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みさ |
みささま
>ワタクシは何度もこちらに足を運んでいますが、「TACCS1179」って、俳協の持ち物だったのですか?知らなかった・・・。
「TACCS1179」は、俳優座劇場や昔の三百人劇場(元劇団昴)同様、よそにも貸してはいますけど、劇団俳協の本拠地には違いありません。目と鼻の先にある駅前商店の人たちが「知らない」と言うなんて予想もしてなかったです。「線路際にあるんですけど」と言ったら、「ないよ、そんな建物。あるなら、知ってるよ」と言われた。よほど地元に浸透してないのかと思いました。私の知ってる某貸し劇場は、劇場係員が劇場の前を通る通行人に来場者でなくてもいちいち笑顔で頭を下げてて、赤ん坊にまで手を振るんですよ(笑)。まあ、そこまで愛想を振りまかなくてもよいけど、地元に溶け込む努力をしてるんだなあと思います。そのせいか、地元の人は劇場に入ったことなくても場所は知ってるようで、付近で劇場の場所を聞いたら、すぐ教えてくれました。
わたし、西武沿線で劇場のある2駅に住んだけど、駅前の商店には必ず公演ポスターが貼ってあるし、ポスターを見てたら、商店の人が「劇場に行くの?」って声かけてきて、チラシくれたものです。小さなスタジオならともかく、あの規模で存在を知られてないなんて意外でした。その2駅にある劇場のある地元とはだいぶ商店の対応が違うなぁと思って。
2010/05/21 19:00
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tetorapackさま
>なぜ、こんなに小さな事にこだわるかと言うと、これだけ素晴らしい作品を書いて、演出することができる人だからこそ、そういう小さなディテイルにも、こだわりを持ってほしいのです。コメディであっても、お客様に納得してもらいながら、また、「ここは、ちょっとな」と指摘されることを事前に修正して本番に臨み、そして大いに笑ってもらう、ということにかけては妥協を許さないプロの仕事師ぶりであってほしいのです。実はこれも、加藤さんとのお話しの名kで出てきた加藤さんのお言葉ですが。
ほんと、まったく同感です。これは最近のTVドラマにもそういう批判がされてるんだけど、脚本書く人が、ごく簡単なことでも「企業というものを経験してないし、知らない」ってことも関係してるかも。「一人でも、それおかしくない?って言う人がいないというのは、劇団に企業経験者が少ないからでは?」と夫なんかは言う。30代まで商社マンやってた某小劇場の主宰がいるんですが、夫はすぐその人の名を出して、「彼がいる劇団ではそういうヘンなことはありえない」って言います。その人は外部の人に対しても企業の広報みたいに丁寧な対応で、夫にはすごくポイント高いみたいで(笑)。脚本は別の人が書いてるけど、企業ネタも多く、夫は「きっとあの人がチェックしてるよ」って。
> なるほどねー。なんか言い得て妙で、すごく分かる気がします、というか、納得しちゃいます。演出家からの注文に、身体が、そして流した汗が覚えている経験則で演技するというのではなく、フィーリングで器用に表現してしてしまう、そして、それがハマることもあるけど、アレっと思わざるを得ない時もある、ということでしょうか。うまく言えませんが。
いや、まさにそのとおりだと思います。先日、「新劇の意義」についての新聞文化面の特集記事があったのですが、そのなかで、小劇場に注目するフジテレビの某幹部が「これだけ小劇場のいい役者がいっぱい出て活躍してるんだから、もう新劇の役割は終わった。滅びて当然。むしろ滅びたほうがいい。惜しいなんて思いませんね」と発言してて、怒りがこみあげてきました。新劇をちゃんと観たことあるのか、と思った。
2010/05/21 09:40
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みさ |
みささま
