+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

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アソートメント・アパートメント

アソートメント・アパートメント

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2023/08/26 (土) ~ 2023/08/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

宇宙に関連する四つの短編集。今回お披露目になる新劇団員さん含めての劇団員オンリー公演。名作の再演と新作、わたし彗星の短編好きやなぁとしみじみ思う短編集でした。
長くずっと彗星マジックは勝山さん作品を上演するのが特色な劇団だったけれども、ユラリちゃんも手掛けるようになるのは劇団の方向性のひとつとしてアリだと思うのです。また劇団として強くなるのに客演さんをお呼びせずに数を打つのも大切かなって。
何度目かの転換期。お迎えした新劇団員さんと共に是非とも強くなっていって欲しい。まだまだ長く太く、これからも観たいです。ひとつひとつの作品の良さを楽しむと共にそんなことも思う公演でした。

ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.5 -最後の事件-

ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.5 -最後の事件-

マーベラス

メルパルクホール大阪(大阪府)

2023/08/24 (木) ~ 2023/08/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いよいよ迎えてしまった、この最後の時。
全てが最高でした。緊張感に張りつめる。
思い入れのあるシーンは、すべからく完璧につくりあげ魅せてくれて。。。
最後の最後、あの背中を観せてもらえた瞬間が、忘れられません。ありがとう。

ブルースターナックル!

ブルースターナックル!

ステージタイガー

高槻城公園芸術文化劇場 南館・大スタジオ(大阪府)

2023/09/01 (金) ~ 2023/09/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

まるで初めからここで上演される為に作られたかと思える程に、この場に相応わしい舞台でした。定期的にここで、なんなら屋外でも観たい!
少しずつ、少しずつ、改稿されたところが、もの凄い変化をもたらしてる。心の動き、描かれる人物像が全然ちがく。もう再演じゃないよねこれ!楽しい!演劇楽しい!
演劇は虚構、でも、ちっとも虚構を観た感なくて、生きてて、生の生き様を追体験した感で…熱い!身体も頭も心も熱い!なんか奥底からチカラ湧いてくる!

ネタバレBOX

初演から変わったとこは色々とあったのだけれど。オンナ関係のトラブルが丸々カットされてて。タチの悪いお客様も全然マイルドになってて。こそぎ落とされた分、蒼佑の抱える悩みにエッジが効いたように感じた。
ポスターもさ、耽美なイラストに変わったでない?それがより俳優としての虚構の自分と本当の自分との乖離を象徴してて。蒼佑がぶち当たってる壁を明確にする。でも彼は最後までへし折れる事がなかった。否、折れまいとしてた。折れる事で強くなれた晴彦と対照的。
白井さんが演じる晴彦は…絶品でした。全てが生々しかった。イキってる時も、自分の置かれてる現実を直視せざるをえなかった時も、輝きを見出した時も、恋の予感に浮かれてる時も、勘違いを悟った時も(笑)、真の意味で俳優になれた時も。全てが。素晴らしかった。
あのシーンは初演から大好き。復帰後の演舞のシーン。演じる背中越しに観る景色。客側からは絶対に観られない景色。あの景色を観せてくれるあの演出が大好き。観るたびに胸がいっぱいになる。観せてくれるその思いが染み入る
この物語は、俳優の生き様の物語でありつつ、同時にそれを見つめ続けるこちら側の私達の物語でもある。色々と思いますし、真っ直ぐ心の真ん中に入ってくる言葉もありましたよ、推し活してる身としては(笑)津門さんが言ってくれてる言葉がね、そのまんま代弁やなぁって。
そうそう、谷屋さんと津門さんの民1と民2の小芝居がめっちゃ好きでした(笑)達者な人がやる大根芝居のなんと面白いことか!永遠に観ていられる…。あのコンビは終始癒しでしたね。居てくれるだけで人を幸せな気持ちにする人達。
谷屋さんは出番全てにおいて存在感が凄かった。あの役はね、特にね何かを為してるひとじゃないんですよ。若干の曲がり角を経ながらも極めて普通に日常を送ってるひと。でも常に穏やかに常ににこにこしながらも抱えてることもあり、それでも常にそうあれるひと。あろうとしてるひと
ばっきーくん演じる役の人があそこでキレたのは。あの場面だけ観たらそれくらいで?という印象になるかもしれない。でもそうじゃない、氷山の一角、描かれてない彼らが味わった三ヶ月間の苦しみがある。その結果なのであり。世の中概ねそうなのよ。語り切らずに表す余白の物語。
愛寿香さんの役の人は、蒼佑の抱える悩みの先をいったひとで。俳優として何を大切にするか何を尊ぶか、もうそれを見極めたひとで。迷いがない。プロなんですよ。プロとは何か、その問いの答えでもある。こんな人には安心して迷いなくついて行ける。ファンが推して悔いなしなひと。
まあただ…初演からさらに度を越した異次元の指導が…さいこーでしたが(笑)「はい前進」の一言であれだけ笑えることないですよ。なのにスマホのデコはあんなに可愛い。それが彼女の内面を全て表してる気がする。薄い本とか作ってそう。推せる。。。揚げて煮込む、それはカツ煮や
光画楼喜譚

