実演鑑賞
満足度★★
ユニット名には馴染みはないものの、中の人のお名前見ると、おぉぅ!となり、さらに両団体に繋がりのある対バンな今宵の火ゲキ。
ネタバレBOX
にほひ
始まりがなんだか幻想的で耽美で、脳裏には背中にほんとにキラキラした水面と鯉がいる風景が浮かんでました。さぞかし綺麗。外から見た印象がそのまま内部もそうだと思うなかれ、しんどい人がそのしんどさ外にただ漏らしてると思うなかれ。鈍感とは罪と思え。
Co.AME.mode
どうしたのかな、脚本上がるの遅れたのかな?台詞が入っておらず落とし込めてもなく言葉がつるつると滑り流れてた。バックステージものに女のいやらしさが乗せられたお芝居…だっただけに余計に惜しい。浅く軽くなってしまった。
実演鑑賞
満足度★★★
今夜は一人芝居同士の対バンでした。かたや火ゲキにおいて隔月一人芝居に挑もうとするひと、かたや遠く岩手県から大阪府までこの一夜2ステの火ゲキに参戦したひと。どちらも猛者同士。
ネタバレBOX
江本真理子一人芝居
素晴らしかった。挑み続けてきたこれまでの一人芝居が間違いなく血肉となってるのを感じる完全無欠のゾクゾクする演技。演技が主役でした。圧倒的引力。物語は怪奇的SF。でも最後に和ませて終わらせてくれるのが岩橋さんらしい茶目っ気で。怪奇なままでもマルだったかも。
カンザスハリケーン
ラジオパーソナリティという題材がわたしの中では熱かった。ちょっと喫茶店の位置関係が旧2nd思い出して懐かしい。何故少年に奢ったのが珈琲だったのかというのが気になって仕方ない。細かい事が気になるボクの悪い癖。でもナポリタンというチョイスは激しく同意。
実演鑑賞
満足度★★★
安定の実力派役者さんが揃った対バンでした。
ネタバレBOX
俺たちの地球空洞説
せっかくのオオサワシンヤさんが活かされてないなぁ・・・と感じる残念な印象。
度重なる暗転がうるさかったです。
カヨコの大発明
名作の何度目かの再演。これはもう安心して観ていられる。そして何度観ようが面白い。
実演鑑賞
満足度★★★
いやもう、いったいどうしたことかしら…!?っていうくらい、今宵の火ゲキほ壮壮たる顔ぶれな火ゲキでした。豪勢だった。
ネタバレBOX
匿名劇壇
ひたすらに面白かった!青春っぽさがあり、繊細な心理表現があり、かつユーモアがあり。数多ある作品、陽陰ある中で、これは陽。あの男ですらも、陽。だって潔いじゃん?三人娘がサイコー良かった。松原さんに驚いた(笑)匿名やっぱ好きやなぁ。作品も役者さんも。
COMPLETE爆弾
類まれなるアングラ。最近では逆にあまり観ないくらいに。突き抜けてアングラ。情け容赦ない忖度なき後味の悪さ。でもね。赦さない、治した上で裁く、そこはスカッとした。そうだよ、そんなんで逃げられるなんてやるせ無いじゃないか。そうあって欲しい、現実も。
実演鑑賞
満足度★★
今宵はどちらもシニア劇団同士の対バン。しかもどちらも同じ方を作演に迎えて挑んでおられるので、同じテイスト。ふたつで一つの公演のような夜でした。