これ、興味あったんだけど、日程的に・・・。あ、みささまの「観たい!」読んで爆笑(夫にもウケましたよ)。日本国憲法の文章作りの話って、以前、NHKの歴史ドキュメンタリーで見たことあるけど、そちらはものすごく感動的な歴史秘話が紹介されてたので、ネタバレ読んで真逆な印象で「なるほど、こちらはそういうお芝居なのね」と興味持ちました。
俳協さんも今後はもう少し早めにチケプレ活用されると良いと思います。
ところで、「TACCS1179」という劇場、駅から近いのに存在が知られてないんですよ。
うちは比較的この近辺に住んでるのですが、この劇場、線路際だけど、広大な空き地が邪魔して、駅に降りると建物が見えないからすぐ場所がわからないのね。で、以前、いくつかの駅前のお店に聞いたことあるけど、「長年住んでるけど、この近所にTACCS1179なんてないよ」「俳協?知らないね」って冷たいのなんの。地元の劇場って、商店にポスター貼ってあったりするけど、俳協のは見かけない。私はこの沿線にある専用劇場を持つ劇団を2つほど知ってるけど、その地元商店の人は公演のたびチラシが配られるせいかみな名前を知ってますよ。劇団が地域の盆踊りに協力したり、劇団主催のお花見やクリスマスなど地域イベントを企画したりして積極的に宣伝してるから、平日でもけっこう地元のお客さんで席埋まってる。俳協さんもそのへん、まだまだ開拓の余地がありそうです。少なくとも駅前の商店が「名前知らない」というのは「・・・・」です。
2010/05/21 09:10
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みさ |
みささま
面白く読ませていただきました。かちゅぜつ、のとこ(笑)。キャストが多いと、練習もまとめるのも大変そうですね。
>鬼に太刀打ちできるのは仁義八行の玉をもった伝説の八犬士だけ。という設定から、伝説の八犬士は登場するも・・・、かつての勇敢な面影はなく、皆、死にそうな爺、婆になっていた。
「三銃士」をモチーフにした芝居などで、こういう設定が使われたりしますね。老骨に鞭打って立ち上がるかつての三銃士みたいに・・・。
2010/05/20 19:06
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tetorapackさま
ありがとうございました。恐縮です。
>これだけ仕立ての上手い作・演出家の野坂実氏なら、シリアスでもサスペンスでもアクションものでも、私は出来ると思います。その上で、今回は「ただただ笑える」ものに照準を定めて作ったと思っています。これはかなり確信しています。なので、おっしゃる通りだと思います。
初見でそれを見抜かれてしまうtetoraさまの眼力にはただただ脱帽・敬服いたしまた。ありがたいです。
だからこそのあのズボンです(笑)。私は正直、筋の複雑さよりずっとズボンのほうが気になり、「ズボン、ズボン、これはないぞ」と唱え続けましたもの。まさにブー(x)!(笑)。番外のとき、ワダさんはスーツも着てたから、合うズボンがなかったわけじゃないと思うのですが。おまけにピンクのワイシャツ!(笑)営業で外へ行く人は着ませんからね。マスコミやアパレルではいるけど。
>そう言えば、詳しくは控えさせていただきますが、加藤健一さんといろいろお話させていただく機会に恵まれた際、加藤さんは御自分もやってらっしゃる養成所について「この頃は、大学とかで演劇をやっていて、卒業すると、そのまま劇団・ユニットをつくって、いわゆるプロになっていくのが多い時代なんですね。もちろん才能のある方も、自己陶酔的な方もいるけど、だから養成所と言うパターンは自然と見直されつつありますね」と私に話してくれました。ただ、私は、やっぱり養成所とかで長年厳しい訓練を積んだ方の演技は違う、と思っているんです。それを加藤さんに言ったりして、TVタレントのスカウトとかの現状とか、いろいろ話が及びましたが……。
文学座も「座員」になるまでは、それはそれは大変なことは、私もよく知っています。だから、やはり、演技はしっかりしている。基礎づくりが違いますから。
