oh!noの観てきた!クチコミ一覧

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金の卵 1970

金の卵 1970

演劇ユニットG.com

ザ・ポケット(東京都)

2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

前作よりずっといい
ある日、普段あまり連絡がない二名の知人からのメールが二通来ていました。
一つは「もうすぐ選挙だから○○党に投票してね(ハァト)」。
もう一つは「お芝居があるので観に来てください!」
というわけで、観に行きました。

前回の意味不明なSF劇は私の性に合わず、正直「またあんな感じだったらイヤだな…」と思ったのですが、これは良かったです。
私の演劇へ対する鑑賞能力が低いのかも知れませんが、やはり最初に物語ありき、脚本ありきだと思いました。
話が面白ければ、大体面白くなる、と思ってしまうのは短絡的過ぎるでしょうか。

でも、少しNHKアーカイブスっぽい気もしました。
「ふーん、この時代はこんなことがあったんだろうな」という。
悪いことではないのですが、「ふーん」って感じ。

役者さんはとても良かったです。
男性陣が面白かった。

闘争か、逃走か

闘争か、逃走か

演劇ユニットG.com

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2008/06/25 (水) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度

要ダイエット
何度か観てきたG.comの公演。
独特な雰囲気が好きだったのだが、今回は正直残念な印象だった。
役者も良い。
音楽も良い。
舞台の使い方もなかなか面白い。
それなのに、苦痛の2時間弱だった。
単純に、脚本が良くなかった。
色々な要素を盛り込み過ぎたのだと思う。

ネタバレBOX

何故女の子たちは村から町へ行けないのか?
博士と子供たちの関係は?
主人公の身に今後降りかかる事とは?
野菜の味が変わったのは何故?
雨男とは何だったのか?
色々な「謎」だけを振っておきながら、何一つ解決されていない。
点と点が結ばれて線になるという部分が殆ど無い。
劇中で解決する必要は無いということだろうか。
全て観客の想像にお任せということだろうか。
しかし、ここまで謎が多過ぎると、想像を膨らませる気も失せる。
丸投げして放置された気分である。
もう少し、一つの要素に重点を置きながら、物語を展開した方が深みが出たと思う。
無駄を絞ってもう一度書き直して欲しい。

追記;
これは神経質な蛇足となるが、猫の名前が「シュレディンガー」と聞いた時、極度の猫好きである私は、少なからずショックを受けた。
量子力学的な雰囲気を出す為にこの名前にしただけだと思うが、犬に「ライカ」、ユダヤ人に「アウシュビッツ」と名付ける感覚に近い悪趣味さ。
おそらくここの関係者に猫好きはいないのだろうな、ということが窺える。

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