満足度★★★★
初あひるなんちゃら
ダブルキャスト含め大人数シーン頑張って作ってるなぁという印象
眼科画廊の素舞台
ネタバレBOX
9人兄弟と言いながら、かなり女性的な話に見える。長男が1人男で、真ん中の傍観者の弟2人はニヒルに突っ込み続ける感じ。また脚本家が言っているビックダディやらTVなどの大家族ものを観てると「お父さんや親視点」が主だが、今回は完全に兄弟視点。よって子育て奮闘記やら大家族ならではの親の生活の悩みなどは全く描かれていない。
抑揚なく物語がなんとなく進行していくイメージ。(これはこれでよいと思う)
ボクサーを長男が目指す話が軸となっている。
上の姉兄はボケていて下の子たちが主に突っ込み続けるのだが、少し思うのはなんというか個々の兄弟間の人間関係(例えば3人間)で主に見せていて、9人での複雑な感じなどはあまり観れなかったような気がする。これだと3人兄弟3家族とかでも同じ事になってしまうのではないだろうか。
雑多な店。謎の中華世界。
上演時間1時間は長いか短いか。
STスポットにしては珍しい客席作り
ネタバレBOX
女の戦い。
チャイナ服ちゃんとスーツとぶりっこお嬢。
各々確かに美しく可愛らしく描かれているのだが、もう少し話に深みが感じられても良かったかとは思う。
中華親父の怪しさは中々良かった。
満足度★★★★
軸足の混乱。
笑っていいのか。青春ドラマなのか。あるいは不条理演劇なのか。どの視点で見るべきなのか分からないのですがコリッチに書いていいですか?と聞いたら書いていいですと演出に言われたので書きます。
ネタバレBOX
登場人物全員中学三年生。
小劇場演劇人の心にザクザク刺さる小ネタ。
「ただ褒めてだけもらえていた頃のしまじろうに皆、帰って来てもらいたいの」とはゆとり世代に対しての悪意なのか。
青春群像と書いているが群像…?
セーラー服を♪脱がさないで♪
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/11 (月) 13:00
価格3,500円
今観てきた。
美術と演劇と民家の見事な融合。美術家発案の企画らしいが、この集団はこういうことをやり続ければいいと思う
今年一番面白かった演劇ランキング1位か2位だ。
台詞は大時代的だが世界感をより強めている、また彼等は民家を使い慣れてる感満載。
外からの窓明かり(今日の昼は快晴)もいい美術効果となっている。よって暗転はない。
行くなら昼の回の方が良いのではないか。
古びた民家なのに異国感溢れる作品になっている。
言ってはなんだがもう少しだけ美術家の発想に寄せてしまっても良かったと思う。
観るには中々首がいたくなる作品だった
しかし私は美術音痴で、美術館にも人に誘われないと行かないが今回は特にそう感じた
ネタバレBOX
男の襟が直って良かった。ずっと気になってしまった。ぶちまけられたようで考えられた衣装そして舞台面。
正直脚立のステンレス感は現代風過ぎないかとも思ったが。正面の黒い亀の甲羅のような謎の美術が艶やかな色合いの中で異様で良かった。
旅人の女がいきづりの恋を一人芝居でしてるようにみえて、客席をひたすら凝視する様は最初戸惑うものの引き込まれ、抱き合っているような錯覚すら覚える。
女が凝視しながら気を緩めると客席の男性数人が体を脱力させる不思議な現象を見た。少なからず彼女の演技世界と連動した客がいたのだろう。これは演じてる女優は楽しかったのではないか。
縦横無尽に駆け巡る男女は照明があたるまいが、家の外だろうが(客には見えない)演じ続け、客がどう演劇を感じるかをよく考えて作っている。いい怪演ではないだろうか。
結局旅とか夢とかロマンとか命とか言っておきながら一組の男女の行きずりの恋からの愛なのがとても卑近でとても小気味良かった。演劇ってこういう事だよな、と感じた作品であった
満足度★★★★
卵と落語の融合したフライヤーデザイン。秀逸だと思いました。
演出の大竹氏がインスピレーションを受けたという三年目。確かに大竹氏が好きな演劇。
ネタバレBOX
どうしても落語になると役者の動きが制約されざるを得ず、その点演劇なのに少し残念に思ってしまうが、どうにもならないかとも思います。
夫婦円満が大事ということですね。
ヤマアラシのジレンマ。
ティーンから20代くらいまでの共通ジレンマだと思う。普遍的である。