そうでなけれなならないということはありませんが、こうした訓練を経ずに自分たちの表現したい思いだけで新劇、小劇場系演劇が行われるのが時代の潮流となりつつあることには、実は、一抹の不安を感じております。
ここは、本当に私も常日ごろ思ってることで、tetoraさまのお考えにすごく共感します。ある新劇のベテランが言ってたけど、「いろんな人の集まる座組に出ると感じるのは、学生演劇→小劇場系の人は器用でアドリブに強くナチュラルな芝居はうまいけど、きっちり作りこんだ中に入ると違和感が出ることがある。相手役でサラッと流した芝居をされるとアレッと感じるときがあります」と。クロカミの音声ブログで座談会聴いてると、渡辺さんはカトケンご出身でキチンとしてるけど他人にやさしく、懐の深いかた。加藤裕さんは、真摯で礼儀にも厳しく熱いかたです。
KAEさまへ
>それにしても、きゃるさんのクロカミに対する思いの強さには、感嘆しました。(私の8割世界への思いより、数等上を行っています。笑い)
あ、恐縮です(笑)。私は実力があるのに、あまりCoRichユーザーには認知されていない劇団にチケプレご協力お願い運動をやっております。観て感動した劇団にはすべてアンケートにCoRichチケプレをお願いし、劇団宛同趣旨のお手紙も送っております。クロカミもそのひとつで、劇団員・スタッフとも面識がないのですが、チケプレが実現し、多くの方から反響があったので、劇団になり代わってお礼を述べさせていただきました(笑)。
2010/05/20 13:15
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tetorapackさま
こちらこそ、ご丁寧なご返信、いたみいります。誤入力が多く、大変失礼いたしました。tetooraになってた。テキーラみたいですね。スミマセン。
>私も、太陽のようなご主人のコメント、読んでみたいなぁ。でも、きゃるさんが、「夫の方は~」と間接リポートしてくださるだけでも、ありがたいです。
こりっちでは、さんざんいらぬ個人情報をさらし、ご迷惑をおかけしております(笑)。夫の感想も書きたいときがあるのですが、「おまえの亭主の感想までよけいだぞ」とユーザーのみなさんに怒られそうで、躊躇しております(笑)。
2010/05/19 22:12
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けんDO |
どてけんさま
はじめまして。レビューを共感しながら拝読させていただきました。たしかに本作の近藤は、脚本上も隊士が尊敬の念を抱くような部分は足りなかったような気がしますね。私も石井さんの個性は好きなので、残念に思いました。
服部武雄役(深月要)に目を留めていただき、ありがとうございました。励みになると思うので早速、本人にも伝えたいと思います。殺陣が得意で主に時代劇に出ている子なので前作の「逆手本忠臣蔵」の際、お芝居の勉強になるからと連れて行ったのですが、興味を持ち、WSに応募して出演が決まりました。まだ10代なので、芝居のキャリアが浅く、年上のかたに混じって大丈夫かしらと心配したのですが、今回、先輩のみなさんにリードしていただき、作・演出家のかたにも彼女の長所を生かしていただき、本人もやりがいもあったようで、ありがたく思いました。
2010/05/19 20:36
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おこじょさま
はじめまして。「新撰組血風録」の名前が出され、放送当時私も観ていたので、懐かしいなぁと思いました。あのころ「新撰組始末記」を持ち歩いていてボロボロになってしまったことを思い出します。
高校の修学旅行のときに自由行動時間に壬生近辺を歩いていたら、散歩中の近所の古老の方が声をかけてきていろいろ説明してくださり「八木さんのうちへ行ってごらんなさい。直接話が聞けるかと思うし、うちの隣だけど遠慮するような家じゃないから」と連れて行ってくれたのですが、当時は一切公開もしていませんし、「うちが屯所になってたなんて事実はありません。新撰組とは縁もゆかりもない!何かのまちがいですよ」とけんもほろろの対応でした。紹介してくださった古老のかたが「若い人がせっかく興味をもってくれたのに、京都の印象が悪くなってしまいますなぁ。気にせんでくださいよ」と苦笑しておられました。何年か前にTVを観たら現在の八木家ご当主は積極的でオリジナルグッズまで売っててびっくり。隔世の感があります。当時のかたの息子さんのようです。
