満足度★★★
楽しめたが
「日本版ビバリーヒルズ高校白書」だなあとか思いながら観てました。
役者さんの演技も良かったです。
あとはネタばれで。
ネタバレBOX
題材としては最近の性の乱れ。おっさんからするとちょっと別世界。
ていうか自分の娘がこんな女子高生だったら嫌だなあ(笑)。矛盾するけど男であれば自分もこんな青春時代を送ってみたかった(気もしないでもない)。
それはさておき、エンターテイメントとしてみれば満足できました。若い男女の恋愛模様は誰もが入り込みやすいし、観てて楽しい。告白シーンの切ない感情なんかも共感しやすいですね。「日本版ビバリーヒルズ高校白書だなあ」とか思いながら観てました。
役者さんの演技も良かったです。特に女性陣、頑張ってましたね。長井短さん、舌足らずな話し方がなんだかリアルでした。男性陣も素敵でしたよ。
演出に関してもなかなか面白い試みがあったのではないでしょうか。二階の照明室?をカラオケボックスに見立てるアイディアは感心しました。
ただし。
「なんでもアリ」なところも小劇場の魅力だと思っていますし、舞台上でエロい行為をするのもアリとは思っています。
でも、あれほどキスや絡みを多用し、あからさまに提示する必然性はあったのかは疑問。あそこまで露骨で繰り返しになると恋愛感情の表現を「身体的な絡み」に丸投げしているようにも感じられてしまいました。
まあ個人的な感想です。そこがとてもよかった!という観客もたくさんいたと思いますので(笑)
満足度★★
うーん・・・
申し訳ないのですが自分にはここで絶賛されているほど良いとは思えませんでした。
ネタバレBOX
なんといっても役者さんたちの演技が今考えてもお上手とは思えないのです。特に冒頭とラストにあった3人姉妹だけのシーンは掛け合いのテンポが悪すぎて観ているこちらがハラハラしてしまいました。少女時代の場面も騒がしいだけでメリハリがなく、脚本的にせっかく盛り上がれる場面でも重要なセリフが適切に出てこないために中途半端に流れている印象でした。旗揚げ公演とあってすごく上手な演技を期待していたわけではないですし、楽しそうにやっている役者さんたちに水を差すことにもなるため演技の上手下手についておおっぴらにモノ申すつもりもなかったのですが、ここでの評価と自分の評価があまりにも解離しているので書きこまずにはいられませんでした。
連れもほぼ同様の評価で★をつけるとすれば「★2つが妥当」という見解。にもかかわらずここで演技も含めて絶賛されているのに違和感を覚えてしまいました。若い女の子がたくさん出ていること、水着ダンス、制服への着替えなど男性的にプラスアルファもあってこのような評価につながっているのかもしれませんが・・・(ちなみに私も男です)。
この1年で小劇場中心に40本程度のお芝居を観ましたがほとんどはコリッチでの評判を参考に選んできました。最近は「観てきた」口コミで評価の高い劇団を選べば大きくハズレないなという印象だったので今回のギャップにはちょっととまどっています。自分のような感想は少数意見かもしれませんのでお気を悪くなされないように。
ネガティブ意見ばかりではよくないのでポジティブな感想も。
脚本はさすがの「ゲキバカ」で個人的に好きなstand by me的ストーリーだったので、これをゲキバカの芸達者な面々が演じた「男の60分」はさぞかし良い舞台だったろうなと思いました。女の子たちの演技については上で厳しいことを書きましたが貧子ちゃん役、姉御役の方は悪くなかったです。他のお芝居で見てみたいと感じました。
姉御役の方は終演後にいち早くロビーに出て(身内以外の)観劇者に向けて「ありがとうございました」と挨拶されていて感心しました。このような姿勢は今後対外的に活動していくうえで大切にされてください。
満足度★
観てきた
チケプレで観させていただきました。
ネタばれで。
<2011/5/17追記>
後半回を観た方の評価もだいたい同じようなもののようですね。
心底チケプレで良かったと思いますがお金を払って観られた方はご愁傷様。
公演をうつのはもちろん勝手なのですが、レベルと値段設定があまりにも解離しているように思います。
ネタバレBOX
初日だったからなのか?笑わせようという意図はわかりましたがどの場面もテンポが悪いため笑えなかった。下品なセリフをしつこく叫ばせるというのもハマれば笑いもおきるのでしょうが残念ながらマイナス。舞台の品格を下げているだけだった。
設定が設定なので方言を使うのは仕方ないがそれを使ってとくに笑いがとれるわけでもなく、結果的には聞き取りづらいだけでイライラしてしまった。
あと、中途半端なやりとりが同時に散発する場面がチラホラあり、舞台としてのまとまり感、みたいなものを削ぐ一因となっていた気がする。演出でもう少しなんとかならなかったのでしょうか?
設定は確かに興味深い。嫁をオークションで探すなんて現代社会でありそうでない、なさそうででも似たようなことはあるんじゃないかって思う。役者の力量、演出次第では良い芝居に化ける可能性もあるのでは。
レベルから言えば値段設定も高いような気がしますが、旗揚げ公演の初日なので評価は保留。千秋楽にむけてレベルアップに期待します。
なお失礼かもしれませんが本気で高いレベルを目指すのであれば身内、関係者の評価は無視した方がよいでしょう。非関係者の辛口コメントにこそ耳を傾けてください。
素人が厳しいことを言うようですが。。。
前の人が書かれているように2時間ずっと抽象表現の連続で、意味があるのかないのかわからない場面が延々とつづくため正直疲れてしまいました。役者さんたちはひとりひとりが十分に魅力的で、とくに脈絡のないセリフをとちらずに熱演されていたのには感心しました。演出面でもところどころ光るものがあっただけにもう少し観る人の立場にたって劇づくりをしてほしかったなと残念に思いました。