方が観る気分に影響したと思われる。どうせなら成立後の動きにも触れたら良かったのではないだろうか。それはもう再演じゃないけど、新作として再度同じテーマを取り上げても悪くない。

ニアニアフューチャ

ニアニアフューチャ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/07 (火)公演終了

満足度★★★

やや物足りない
いつも通りのゆる~い空気でまったり進む。ズレた感じが楽しかった。主人公にちっともドラマが起きないのは何かの皮肉なんじゃないかと後から思ったけれど、多分考えすぎだろう。

国民の生活

国民の生活

ミナモザ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/08/01 (水) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★

反省と苦笑
資本主義と消費生活に比較的どっぷり浸かった暮らしを送る自分としては、反省と苦笑と、それから不安を感じる作品だった。自分のあり方を正当化する言い訳はいくららでも可能だけど、正当化していいのかどうかは分からない。

進化とみなしていいでしょう

進化とみなしていいでしょう

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

なんか泣けた
決して感動ものなんかじゃないはずなのに、何故かちょっと泣けるくらい心に響いてきた。どのキャラクターにはまるかは人によるだろうが、僕の場合は空気の読めない警官二人。わかるー。

folklore(フォークロア)

folklore(フォークロア)

トランスパンダ

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2012/07/28 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★

やさしいおはなし
あるカフェを舞台にして、場所が固定されたまま過去と現在が交錯する。人間関係のとても繊細なところが優しいタッチで描かれていたと思う。リーディングの予定が全くリーディングではなく普通の芝居になっていたので、役者さんたちは予想外に大変だったんじゃなかろうか。

血は立ったまま眠っている

血は立ったまま眠っている

非シス人-Narcissist-

サンモールスタジオ(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★

アングラの空気
実は寺山修司作品を舞台で観たのは初めて。そのためこの上演がうまかったのかどうかは判断しづらいが、アングラな雰囲気は一応整っていたと思う。ただ少々役者のレベルにばらつきがあった。

ピラカタ・ノート

ピラカタ・ノート

ニットキャップシアター

アトリエ春風舎(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

壮大で叙事詩か卑近な私小説か
国生み伝説から始まって、とても現実的な家族やコミュニティの問題に帰結する。そのシームレスな流れはとても素敵だった。ごまのはえの独特なキャラクターは相変わらず見応えがあるが、今回は門脇さんとその相手役の女優さん(名前失念)の醸し出す空気が心地よく感じられた。

カナヅチ女、夜泳ぐ

カナヅチ女、夜泳ぐ

悪い芝居

王子小劇場(東京都)

2012/07/10 (火) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

かっぱ?
30歳になる女性が東京に出てきてからの10余年を振り返る話なんだけど、回想と妄想?が混然一体となってだんだん頭がボーッとしてくる。主役の吉川さんが実に魅力的。悪い芝居はだんだん評価が上がっているようだけど、個人的にはもっとぶっ飛んでいた昔の方が、観ていて腹が立つけど面白かったように思う。

死ぬための友達

死ぬための友達

劇団ジャブジャブサーキット

ザ・スズナリ(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

驚くほど直球
震災以降、原発や放射能を扱った作品は多々あったと思うが、これほどストレートに正面から描いたのは、ミナモザのホットパーティクルくらいじゃなかろうか。どちらも社会問題を芝居にすることの多い劇団だが、ホットパーティクルが作者の激情の発露みたいなものだったのに対し、死ぬための友達はもっとクールに物語を構築して提示してきた印象だ。好き嫌いは別れそうだが、力のある作品だった。

東京アメリカ

東京アメリカ

範宙遊泳

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/08 (日) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★

メタ演劇
芝居の稽古の芝居。範宙遊泳の作品は演劇そのものを題材として扱うメタ演劇的な傾向が強い気がするが、今回はその最たるものだろう。しかも、それを忘れて「芝居の稽古」を観ているように錯覚してしまう瞬間が何度かあった。そこはある意味でうまいのだと思う。ただ個人的にはシンプルに「芝居」が観たいとも思う。

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