本作は現代的に大胆に脚色してありますが、テーマがはっきりしていて個人的には感動できる部分が多かったです。
2010/05/19 20:17
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tetorapackさま
ご観劇ありがとうございます。ご満足いただけて大変嬉しいです。前回の本公演、番外公演と、実力のわりにCoRichでの反響がとても少ない劇団だったので、さみしく思っていました。今回の反響には驚き、あらためてチケプレやクチコミの効果を実感。劇団もおなじだと思います。
当日、会場に入りきれなかったお客様もおおぜいいらっしゃったとか。
劇団には今回のさまざまな感想・ご意見を良くも悪くもすべて受け止め、次の公演に生かしていただければ、と思っています。本公演はことしはこの1回だけです。クロカミは爆笑ものだけではないので、ぜひ、番外公演へもお越しください。本公演とはまた違った味わいがあります。
ドッカン笑いで心に残るものがなかったとの厳しいご指摘もありましたが、前回の本公演が爆笑ものではなくヒューマンなものだったことや外部作家のシリアスな作品が続いたので、野坂さんも爆笑シチュコメを待ち望むファンサービスをしてくださったのではとわたくしは理解しています。
どうぞこれに懲りず長い目で見守っていただければと思います。
毎回、アンケートにしつこく、こりっちの説明とチケプレへのご参加へのお願いを書き続けた一ファンとして、今回の反響はとてもうれしく、レビューをお寄せくださったすべてのみなさまにお礼申し上げたい気持ちです。
>ただ、気になったのは、他の方も書いていたけど、ワダ・タワーのあの衣装は、ちょっとなぁ。マンション販売の従業員があんなズボンを職場ではくはずない。ちっさなことだけど、これは気になった。
同感です。夫に話したら「企業ではありえない。小劇場の芝居にはありがちだけど、そいう点大事だね」と言ってました。アキラさまの「その程度の会社って事では?」という解釈もおもしろかったですけど。すると、わざとそうしたのかなって(笑)。
>それにしても、くどいようだけど、渡辺裕也が秀逸。これを知っただけでも、大収穫だった。
彼がtetoraさまもお好きな加藤健一事務所の出身俳優です。加藤、川本は文学座研究所、どうぞ、ご贔屓に(笑)。
KAEさまへ
体調のほうはいかがですか?クロカミショウネン18に関心を寄せてくださってありがとうございます。
クロカミの座付き作家の野坂さんは外部劇団からの依頼も多い人で、役者も客演陣も実力のある人たちをそろえ、スタッフもきめ細かに対応してくれる劇団です。
見巧者のKAEさまが今回の作品をごらんになっていたらどう評価されたか心配ですが(笑)
ぜひ、次回はごらんいただければ幸いです。
2010/05/19 10:40
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tetorapackさま
夫はtetorapackさまのように燐光群の作品をたくさん観てるわけではないのですが、今回tetoraさまがおっしゃっているように「こういう作品を燐光群が提示したことは非常に意義がある」と言いたいのでしょう。その主張はごもっとも、と私も理解しております。異論はありません(笑)。F/Tトーキョーのダンテの神曲のときもそうだったしね・・・「非常に興味深い作品だ」と。なんか、よほど私がアホだと言いたいのか、と(笑)。
夫の場合はですね、結婚するまで演劇に縁がなく、まじめなラブ・ファンタジーの映画を観ても、精霊の出てくる場面で「ドリフのコントみたいでふきだした」なんて興ざめなことを言い、寅さんシリーズばっかり観てたから、最初はコメディーなら入りやすいかな、と誘ってあげたのではありませんか、気を遣って。むふっ。 最近は、未見の劇団のコメディーに誘うと迷惑そうな顔をします。1人で世田谷パブリックシアターにも行ってしまう。寝てるかもしれないけど(笑)。
