ボクノブボブの観てきた!クチコミ一覧

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cryptograph(クリプトグラフ)

cryptograph(クリプトグラフ)

マレビトの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

!!!???
声紋都市に続いてマレビトの会2回目の鑑賞。謎ばかりだけれど、なぜこんなに自分が見入っているのかと自分に問いたくなるような感覚だった。前半は若干の眠気と格闘。まるで難しい小説を読んでいて疲れてきちゃうような感覚。でも、急によい台詞だったり、なんか惹き付けるような発見があってさっきより素早くページをめくる自分がいた時の感覚。終わったあとはいつのまにか夢の中で漂っているような感覚だった。とにかく感覚で楽しんでしまった。でもその中に混在する意味合いが気になって、後を引いて仕方がない。深い。海外でも上演されている作品だが、海外の人達はこれをどのように見るのだろうか。日本人でも謎が多いから、この感覚的高揚は万国共通なのかもしれない。
とても「海と日傘」とかを書いた人の作品とは思えないけれど、やはり凄いと思ってしまった。

いつでもここは夏である

いつでもここは夏である

@@ has a headphone

STスポット(神奈川県)

2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

ポニョのような衝撃
ジブリ最新作「崖の上のポニョ」を見たとき、なにも難しい事を考えず、その世界観やキャラクターのかわいさ、映画館で見る事のドキドキのようなものを純粋に楽しめた。それは昔好きだったアニメや怪獣映画を、お母さんをむりやり引っ張って映画館に連れてってもらった時のドキドキを思い出させるようだった。今回の公演はあまり告知が大きいものに感じなかったし、収容人数も少なかった。でも正直大当たりだった。まるでヘッドホンをつけたように狭い空間に流れる爆音、それに動かされる体。そこに観客という存在はなかったのかもしれない。時に観客を舞台上に引き込み、観客の間を出はけ口にする。もはや引っ張られなくても出てしまいたくなるような楽しさ。それはポニョを見たときに少しにたような感覚だった。演劇の本来の楽しみ方がどのようなものかは決められないと思う。でも少なくとも楽しむ事を楽しめる人なら、これは真髄のような楽しさの感覚を提供してくれたように思えた。個人的には今年のナンバー1。

「て」

「て」

ハイバイ

駅前劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★

うるうるしてしまった
今回も「死」が扱われている中、設定が自分にとって身近な出来事であっただけに共感でき、うるうるしてしまった。家族一人一人が個の考えを持っていて、それぞれの愛情の深さがよく見えた。演技など実に完成されたものであったけれど、舞台が基本的に明るかったり表情などが見る角度によって読み取れない事などが重なって、人間をもっと見たい分、うまく吸い込まれなかった。最後はもっと期待してしまったけど、作品全体として描きたかったであろうシーンは、とても印象的だった。

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