harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

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RANPO chronicle【憂鬱回廊】

RANPO chronicle【憂鬱回廊】

TUFF STUFF

シアターノルン(東京都)

2017/02/25 (土) ~ 2017/02/28 (火)公演終了

満足度★★★

キャストの動きが良かった、声の出方もしっかりしている。演出も独特の雰囲気でなかなか良い感じであったが、あれっ?この話し言葉ではない言葉の会話って、なんか昔、アングラの舞台の手法のような・・・そういえば人の動きも近い匂いを感じる。もちろん、歪さもない。隠微さもなく、えぐさやグロテスクさもないが・・・洗練されているその中に昔の舞台の影を感じた。ひとつの話を三つに分け、その合い間にふたつの話を組み込む。一見上手く流れているようで、チグハグさが残るのは、気のせいだろうか?

横浜グラフィティ アゲイン

横浜グラフィティ アゲイン

(株)オフィス35

俳優座劇場(東京都)

2017/02/28 (火) ~ 2017/03/05 (日)公演終了

満足度

いくら古い話だからと言っても、あまりにも演出が古過ぎる。舞台が平坦な感じがする。もっと出演者の感情を前に出せないものかと、イライラした。良い出演者もいるのに、宝の持ち腐れ状態。古い話でも今の見せ方を、演出のオリジナルの見せ方をするべき。古い定番の舞台の形に終わってしまってがっかりした。扇さんの歌は絶品に良かったが、これなら彼女のライブの方が良かったんではないかと思う。

もれなく漏れて

もれなく漏れて

ぬいぐるみハンター

OFF OFFシアター(東京都)

2017/02/22 (水) ~ 2017/02/28 (火)公演終了

満足度★★★

満天の伽羅が絶妙にイイ!世間知らずのくせに妙に理屈っぽく、純真と言いつつ、人を持ち上げて下から見るような、そういうへんな目線も面白い。かなり強力なキャラクター。また、会話も全面的に面白いのだけど、ストーリーとするとどうも・・・流れも中弛みだし、最後もそんなもんかで終わってしまった。もう少し満天の状況をいじってほしかったですね。

Peach

Peach

INUTOKUSHI

シアター風姿花伝(東京都)

2017/02/22 (水) ~ 2017/02/27 (月)公演終了

満足度★★★

これがこの劇団のカラーなんだなと思いつつ、ただただ勢いで続くオバカ加減に、少々げんなりした。多分ちゃんとした芝居も出来るメンバーなのだろうに、もったいない気もする。コメディーでもやはり緩急は必要だし、溜めるも抜けも欲しいところ。それでも、これを貫くも有りなのかなぁ?

SUBLIMATION-水の記憶-

SUBLIMATION-水の記憶-

護送撃団方式

萬劇場(東京都)

2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

満足度★★★

狭い舞台にあれだけ雰囲気の出るセットは見事でした!出演者の熱気もあり、見応えありましたが、なぜか“語り落ち”と感じる部分が多過ぎる。少女の曖昧はいいが、話の中の曖昧はきちっと整理すべきかと思います。

ネタバレBOX

客入りの前説を関根さんがしてらっしゃいました。これが導入として良いと書いている方もいるようですが、私としては前説の印象が残ったまま、舞台一番最初の台詞の方がそこにいるのは区切りがつかずと惑いました。また、客席の案内、通路に人が溜まってからではまずいと思います。せめて客席に二人は人員を割くべきかと思います。
BIOHAZARD THE Experience

BIOHAZARD THE Experience

BIOHAZARD THE STAGE

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2017/02/10 (金) ~ 2017/02/26 (日)公演終了

満足度★★★

音響が内臓に響く。椅子に振動が伝わる、オープニングの暗闇、うめき声やうなり声、きしむ音など、ホラーハウスのようだ。セットの扉の動きがなかなかイイ。青柳累斗のゾンビへの変身シーンは見もの!だが、ドラマとしての深みは感じられず。お決まりで終わった感あり。

CABACRAT

CABACRAT

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

なんというか・・・「守りに入ったか?」というような気がしてならなかった。大好きな原田さんを真近に拝見できたのは嬉しい事なのだけど、junkie sistaとしては随分と大人しいなと思わずにいられなかった。「Dogrunner’s High」「BABALESQUE〜ババレスク」のような圧倒的なハチャメチャさ、そういう攻撃性がなくなったのは残念!確かにあれから時間は経ち、彼女たちもそれなりの年齢になったが、まだまだ現役だし、少なくても発想の攻撃性は失くして欲しくないと切に思った