エンターテイメントとしての演劇、芸術造形としての演劇、とは別に。メンタルケアとしての演劇、生涯学習としての演劇というものもある。事実それは在る。演劇というものが社会の中に根付く、そのような社会は豊かなのではなかろうかと。富裕層の娯楽なだけではなく、特殊なことでもなく。
そういうことの一端を今宵観たのだろうと思う。完成度だとか、上手さだとか、作品としての質だとか、ではなく。生涯を共に傍に在る演劇。そういうカタチの一端を。
実演鑑賞
満足度★★★
5月最終火曜日の今夜は、火ゲキの日であり、30リーグの日であり。個性的な会話劇同士な対バンでした。
ネタバレBOX
謎の女−−−《まなみ》。
今宵と同じく以前に火ゲキで観た作品。キャストが変わるとまた印象も変わる。変わる事がないのは面白さ。マナカくんの書く台詞は面白い。その面白い台詞を面白く言うのは割と難しいものだけれど…これがめっちゃ面白かった。良き。
0f -ゼロフレーム-
二度目の30リーグ登板。過去作品とは劇団として作風変えたのかな。前回より尚さら顕著な気がしました。今回のは決して嫌いではないです、個人的には。あの登場人物達は…ほんとに生きにくいやろなぁ。それが悪い事とかでも辛い事とかいうことでもなく。
実演鑑賞
満足度★★★
江本さんの挑戦今期第二弾。そして個人的には初見の団体さん。今宵はじっくり腰据えて味わえるニ作品でした。
ネタバレBOX
江本真里子一人芝居
毎度変わる作演、今回は竜崎だいちさん。演じるのは変わらず江本さんただひとり。変わらず作品を全身に乗り移らせる渾身の一人芝居。どこか暖かみのある幻想世界の構築、漏れ出る繊細な感情の露出。密でした。
遊戯三昧
元は海外戯曲ならしい本がとても面白かったです。初めのうちはテキストを読んでるような感覚がしたのですが、温かい客席の雰囲気の波に乗って徐々に解れて伸び伸びと。テキストを演劇として具現化する難しさを実感。
実演鑑賞
満足度★★★★
今宵の火ゲキは良い対バンでした〜!満足度激高!ウキウキです☆
通い続けていると、こんな夜も味わえたりする。火ゲキまじっく!
ネタバレBOX
ステージタイガー
愛寿香さん脚本、白井さん演出、異色の組み合わせなれど、タイガー色満開。若干台詞言い難そう?なとこあったけれど。のびのび暴れるベテラン組み、血気盛んに熱量激る若手組と、それを安定させるアミさんの丁寧さ、各陣営の良さを美味しく味合わせてくれて。30分間を余す事なくみっちり埋める情報量、息もつけぬ展開の嵐。モテるなという言葉がそんな重くなるなんて…。各キャラのバックボーンがまだまだ深くて、もう是非!是非に連作にして頂きたい!先々とっても楽しみになっちゃいました!台詞に余白を感じた瞬間にタイガーを感じた。きっちり間をとって生まれた静寂、それは沈黙にあらず。わたしはタイガーマニアなので…二大演出巨頭が入る前と見比べてみたかったなぁと。違ったのだろうか、そんなこともなかったのだろうか。マニアなので興味が尽きない。ひとつ、白井さん演出なのでもっと遊ぶかなぁとは思った(笑)でも冷静に考えたら、あの情報量で30分間という制限。振り返ってみても放り込む隙間は生み出せないかなぁと。みちみちやったもん。30分超えて怒られちゃうやつ。とかくお腹いっぱいやった!おかわり希望!