あと、何か芝居を観ると、自分の知ってる俳優で別の配役を考えるのが好きな人です。別の劇団がやったら、この役はだれがいいか、とかね。
CoRichのレビューを書けばよいのに、と思うけど、「遠慮しtきます」ですって。いろいろ、ほかの分野のほうに時間割いてるようで。
夫は私と違って、北風と太陽なら太陽タイプの批評をするから、好感もたれると思うんですけどね(笑)。
でも、ロマンチストじゃないです。tetooraさまと違って。
2010/05/18 21:51
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tetorapackさま
「リリパットアーミー」とは懐かしい名前!「Ⅱ」というのは初代と関係あるのかしら。「リリパットアーミー」は小劇場ブームを牽引した伝説の劇団ですが。内容も興味あるけど、時期的に行けるかどうか微妙です。
2010/05/18 20:53
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鈴木雄太 |
鈴木雄太さま
あ、同じころに観てるのかな。前名のインサイドバザールでしたっけ?森山さんも早稲田なんですってね。お知り合いなんですか?東大の劇団の殺陣を担当されてたので、最初、東大の人かと思いました。実は受付に「8割世界」さんからのお祝い酒があって、「これって私へのサブリミナル攻撃?」って思っちゃった。いやいや冗談(笑)。
2010/05/18 19:58
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tetorapackさま
>きゃるさん自身は、つまらなくて首が痛かったかもしれないけど(笑)
いえいえ、決してつまらないとは言ってませんよ。つまらないなら2点付けてる。「少々退屈した」というだけで。腰も痛かったけど(笑)。
そうそう、このレビューに関しては私が「退屈」という表現を使ったものだから、ゆうべ、わたしが食器を洗ってるときに、夫が「つまり、いろいろな演劇があっていいってことです。たとえば、このあいだの万有引力を観て退屈か、燐光群を観て退屈か、ってことでしょう」ときたもんだ(笑)。
夫の感想はtetoraさんが上に書いたことに尽きるのですが・・・・。
万有引力って、ほら、野村萬斎のマクベスにメンバーが出てたアングラ劇団。GWに新聞のチケプレが当たって行って来たんだけど、私は寺山ワールドに大満足したんだけど、夫は退屈して最初の数分で熟睡ですよ。ものすごく退屈だったらしいの。寺山が好きなのに。tetoraさんにはオススメですよ。バレエ踊れる女優がいるしね。万有引力はもうご存知でしょうか。まだなら、機会があればぜひ。
あ、余談ですが、私は中山マリさんのしゃべりかたと声がわりと好きなんですよ。
寄席芸人に多いです、昔で言うと玉川スミとか都家かつ江とか、いまなら高齢漫才師のあしたひろし・順子の順子さんとかと同系統の声で、あの手の声の人に、反応しちゃうんです(笑)。なんというか、ちょっとしゃがれ声でスナックのママみたいだけど、人情味のある声質。好きです。
2010/05/18 19:46
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きゃる |
tetorapackさま
コメントありがとうございます。tetorapackさまのほうにお返事書かせていただきました。
2010/05/18 09:42
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tetorapackさま
>わー、ご夫婦で観たんですか。しかもご主人からのお誘いで。でも、コクッでしたか(笑)。
