genieが投票した舞台芸術アワード!

2010年度 1-10位と総評
グロリア

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グロリア

ハイリンド×サスペンデッズ

明るく楽しいハイリンドとシリアスが得意なサスペンデッズの融合で、絶妙なバランスでメッセージ色も兼ね備えた、エンタティメント性の高い作品に仕上がった。

元気で行こう絶望するな、では失敬。

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元気で行こう絶望するな、では失敬。

パラドックス定数

20人のキャストを上手に使って、青春群像を描いて大成功だった。言葉に尽くせない感動、胸に熱く迫りくるものがあった。

蛇と天秤

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蛇と天秤

パラドックス定数

社会派ドラマ。難しい医学の世界をわかりやすく丁寧に描いて、問題提起、こんな作品に触れて現代医療について考えるきっかけにするのもよし。キャラクターの描き分けが上手。とにかくよく調べていて脱帽。

2WEEK コンタクト~まだ使えると思ふ~

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2WEEK コンタクト~まだ使えると思ふ~

山田ジャパン

正統派コメディー。これがなかなか難しいものだが、ツボを押さえて構成もよくできている。気楽に大いに楽しめて、しかも後味のすっきりした作品で好感持てた。

さらば八月のうた

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さらば八月のうた

劇団M.O.P.

戦前から現代にかけての壮大な人生ドラマが、時代の風物とともに語られて、懐の深さを堪能した。

不滅

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不滅

鵺的(ぬえてき)

心理描写が絶妙。かなり重いテーマではあったが、時にはじっくりこんな人間ドラマを見るのもいい。

ガラパゴス

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ガラパゴス

少年王者舘

アングラの王道を堪能できた。

Root Beers-ルートビアーズ-

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Root Beers-ルートビアーズ-

劇団東京ヴォードヴィルショー

べたながら、達者な役者さんたちによって、いい人情話を見せてもらった。

劇、ということ

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劇、ということ

壱組印

オーソドックスながら、観客を楽しませることを主眼に置いた、バラエティに富んだ娯楽色の強い作品で、安心して楽しめた。

ЖeHopмan【シャハマーチ】 下北盤

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ЖeHopмan【シャハマーチ】 下北盤

電動夏子安置システム

今までに見たことのない、コンセプト、ストーリーに驚き。

総評

今年はずいぶんたくさんの作品手当たり次第に見た。正直なところ玉石混交ではあったが、きちんとしたポリシー、信念を持ち、発信したいものが明確な団体が結果的に丁寧に作り上げたいい作品を打ち出していたように思う。
若き演劇人には、これからも果敢に熱く挑戦を続けてほしいし、愚直に学びと経験を積んでほしい。ただし、投げっぱなしではなく、見る側を意識して作品作りに励んでほしい。
今後もいい出会いに期待したい。

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