白めがねの観てきた!クチコミ一覧

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なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/06 (月) 14:00

座席A列2番

2時間というリアルな時間の中繰り広げられるワンシチュエーションもので、かなり登場人物も多く、ひとりひとりキャラが立っていて、しかも全員愛おしい。

ネタバレBOX

2024年現在含めて4つの時代が混線している状態ですが、みんな各々の時代に必死で、時間までに全員退去されなければいけない任務を持ったオーナー河田のみが、全時代を俯瞰する形。2024年に生きている僕ら観てる人は当然河田に近い目線になるので、部屋から全て人もモノも消えた後、切ない喪失感に潰されそうになるが、部屋の記憶が救われるラストシーンで切なくも優しい後味を残してくれる。
たった15秒ほどの暗転の度に増える人やモノはまるで手品ですね!その種明かしが切なさを演出していたのも、美しすぎた。
数々の舞台を観てきましたが過去ダントツです!それこそ次元が違うレベルで凄かった!
アガリスクさんに出会えたこと、これを生で観れたことに感謝!
令和5年の廃刀令

令和5年の廃刀令

Aga-risk Entertainment

としま区民センター・小ホール(東京都)

2023/05/01 (月) ~ 2023/05/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

会場を立体的に使った卒業式や、お客さんで周りを囲んだ会議など、常に臨場感満載の舞台を見せてくれるアガリスクエンターテイメントさんの新作。今回は観客に投票させるお客さん参加型のタウンミーティング。実際に参加している(てい)なので、当然時間の流れも客席と同じ、ワンシチュエーションコメディであることすら意識しない空気感のなか、アガリスク独特の屁理屈が飛び回る。恐らくあてがきで書かれたあろう各役者さんの個性をそのまま固めたようなキャラは曲者だらけ。生き様を感じさせるセリフがボソっと出ると、人間の厚みが見えて全体に深みが増す。
刀の携帯を規制する条例を話し合うという、ifの設定だが、最後の投票で本気で悩んでしまうほど違和感のない内容になっていた。なんならエピローグのその先の世界まで覗きたくなる、そんな作品でした。

ネタバレBOX

実は主演だった前田さんの演技がとにかく素晴らしかった。観た方なら分かると思うが、最初、榎並さんが過去の事件に触れた発言をしたあたりからの視線の泳ぎ、途中何度も思い出して苦しんでいる表現が生々しく、ラスト、昂って標準語から徐々に関西弁になっていくところは、観ているこちらも涙が止まらなくなるほど感情を揺さぶられた。
演者さんは大変だと思いますが、投票結果によって内容が変わるエピローグも斬新でしたね。
結局賛成バージョンしか観れなかったんですが、あの、ちょっと物悲しい、お祭りの後のように切ないエピローグのやり取りにアガリスクを感じました。
観れなかった反対バージョンは配信があるようなので、そちらで拝見します。
かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

Aga-risk Entertainment

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/24 (土) 18:30

座席1階A列10番

価格4,200円

ずっとスマホの中でしか見たことなかったアガリスクの方たちが、あのセットの中、目の前を動き回るのを観て、まずはそこに感動。うわ、俺アジトにいる!とか、津和野さんだ!とか笑
で、キャラ入るとみんな、途端にオーラに包まれる感じ✨これは生でしか味わえないですね😉
今日観てて釘付けになったのは鹿島さん。例えばドラマではカメラが追っていない時の表情とか生だと見ることができるんですが、普段キリっとした鹿島さんがふと見せるしおらしい感じとか、最後の方の塩原さんとのやりとり、キラキラしててちょっと心持っていかれました。前田さんと伊藤さんのやりとりの安定感は流石ですね!
緊迫した場面を立体的に魅せるアガリスク四次元殺法(勝手にそう呼んでますw)の展開、これ生で観れてマジで痺れました。静と動がジェットコースターのようで、最後はちょっと泣いてしまいました。

コロナのせいで延期になった作品とのことですが、そのおかげで運良く僕はアガリスクさんを知り、生で観ることができました。

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