夫は最近特に忙しく、深夜まで仕事してますので(結婚以来、ほとんど毎日残業ですけどね。家に電話してくるかたが呆れてる。休日は夫婦とも観劇で外出するし。まあ、tetorapackさまも同様にお忙しいでしょうけど)、この作品に限らず、かなり面白いものでもウトウトしてるときがありますね(笑)。この作品は寝なかったほうではないかと。ま、ほんの少しの間だけでしたから。最前列は補助席だからクビだるーいし(笑)。クビがだるくなると夫は寝る(笑)。
>むしろ私は、あまりに芝居化されていない点、言い換えれば、茶化しやウケ狙い、作り込む手法を排して仕上がっていたことに、大胆さと「面白み」を感じたという感じです。うまく言えませんが、私としては、逆にステレオタイプであるが故に面白かったともいえるかな。
夫も同意見です。
> その一方で、この作品の狙いは、それぞれの登場人物の見解への賛否や実際のあの当時のカネの流れの本質を云々する「ご教授もの」などではないように思えたのです。また、ヘアー自身の劇作もその正否や浅深などの視点からは、まったく私は観ていませんでした。とてもじゃないけど、そんな視点で観ていたら、眉間にシワ寄せながら、頭がいかれちゃいそうだし、第一、ちっとも楽しくないし(笑)。
これを舞台作品にしたという一点に、普通の物語芝居とは一線を画すドキュメンタリー・ドラマとしての「潔さ」みたいな心地よさを感じ、その点を自分の「観てきた!」には感想として書かせてもらいました。かえって作り込んだり、「これこれをベースにしてますが、あくまでこの作品はフィクションであり……」なんて前説を付けたりして、茶化したり、自分なりの見解を仕立てた作品なら、たぶん観なかっただろう、なんて思ったりもしちゃってます。
この手の芝居は、観る人によって、かなり感受するものが違うと思います。もちろん、それでいい話です。それを先刻承知で、坂手洋二と燐光群がこうした作品を提供してくれたこと自体、他の劇団では滅多にあることではない(実際、私はお目にかかったことがない)ので、「こういうのも、いいんじゃないかな」と私は感じた次第です。
ここも夫と同意見です。「まあ、シモキタに来る若い層にはウケないかもしれないけど、こういう作品があってもいい、むしろ、日ごろ演劇に縁がない人に観てほしい。そのほうが理解してもらえるかも」と。燐光群は以前、やはり夫と「黒点島」を観て、私は面白かったけど、夫は「演劇の性格上、単純化してあるせいか、結末が不満」だったそうです。夫が言うのに、「あなたは周知の事実というけど、ここに出てくる人物や、このところの経済の動きをまったく知らない人も多いと思う。一般の人に比べてなまじこの方面の知識があるからそう感じるのでは?ステレオタイプにしてある分、面白さもある。逆に日経ホールで日経の愛読者対象に上演するならもっと突っ込んだ内容にしないと観客は満足しない。すると作品の性質も変わってしまう」って。
わたしは本作を評価しないわけではないし、これを娯楽化する必要もないとは思うけど、ドキュメンタリー映画形式を舞台にした点以外、新鮮味がないって感じました。マイケル・ムーアのドキュメンタリー映画に比べても素直で毒がないし、舞台面に立体感がないなーって。まー、これはこれでいいとは思います。好みの問題もあり。
でも、冗談で書いたけど、日本版は、日本の特別ゲストで遊んでもよかったかも(笑)。
ただ、これをあまり経済知識のない人が観た場合、経済とHさんがおっしゃるように、鵜呑みにして短絡的に捉えたらちょっと困るというのもわかるんですよ。そこが、夫の言う「日経ホールで日経の愛読者対象に上演するならもっと突っ込んだ内容にしないと観客は満足しない」点なのかも。もっとも、わたしは経済の専門家じゃないから、突っ込んだ内容過ぎでもわからないけど。
観るべき観客じゃなかったのかもしれませんね。夫についていっただけ(笑)。でもなー、あのコーエンはない!笑わないようにするの辛かったもん(笑)。
2010/05/18 09:40
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みさ |
みささま
>ワタクシはこの主役は存じ上げなかったですが、客寄せパンダだったんでしょか?