たわけ者の血潮

たわけ者の血潮

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2017/02/02 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

オバサンは小難しい事はあまり考えたくない。基本こういう舞台は好きではない。演劇論から始まった会話は、やっかいな社会問題に変わって行く。かなり数の問題が家族の状態を露わにしていく。その絡み方は上手いなぁと思う。苦手だなぁと思いつつも、出演者の熱気に当てられ、舞台に集中してしまった。後から気づいたのだが、様々な問題の答えは観た側が考えろという事だろうか?最後の父親の選択が作者の答のひとつだとしたら、一般人は寒気がした。

TOU-JYUKAI-DEN-□

TOU-JYUKAI-DEN-□

はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2017/01/29 (日) ~ 2017/02/07 (火)公演終了

満足度★★★

動きのイイ若手が揃っている。ベテラン組の味のある芝居、自在なセットが作り出す閉ざされた世界。切れのある殺陣がガンガン有り、殺陣好きにはたまらない。しかし、肝心のメインの表情の乏しさ・台詞の表現力のなさが残念すぎる。

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/31 (火) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

こなす女優さんだとは思っていたが、稲村梓が上手い女優から“凄っげい女優”になった!

出だしからインパクト大!始めから終りまで“イキイキモード”全開!見事に大輪の花を咲かせた。そして、その花に水をそそぐ男性陣!こちらも熱の入った演技で息をつかせない!密度の高い凄い舞台だった!
まちがいなく今年の私のベストテン、それも上位に入りそうな作品だと思う。

ミュージカル『手紙』

ミュージカル『手紙』

ミュージカル『手紙』製作委員会

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

2008年、相葉弘樹、進藤学、富田麻帆、松下恵出演のストレートプレイを観ていた。
これと比べるのはどうかと思うが・・・演技力・演出ともに、今回版の方が遥かに上に感じるのに、迫ってくる痛みは言葉だけだったほうがきつく思える。歌や音楽はその世界の中に感覚を導くがその分言葉が柔らかくなる。素のせりふの方が突き刺すように思える。もちろん初回の印象の方が強い場合もある。ストーリーもある程度覚えている。それも痛みを和らげる効果になっていたのかもしれない。また演出が凝っているので、それに目を持っていかれる部分もある。つまり意識が分散される。救いのない兄弟に集中し過ぎない事が、痛みを和らげているのかもしれない。とはいえ、なかなかの出来!先に書いたが、出演者のレベルも高い。初回の方には見応えある舞台だと思う。ただ、どうにも気になったのは、逆にその音楽。変調が多くどうも心地良くないのだ。歌は上手い方が揃っている。その歌声は素敵なのだが、メロディーラインがスッキリしない。話の感じでいえば、兄弟の受難を表しているかにも思えないでもないが・・・・・心に残る曲、というものはひとつもなかった。

舞台「デルフィニア戦記」第一章

舞台「デルフィニア戦記」第一章

舞台「デルフィニア戦記」製作委員会

天王洲 銀河劇場(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近の舞台は初めからセットがオープンになっていることが多い。特に2.5次元ものはその傾向が強い。この舞台緞帳が上がることから始まり、降りることで終わる。舞台としては当たり前の事だが、物語の始まりと終り、それを強く感じさせた。登場人物が実に魅力的!特に“リィ”という存在は今までにないキャラクター!ものを考える時に人はひとつではなく付属するいろいろを含めて考えてしまうが、彼女は全てを単的に考える。そのストレートさがイイ!その他のキャストも熟年からイケメンまで、イイ世界観を作り上げていた。このキャストのままで続いて欲しい作品だ。

赫い月

赫い月

エムキチビート

座・高円寺1(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

劇場にはある種の匂いというか、その劇場ならではの雰囲気がある。「座・高円寺」という劇場のそれに実にはまった舞台だったと感じた。一見冷めたような、だが、その下に激しい熱を感じる舞台。観ているうちに、次第に引き込まれ、心の中で悲鳴にも似た声が上がった。凛とした登場人物たちの生き様がキビキビとした動きに表されていたように思う。ある意味で美しい舞台でもあった。

KeyWord

KeyWord

LIBERAL

明石スタジオ(東京都)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

KeyWord という題名、なんか違うような気がする。ひとつ単語で言い表すには足りないもっと大きなことを言いたかったんではないかと思いはするが・・・少しズレを感じた。出演者の演技、台詞を発しているわけで・・・それが悪いわけではないが、テーマの割りにひとつひとつの言葉が台詞で流れていくような言葉自体の意味が感じられない。演出、あの劇場の造りであの舞台の造り、観客の目線を良く考えるべきだと思う。唯一受付の方の笑顔が良かった!