ネタバレBOX
シンプルな舞台の中で役者が小気味良く動いていたイメージ。
人間関係の描き方がリアルで、よく頑張った、と思います。
更なる作と演出に期待
満足度★★★★★
初演に関わった人間だとまた違った見方ですが
安定感がとっても増したと思います。手探りでやってた感じが確信を持ってやってる感じに変わった気がします。
観やすくなったと思います。
ビートルズが出るシーンはずっと最高です。
ネタバレBOX
が、粗削りな勢いが減ったような気がどうしてもしてしまいますが、気のせいかもしれません。
島さんの熱演も変わらず、脱帽です。段々怒っていく感じ、むしろ前よりレベルアップしたような。
平木氏さすがの熱演。かっこいいですね。
もう少し演出の小林さんが出てもいいかな、とはちょっと思ってしまいます。
とある50代演劇人は「ネタを詰め込み過ぎて情報過多だ」と指摘してましたが、私はこの感じは好きなんですけどね。
初演よりよりJOEの部屋が再現された気がします。が私個人は初演の二階屋が好きでした。これはこれで。
年間面白かった演劇ランキング投票はこれを押すかなぁ…
満足度★★
新宿でとても新宿なお話でした。
歌舞伎町の表の顔と裏の顔。きっと多くの取材をされたのでしょう。
団扇くれた。
序盤の踊りながら解説するナース、大変だろうなぁと感心。
ネタバレBOX
話が暗いのはそれはそれでいいのだがなんというか、ああまで観客に感情移入させたホストをよく分からない描写であっさり心を壊してグロテスクに演じさせるのは、どうなのだろう。
主役のホストの方は見栄えも演技も良いのだが、戸籍がない事を押し過ぎて果たしてああいう心理状況なんだろうか、もっと足掻いた結果とかあってもいいような気がする。ヒロインの台詞でもあったが「それなりに人生を送って来た」のならもっと深い妥協的な現実的な精神状況に陥るのではないのだろうか。
表層を撫ぜるだけ(一見表の顔ではない裏の顔の様には見えるのだが浅い)の人間模様を寄せ集めた感がどうしても出来てしまう。
フロント企業ならフロント企業なりの日常があるはずで、あそこまでヒロインに向かって隠そうとするのもなんというか、初心者が書いたのか思ってしまう。
カーテン裏でチェーンソーで解体される様はいい演出だったと思います。
満足度★★★★
横幅2m奥行2mない舞台面。
2人芝居と1人芝居。色んな意味でハードルが高いお芝居。
ネタバレBOX
この企画意図は「狭い劇場の中で1~3人くらいの役者力で魅せる」らしいが残酷なまでに見せられた。若手の一人芝居、二人芝居が好きな人にはいいのではないだろうか。
やっぱりお兄ちゃん死んでたのね
満足度★
満員
30人くらいのキャストが殺陣と踊りを繰り広げる。途中休憩有で2時間くらいか。
ネタバレBOX
最初のOPアクトは確かに音照相まってとても面白かった
が、ストーリーが桃太郎のオリジナル改変なのだが正直よく分からないストーリー。キャスト数やその衣装を着たい人に合わせてストーリーを変えたのかと思ってしまうくらい。殺陣教室の発表会的な要素もあるのだと思うのだが、なんというか殺陣も踊りも演技も個人差が激しすぎないだろうか。
もはや芝居はせずに台詞無し殺陣パフォーマンスダンスの方が面白かったのではないか、と勝手に思ってしまう
満足度★★★★★
新コリッチになってからこのページに行きつくまでに随分時間が掛かった…
意外とキャストが出てて驚きました。しかし当日パンフレットにも書いてある通り女の子な話。
ネタバレBOX
机島を取り囲む砂が好きでした。語尾の「だにぃ」も実際あるんだか無いんだか分かりませんけど、いい味出てました。
おばあちゃんも怖いし。
しかし一番好きだったのは原田主任と部長の紙の投げ合い。
「なんであたしこんな事してるんだろ」って思いながら原田主任はきっとカッターを突き付けてたような気がします。
リゾートの裏側を前面に出して、でも島ってこうだよなぁ、閉鎖された人間社会ってこうだよなぁ、としみじみ思いました。
原田主任は亡くなった部下に会いたかったのかな結局
満足度★★
初ガラ劇。
とあるアイドル女優がまたしてもアイドルで盛大に笑いました。
キャスト多数
ネタバレBOX
AIが2045年人類の知識を凌駕するというトレンドから着想されたのかな?
