鉾久奈緒美『白鳥湖』
大駱駝艦
大駱駝艦・壺中天(東京都)
2010/07/06 (火) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
田村一行『オママゴト』
大駱駝艦
大駱駝艦・壺中天(東京都)
2010/05/01 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
だんだん楽しくなる
最初の方は現代劇みたいで、この調子だと飽きちゃうかも・・・と思っていたら、さかなのお面のお二人がすごくキュートで、だんだん楽しくなってくる。後半のやぐらを組み立てるみたいな、プリミティブな民族の儀式も、なんかよくわからんグルーヴ感がありました。男性と女性の絡みは、すごくエロチカルでした。
踊りが展開する一方で、音楽がやや単調な印象でした。あと、男性の群舞はすごくおっきな塊なんだけど、女性の群舞がちょっと拡散した感じがしました。
今週末までやっているので、もう一回観に行けたら行きたいです。
ジュリア・ベッシー『With Weight~重さとともに』
大駱駝艦
大駱駝艦・壺中天(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
満足度★★★★
よかったです。
舞踏に国境はないとは思いつつ、でっぱりが多い欧米人の身体よりも、のっぺりした日本人の身体の方が舞踏に合うと思ってしまうのは、どうしたものかと思っていたのだけど、ジュリアさんの舞踏は、ジュリアさんらしい(ご本人を知っているわけではないですが)、日本人には表現できない空気がちゃんと表現されていたと感じました。
特に、風船を付けて身体の動きを表現する、という演出はすてきでした。音楽はシガーロス?かどうかわかりませんが、そんな、アイルランドとかの荒涼とした大地の風を思わせる曲で、そこをカラフルな風船をつけたジュリアさんがニコニコ飛び回ってるのがよかったです。
しいていうと、ジュリアさんのぽちゃっとした体型をもうちょっと活かした踊りを観たかったという気がします。(ポジティブな意味なのですが、お気に障ったらごめんなさい)
謝罪の罪
ペンギンプルペイルパイルズ
ザ・スズナリ(東京都)
2010/03/19 (金) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★★
初めての。
初めて観ました。
役者の方々の息が合っていて、微妙な間やスピードがあってこそ成り立つ会話が、ピシッとまとまっていて、安心して観られるかんじでした。顔に白粉を塗って・・という演出は、なんかそういう発想ってすごいなと思いました。
なんの根拠もないのですが、勝手に、もう少しショッキングな内容を想像していたので、その意味ではちょっとサッパリしていたような気もします。加害者と被害者の立場が入れ替わる瞬間、その相対的な脆い関係性の「すごみ」みたいなものをもっとえぐく見せていただいても良かったのかな、と。刺激を求めすぎる悪い癖かもしれませんが・・。
次回作もまた観てみたいと思います。