河童
DULL-COLORED POP
吉祥寺シアター(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
女子穴
東京マハロ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/07/09 (水) ~ 2014/07/15 (火)公演終了
満足度★★★★★
心に響く
子供を授かりたい想いの強さが響く熱演をみせて頂きました。
職場の部下や同僚で40代前後の女性の出産が毎年のようにあり、待遇には考慮しているつもりでも、苦労まで分かりませんでした。
晩婚化が進んでいるので、子供をつくる年齢も高齢化して、命がけになることもあるようで、医者から母体に危険が伴うこと、なんとか授かった子供に障害が伴う確率の高さを聞かされ、怯えながらも子供を抱くことを目指している。
舞台では、赤裸々に苦労が演じられ、学ぶことが多かったです。
銀河ホテル~たまプラーザ店
とくお組
座・高円寺1(東京都)
2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待以上の世界観
小難しいストーリーの完成度なんか批評せずに、与えられたシチュエーションを受け入れて、この世界観を楽しむのが、最高の贅沢な舞台です。
2列目だったので、2階建ての舞台を堪能しきることはできませんでしたが、スケールの大きな世界観を舞台の向こうに想像させてくれるいい舞台でした。
毒舌と正義
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/06/06 (金) ~ 2014/06/12 (木)公演終了
満足度★★★★★
王道
相変わらず演技が切れていて上手い。演出も精密なこだわりがある。
今や教師は針の筵のような職業だと思う。体罰だと言われるので無礼な態度を取る生徒を叱れない。モンスターペアレントもいる。
バカバカしいが、今の現実かもしれない。
私には到底無理な窮屈な職業。保身と聖職の苦悩の狭間で葛藤する教師たち。
ドライだと思う今の子供にも、教師を慕う心が残っている生徒もいることに救われる。
斬新なストーリーに敢えて挑んでいる本作品にただただ敬服でした。
インスタントアクマ
@emotion
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2014/06/06 (金) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★
意外に深い
オープニングの映像での演出が凝っていて、期待が膨らみました。
軽快なテンポでセリフがつながり、見ていて楽しい作品に仕上がっていました。
役者のキャラも生きていて、バランスが良かったです。
四角い箱
劇団ステア
中野スタジオあくとれ(東京都)
2014/05/30 (金) ~ 2014/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★
期待を裏切る
開演前は、舞台美術が期待できない様相でした。4人の出演者で演じきれるのか少々心配でした。
暗転から現れたのは、期待させるに十分な舞台が登場です。
若く乱暴で荒削りな演技だけど、嫌な感じはなく、むしろ魅力的な役者陣でした。
ストーリーも雑なようで深い、テンポもいいし、癖になる面白さでした。
そういえば、パンフレットには10数年観劇しているペテカンのメンバーが協力者に名を連ねているのを見つけました。
劇団に変な縁を感じました。
55Av(Fifty-Fifth Avenue)の戦慄
メガバックスコレクション
ART THEATER かもめ座(東京都)
2014/05/17 (土) ~ 2014/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧巻
大惨事を表現した舞台美術が素晴らしい。
そして、子役が出演しているのに、地獄絵図を演じる舞台を見ることになるとは想像していませんでした。
あいまいに表現するかと思いきや、閉じ込められて死と隣り合わせの恐怖、人格を狂わせる異常な状況を役者は熱演します。
ハッピーエンドは存在しないと思えたが、壮大な目的が創り出した世界だと知り、救われた想いを持ち帰らせる本にやられました。
料亭老松物語
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2014/05/21 (水) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
王道
3つの舞台が用意され、ストーリーに奥行きがでて見応えがありました。
スト-リーは正直ベタな大衆演劇のようです。でも、ベタだからこそツボを押さえていて、当たり前のようにハラハラして、当たり前のように涙腺が緩む、そして感慨深い想いでラストを迎えます。
「エッちゃん愛してる」 公演終了。ありがとうございました!
