農家の娘の観てきた!クチコミ一覧

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チキュウノミカタ

チキュウノミカタ

劇団†勇壮淑女

ウッディシアター中目黒(東京都)

2009/06/09 (火) ~ 2009/06/15 (月)公演終了

満足度★★★

気持ちよく笑えた理由
子供でも見られる中身のようですが、稚拙ではない。
寝てる子を起こすような、おかしな問題提起もない。
安易に、客の涙や鼻水を欲しがってもいない。
そこらへんが気持ちよく笑えた理由に思えます。
ところどころ間延びもありましたが、1時間半はちょうど良かったと思います。
次回作にも期待します。

神様さん

神様さん

MCR

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

みた
飛び出す絵本みたいだった。
ただ、なんかちょっと遠かった。

ベイクド・マンション

ベイクド・マンション

シアターキューブリック

シアターサンモール(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了

満足度★★★

雰囲気作りがよかったです

開演までの雰囲気作り(効果音など)が、観る側の気持ちを高めてくれて、そういう気遣いに好感が持てます。
欲を言えば、受付の方がコスプレをしているとか、チケットに手描きイラストが載っているなどしていたら、さらにもう一段二段、上を行っていたかなと。

初観劇者向けに、チケット料金を安く設定しているのは、非常にありがたいです。

ネタバレBOX


ただ、物語は、紹介文にあるような「楽しめる恐怖空間」では必ずしもなかったと思いました。
対象年齢をどのあたりに想定しているのかは不明ですが、たとえば小学生などを相手にした場合、トラウマを植えつけられる可能性もあるような気がします。

前半、説明が乏しいまま進んで、後半に種明かしが押し寄せるというのも、少しバランスが悪かったように思います。
伏線の張り方や全体の構成を凝ると、かなり化ける気がします。
泣き虫なまいき石川啄木

泣き虫なまいき石川啄木

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★

疑問が残った

啄木を題材に選んだ必然性を読み取れなかった。無名の家族ではまずかったのだろうか。

井上作品は化粧や太鼓たたいて~などの戯曲をいくつか読んだだけだったが、今作はさほど傑出しているわけでもないのではと思った。

役者の芝居は、個々の優れた部分は伝わってきても、それで作り上げられる空気がどこかよそよそしい。外波山さんの芝居は個性が強すぎて、そこだけ一人芝居めいて周囲から浮いていた。
タイトルである啄木に惹き付けられなかったのは、本によるものか役者によるものかは分からなかった。

ともかく2時間15分は長かった。

寝台特急”君のいるところ”号

寝台特急”君のいるところ”号

中野成樹+フランケンズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★

みた
都会的。
声の響きのいい役者が何人かいて、雰囲気作りと相まって、耳を傾けているだけで気持ちいい。

ネタバレBOX

途中の脱線が、どの程度原作に沿っているか分からないけど、ちょっと長すぎて、物語から気持ちが離れてしまった。せっかくの役者のいいところを殺してしまっていると思った。
パンフには、再演のたびに少しずつ時間が延びているとあったけれど、むしろ短くていいと思う。短編には短編の良さがあると思うから。
蟹

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★

みた
以前みた『黄金の猿』と結構なんやかやとかぶってて、だからもっと意表を突いて欲しかった。
中盤の、芝居が下手云々のくだりがすごく良かった。ああいう人物の使い方の意外がもっとあれば。
会場も、役者もすごくいいから、欲を持ってしまう。

3月27日のミニラ

3月27日のミニラ

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

満足度★★★

いくつかの解釈

見る人によって解釈の分かれる作品だなあと。

観客にあれこれと想像する余地を残すのは、評価するのが難しいものですね。

たくさんの方の解釈を拝見させてもらいたいです。

ネタバレBOX


ネタバレというより個人的解釈ですが、、

一人歩きしつつある『モンスターペアレンツ』という言葉に対する、アンチテーゼのようなものを感じました。

現実の問題としてありながらも、マスコミが伝える一面的なイメージそのままで流行語やドラマとして扱われていることに、一石投じたかったのかなと。

終盤の静かなミニラと、肩の荷が下りた賑やかな教師陣の対比は、カフカの「変身」のラストシーンに似ているようで、ミニラの孤独を浮き彫りにしているように見えました。
野外パフォーマンス『果物夜曲』 *入場無料

野外パフォーマンス『果物夜曲』 *入場無料

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 アトリウム前広場(東京都)

2009/08/11 (火) ~ 2009/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

もったいなかった
開演前の深井さんらのサービス精神が、気分を盛り立ててくれた。
が、始まってみると、音楽のボリュームが大きすぎて、歌声が聞き取りづらい。
野外であるから、ただでさえ歌声には不利な状況。空気に声が呑み込まれていくなら仕方がないが、味方同士でせめぎあっているように見えた。
だからもう少しバランスをというか、音楽が歌声に対して、優しくあって欲しかった。

肖像の残滓

肖像の残滓

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/11/11 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

これまでと少し違った感じ
熱いのは好きで、過剰なのも好きですが、今回は後半、演劇から演説へ踏み込んでしまったように見えて、熱演ではなくて熱弁のようでした。

次回からサンモールのようですが、いつかまたザムザで見たいです。

リタルダンド

リタルダンド

キューブ

PARCO劇場(東京都)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★

みた
チケットがもっと安ければなあと思った。

ネタバレBOX

人々それぞれの背景はバランスよく描かれているのに、妻だけがぼんやりしている。
だから2曲目で、神様とかこの世は薄っぺらいとか訴えるように歌われても、彼女の悲しみに寄り添えない。
2幕の初めでようやく妻に焦点が当てられるかと思わせて、やっぱりぼんやりしたまま。なぜ夫にそうまで尽くすのか、ゆらぐ時はなかったのか、見えないまま幕は閉じた。高橋由美子演じる部下に感情移入しやすくできている分、なおさら気になった。
怪物-カイブツ-