光画楼喜譚

少年社中

ザ・ポケット(東京都)

2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

劇団員さん揃っての公演。ぷらすもはや劇団員のおひとりに近しい存在であるいこまちゃん。しかも近距離、高密度の空間。あの演技をあんな空間で味わえるのは、とっても贅沢でした。
なおくんが出られなかったのは、とても悲しかったけれども・・・いつかまた元気に万全な状態で再会できると信じているので。
もう・・・この空間にいられた事が、それ自体が、幸福で、心が満ち足りて。
永遠に続いて欲しいと願います。

ReLIVING(リリビング)

ReLIVING(リリビング)

中野劇団

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/09/16 (土) ~ 2023/09/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いや〜おっもしろかったぁ!かの名作『10分間』を彷彿とさせる容赦のないぶっ込み度合い。さすが中野さんの本はさりげなさを装いながら少しの隙もなく。またよく出来てるなぁと感嘆するのが起こる出来事に対するリアクションがリアルな点。
創作の世界だとそんなわけないようなことも登場人物はすんなり受け入れがちで、まぁそれはいちいち止めてると話が進まないという事情もあるけれど(笑)でもね、そこをしっかり引っかかる、すんなり受け入れない、理解しない。そりゃそうよね、確かにだわ。
そのリアルさがあるからどんな突拍子もないことでも観てる側の心も置いてけぼりにならないでむしろ生まれ出る説得力。設定の見事さ、リードの巧みさ、リアルの匙加減、具現化するキャストの技術。さいこーでした!めっちゃ楽しかったぁ。

熱海殺人事件

熱海殺人事件

SHASEN

日本写真映像専門学校・実習棟1階ホール(大阪府)

2023/09/22 (金) ~ 2023/09/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

そうか!こうなるのか〜!コンプライアンス的にだいぶまろやかに、そして全編に渡って今の世のコンテンツが盛り込まれてはいたのだけれど。そーゆう前提ぶっ飛ばして、昭和の雰囲気を観てたらラストで一気に令和に飛ばされたような、なんとも言えないある種SF的な不思議な体験を味合わせて頂きました。急にね、飛んだ、意識が飛んだ。面白いわ、演劇ってほんと面白い!そんな面白さをくれる熱海でした。あぁ〜沼だわ。熱海をもっと観たくなる、知りたくなる。
そんでオカモト國ヒコさんならではやなぁというところが、キラメキ色があったところ。見事にナチュラルにオマージュしてぶち込んでました。魔術師なのかしら…?と思うと同時に熱海の懐の深さも感じて。これまたとても良き熱海でした。
欲を言うところは唯一。花びらもっと盛大に撒き散らかして欲しかった〜!いやわかるんです、生花って地味に予算かかる上、片付けも大変。でもだからそこをちゃんと生花使って撒き散らかしてるだけでも充分!だからあえての、個人的な欲(笑)

ばいなら

ばいなら

オリゴ党

天満天六・音太小屋(大阪府)