オズの魔法使い

オズの魔法使い

ジョーカーハウス

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリー、ベースは変わらない。本音言ってもう少し違う展開があるのかと期待していた。しかし、次から次と観客を惹きつけるネタがガンガン出てきて、飽きさせない。初日の硬さが取れれば、もっと流れが良くなるのではないかと思う。ちなみにその中でかかし役の福井清香さん、とっても少年の可愛らしさが出ていて、個人的には花〇です!

舞台「おとめ妖怪 ざくろ」

舞台「おとめ妖怪 ざくろ」

舞台「おとめ妖怪ざくろ」製作委員会

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/25 (水)公演終了

満足度★★★★

少女マンガを読んでるようで(確かに原作は少女マンガだが)、とても楽しい舞台でした。特にざくろ・薄蛍・雪洞・鬼灯、4人の少女たちがイキイキしていた!しかし、ストーリー的にも舞台の状態から観ても、メインはざくろのはずなのに、どうして少尉がメインなのだろう?それが不思議だ?イケメンで引っ張ることが狙いなのだろうか?

PREMIUM 3D MUSICAL『英雄伝説 閃の軌跡』

PREMIUM 3D MUSICAL『英雄伝説 閃の軌跡』

㈱NEGA

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2017/01/08 (日) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

3Dのリアル感も楽しかったが、印象に残ったのは“音楽”。始まりの期待感を感じさせる冒険の始まりにときめくようなオープニング曲、透明感と空間の広がりを感じさせるRiRiKAさんの美しいアリア!そしてラスト。音が外れている者、声が上ずっている者、お世辞にも上手いとは言えないが、その必死さが感じられる歌声。視覚的にも聴覚的にも楽しませて頂きました。

東京の王様 横浜市開港記念会館公演

東京の王様 横浜市開港記念会館公演

THE REDFACE

横浜市開港記念会館(神奈川県)

2017/01/04 (水) ~ 2017/01/04 (水)公演終了

満足度★★

面白い箱、出来る役者、これは!と思っていたのだが、かなり拍子抜けしてしまった。肝心の芝居以前に、スタッフの行動が嫌でも目に付く。大声で身内を案内したり、1ベル後にいきなり客席を動き回ったり、後方席でこれまた大声の私語。観客が静かだった為に、必要以上のその行動が目に付く。また上演中後方扉が何度か開いた。その度に客席中央近くまで光が入る。入り口に暗幕を張るとか、衝立を置くとかいう発想はなかったのだろうか?そして舞台のほうだか、メイン二人のイメージからはかなり違うキャラで(これはあきらかに私の思い込みが強いせいではあるが)、持ち味が出ていないというか、なんとももったいない気がした。ストーリーもなんというか、主人公が小さくまとまってしまう終わり方には拍子抜けした。時間経過も何年後と言う言葉がいきなり出てくる感じで、芝居自体でそれを上手く流しているように思えず。期待が大きかった分だけ、当て外れになってしまったようだ。

WHAT A WONDERFUL LIFE!

WHAT A WONDERFUL LIFE!

タクフェス

東京グローブ座(東京都)

2016/12/27 (火) ~ 2016/12/29 (木)公演終了

満足度★★★★

人生の転落、なんてあっけない。そして転がるものはどんどん転がっていく。それでも誰かを想う事をやめなければ、決して1人ではない。いつも誰かがそばにいて、その存在を大事なものと考えてくれる。幸せではないかもしれないが、不幸ではない。そんな人生を見た気がする。四季になぞらえたそれぞれの転機、宅間さんの演技とそれを彩る女性達の熱演、良い舞台でした。

「今、一太刀~赤穂浪人傳~」

「今、一太刀~赤穂浪人傳~」

10・Quatre

シアターX(東京都)

2016/12/21 (水) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

実に丁寧に作られた群像劇。確かに上演時間は長いが納得させられるものがある。赤穂浪士ものはいろいろ観たが、また違う印象の持てるものだった。しっかりした演技力と広い舞台に溢れてくる出演者達の熱気、見応え有りです!あえて言うなら殺陣にもう少しスピードが欲しい。

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