みさが投票した舞台芸術アワード!

2021年度 1-1位と総評
二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

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二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

実演鑑賞

壱劇屋さんのワードレス殺陣芝居はいくつか拝見しておりましたが、二ツ巴は今回が初の観劇でした。内容が理解できるか不安でしたが、冒頭から物語の核となる設定がわかるように作られており、台詞がなくても問題ありませんでした。巨大なビニール袋が突然現れ、アクションモブによる先の読めない表現方法に終始裏切られっぱなしでした。その一方で殺陣が始まってしまったらもう殺陣しかしてないんじゃないかと言うくらい殺陣祭りな作品でした。下手で殺陣をしていたかと思えば同時進行で上手で弓を引いているため気づいたら矢が舞台上を飛び交っているみたいなシーンも多く、とにかく目が2つじゃ足りないので1回だけの観劇では物足りないかもしれません。また全体的に殺陣のレベルが高く、特に栗田さんと日南田さんの殺陣を小劇場で拝見できたのはとても贅沢な体験でした。正直後半は何故そうなるのか謎な部分もありましたが、台詞がないことでわからない部分を観客の想像に委ね考察できるところがワードレス殺陣芝居の醍醐味だと思ってます。物販にて台本を売ってくださるのも有難いですし、やはり台本を読むとストーリーを理解した上でもう一度観たくなるので非常に商売の上手な作品だなと思います(嫌味じゃないです、褒めてます。)家族の死が関わっている作品なので決して楽しいお話ではありませんが、見終わったあとには笑顔になれるそんな作品でした。

総評

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