2023/09/30 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

お芝居だと都会の方が画一性があってむしろ地方の方が集う人に多様性がある事が多いかもしれないなぁと。とても多様性のあるコミュニティでした。推しの形は様々。わたしの推しも聞いてもらいたくなりました。
とかくおめあての谷屋さんは、わたし谷屋さん観劇史上もっともサイテーなやつでした(笑)他の追随を許さぬぶっちぎりで。谷屋さんなのに。あーでも、あの彼を説教するには拳が要るなぁと思う側面存外ころっと懐けられる可愛いところもある辺りは、谷屋さんの愛嬌。

「小さいエヨルフ」&「少年はニワトリと夢を見る」

「小さいエヨルフ」&「少年はニワトリと夢を見る」

突劇金魚

扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)

2023/10/03 (火) ~ 2023/10/31 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『小さいエヨルフ』
中入って衝撃。懐かしのかつてのアトリエに帰ってきたかのよう。こんな空間が創れるだなんて驚きです。この上なく密な空間、息を吐く音すら聞こえる、もう観てるんじゃない、私達もあの世界に存在している。
人の心とは人生において出会う全てにより変化してゆく。この密で空気すら命を得そうな空間の長いで目の前に存在する生身の人間がその変わりゆく様を生々しくも色濃く観せてくれる。なんという体験なのだろうか。たまらなく非日常な時間と空間。あそこにいる間は現実から完全に連れ去られる。
なにが恐ろしいってキャストの組み合わせも何通りもあるというところ。同じ人物でも演じる人が変わればそりゃ全く別人になるのは必然。キャスト表見ながらこの人が演じるあの人物はどんなだろうと妄想せざるを得ない。でも一番恐ろしい点はその全てに山田くんは出ているというところかしら


『少年はニワトリと夢を見る』
久しぶりかつアトリエ外で観るのは初めて。この作品はアトリエで観るのが最大限に引き出される…と思ってました。だのにアトリエがなくなってしまった今、こんなにあの雰囲気を損なうことなくまた観られるなんて思いもしなかった。感動。
二人の関係性がえぐいのです。閉じた変化のない環境で時間を止められてる者と、目まぐるしく変わる環境の中で変化してゆくせざるを得ない者、二人の対比。競争意識、対抗心、マウント争い。そんなものさえなければ、素直に好意を向け合えれば、幸せなのに。
そんなことは本人達が一番分かってて、でも生きてるから、生きているからには捨て去れないから。蠢く感情が目の前の空間に渦巻く、あの空間を占める。最高の芝居でした。このロングランの二作品にはラインがある。全く別々の作品でありながら、二部作の如し。同日に通せて楽しめちゃいました

春の遺伝子

春の遺伝子

テノヒラサイズ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/10/20 (金) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ゾクゾクした〜!ぞわぞわ尾を引く。充分にありうる日本の未来の姿を追体験。人間とは何をもってして人間と定義付けるのか。五感も感情も記憶も全ては肉体に由来する肉体が作り出すもので。なら心は?心はどこから生まれるのだろう。それが最後の砦のように思えて
彼が言葉を発したのは、発っせられたのは、禁忌の先をいく奇跡、神の領域。ラストシーンが鮮烈に残る。凄いものを観た気持ち。。。
シンプルなのにシーンに合わせて巧みに表情が変わる舞台美術もとてもよかった。役が定まらないのも、この世界の虚無感を煽ってて良かった。
そしてこの世界を舞台の上で具現化するのがお一人お一人がエース級な俳優さんだけで構成されてるのがたまらなかったです。目の前の生の芝居を観る魅力を堪能させてくれる。はぁ…いいもの観た〜って満足感に充ちる。ゾクゾクするあの世界の中において湯浅さんが笑いを盛り込んでくれる瞬間は癒し

HOUNDS!  ~#002 少女誘拐犯の顔を探せ!~

HOUNDS! ~#002 少女誘拐犯の顔を探せ!~

ステージタイガー

SPACE9(大阪府)