劇団天文座
とある女の子の人生に起こった不思議な奇跡の数日間。可哀想な妹をもったなら助けるのが当たり前、その妹に奇跡が起こったなら喜ぶのが当たり前。そんなことは決してないのだ。姉にも姉の人生がある、全てを犠牲にするのが当たり前?そうしないのは非情?そんなわけあるか。数日間で得た音の記憶は、その後も彼女の人生を彩り、優しい人達に囲まれてきっと幸せ。幸せだとか不幸だとか他人に測れることではない。
優しい姉の苦しみに寄り添い、また聴こえないイコール不幸なことだと決めつけない、そんな心通う作品作りが好きでした。
実演鑑賞
満足度★★
月の終わりの火ゲキは30リーグ対象公演。わたしね、これまでの30リーグで迷った事、一度もなかったんです。迷いなくスパッと入れてきたのですが…。今回初めて迷いました。最後の最後まで。
ネタバレBOX
kusukusu on parade
豪傑揃い、アベンジャーズ感ありました。面白要素盛り沢山かつ人間ドラマもあり楽しい舞台でした。なのですが…ちょっと個人的には渋滞気味やなと。劇中で語り尽くそうとせずに行間に留めるやり方もあった。もしくは踊らずに掘り下げるか…。好みの問題ですが。
俺たちの地球空洞説
記憶に残る初演の印象よりだいぶ面白くなってました。川添さんの武器の多さ、圧倒的な説得力、あの存在はズルい。これで良かったのかな、本当に良かったのかな。でも間違いなく、面白かった。
実演鑑賞
満足度★★★
観劇後の心地がとても良い回でした。多幸感。しあわせな気持ちしか残らない帰り道。
ネタバレBOX
うましかやろう
セクハラに発展しかねない劇団内恋愛のこじれにパワハラと昨今の演劇界で上がりがちな問題を、可愛らしいほんわかしたストーリーが包み込んで嫌な感触を残さない。ぐだぐたになっちゃってることすらも許容できてしまう和みのチカラでした。
三等フランソワーズ
凄い!凄いの一言!この作品は初めて観た時も好きでしたが、そんなに経ったっけかなぁという今改めて観てもまだ覚えてて、覚えてるからこそその記憶よりさらにまた良くなってて…針の穴に糸を通すが如し緻密さに、もはや誇らしい気持ち…。
実演鑑賞
満足度★★★★
つい思わず満足しきって、ほくほくと観てきたものに包まれて、何も発信しないでいてしまう、時折ある観劇後現象が発生する。そんな夜でした。
ネタバレBOX
いなほのしっぽ
こういう挑戦ができるのが、火ゲキのいいところのひとつだと思う。正直、のっぺりとしてて、退屈を感じてしまう演出ではありました。でも作風には伸び代があるように思えて、雰囲気も良く。これが立ち上げになるのでしょうか??始まりに立ち会えるのも胸熱な気持ちです。
匿名劇壇
いやむりむり。こんな短文のTwitterでほ語れないです。僅か30分間のなんという密度か。スルメがごとくひとつひとつしがめるポイントが詰められてて鬼才ここにあり。観てきた時間以上に潜り込める。向き合える。難しいことなんて分からないけど。でもそうだな、なんか真っ直ぐだった。こうやって観た後まで持ち帰れる観劇って至福やなぁとしみじみ思う。その場に存在しない声も声だけなら永遠に生きられるということだとか。自分の頭で考えて自分で動くんだよとか。盲目的なのは放棄することだとか。どこまでも思考が往く。
実演鑑賞
満足度★★★
今夜の対バンは、どちらも恋話でした。とはいえ、色は両極端(笑)
あぁ〜いいなぁ、なんか夏っぽいなぁ。いいなぁ。
ネタバレBOX
立ツ鳥会議
一度観てみたいと思ってた。思いがけず火ゲキで。なんと嬉しい。良い会話劇でした。男女ふたりの淡々とした会話の中に、各々の心の声が分断なく差し込まれる。どこかエロティシズムを感じさせる情緒のある気怠い雰囲気。好きでした。
ゆとりきゃんぷふぁいあ〜
総合的には青春でありアオハルであったのだと思うのです。でもなんだろう、総員みなもれなくキャラがクドくて(笑)台詞も面白かったし、構成も良かった。こういうのいい、楽しくて多幸感。良い余韻。
実演鑑賞
満足度★★★
今宵はダイゴさんの不在で少し寂しい火ゲキ。前説代打がユラリちゃんで綺麗な声に耳が喜ぶ火ゲキ。
