たっちゃんの観てきた!クチコミ一覧

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蝉しぐれ

蝉しぐれ

明治座

明治座(東京都)

2008/05/05 (月) ~ 2008/05/29 (木)公演終了

満足度★★★★

見応えあり
 手堅い演出、華やかな装置。大劇場で観る時代劇はかくあるべきものだ。主演の福士は前髪立ちの少年から、終幕の初老期まで、ひとりで演ずるため、やや序盤に違和感があるが、逆に殺陣は迫力がある。久しぶりにづらが似合い、爽やかな華がある。今後が楽しみだ。脇を固める顔ぶれも整っているし、横内正の悪役は堂に入っている。ただおふくさんはもう少し気品が欲しかった。さらに言えば、着物の着付け、袴の裁き方など、武士の所作、また彼らは滅多に走らないものだという基本などに注意が必要だろう。

瞼の母

瞼の母

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/05/10 (土) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

つまらん!
往年の新国劇の十八番。それを現代風にアレンジして見せたもので、スピード感はあるが、いわゆる時代劇の骨法を外しているから、所作も台詞もなっていない。だいいちヤクザが月代をきれいに剃り上げていて、それらしく見えないし、考証も随所におかしいところがあり、草彅もこなれていないし、大竹しのぶも冴えない。結局、草彅人気に寄りかかっているだけで、舞台は一言で言えば、つまらん!

ネタバレBOX

SMAPの中で、草彅というのは、エラの張った昔風の番台面というやつでどこがいいのか解らない。ただまあ強いて言えば、メンバーではヅラの似合う方だがどこがいいのかよくわからない。芝居もうまくないなあ。

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