2023/10/28 (土) ~ 2023/10/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観てきましたよ!待望の第二話!第二話やけど感覚的には第一シーズンの第一話に近しいかしら。第一シーズンここポイント。HOUNDSの世界が動き出す。001は名刺のよう、002はシーズンが動き出すその第一歩を観たかのよう。
もうさ〜せやねん絶対せやねん。過去になんらかの因縁があって次第にそこに近づいていくねん。王道やねん。なんなら谷屋さんのあのワルそうな政治家は先々絶対立ちはだかるねん。序盤登場あいつ絶対ゲストキャラで終わらんねん。(注)個人的な所感です
それぞれの人物にも絶対にサイドストーリーあるはず。相棒みたく。勝手に妄想し始めてしまう。
そして実感したのは…自分は生粋の箱推しなんやなぁと。近年ステージタイガーもあの距離感で観られる機会はまぁほぼなくなり。うわ!ちか!あつ!!!って酔いしれました。普段からでっかいとこでやってるから芝居が鍛えられてる。幸福感…。
そうだな!個人的な欲でいえば!もっと、さらにもっと!石神さんとタイガーメンが絡んで頂きたい!でもさ!退団以後ゼロだったこれまでから動いたわけで!始まりなんだと思いたい!イズムが受け継がれて頂きたい!!出演はしてないテル子さん!テル子さん!!
まことに良き座組でした。未来がすぅ〜っと照らされるような座組。続け、行けるとこまでどんどんと。わたしはいかなる時も行きます!
翌日の二回目にして千秋楽も観ました!001を観た日から待ち望んでいた002が終わってしまいました…。もうなんだかねストーリーがにょきにょき拡がる002で。今から既に003が楽しみです!待ってるよ!

ネタバレBOX

捕物場面が絶品でした!よくある、それ捕まえられるやろ、それ逃げられるやろ的な甘さがなくて。ガチでした。あそこアクション付けしたのどなたなのか…!?熱くなりました。捕まえられそうなギリギリ、逃げられるギリギリのラインを迫真で攻めてて。はぁはぁした。。。
かつてジャムコントでタイトル取るなどぶいぶいいわしてた愛寿香さん。その愛寿香さんのスベり芸が観られることなんて、まあああないのですよ。ネタ変えてたのね。今日はめちゃんこ畳み掛けてきたよ。鋼の心だよ。個人的には満腹でした。
パソコンをNECに擬態させてた辺りがこだわり。あれは絶対にこだわり。NEC使ってること多かったかな?わたしはなんかDELLを見かけることが多かった印象。要ちぇけら。
テーマソングはバッキーくん作、歌唱は愛寿香さん。歌詞に耳を傾けていたら…うっかりうるうるしてしまいました。良き…。
いないいないなぁ!

いないいないなぁ!

匿名劇壇

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2023/10/28 (土) ~ 2023/10/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

友達の在り方は人それぞれあるだろうけど、これはまた特殊な友達同士の輪の在り方。言うまでもなくそれを特殊だと感じるのは個人の価値観に過ぎない。
友達なんだからと連呼する割には頑なに塊としてしかあろうとしない彼らにとっての友達とはどういう存在なのか、私には寄り添うのが難しい。個々と向き合うのが怖いのかな。重たい?あくまでも学校にいる間だけの付き合いだから?でも変わろうとしてた。人間とは変化してゆく生き物だから。

ウィッチ&ザ・クロック

ウィッチ&ザ・クロック

うましかやろう

布施PEベース(大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

うましかさん本公演初観劇。お目当てのよしひろさんがとても妖艶で美しかったです。エンタメ作品との相性がとてもいい。この座組の中でも安定感が半端なくて頼もしさが強い。よしひろさんイズパーフェクト✨

SQUARE AREA

SQUARE AREA

壱劇屋

近鉄アート館(大阪府)

2023/11/04 (土) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

大好きなこの作品を、今のメンバー今の壱劇屋でまたこの作品が観られたの嬉しい。やっぱ面白い!よりパフォーマンスが洗練されてました。大熊くんがふんぞり返ったりしてないで若手さん達と同じ地平に立ち導いてるのが素敵だなぁといつも思うのです。
ラストのシークエンスが美しくて大河的で心躍る。あれはきっと映像でも綺麗に残ってるだろう。でもそうじゃなくて。切り取られた画面越しでなくて。劇場で、目の前で自分の目で観て感じる、この感動が尊い。そう思わせてくれる場面でした。

