詞花集の観てきた!クチコミ一覧

1-6件 / 6件中
るつぼ The Crucible

るつぼ The Crucible

フジテレビジョン/サンライズプロモーション

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2026/03/14 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

価格12,000円

名作とされ、繰り返し上演されているのはどうして? 観劇の動機はこれです。
役者、演出家にとって、チャレンジのし甲斐がある作品だから。これが答えです。私なりの。
力のある役者が演じないと、ただの長い芝居になってしまう。主人公に限らず、どの役であっても。
この舞台では、濃密な時間・空間を味わうことができました。
中年女性で埋まる客席。坂本昌行の古くからのファンなのかな。若くないところに歴史を感じる。松崎祐介ファンも一定数? みんな感想はSNSで発信するのかな。上演回数、動員人数のわりに、この「Corichクチコミ」はほとんどありません。マーケットが違う感があります。The商業演劇と小劇場演劇と。世界が重なっていないのかな。
しかしそれはおおいにけっこうなことだと思います。
テレビの人気者が動員を支えて、立派な舞台ができる。であれば、良いことです。
アイドルさん、スターさんが結節点になっているわけです。
ちなみに私は、那須佐代子さんのほうから来ました。
■「悲しみを聴く石」(2015年12月、演出:上村聡史、出演:那須佐代子ほか)
■「いま、ここにある武器」(2016年8月、出演:那須佐代子、斉藤直樹ほか)
■「終夜」(2019年9-10月、演出:上村聡史、出演:那須佐代子、斉藤直樹ほか)
 ※()内の個人名はいずれも、今回の「るつぼ」に関わる方々。
これらを観て、今回の「るつぼ」は信頼できそうだと思って、チケットを買いました。
信頼とは。
「必ずや観る価値のある舞台に仕上がっていることでしょう」という期待感かな。
那須佐代子さん、素敵ですよねぇ。オーナーとして劇場を運営して、作品をプロデュースしているなんて。
今回、老女の役でした。ご自身の実年齢よりはるかに上であろうおばあさんの役でしたが、リアル老女。舞台がピリっとしまるんです、彼女が言葉を発すると。
舞台は床に傾斜があって、前に向かって下がっているようで、前の人がしゃがまなくても記念撮影ができる的な状態です。見やすいです。フォーメーションが前後になっていても後ろの人のお顔がよく見えます。
大道具は、ずっとある馬蹄形の台以外は、ベッドや机・イスなど最小限の家具だけで、舞台転換に時間をとらないところもよかったです。
衣装もよく世界観を作っていて素敵でした。

ネタバレBOX

(実際のセリフを一言一句覚えているわけではありませんので、以下はすべて自分の記憶から再構成した表現です)
「今までこの基準で死刑にしちゃってきたから、今さら変えられない」と裁判官が言う場面がありました。
恐ろしくて震えます。
この裁判官は、「今まで自分がしてきたことはまちがってたのかも」と、内心では揺らいでいるんです。いやむしろ、まちがってたな、まちがってたよ、と思っているんです。
にもかかわらず、「それでやってきちゃったから自分は変えない」と主張するんです。
敗けるとわかっている戦争を続けた心理にも似ています。
自身の判断一つで改めることが可能な状況にあるのに、そうはしないんです。人の命がかかっているというのに!
日本では法律や校則の運用に、こういうことがいっぱいあると思います。
人の命がかかっていても、そうじゃなくても、こうであってほしくない! そう思いました。
さらば曽古野遊園地

さらば曽古野遊園地

アガリスクエンターテイメント

すみだパークシアター倉(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

145分は長いけど、これは絶対に休憩入れちゃダメ。休憩を入れると醒めちゃうから。遊園地に行って、いったん外に出てまた戻ったりしないでしょ。同じこと。舞台は良かったの。でもカラダが痛い。終演後、隣のお客さんが「年々、小劇場がキツくなっていく・・・」と言いながら立ち上がりました。年々太ってきたという意味ではないと思います。固いところにキツキツと詰めて座る観劇体験がつらくなってきたという意味なら同感です。「すみだパークシアター倉」。今回はじめて行ったこの劇場に少々注文があります。劇場を作って運営するというそのスピリットにはまず感謝だし、周辺環境もよい。でも、比較的新しいはずの劇場なのに、「何だ~、このベニサン・ピットみたいな金属のシートは!」と思って、後で調べたらホントにベニサン・ピットの座席を使っていて。リサイクルする精神は良い。でも、すべての座面&背もたれにクッションかお座布団がある劇場になりましょう! 下北沢B1でさえも1個1個のイスに薄いクッションを置いています。クッションの費用がかかるなら、クラウドファンディングで集めましょう! 出資してくれた人に報いるために、その人が観劇に来ているときは、上演前にそのことを紹介しましょう。その日に出ている劇団の前説が客席に語りかける。「みなさま、今みなさまのお尻の下に何がありますか。そうクッションです。これ実は以前はありませんでした。でもクラウドファンディングで実現したんです。その費用を出してくださった方が本日、ここにいらっしゃいます。お名前をご紹介する許可を得ていますので、紹介いたします。〇〇さん、××さんです。劇場オーナーに代わって心より御礼申し上げます。ありがとうございます!」そう聞けばお客さんはみんな拍手するでしょ。イスのすわり心地は座面のみが決めるものではなく、イスの脚とその下の床も大事。だけどせめてクッションを! あるいは、このベニサン・イス群は、どこか、どうせ開演中はスタンディングになるから、開場から上演開始までしかすわらないよ、というライブを行う会場に移してあげて。そして注文、もうひとつ、トイレ! 男女兼用1,女性用1、いくらなんでも少ないです。隣のカフェのほうにはあるのかな? 劇場に入場してしまったら、そのトイレしかないので、要注意。
いろいろ書きましたが、本当に楽しく集中できる時間でした。あとでカラダが痛くなるような体験をすると、劇場から足が遠のいてしまいます。中身も大事、器も大事。よろしくお願いします。 

