Kazuの観てきた!クチコミ一覧

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僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★

本多が似合う、賑やかなエンターテイメント公演
開演し客席が暗くなると、不意にドンッという重い音が客席脇から。

その重い太鼓を鳴らしながら入場するのは、鶴のかぶりもので裃姿の演者。
この奇妙な出で立ちがあれよあれよと言う間に8人の管楽器・太鼓になり、チンドン屋っぽくまた渋さ知らズっぽくもある曲と音色で、舞台の始まりを告げる!

美術が醸し出していた重そうな舞台の空気が一変。
賑やかで立体的な演出で、劇場は一気に非日常の空間に。
そういえば、公演に寄せて、演出の菜月チョビさんが「新春公演ですからね、パアッとおめでたいものをお届けしたいと思います」と言っていたのを思い出す。
まさに!
他にも、本筋と関係ないタイミングでお祭りを始めてみたり、
舞台を飛び出し客席中の通路を何度も使ったりと、
動きを”必要以上に”ダイナミックに見せる演出が詰め込まれていた。

これは狭い劇場だとできない。

本多に合わせて、劇場を活かしきろうとした演出。
見事!
演出以外で特筆すべきは、スーパー親父の粟根まことさん(劇団☆新感線)のパワフルな生ドラム!
親子が音楽で対決して、子どもに参りましたって言わせるシーンなんだけれど、
力強く叩く姿と粟根さん演じる親父のキャラが相まって、男の強さや器の大きさをものすごく感じさせるドラミングだった!

生きることの大変さと困難を乗り越えようとする意思の強さ、そんなことを寡黙に背中で見せてくれるようなドラム。

ドラムテクニックを超越し、男としての魅力が溢れていた名演でした。
鹿殺しのステップアップ公演は、本多劇場の名に恥じぬ、というか本多が似合う、賑やかなエンターテイメント公演にしてくれました。

薔薇とサムライ

薔薇とサムライ

劇団☆新感線

赤坂ACTシアター(東京都)

2010/03/16 (火) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★★

縦横無尽!
「蛮幽鬼」に続く観戦(?)。

そりゃあもうおもしろいし、天海祐希さんは当然綺麗かつかっこいい。
意外にも古田新太さんが、年の割には踊れるんだな、ということも発覚。プロ根性を見たのでした。

広い会場を、やはり縦横無尽に駆け回るさまは、どうやって稽古しているんだか、覗いてみたいと思わせるもの。

「蛮幽鬼」の方がストーリーは好きですが、
エンターテイメントとして、これはこれで素晴らしい舞台でした!
なにより、これを創り上げるスタッフワークに頭が下がります。

『クロノス・ジョウンターの伝説』~『ミス・ダンデライオン』『南十字星(サザンクロス)駅で』~

『クロノス・ジョウンターの伝説』~『ミス・ダンデライオン』『南十字星(サザンクロス)駅で』~

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★★

やはりすごい。
キャラメルボックスの作風が好きではない私ですが、やはり抜群にうまくておもしろいので、いつも悔しいと思いながら見ています。

さて。
「ミス・ダンデライオン」は初めて見たのですが、これが開始数分でマイ琴線に触れる内容で、不覚にも涙がつーっと流れていきました。

全体的にも、あまりによくできすぎていながら、引くことなくむしろぐいぐい引き込まれ、ハーフタイムながら普通の尺の芝居と同じ濃密な物語を見られました。

やっぱりすごいな。

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