饗宴「世濁声~GOOD MORNING BEAUTIFUL MOUSE」

饗宴「世濁声~GOOD MORNING BEAUTIFUL MOUSE」

株式会社ディスグーニー

DisGOONieS(東京都)

2023/11/09 (木) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ずっと楽しみにしていた大好きな勝吾さんの作品。
色々と要因が重なって、最後まで観ること叶いませんでした。
とっても無念でしたが。。。
無念だった!と思う程に、作品世界に溶け込める素敵な空間、演じるお二人との境が分からなくなっていくほどの思念の密度、ずっとあの中にいたいと思える。
どういう結末を迎えたのか・・・またいつか観られる機会があることを願います。

IKIZAMA【11/9~公演中止】

IKIZAMA【11/9~公演中止】

@emotion

六行会ホール(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★

上映会観てきました。一公演しか上演叶わなかった公演のギリ撮影してた定点記録映像。舞台のサイズいっぱいのスクリーンに投影してくれたので、さながらほんとにそこにいるかのようにさえ思えて。これを生で浴びるのが初日観た人だけで終わるのはあまりにも。またいつの日か!

『幸演会』公開通し稽古

『幸演会』公開通し稽古

オパンポン創造社

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/15 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

わたしは六月の大阪公演は行けなかったので初見でした。演プロでの二朗松田さん劇評が素晴らしくて。観てないのに興味を惹かれてやまなくて。この機会を逃してなるものかと勇んで行ってまいりました。

ネタバレBOX

自叙伝フィクションと銘打たれたこの舞台。銘打たれながらもその中には野村くんの演劇人生が詰まってました。こんな風な人がいたのかもしれない、こんな風に思ってたのかもしれない。作家が書くものにはある程度自身も投影される。さもありなん。
松木さんの迫力が凄かった。
野村くんが普段と逆サイドにいるのが面白いなぁと。いつもあちら側なのに。
ミュージカル『病的船団』

ミュージカル『病的船団』

Y,s演劇研究所

AI・HALL(兵庫県)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ミュージカル、なるほど!洋平さんがこの作品を選んだのよくわかる!大正解!めっちゃ良かった〜!もう心が大嵐に揺さぶられて感情わちゃわちゃ…。病的船団最高!キャスト最高!ミュージカルさいっこ〜!興奮マックス!

INDEPENDENT:23

INDEPENDENT:23

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/11/23 (木) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

木金通しでコンプリート。今年はまた…おっもしろかったなぁ。ほくほく満腹です。今年は半々くらいで他府県組と関西組、関西組の中でも過去実績のある方がちらほら。新しい取り組みの現れなのかな?次のセレクションはどんな風景になってるのだろうか。ワクワクしますね。

ネタバレBOX

t1
何も変化のない平凡な日常に不満を抱きつつ、何かを変えることもせず、今手の中にある幸せを見つめることもできない女の子の話。彼女は分かってる、自分が何もしないからだと。分かってるからこそしんどい。清水さんの演技は惹きつけるチカラのある魅力的な演技でした。

i
落語なんだ〜と思わせてからのあのアグレッシブなお芝居は変化に富んでて面白き。こんなジャンルがあるのだと初めて知りました。所作のキレの良さ絶品。圧が凄い。素直にとても楽しくて面白かったです。全くの余談ですが、ならばスタバはあるのかなという好奇心。

b
サン=テグジュペリの世界を思わされて個人的好みドストライク。寓話的な心持ちで観てたところからの急にぶっこまれる修羅場に一気に現実に引き戻されて。まんまとしてやられました。悪くない、悪くないぞ、むしろ良き。いつかある江本さんフェスの中には絶対に入れて欲しい。めっちゃ好き。

j
生の舞台で本物のバーベルって初めて。下ろすと舞台が揺れる重さを細身の女の子が目前で持ち上げるだけでもインパクト大。見えない相手との会話はひとりで語りかけてる系。あれを筋肉で例えるの新しい。何故その重さなのかが刮目ポイントで。筋トレはジャスティス、筋肉は裏切らない。