ネタバレBOX
Wise4
女優さん四人による楽屋アレンジ。もう作も演も演者も全てが剛腕で特濃こてこての面白ろ楽屋でした。ひたすら面白かった。こんなん火ゲキで観せてもらってよいのだろーか。贅沢。
ニュートラル
賑やかだった対バン先攻とは打って変わって。潮騒、蛙の鳴き声、夏の情緒溢るる落ち着いたお芝居。アルファ波の揺らぎを感じる。癒しでした。夏ですねぇ。
実演鑑賞
満足度★★★
世情の影響は火ゲキにも及ぶもので。火曜日にはやっぱり火ゲキがあるのがいい。前説にダイゴさんが帰ってきて、舞台監督がアイウチさんという、定位置な布陣が安心感。
ネタバレBOX
カラ/フル
非の打ちどころのないクズ男っぷりに、一ミリの迷いもなく嫌悪感を抱くことができました。世の中にはダメな男性が好みな女性もいるとか。ありえん、しばき倒したくなる気持ちしかないぞ?浮気はビョーキならしいですね、世の中が変わろうが何があろうが変わることのないやつ。
中野劇団
めっちゃくちゃ、笑った〜!面白かった!森崎さんが流石の良いお仕事をなさっていて、この劇中の要であるギミックの役割を完璧に果たしておられました。素晴らしき。己の命に関わる弱点(あれは弱点やと思う)を早々に明らかにしちゃう辺り、きっと愛すべきお人好し。
実演鑑賞
満足度★★★★
30リーグ対象公演でした。またやや迷う投票だった。でも例え何度ときを繰り返したとしても、また同じように迷って同じ選択をするであろうと思えるくらいにはしっかり選択しました。
ネタバレBOX
カヨコの大発明
二朗松田さん作品の中でも屈指の小ネタの少なさなのでは?近々で観たのが太陽にホエールだっただけに落差が凄い。またオーディションで集った座組みであることでお馴染み感がなく新鮮だった。諸々と冠頂いた後のカヨコの新たな船出を観た思い。
kusukusu on parade
脚本演出ともに思うところあり。だけれでも役者がいい。演技がいい。何よりこの戦いの場に挑むにあたって勝つ為の戦略よりも何がしたくて演劇をしているのかを尊ぶ姿勢が個人的にはとても好ましかったです。迷ったなぁ。。。
実演鑑賞
満足度★★★★
内側に秘めた欲望をいかようにして発露させるか、いかようにして叶えるか、あるいは諦めるのか。二団体通して様々に観られた夜でした。
ネタバレBOX
Artist Unit イカスケ
望みを叶えようとする三者が各々に欲望に忠実に真っ直ぐに自己中心的でいっそ清々しかったです(笑)運命を手のひらの上で転す存在のダンスが癖になる。その真っ直ぐさを相手に向ければいいの…と思うのは野暮というもの。それが出来ないのが恋というものさ。
謎の女ーーー《まなみ》。
天賦の才というものは不平等なもので。絵を描くことに救われながらも絵を描くことで幸せにはなれなかった兄弟。秀でてなくてもいい、好きな気持ちだけでいい。そこにたどり着けたら幸せ。殿村さんの存在が丸ごとファンシーで清涼剤になってました。
実演鑑賞
満足度★★★
とても胸熱な夜でした。濃ゆい時間を過ごせた。演劇はなまものだ。その日その時限りの今を生きてる。そんな実感のある夜でした。この公演はシイナナの側に当日のキャスト変更があり、その経緯により、おそらく作り手からは不本意かもしれないのですが、どうしてもバイアスかかってしまいました(笑)
ネタバレBOX
シイナナ
たくさんの想い出、プライスレスな想い出が詰まった喫茶店。それがなんだか自分にとっての劇場や大好きな劇団のように感じられて、想いが交錯する。たとえ変わらずにはいられなくても変わることのないものがある。還る場所。そういう心境に至ったのにはサリさんの格好良い背中を観たのもあるはずで。あれは全く今日の今日で代打できる役ではなかった。なのに代打とは思えなかった。その姿に演劇への愛、出られなかった方への思いが感じられて。高揚しました。鬼格好良い。
MoreGoofy’s