Sky Theater PROJECT
劇場MOMO(東京都)
2014/05/20 (火) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
想像以上に深い
コメディながらストーリーは深くそして思いの外熱い作品でした。
くたびれた熟年ぶりと若年層との世代の違いが、こうも違うものかというギャップがなかなか感慨深い想いでみていました。
共演NG
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2014/05/16 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
誇張
相性は重要です。仲違いして別れた者たちで、その後の2つの舞台が見れるアイデアが素晴らしい。
一つは滑稽な人間関係、もうひとつはシリアスな人間模様、どちらも感情移入させられるストーリーは楽しめました。
個人的には、僅かであっても2つの舞台に不毛な接点が生まれた意図が理解できませんでした。
前作のパラレルには、2つの世界が交差することが、面白さを生み出していました。
でも、今回は現代において仲違いして別々の人生を歩みだしたのに、怪奇現象のように交差し、接触も起きたことに違和感を覚えました。
脚本家が表現したい世界観は更に深い設定なのかもしれない。
それにしても本作品の役者陣は魅力的です。それぞれの役処に好感を持ちました。
特に元恩師を演じた役者さんは、存在自体に魅力溢れる印象を持ちました。
マトリョーシカ、その用法
ハイバネカナタ
シアター711(東京都)
2014/05/08 (木) ~ 2014/05/12 (月)公演終了
猥りがましいロンド
劇団なのぐらむ
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2014/04/24 (木) ~ 2014/04/27 (日)公演終了
満足度★★★
群像劇
人の心の移り気が目まぐるしく展開され、面白い。
和気藹々な集まりで、予想外のSFチックな要素あり。
これがなかなか理解として受け入れれないギャップが、独特さを感じます。
何年振りかの観劇で、以前何度も観劇してやっと覚えた劇団員の顔もほぼすべて変わっていて、世代交代があったのを感じました。
新たなメンバーが創り出す舞台も変わらず良いものでした。
そして精巧な舞台美術は、この劇団の楽しみの一つです。
流れゆく庭-あるいは方舟-
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
油断
災害に対する人の思考の甘さを痛感させられました。
他人事じゃない自分の事であるかのような危機意識の低さを登場人物が演じます。
3.11の地震からちょうど3年経ちました。
30年以内にこれまで経験したことのない地震が関東に来ると言われているのに、どこかで何とかなると思っている。
身に染みる素晴らしい演目でした。
三編の意外な結末
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/12/02 (月) ~ 2013/12/10 (火)公演終了
満足度★★★★
名演
役者の掛け合いで展開する朗読は、声の大きさ、読むスピード、声質で喜怒哀楽が表現され、情景が思い浮かびます。
セリフを読み上げる役者の表情も実に豊かで、楽しい時間を過ごせました。
『回雪ノスタルジア』
ラチェットレンチF
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
テンポいい
テンンポ良くて面白かったです。
時間軸が戻るストーリーもこういうのも有りかなって楽しめる内容でした、
華のある役者揃いの魅力的なキャストでした。
次回作もぜひ観劇したいです。
アイ・アム・アン・エイリアン
学習院女子大学 pafe.GWC実行委員会
学習院女子大学(東京都)
2013/11/25 (月) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待外れな秀作
殺風景な会議室で、机も与えられない状態で重い題材を議論する。
最初は、期待薄だったが、個々の役者が大小の差はあれど自己的で無責任な人物を演じる。
重い題材の議論だけに、舞台なので誇張はしているが正直な感情表現でぶつけている。
設定は荒っぽいが、物語の本質を突く上で、リアルな表現につながっている。
それを観客として客観的にみることで、深刻な話も滑稽な様にみえてくる。
巧みな展開で、誰の考えが正しくて、何が正解なのか、一般人だから分からないのか、有識者と言われる者には答えが導き出せるのか、そんなことを自然と考えさせられていることに気付いて、演出の効果だと思う。
綺麗事や正論を並べるだけの議論なら別の結果になっただろう。
一般人に決めさせることの問題を投げかける目的は達成していた。
私の結論は、世の中には不条理が存在する事を認めることができずに、誰かに責任転嫁しまいがちなんだと気付かされました。
Parallel /パラレル
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2013/11/07 (木) ~ 2013/11/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
アイデアとこだわり
実にチャレンジングな演出で、役者が見事に応えている。
かなり精密にパラレルワールドを表現している。
期待以上の出来で、役者同士のあうんの呼吸には感動させられた。
前作も挑戦的な作風でしたが、本作品は更にレベルアップした内容でした。
Re:black
@emotion
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/11/02 (土) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★
エネルギッシュ
初めて観劇する劇団でしたが、美男美人の揃った熱い演技をみせてくれました。
舞台は、古代なのか、一度崩壊後の未来なのか展開が面白い。
映像やライトティング、音響も凝っていて、全体を通して楽しめる内容でした。
次は、社会派の舞台もみてみたい。
カルナバリート伯爵の約束 【池袋演劇祭‘優秀賞’受賞】
メガバックスコレクション
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2013/09/13 (金) ~ 2013/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
勝負に出た再演
私が初めてメガバックスを観た作品です。
とにかく舞台美術の凄さに圧倒されました印象でしたらが、内容も素晴らしかった。
再演の舞台美術は天井の高さと幅に違いがあり、スケールはやや小規模でしたが、出来は文句なしです。
本がいいと役者も活きる。前回よりも這い蹲り、激しく転倒する体力を使う内容だったと思います。
被告人~裁判記録より~
アロッタファジャイナ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/08/27 (火) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
裁判記録が芝居になるということ
27日の初日に続いて30日も観劇しました。
裁判記録から取り上げられるエピソードは、芝居にするだけのセンスあるものでした。
迫真の演技が、単なる裁判記録を再現したものとは言わせない価値あるものにしている。
226事件は、独壇場の名演技を見せてくれる。必見です。
そして客演される女優陣のなんとも美しいこと。