RIKIZOの観てきた!クチコミ一覧

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投げられやすい石

投げられやすい石

ハイバイ

大野城まどかぴあ(福岡県)

2011/02/19 (土) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

その緻密さで
「人間」をそのまま突きつけられた気分に。
福岡公演、毎年来てほしいです!

ネタバレBOX

このクオリティの作品が3000円で観られる幸せを噛み締めております。
D_E_S_K Tour 2010

D_E_S_K Tour 2010

Monochrome Circus

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/10/09 (土) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

言葉よりも饒舌なカラダ。
僕が今まで観てきたダンス作品の中でも3指に入る。
素晴らしかったです。

「緑のテーブル」が一番好きでした。

ネタバレBOX

じゅんじゅんさんの振付でモノクロームのダンサー達が踊ると、こんなにも有機的に振付けが機能して生々しくなるのかと、ただただ息をのみました。
そして舞台中央の芝生を張ったテーブルが観客の想像力を巧みに刺激します。閉じない物語があの舞台に無数に溢れてました。

あれほどのクオリティの作品が客席100未満の劇場で前売2500円で観られるって、ちょっと反則だと思うほどで。それでも少し空席があって、なんかやりきれなかったです。
本当、もったいないなあ・・・
「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

ハイバイ

西鉄ホール(福岡県)

2010/05/29 (土) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

今さらですが。
昨年、北九州芸術劇場であった「て」を見逃して、後悔してたのですが、福岡演劇フェスティバルのラインナップに!!
西鉄ホールだとどうしても劇場のサイズがフィットしてない感じでしたが、それを差し引いても、抜群に面白かったです。

ネタバレBOX

あんなに心が揺さぶられたのは、岩井さんが演じる兄の姿にひどく共感してしまったからなのか。
事前に周辺の人たちに、
絶対観に行くべし!面白くなかったらチケット代は僕が出す!と宣伝して、
後日チケット代を請求されることはありませんでしたw
 Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

快快

山口情報芸術センター YCAM スタジオB(山口県)

2010/05/15 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ここ数年で観た舞台で一番好きです!
福岡から片道3時間くらいかけてYCAMへ。

心底、行って良かったです!

もう、まず、パフォーマーが魅力的。
ものすごく客席に対して意識がオープンで嘘がない感じで
身体もめちゃめちゃ利いていて、感動。
人形を介してあらわれてくるパフォーマーの身体の
妄想と現実の行き来の軽やかさに
ぎゅんぎゅんきました!


ネタバレBOX

この演出の方は、天才ですか?
センス良すぎですよ。一瞬も飽きさせない作りに感動でした。

子どもの頃のいろんな記憶が溢れ出してきて
笑いながら、泣きそうになってました。

ぜひぜひ福岡でも観たい!
来年の福岡演劇フェスティバルで呼んでくれんかな・・・
CANDIES - girlish hardcore (セカンドシーズン)

CANDIES - girlish hardcore (セカンドシーズン)

指輪ホテル(YUBIWA Hotel)

イムズホール(福岡県)

2010/03/26 (金) ~ 2010/03/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

越境する世界
演劇ファンにも、ダンスファンにも ぜひ観てもらいたい作品。
コトバとカラダと小道具と衣装とすべてがフラットに作品世界を構築していた。
新しい刺激に飢えている人には、特にお勧めします。

ネタバレBOX

ラスト5人が揃って、纏っているものを脱ぎ捨てながら、反復、反復で踊り続ける姿が切実な祈り、絶望すらも肯定して生きていくための祈りのように見えて、胸の奥の方が熱くなりました。

来年も福岡で、羊屋白玉ワールドを体験したいです。

PARK CITY(パーク・シティ)

PARK CITY(パーク・シティ)

マレビトの会

山口情報芸術センター YCAM スタジオA(山口県)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

インスタレーションアートとしての演劇
山口駅から少し寂れた雰囲気の商店街を抜けると
場違いなほどに近代的な雰囲気の建物があらわれる・・・
YCAM、来る度に何かを期待させる、存在感。

福岡からなんとか日帰りで行ける距離に
劇場滞在制作作品として、こんなに思いきった作品を提供して
刺激を与えてくれる劇場があることを嬉しく思いました。

ネタバレBOX

広島市で生まれ育った自分にとって、故郷の再発見でした。
近くにいればいるほど、何も考えず素通りしてきた風景が
このような形で提示されたことに、動揺しました。

笹岡さんの写真。
客席手元に配置されたモニターで映される映像。
眼下に広がる(客席はすべて2階席のみ)舞台空間と俳優。

それぞれが並列に同時展開される空間から、
何を受け取るかは完全に観客に委ねられていて

人によってはその自由さを不自由と感じてしまい、
作品に上手く接続出来ないこともあるのでしょうが・・・

挑戦的な作品にワクワクしました。

マレビトの会、YCAM、
今後の作品にも期待してます!


ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】

ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

壮大な悪ふざけ感が素敵でした!
今までの人生で通過してきたような既視感で、終始ニヤニヤしながら見てしまったのですが、そのニヤニヤがいろいろ自分に跳ね返ってきてちょっと痛かったり。冷静に深読みしたら、どこまでも行きそうで怖くなったり・・・正直3回、観たい。
客席の構造的に、どこかしらで見逃してる部分が気になります。
リピーターも多いのではないでしょうか、、、

ネタバレBOX

・・・古館さんは存在が反則だと思います(笑)

北九州芸術劇場プロデュース、前2作も観てるのですが、ノスタルジック北九州としてパッケージされた作品だったような気がしてて、それはそれで面白かったんですが、ハコブネは良い意味でパッケージされない危うさを伴った現在進行形がそこにある感じ。あゝ、もっといろいろ観た人と喋りたい!
黒田育世演出作品 『矢印と鎖』

黒田育世演出作品 『矢印と鎖』

BATIK(黒田育世)

イムズホール(福岡県)

2009/05/08 (金) ~ 2009/05/09 (土)公演終了

満足度★★★★

走り出したくなった、全力で
切実な記憶と身体が目の前にあって、必死にもがいてそこに在って、
ただそれだけのことがとても素敵なことに思えて、
ああ、なんか生きてるって 実は凄いことだなあと。
いや、なんか言葉にすると陳腐ですけど。

『こわれゆく女 your eyes only』

『こわれゆく女 your eyes only』

指輪ホテル(YUBIWA Hotel)

イムズホール(福岡県)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/03 (金)公演終了

満足度★★★★★

頭じゃなくて もっと別の場所に響く感じで
既存の演劇とコンテンポラリーダンスの境界線をぶち壊して 
そこに“在る”からだを真摯に見せる舞台作品なように感じて
非常に面白かったです。

口から発せられるコトバが重すぎなくて 
からだが紡ぐコトバと同じ地平に それがあって
バカバカしいけど切実な感じで
でもちゃんと緻密に創られてて
女性のからだでしかできない質感だったけど
かわいいっていうより カッコよくて

たぶん 明確な物語がないと安心出来ない観客は
拒絶反応を示すだろうなあとは 思うのですが
こういう舞台を福岡市内に持ち込んでくれた
羊屋白玉さんに感謝!

フリータイム

フリータイム

チェルフィッチュ

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/05 (土)公演終了

満足度★★★★★

日常に潜伏する 何か
演劇=わかりやすいエンターテイメント 
という幼稚な図式は もう必要ないと思う。
 

ネタバレBOX

自分は 日常で そんなにわかりやすい感情にだけ
支配されて 生きてはないし
自分が抱えてる 諸問題は 実は特別に劇的なものでもなく
より根が深いのは 正体が はっきりとした輪郭を持たない 
何か だと 
そして舞台上の俳優の
主体と客体の境界線がなくなり 
男女のソレも曖昧になり

でも 人は そこにいるのだと

そんなことを 感じました。

それは方法論も込みで 伝えられているようで

拒否反応を示す人もいるだろうけど
とてつもなく すごい 演劇だと 
僕は思います。
届かない所

届かない所

正直者の会

精華小劇場(大阪府)

2008/03/06 (木) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

福岡からふらっと精華小劇場を見学に来たのですが
たまたまかかってたので、特に期待もせずに入ったのですが
とても興味深い作品でした。

わかりやすいドラマとしての演劇ではなく
解体されたテキストを 
俳優の声と身体と演出で魅せるみたいな感じで。

ラジカセをツールにした音響の使い方が非常に面白かったです。

ネタバレBOX

ジブリッシュとか マシーンとか
あと せりふの音節をバラバラにして発っしてみたり
しりとりで言葉遊びをしてみたりと
声の使い方が意味としての言葉だけでなくほんとに面白い。

ベタなドラマに飽きてる方には ぜひ

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