怪物-カイブツ-

ブラジル

駅前劇場(東京都)

2011/02/13 (日) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★★

みた
役者の皆さんがとてもよかったです。

ただ物語としては、もっともっと、外に向かっていってもらいたかったです。

ネタバレBOX

物語の要となる、姉妹と妹の恋人は、それぞれだらしない人間と描かれているわりには、肝心な場面になると、妙に説教くさい、優等生じみたことを口にするのが気になりました。話が進むに連れて、気持ちが離れてしまいました。

特に後半、作家の言いたいことが、せりふにそのまま載せられて、生身の人間から遠ざかってしまった気がしました。もっとキャラクターを、突き放して描いて欲しかったです。

手にかけられる人間も、都合良く作られた悪人だったというのがどうにも残念でした。重い、考えさせられるような物語を期待したわけではないですが、全体的に、守りに入ってばかりの展開だったと思います。
北と東の狭間

北と東の狭間

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★

みた
今回も、会場を入って受付に至るまでの階段に、ひとつの演出があった。
客を早くも物語世界に招こうとする試みがとても好きだ。

開演後の演出も、作家が楽しんでいるような、挑んでいるような感じが伝わってきて、いい。
映像を使わなくても、映画みたいな見せ方はできると教えられる。それがまたしつこくないから、いい。

沼

劇団 兄貴の子供

OFF OFFシアター(東京都)

2009/11/12 (木) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

切なかった
今回は今回で笑って切なくなりましたが、
前作の方が身にしみこんでくる笑いだった気がします。

味わいが好きなので、次作にも期待。

裏切りの街

裏切りの街

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★

みた
舞台の面白みのひとつは、限られた場所を切り取って、それゆえ見えない場所を想像する、させずにはおかない仕掛けにあるのだと思うのだけど、この舞台はいろいろなものを見せすぎていて、派手に装置使って高いカネ取ってまで舞台でやる意味あるのって考えさせられる。

物語の筋はタイトルから想像したとおり。
想像できてもなお面白い物語はあるけど、これはその中に含められなかった。

ところどころ、説教めいたせりふがあって、そういうのが持ち味の作家ならそれもいいけど、「愛の渦」の後ではなんか萎える。

セックスしたい。

Do!太宰

Do!太宰

ブルドッキングヘッドロック

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/05/14 (金) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

みた
舞台装置の使い方が、ああなんかすごいって思った。
いつのまにか、変わってる。

話はいい意味で馬鹿で、でもけっこうくどいところもあって、残り10分のところでうとうとしてしまった。

雨の日は体力を奪われるわね。

明るい表通りで― On The Sunny Side Of The Street―

明るい表通りで― On The Sunny Side Of The Street―

文月堂

シアタートラム(東京都)

2011/01/27 (木) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★

みた
昔ながらの人情喜劇。
キャラが立っていて、役者の皆さんもいいのだけれど、語り口(演出というのか)の間の悪さを感じた。ドタバタの起こるタイミングなどがなにかうまくなく、沸点に至る前にしぼんでしまうようなもったいなさがあった。再演ならば、そのあたりをもっとうまく見せて欲しかった。
役者の中では特に、羽衣の鯉和さんが目を引いた。いつも妙ージカルだったので、こうしたストレートプレイで観るのは新鮮で、かつ物語を牽引する力のある人だった。

吸血鬼

吸血鬼

グリング

青山円形劇場(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/11 (水)公演終了

満足度★★★

小さな残念がいくつか
この劇団は初見。
円形劇場での観劇は2度目。どうしても比較してしまう。
動き回る必然性の低い内容だから、普通の舞台が望ましかった。台詞は聞こえど表情が見えずでは、想像する楽しみはあるものの、やはりもどかしく思う場面がいくつかある。
また、話の運びは面白いし、かつ非常に!洗練されていたけれど、とりたてて斬新でなかったのも残念。

ネタバレBOX

巧みな役者陣だったけど、狂言回したる脚本家役の方が、早口すぎる上に噛みすぎで残念だった。
露出狂

露出狂

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

満足度★★★

みた
観た後で1人1人が印象に残るのは、作家のバランス感覚と役者の瞬発力のたまもの。
以前観た中屋敷作品が好きすぎて、どうしてもそっちと比べてしまうけど、次回もまた観たい。
七味まゆ美はかわいいなあとおもた。

ネタバレBOX

悪ノリとほのかな郷愁。
これもバランス感覚か。
「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

ハイバイ

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

みた
笑うんだけど、笑えない。
笑うことが自分のしっぽを呑み込む感覚。
周りの笑い声の大きさ小ささを探っていた。
笑った人は何に笑って、笑わない人は何で笑わないのか。とか。

後半の展開がどうも納得できなくて、風呂敷無理矢理包んじゃいました感があった。残念だった。

翻案劇 サロメ

翻案劇 サロメ

アトリエ・ダンカン

東京グローブ座(東京都)

2009/10/19 (月) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

コラボ?

海の向こうで生まれた芝居にこの国の音楽をくっつけてコラボを売り物にするなら、日舞とコンテンポラリーダンスのコラボというのも、せっかくだから挑んでみてもらいたかったような。食い合わせがよくないのかな。

思ったよりすんなり過ぎてしまったような。

もっともっと型破りなものを期待していたんだと思う。

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