ぴよぴよの観てきた!クチコミ一覧

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眠れない夜なんてない

眠れない夜なんてない

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました
以前、「さよならだけが人生か」を何年も前に見ていて、その時は幼かったので自分があの雰囲気に追い付きませんでした。

それを踏まえた上で、今回のお芝居を。

やはり独特の演出は面白いですね!セットも素敵だった。
何よりおじさま達の演技がとっても素敵。

でも やっぱり今回も、もうちょっと大人になれば、もっと面白みがわかるのかも。。と思ったり。
どれぐらい大人になればいいんだよ、と自分にツッコんだけれど。

この年になっても、オリザさんは早い・・・のかなぁ。
それでも集めた資料、それ故に細かく描かれた人物の状況、感情などが、距離を近づけてくれた。
彼の実力を、分かるぐらいの力量を持ちたい。

引力の法則-2008年版-

引力の法則-2008年版-

演劇実験室◎万有引力

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

臨場感、むせかえるぐらいの比喩
何と言っても迫力。
舞台と客席の境目もなく、会場全てが世界そのもの。
まるで彼らの行く末を、舞台で見ているような感覚に陥るぐらいの臨場感。本当に飛び出してくるのでは、と思うぐらいだった。
音でシーンを繋ぎ、バラバラの話を繋ぎ止める。
凄い。

白塗りメイクの役者たちが蠢くたびに、ネズミや野良犬など、人間ではないものに見えてくる。
何で今まで見に行かなかったんだろうー。
ってぐらい すごかったです。
これから行けるのは全部行こう。

監視カメラが忘れたアリア

監視カメラが忘れたアリア

虚構の劇団

ザ・ポケット(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇、再来。
自分が、本当に久しぶりに演劇というものに触れた劇。
個人的に思い出の深い劇です。
旗揚げ準備公演、ばっちり目撃しました。
言いたいこと、大切なことがちゃんと入っていて、やっぱり素敵だなと思いました。
所々に監視カメラが仕掛けてあって、どきどきした(笑

そして これから彼らがどう成長するのか、楽しみだな~。
メキメキ成長してほしい!

あゆみ

あゆみ

toi

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/24 (火)公演終了

満足度★★★★★

過去の記憶と、未来の記憶。
見終わって、帰り道。
劇や自分のこと、色々なことを考えながらちょっと泣きそうにもなり、一歩一歩、踏みしめて歩いて帰った。
素晴らしかった。
本当に、見れてよかった。

確かに、フライヤーに書いてある通り、何も起こらない。
何も大きいことが起こらないものは、自分は結構苦手なのですが。
散りばめられたエピソードに、何だかこんな事が自分にもあったな、と思わせる部分が。
そして、自分にはまだない筈の経験さえも、まるであったような感覚に陥る。
「あゆみ」が、愛おし過ぎて、何度も泣きそうになった。

演出、本、役者さん共に、限りなく無駄な部分を削ぎ落とした、まっすぐなもので、本当に見事でした。
見入りすぎて、劇中に一回も笑わなかったな。
そして、ラストの曲がかかる所だけは、役者さんのキラキラとした表情が嬉しくなってニヤニヤ。

言葉多くで語ると、何だか余計な気がするから、ここまで。

次も、ぜひ。

グローブ・ジャングル

グローブ・ジャングル

虚構の劇団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/05/10 (土) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鴻上ですとも。
見た時はこりっち会員じゃなかったから、今さらになって感想。すみません。


やっぱり。やっぱりいい。
鴻上さんの台本、大好きです。
役者さんは素人さんも混ざっていたりするそうですが、そんな風には感じられなかった。
鴻上さんの芝居に、今後どれほど彼らが応えるかかが見もの。
そして日常でも魅力的な彼は、また変わった役をやってました(笑
次回作も人間じゃないのか?とっても楽しみ。

万事快調

万事快調

東京ポトラッチダンディーズ

タイニイアリス(東京都)