奇しくもこちらも四人芝居の会話劇。ダイゴさんらしい洋物の雰囲気のある丁々発止の言葉での応酬のサスペンス。観客の目に見えるのはあくまでも舞台の上にあるものだけ。それが良きミスリードを誘ってたようにも思う。そうさ人生に脇役なんていないんだよ。個性豊かなキャスト陣でしたが、中でも下野さんが特に良かったです。
実演鑑賞
満足度★★★
初めましてなうさぎさんと、また劇場で会える日をずっと待ってたミクマク。歌声と優しさに包まれる夜でした。
ネタバレBOX
金曜日のうさぎ
アイドル活動にしても音響を仕事にするということにしても、どちらもイージーモード。何か始めるのにこれくらい軽く始められたら楽に生きられそうで。生きづらい今の世の中、ホッと息がつける面持ちがする。現実そんな甘くないよーとか言わないでさ。
Micro To Macro
テル子さんの歌声が響いた瞬間に…心が震えた。舞台の上に楽器はギター一本、俳優たったふたり。研ぎ澄まされたふたり。描かれる巡り巡る時の流れ、命の巡りに、心を攫われてえも言われぬぬくもりに包まれる。老いる母、元気な姿が記憶に鮮やかに残っているからこそ、辛い。その辛さはいずれ訪れるその日への恐れとともに、年々心に迫る自分にとっては刺さってたまらない。逃れることなどできないのだけれど。母を想う心、子を想う心、観る人の置かれる現況毎に残る部分は違うであろう作品でした。優しさと感動に包まれる作品…ながらも、笑いのエッジも利いてて。テル子さんのチャリ停車の仕方、波瀾万丈からの森羅万象などなど、ちょいちょいツボにクリティカルヒットされました(笑)30分間、とても良い旅路をさせて頂きました!
実演鑑賞
満足度★★★
今夜は個人的にはどちらも初めましてな団体さん同士でした。どちらもお若い印象。火ゲキならではな出会い。
ネタバレBOX
カンザスハリケーン
アパレルかな?リサイクルショップかな?のショップ店員を演じる一人芝居。ひとり語りで進められるだけに、台詞が聞き取れないのが痛かった。内容もキャラクターも悪くなかったと思う。後は演出変えたらだいぶ変わるんじゃないかな〜?という印象。
劇団グラスホップ
機械と人間、天使。30分間という短編でこのボリュームのオリジナル創作を持ってくるのはだいぶな侍魂。なかなか世界観が見えてこなかったけれど、よく纏まっていて余分に語らず焦点絞った作劇でストレートに伝えたい事が届く。達者。
実演鑑賞
満足度★★★
30リーグにもエントリーしてるのに、それ以外でも火ゲキ出ちゃうマナカくん。脂ノリノリ。おかげで制作されてるほのかさんのMEHEMも一年ぶりな気が全くしない。今宵は久しぶりに観られて嬉しい役者さんに会えた夜でした。
ネタバレBOX
謎の女―――《まなみ》
部屋で語らう姉妹。劇中で明確には語られない部分まで観客に想起させてくれる丁寧さがありました。家族の中での姉妹各々の立ち位置、姉妹各々にとっての互いの存在の意味。全てを開けっぴろげに書いてしまわないのがいい。姉はきっと家族の中では優等生で親から期待されててその分窮屈で我を抑えてていい子ちゃん。妹はきっと愛され上手で生きたいように生きて我を通していながらも親に可愛がられてる。年長としての責任感を持ちつつ妹を頼りに思う姉、優しい姉を慕うと共に…独占欲を潜ませる妹。どうやらイジメを受けていた過去があり、別れた恋人には浮気されていた姉。その辛さから孤独に陥り引きこもっている姉だけれども、それも妹が一枚噛んでいるんじゃ…?と思わせられる幕引きにゾクゾクと。僅か30分に妄想が止まらない。見事。
MEHEM
ヒトは生まれる場所も運命も選べない。流行りの親ガチャという単語は嫌いだけれど。何もせずともそこに生まれただけで手に入れる者、それを目の当たりにするそうではない者の辛さ、よく知っている。その沼に足を取られている人生はつまらないということも知っている。全ては気持ち次第。単純に夜中にベランダで隣人と会話なんかしてたら苦情出るやろなぁとか、確かに異世界転生はともかくとして何故あんなに悪徳令嬢が溢れてるんやろなぁ?とか、デビューしてない漫画家がミリオンセラーとかでもない作家の一存では挿絵描けんやろなぁとか。細かいところ気になってしまいました。