第17捕虜収容所
フジテレビジョン
東京グローブ座(東京都)
2008/05/19 (月) ~ 2008/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
よかった!
「劇団」ではなく、いい方変だけど「寄せ集め」?だからこそ出る空気感かなと思いました。
収容されている男達も、仲間仲間!とは言うけれど集まり方としては偶然そこにぶち込まれてしまっただけ。
表面的には仲良し!でも本当のことを言うと、腹の中はわからない…
そんな空気感はあのメンバーならではじゃないかしら。
別に、あのカンパニーが仲悪いって言いたいわけじゃないです!
誤解なきように!
月の平均台
タテヨコ企画
駅前劇場(東京都)
2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了
満足度★★★
観客全員が彷徨える空間
コの字型の客席で取り囲むように作られた舞台がまず印象的。
自分も森に迷い込んだと錯覚した。
現実のルールが通用しない世界でのおとぎ話は、その森のセットと相まってより不可思議なものに見えてくる。
空間は実にいいんだが…どうも動かされるものがない。
動かないことを狙っているのかもわからないけれど。
静かに淡々と森を彷徨うにはもってこいの舞台でした。
眠れない夜なんてない
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了
満足度★★
うーん
これまで日本にずっといたために抱く母国への不信の念と、少しの名残惜しさが漂う。
ただ若者として生きている私は、やはり海外移住なんてうらやましいと単純に思ってしまう(これは私が浅はかである故かもしれないが)ため、いまいち切実さがピンと来ず少々残念であった。
経験の差によって体感の差が出ることがわかった作品でもある。
そういった意味ではプラスになったかと思える。
混じりあうこと、消えること
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
二極化?
私はかなり好きな空気感だった。
不条理劇とジャンル分けされそうだが意外と「よくある風景」であったり、登場人物も皆真摯であったりして実にいとおしく思える。
美術に関して、天井が高すぎるとの声もちらほら聞いたが、家庭において居場所がない心苦しさが無駄な開放感によって逆に際立っていたと感じた。
時折はさまれるブラックユーモアが痛快であった。
他の方の感想を見ると、かなり割れているようですね!
これだから芝居って面白い。
トムは真夜中の庭で
日生劇場+文学座
日生劇場(東京都)
2008/08/09 (土) ~ 2008/08/11 (月)公演終了
満足度★★
トムは真夜中の庭で
美術は作りこまれていてよかったのだけれど、空間の無駄が…
演出ですと言えばそうなのかもしれないけどあんまり効果的ではなかったなあ。
役者は…なんでだろう。カミまくりでした。
とことん「ぐっとくる」ポイントがなくて残念。
やっぱりこれは小説を読んだ方が幻想的な世界が頭に描けていいのかな…。