私も存じ上げない俳優さんなので、たぶん、このお芝居は違うと思いますが・・・。
一般の大衆的な商業演劇ではよく、そういうことがありますよね。
>ゲド戦記の冒頭の裏路地で出てきた、妙ちくりんな飲み薬?の売人の爺さんが
「金はいらんからァー、いヒー気分になるずォう~」 の薬でも飲みたい気分でした。笑
あははは・・・。
2010/05/17 21:09
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きゃる |
みささま
>経済とHさんの「ステレオタイプになっているのではないかとです。」との投稿から九州出身なのか?と、ワタクシは思ったとです。
あははは・・・(笑)。「まったく気づかなかったとですよ」(笑)。
みささまの冴えたユーモアが、わたくしは大好きです。
眠気ふっとびそうですわ。
2010/05/17 19:16
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tetorapackさま
>ただ、かなり、金融用語がふんだんに登場するので、興味ない方には辛い芝居であることは間違いない。ちなみに私の席のお隣のご年配の男性は開演直後から最後まで一貫してコックリを繰り返し、ずっと居眠りしておられました(笑)。ガクッ、ガクッと何十回も私に身体が当たるので、正直、これには参りましたけど。
ぶはははは・・・(笑)。両方のお気持ちがわかる。誘った夫でさえ、途中、ガクッとなったから。私も、ですよ。こういうとき最前列は困るんですよねぇ(笑)。
夫の強いリクエスト、しかし、仕事が繁忙期で確実に行けるかどうか、わからなかったもので、当日券観劇になりました。2人で8000円は高いと感じたなぁ。どうせなら前売りでペアチケット買いたかった。当日売りってすごく損した気分。
夫はこの芝居、満足したみたいです。経済関係の職場に勤めてるからでしょうね。このごろ「中途半端なコメディより真面目な作品を観たい」と申しております。しかし、デイヴィッドを演じた俳優を本人だと思い込んでたみたいで「作家なのに芝居がうまいねえ」なんて言うんですよ(笑)。以前、中村勘三郎が演じた三遊亭圓朝をを観た人が「歌舞伎に圓朝という噺家が出演してて、うまかった」と言うので「あれは勘三郎本人ですよ。圓朝は昔の人で、いま生きてないでしょ」って大笑いしたことを思い出す。知らないって恐ろしいですよね(笑)。
坂手洋二は、平田オリザ同様、まだ有名にならないころ、仕事で取り上げました。まだ若いあんちゃんで生意気盛りだったので、うちの職場では不評でした。
2010/05/17 19:11
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きゃる |
tetorapackさま
>バッコスの祭への、きゃるさんの思いや、舞台表現上の森山演出への評価と純粋な意味での思い入れ、そして、作品の素晴らしさに対する自然体としてのきゃるさんの印象など、その総和によって、一人の人間として、感動の涙を流されたということでしょうか。
あ、まさにそうです。恐れ入ります(笑)。
>逆に言えば、映画やTVドラマと違って、真の等身大を観ることができる、ということですね。でも、こういう魅力がたまらないんで、私も演劇が好きなんです、きっと。
ああ、きっと、そうなんでしょうねぇ。良い芝居は確かに不思議な感情が働きますねぇ。私の場合、舞台だと、あまり物語に入りこめなくて「この俳優はどう動くかな」なんて引いて観ちゃうので、映画だと物語の虚構が気にならずに泣けるけど、舞台だとめったに泣けないんですよね。
わたしは、宝塚なんかでも、好きな演出家作品だと泣いてしまう傾向があります(そういう作・演出家は高齢で引退、もしくは逝去されて、いまはいません)。
「生の魅力」といえば、大昔、小学生のときに林与一の芝居を観に行ったら、あまりにステキで毎日プログラム開くくらい夢中になったんだけど、大人になって仕事場で会ったら、カリスマ性が消えて、やたらファンに愛想のよい普通のおじさんになってて、ガッカリした。「え?この人があの・・・」みたいな(笑)。その後、彼主演のアチャラカ時代劇に知人が出演してたので観に行って、ますます失望。で、昭和40年代の旧作映画会観に行ったら、来てた人たちが「このころの与一はもの凄く良かったのにねぇ」と言っていて、「ああ、やっぱり」と納得。俳優には旬というものがあり、歳月は残酷です(笑)。
2010/05/17 18:13
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みさ |
みささま
かみまくる主役かぁ、こわいねぇ(笑)。
脇役でもってる芝居なんですね。
よく、商業演劇などで、客よせにネームバリューがあるタレントを主役にして、その主役の芝居がひどいってときがありますが、商業演劇のばあい、この主役のおかげで料金高いわけで、その場合はお金返すべきだと思う公演がありますねぇ。まあ、そういうところには最近、出かけていかないけど。
2010/05/17 16:16
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