棒をアイパッドに例えての演出、集団行進は中々のものでした。演出家の自信のようなものを感じました。
AIが最後愛に行きつくのはよく分かるのですが、もう一捻りあったらなぁ、とも思いました。読解力不足か、役者が演じるキャラが変化するためどっちがAIか人間か分からなくなることがよくありました。ちょっと軍人役と博士役の声が聞き取りづらかったのが残念な気も。
満足度★★★★
周囲の評価高し
僕の周辺は結構褒めてました
壁の上の白幕はライトへの演出効果としては絶大
しかし最前列にトンボはどうなんだ。客が移動中に当たってシュート変わるんちゃいますか。
ネタバレBOX
中高生の誰でもない自分。
対人関係にひたすら悩み、魔物に憑かれていく主人公。
しかし誰もがそうなのかもしれない。
トラウマ演劇?
満足度★★★★
ほとばしる若いパトス
4人芝居だけど3人が先生。
アンケにも書いたが4人を先生にしてしまえばより構成が綺麗にいったような
ネタバレBOX
主役の家庭教師がいい芝居をする。
女子中学生役のリボンが可愛い。
もうちょっと長い芝居も書いてみては
満足度★★★★★
ゆとりと恋愛をみたぜ!
なんと大竹匠出演。
田中愛 田中愛役で初出演
前座芸で風の瞬間無音になるのが凄くいいと思います。
そして二本立てで二本目を別日程で観たのに書き込めないコリッチのシステム。
僕らの時間では前座が無かった,,,
ネタバレBOX
2部作なのでほぼ素舞台。しかしライティングには強いこだわりを感じる。客の目線潰しもなんのその。
ゆとり世代について語っている本作。大竹氏の考えていることがよく分かる。
ただ同じ立ち芝居が続くのが少し難点か。
僕らの時間、失われていく愛。忘れてないけど裏切る。この裏切りに愛があるのか。
赤子の描写が中々いい。
槇原氏の叫びでアンケートが振動していた。
しょっぱい味噌汁を飲む彼を見てあの世からどう思うのか。それとも全て彼の妄想なのか
満足度★★★★
家を劇場に
客席はなかった。
そしてくつろぎ過ぎた私は恐らく役者さんに妙なプレッシャーを与えてしまった気がする。すいまそん。
これぞ演劇体験?
