1
『を待ちながら』
HEADZ
見たことのない、アゴラの楽屋から、狭い階段のプチバックステージツアーを経て、いつもとは違う舞台を見て、落書きや、寝たきりベッドなどの派手な美術から、衝撃ながらも、ベケットの「芝居」と「アンネの日記」に伝説となった、「ブルーシート」の3作品が合体した結構衝撃な表現がいいね。本当に、95分すごかったです。
2
バージン・ブルース
うさぎストライプ
中丸さんと志賀さんの親父二人の掛け合いと小瀧さんのきれいな新婦と宝塚の男役のような不良少年風な高校生の二役といつもは、ドラマダークを勤めていて今回は司会者とギターの弾き語りでつなぎの役の金澤さんの四者四様のカルテットのような70分の素敵な素敵な芝居だったし、うさぎストライブの新しいやり方もよかったです。
3
SIRO-A Presents "That's ZENtertainment!"
白A
初めて見たけど、結構面白い。季節感あふれる演目と、「和」を大事にしながら、楽しめるパフォーマンスはいいね。
4
さよならだけが人生か
青年団
ダラダラするけれど、くだらない人情喜劇。舞台終盤、宴会のような挿入歌が出てきたけれど、手拍子したくなる演出はよかったね。110分。
5
今が、オールタイムベスト
玉田企画
3つの舞台セットを巡回しながら、まったく新しい玉田企画の魅力を満喫した内容。笑いあり、コントのようなものあり、シリアスさもあって、楽しかった105分でした。
6
小さい“つ”が消えた日
劇団仲間
派手だけと、個性あふれる登場人物が、面白く見せるコメディだけと、ハイテンポで進んでいく劇団仲間の新しい魅力を感じましたね。
7
オペラ『スマイル─いつの日か、ひまわりのように』
オペラシアターこんにゃく座
こんにゃく座初見。しかも、4000円のトクマルシートで見られたことは、うれしい。現代のオペラと、ちょっとお笑い仕込みのせりふ、歌役者のすてきな歌声と、たのしい110分でした。
8
夏の夜の夢
青年団リンク・RoMT
RoMT流で魅せた150分。長時間、海外戯曲専門の劇団を見るのは初めてでしたが、どれも時間だけ過ぎていくこういうファンタジーな気分で見えたすばらしい内容でしたね。
9
南島俘虜記
青年団
南の島にある、収容所のテントをモチーフを舞台にした、近未来型会話劇といったところ。日本人捕虜兵ののんびりとした生活と、収容所のスタッフのふれあいを描きながら、戦争が終わらない、未来あるのかをユーモアを交えた表現がよかった、90分でした。