2008/06/19 (木) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

やることなすこと、めんどくさい。
ぜんっぜん「万事快調」じゃなさそうな感じ(笑)

行きたい道を進めた人と、そうじゃない人と。
葛藤と、劣等感、作家独特の悩みが詰まっている。
自分からしてみればその悩みは切実で、リアルなものだといつも思うから、共感する部分がとてつもなく多い。
身近な不安、消えない不安。
扱う題材の気軽さが、まさにファミリーレストラン。

ただ、身近な題材を選べば選ぶほど、恐らく書くのは難しくなるはず。
きっと毎回、大変だろう。

そして、やっぱり役者さんは上手ですね!特にポスターで左の彼w
舞台が狭いだけに近い近いw
どうしていいか分からずも、大声で笑ってたのは私です。
彼と近さとギャグが一緒になると、大変なことがおきますね。

あのそれぞれのキャラクターが、イライラする癖に憎めないんだよね。
そういうキャラクター作り、見事です。
ハッタリだとしても第2、第3公演、楽しみにしてます。

Root Beers ~ルートビアーズ

Root Beers ~ルートビアーズ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

細やかな配慮、それゆえの完成度
とっても、とっても面白かったです。
細部にわたった配慮、スタッフさん、演出さん共にいい仕事してました!
役者さんもすごく上手。
そして、誰ひとりとして設定が不足しているキャラクターがいない。
本もとても良く出来ていて、なんていうか、ちゃんとキャラクター一人一人を大切に作っている印象を受けました。
色々なことが、とても丁寧で、完成度の高い舞台でした。
次回公演も、見てみたいかも。

ジェントルマンズキッチン

ジェントルマンズキッチン

劇団6番シード

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2008/06/11 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

まさかのキャスティング
若手公演ということで、結構パワフルな箇所があり、そして静かなところがあり、メリハリがよかったと思います。
オープニングの演出が素晴らしい!迫力があって、一人でニヤニヤしてました。

詳しい話はネタバレBOXに。。。

ネタバレBOX

まず本の話。
設定がキッチン、というだけで面白いし、そこに色々な国籍の人が働いている・・・。ユニークな舞台設定でした。
ただ、もっと外国人という設定を出してほしかったとも思ってしまいました。
せっかくあんな風に色々な国の人がいるのだから、設定に、思いっきり主張が出てもよかったかな。。
きっと、外国の人ならではの苦労や、魅力があったはず。

オーダーメイドで母親の味を作るなら、彼らはきっと日本ではない、自分の母親の味を思い出したと思う。きっと色々な国の料理を思い浮かべたと思う。。。そう思い浮かべると話が広がり、とても面白い題材や設定だっただけに、ちょっと残念でした。

様々な理由があるかもしれないけど、キャストの人数が多いために一人一人の個性が薄れてしまったのも気になった。あとちょっと!と思うキャラクターが多かった。
でも、役者さんの台詞まわしは素晴らしかった!うん、本当に素晴らしく上手でした。

役者さんの話。
初めがちょっと早口で聞き取りづらい箇所が。
しかしぴーちゃんがキラキラ光ってた。外人の役、全体的に上手過ぎでした。かなり研究したんだろうな。とてもとても好感がもてた。
伸びると期待したのはけんごくんでした。

照明の話。
人数が多かったけど、ピンスポを上手く使って見る所を分かりやすくするのが上手かった。色のついた照明で、ワクワクした☆

大道具の話。
とても感心。多いキャスト、狭い空間を上手く見せていた。構造が、なかなか上手かったです。フライパンがおしゃれ♪




ジェントルマンが出てきたとき、「これは・・・まさかのキャスティング・・・!」と心の中で叫んでしまった(笑)いい意味でとーっても裏切られました。
あのバタバタした空気に漂う、ジェントルマンのマイペースな雰囲気、演技・・・。ミスマッチが、面白みを醸し出していました!
それがこの舞台の、魅力なのだなと思います。

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