f
設定としてはそこまではぶっ飛んではないはずなのだけれど。時代劇風の泥臭い芝居で大真面目に頓狂なことばっか言ってて、それが逐一面白くてツボをグイグイ押してきてたまりませんでした。じわじわくる。だいぶ好き。あぁ〜面白かったぁ。

h
希蓉美さんの魅力が存分に炸裂してました。動きはほぼない。ずっとその場に佇んでいながらにしての語りの説得力。希蓉美さんのあぁいう芝居は心に沁みますね。ユラリちゃんがこんな人生の酸いも甘いも噛み分けたよなしみじみした作品を書くようになられたのだということにしみじみ。

t2
いや〜気持ち悪かったですね。お馴染みのスタンドマイクも登場して粘っこさが増してて、比較的まだライトだった部分が鳴りを顰めてとても病的で。本領発揮してきはったなぁと。合田さんの女性観を垣間見るような。

g
舞台を縦横無尽に使い切り、本職の落語家さんによるプロの技の博覧会。笑うというよりも、むしろ感心して興味深く観てしまいました。間違いなく名刺代わりになるんじゃないかなぁというような。今後も色んなところへ持っていけろような。

a
すっかりお帰りなさいの気持ちになってしまう犬養さん。めっちゃ楽しく笑かしてくれてからの、人生の悲喜交々に哀愁を滲ませる落差にすっかり引き込まれる。哲学的な思考も置いてあって、30分間のバランスが見事。

c
こてこてにエンタメ色全開でのとある女の子の半生。一本道を爆走、ルールに沿った台詞縛り。元気いっぱいでキラキラしてて良かったのだけど、いささか単調に感じてしまって。あともうひとつなんか求めてしまいました。

e
おや?じろまつさんにしてはこのまま終わるのかな〜?と思わせといて!くそ〜そんなわきゃあなかったなぁ!?そんなんぶっ込んでくるとは思わなかったよ!?カシコなとこをこれでもかと叩きつけられて完全にノックアウトくらいました。
イケメン亀山さんに舞台上であんな姿させて許されるのもじろまつさんくらいなものだわ。けっこーな曲数とかさ、衣装の数だとかさ、絶対小ネタてんこ盛りなんだよ。恒例のネタバレブログ楽しみにしてるわ。腹立つくらいにブラボーでした!

d
こちらももはやお帰りなさいなおぐらさん。ホームペアではないので観慣れないテイスト。全く唯一ではないにしろ人格形成には幼少期の育ての親との関係が多分に関係し人生を支配する。それが幸となるか不幸となるかは己次第。おぐらさんが演じるニンゲンにはいつも質感がある。彼に幸あれ。
墓場のオサムと機嫌のいい幽霊2

墓場のオサムと機嫌のいい幽霊2

GoldFishTheatre

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2023/12/21 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

がしゃどくろ組観劇。1からだいぶ改稿されてました。罪と罰を受けてな感触もありつつ、陰陽がより明確になるるように。暗喩も分かりやすく示されてて、あらゆる面が明るみに明確に伝わりやすく。
でもね、なんか、なんだか…。あらゆるものをぶっとばす圧倒的な世界観の構築。生で観せる演劇の生々しい質感。何も考えるな、観ろ、感じろ、そこに在る圧倒的な演劇を味わい尽くせ、ただそれでいい!と思わせてもらえるような。至福の観劇体験時間。
目の前で繰り広げられる演劇に取り込まれる溶け込む一体化する。心が流れ込んでくる。虚構であって虚構にあらず。オサムの凪いだ絶望も、期待も、感動も、喜びも、高揚感も、黒く染まる怒りも、失望も、悟りも。全部流れ込んでくる、一体化する。連れ去られる至福の時間。最高でした。

『横連合×凡タム』

『横連合×凡タム』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2023/05/23 (火) ~ 2023/05/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

若い団体さんの組み合わせ、だったと思う。
感想はすぐその日に書く方がいいなと反省する。

ネタバレBOX

横連合
文学的な香りのするお芝居。わたしは好みでした。
決して後味よくはなかったですが。

凡タム
ご夫婦ユニットならではの呼吸のあったお芝居。
ちょっとお芝居というよりはパフォーマンス寄りだったかな。

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