mugetの観てきた！クチコミ一覧

実演鑑賞

原作では続編もある長編ｽﾄｰﾘｰになるのですが､今作は続編も含んだｽﾄｰﾘｰでした。その為､幼少期に読んだ時とは異なる感想を持ちました。

実演鑑賞

満足度★★★★

文化座さんでは珍しく女性中心な作品で、第一印象はとても華やかに感じました。

セリフのない場面でもお1人お1人が役として立っていらっしゃって、どの役の動きに注目しても見応えありました。

新井純さんは昨年の炎の人でもゲスト出演されていて観劇してましたが、今回はとても激しい人格を演じていらっしゃっていてとても演じ甲斐があったと共にお体にも負担がかかる役柄だっただろうなぁと想像します。

舞台転換について、
多分、女性が多かったこととセットや家具までも運ぶことにとても手間がかかっただろうと思います。その辺りは今回は仕方ない気します。

満足度★★★★

都内等の緊急事態が発令された後でしたので上演されるのか心配で前日まで
チケットを受け取りに出かけてませんでした。

上田公演から堀部さん復活し、とても楽しめました。

東山さんは予想以上に女性に見えました。原作映画は視聴してましたので東山さんがドラッグクイーン役をなさることを分かってはいましたが予想以上でした。

あの東山さんがこんなに女性に近づけるとは本当に予想外に。

高畑淳子さんも良いお芝居でした。


個人的に唯一残念だったのは2階席だったこと。
演劇は表情を肉眼で確認出来る距離感が一番感動出来ると思います。

原作映画を拝見していてとても感動出来るスターリーであることを分かっていての観劇でしたので肉眼では見られない距離感であったことが個人的にガッカリな点です。

満足度★★★★★

音楽劇とのことでしたが、まずはナチスの恐怖感をとても上手く表されていたと思います。
この作品の為に作詞作曲された楽曲とのことで、バイオリンやクラリネットやアコーディオン等のメロディがとても強い印象を残します。
皆さんの合唱も恐怖感・不安感を一層深めていく程に綺麗にまとめられていたと思います。コロナ禍の中での合唱練習はとても苦労なさったのではないかと心中お察しします。


目元を隠したマスクでナチスや町の人を表現されていたこともとても印象強いです。配信(1/24まで)確認しますと役の出番が無いシーンではマスク着用での登場してる方もあり、配信の方では近く感じますので骨格や顎の雰囲気等でどの方がされてるかを想像出来ました。

ハンナ役の市川さんとフリーデル先生役の深沢さんのお2人は歌唱力あります。まだ入座が浅く同年入座のお2人とのことで、このお2人が入座したことで音楽劇にゴーサインが出たのでは？と少し裏事情も想像してみたり。

ホロコーストという重いテーマの中、ハンナとジョージ兄弟の明るさと収容所での秘密の学校での様子やフリーデル先生の歌が一時のオアシスのようにとても活きていると思います。