ネタバレBOX
二階で前半は聴いていたので、ある意味新しい演劇体験であった。
家を劇場にしている点で既に卑怯な気はする。
全ての変化するもの(振動や音)が演出効果に聞こえる。
さりげなく整理された部屋だが、「??戦争」という漫画が目に留まり、開場中私はずっと読み、独特の雰囲気にどう料理されるか楽しみだった。
後半人形劇を日本家屋の中でこれでもかと魅せられる。この近さでの体験としては中々であり、炸裂する黒田節である。
満足度★★★★★
大きな穴
今観てきた。観劇後40分で初めて書いてます。
前情報やタイトルからは想像できない内容であった。
pitymanらしいと言えばらしいが、より舞台を自由に使っているように思う。
劇場名が花まる学習会になっていて別劇場でも作ったのかと思ったが、王子劇場が改名だけしたそうです。花丸学習会の学習塾のビラも入っていたから学習塾の宣伝?よくわからない
ネタバレBOX
SF。
人間が突然子供を作れなくなった現代世界。オーストラリアにあいた穴に死んだ人間が入ると人間は若返る。
死を否定するこの穴を管理し始めする団体に反発しながらも絵が崇められてしまう画家。
怪しい宗教っぽさ。生と死を愛憎織り混ぜて描く。
たくさんの役者、高低差を存分に利用した舞台装置水。
作演出の強い主張を感じた。
ちょっと理解力が足りなかった私は出演者に聞いてみ話を補完してしまった。
満足度★★★★★
ナチスのユダヤ人虐殺
ナチスのユダヤ人虐殺、ホロコーストを扱っています。
アガリスク冨坂さんが好きな感じの主題。
プロデュース公演ではあるものの作品作りはアガリスクが受け持っているそうです。
ネタバレBOX
ついにやったか、と思いましたが、やはりシチュエーションコメディにしていました。
「笑ってはいけない内容で、どこまで笑いを起こせるか」をテーマにしていました。
会場がどこまで笑っていいのか、笑っちゃいけないのか、ある意味空気の読みあいのような感じが、アガリスクが好きな感じですよね。
125分と長い上演時間ですが、中盤からの加速がすごく、飽きずにみきれました。
満足度★
出演者多数
主役のアベルは安定感があり、初見ながら男惚れする高くぶれない演技力を感じられた。舞台装置もだいぶ予算が掛かっているのであろう事が予測された。ただこれだけ高身長の役者が多いと二回屋は大変であろうなと思う。窮屈な感じがしたので、舞台奥への出入り口のもっと前から段差を作ってあげて下げた方が良かったのでは。
話は難解である。
ネタバレBOX
難解な話や哲学的なテーマは大いに結構である。であるが、どうしても抑揚の少ない演技プランだとよく分からない。そして物語終盤になるにつれて「誰が誰を殺す」ということが重要なテーマになってくるようだったが、このやりとりを白熱させるのであれば、もっと分かりやすくしないとお客の頭には入ってこないのではないか。
唐突にキャラが出てきて自己紹介するのも別に構わないのであるが、お話の中での必然性がとても分かりづらい。
主役以外の男性も女性もどうしても妙なかっこつけが多く、気になってしまって仕方ない。男性は大体厳しかったような。
上手下手で世界を分けているのに、始まって10分以上してからやっと気付いたが、だったら両方の世界は行けないようにするとか、縛りが分かりづら過ぎて客の共感と理解をここまで突き放すのはどうかと
左右対称風を出したいなら何故二階屋も対称に作らなかったのか。
そもそもこんなにキャストが必要な演劇なのかも良く分からない。
演出が付いているのかいないのかよく分からないが、戦闘の動きが雑過ぎる。稽古不足故に遠慮しているのだろうか?当てなくても綺麗な動きがあると思うのだが。
明石スタジオで10年以上前にシリアスに妙なかっこつけで吠える芝居を見て、だいぶ困ったが、こういう演技プランを呼び寄せてしまうのだろうか
満足度★★★★
旧加藤家
ガチ民家での公演。駅から遠いかと思いきや、あまり迷わず到着。家と家との間がもっと離れているのだと思っていたら普通に家同士の壁の間は数m
ネタバレBOX
黒田氏の芝居をもう何年観てるか分からないが好きなものは変わっていないのかなぁ、と思う。
アンティゴネーの純白さ、王の傲慢さが良かった。
今回は解説があったので分かりやすかった。
しかし民家であってももっと客席増設した方がいいのでは。
まぁ、見切れが半端じゃないのは別に構わないのだが。