ネタバレBOX

①次回作で、みやこさんの曽古野遊園地への過剰とも思える思い入れの背景に一体何があるのかがもっと出てくるのかな。②シンタニの高校時代の恋心が昇華される日は来るのかな。③SPEEDのWhite Loveを久々に聴きたくなりました。④観覧車の内容が和柄、すごくいいと思います。全部じゃなくて1個だけそういう映えを意識したカゴにして、そこにあたるとラッキーみたいなストーリーを作って都市伝説みたいに広げて、曽古野遊園地の集客アップ、って、何でおはなしのなかの遊園地の集客アイデア考えちゃうんだろう・・・。
サイハテ

サイハテ

演劇企画集団Jr.5(ジュニアファイブ)

小劇場B1(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/13 (土) 18:00

下北沢にいることを忘れる1時間45分。主人公たちの居る閉鎖空間に、自分自身もいるみたいな気持ちになりました。コンクリートの無味乾燥な高層ビルで、ほかの階にどんな人がいて何をしているのかまったくわからない、息苦しいような感じ。いまのこの世界の延長上の未来ではなく、ちょっと前の過去から分岐してできた未来というイメージを持ちました。
一つの職場にずっと勤めつづける悲哀。自分が拠出して作った年金なのに、支給されて受け取る段階になったら、所得だとみなされて課税される現実、管理されつづけ、逃れられないんだなぁと思う(あ、これは劇中のエピソードでなく、現時点での一般的な話として)。
あなたはがんばって、ここではないどこかに行きますか?

ネタバレBOX

♪へたくそなスウィングやめなっていってもいつもドゥビドゥビ~♪
「幸せって何だと思いますか?」「健康」ってなやりとりがありました。
さて。主人公やもう一人が、社会の中で虐げられている層に属すことを表すことばが出てきました。それは現実に使われている(使われてきた)言葉でした。だからちょっと落ち着かなかった。現実の何かを指す言葉は使わず、この物語世界だけの造語にしてくれていたら、安心して聞けたのにと思う。それから、主人公の勤務先も、どういう仕事か直接的にわかることばでした。そのことばが喚起するイメージが美しくなさすぎるので、つらかった。「環境局リサイクル推進センター水資源課ヒューマン係」か何かにして、劇中で内容を一度説明してくれたらそれで理解できるのに、と思いました。「ちょっと前の過去から分岐してできた未来」をイメージしたのは多分、「ラジオ」「娘の服装」から来ていると思う。舞台の、黒い背景に白い細長い紗幕が均等に3枚流れていて、白黒の幕のように見えてくる瞬間がありました。これは「箱」から喚起されたのかな。
発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

アガリスクエンターテイメント

シアターサンモール(東京都)

2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/16 (土)

よかったです。好みの題材です。劇場の天井が高いのをよく生かしたセットを文字通り縦横無尽に動きまくる役者のみなさん、好きです。観に行く前は定期的に配信されるYouTubeも欠かさず見て、ずっと楽しみにしてました! 公演終了後にもYouTubeあるともっとよかったかもー! 実際の公演を観劇し終えてからも、しばらくその公演のことを考えていたいので、何かコンテンツがあるとありがたい!

ぬけがら

ぬけがら

Nana Produce

テアトルBONBON(東京都)

2019/03/27 (水) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観終わって、ほのぼのと心が温かくなった。ハワイアンミュージックが印象的。「少し不思議」な世界のはずだけど違和感なく観られた。もし脚本だけ読んだら、「これ、どうやって?」と思ったかもしれないけど、見事に舞台になっていて感動。

ネタバレBOX

どんどん若返る同一人を背格好も違う複数の役者さんが順に演じていっても、観ていて全然違和感なく、同じ一人の人と思えるのスゴイ!!
終夜

終夜

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2019/09/29 (日) ~ 2019/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ストーリーは重いけど、力のある役者さんばかりでたいへん見応えがありました。もう一度観たい気持ちでいます。

このページのQRコードです。

拡大