らずーの観てきた!クチコミ一覧

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ユリが咲く頃には

ユリが咲く頃には

名城大学劇団「獅子」

G/Pit(愛知県)

2024/04/19 (金) ~ 2024/04/21 (日)公演終了

実演鑑賞

タイトル見ただけでおおよその結末がわかってしまいそうなお話。

ネタバレBOX

いやいや、犬や猫の仔拾ってきたわけじゃないんだから
今の世で記憶喪失の見ず知らずの女の子を
男の部屋なんかに連れ込んだりしたら犯罪でしょう。
まずは、警察行くなり
親元に返してあげるのが普通だと思うんだけれど
それもせずに、勝手に住まわせて
あげくの果てに働き過ぎて身体壊して
「自分は困っている人を見捨てられないんだ」って
まずこの感覚のズレ、常識のなさが理解できない。
『やさしさ』を履き違えているのかな?
舞台を現代にしたのなら
やっぱりある程度時代に合わせてもらわなくっちゃ。
そして、もしどうしてもそういう設定にしたかったのなら
もう少し説明のつくつじつま合わせくらいやってほしかった。
女の子は女の子の方で
自分記憶戻ったし迷惑かけてるみたいなんで帰りますって
あの子がこの世まで飛ばされてきた意味は?
いったいこの世に何しにやって来たんですか?
そしてどこに帰っていったんでしょうか?
自分の描きたい場面、セリフだけをただペタペタとノリで貼り付けていった感じ。
何もかもがちぐはぐでご都合主義に終わってしまった感が否めない。
マクラメ

マクラメ

南山大学演劇部「HI-SECO」企画

G/Pit(愛知県)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

迂闊なことを書くと
ちゃんと観てなかったんですか?
読みが甘いですねえなんて言われちゃいそうで
書けないんだけれど
私は、5年前の「HI-SECO」さん
2019年度卒業公演『443.75km』も観せてもらっていて
あれも最初『443.75km』の意味がわからなかったんだけれど
後から考えたらじわじわ怖さが伝わってきて
今回もそんな感じかなと思って公演終了後も
あれこれ考えてたんだけれど未だによくわからない。
下手に話をこねくり回して小難しくするのもいいけれど
共感を得られなかったのは残念。

荒野1/7

荒野1/7

愛知淑徳大学演劇研究会「月とカニ」

G/Pit(愛知県)

2024/02/16 (金) ~ 2024/02/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

まだ来てない客がいるからと20分近く遅れての開演。
過去の事件を機に
それぞれ別の家庭で育てられた7人の兄弟姉妹。
成長しどういう方法でか長兄が弟妹全員を探し出し呼び集め
出所して今は昏睡状態の父親の面倒をどうするか
最初から最後までテーブルを囲んでほぼ座りっぱなしの状態で話し合う。

ネタバレBOX

過去を覚えている者、なかったことにしたい者、全く覚えていない者・・・
話自体は面白かったし、それぞれの個性もよくでていたけれど
核になる母親像がまるで見えてこなかった。
いつから虐待が始まったのか、
虐待を受けた子受けなかった子がいたのか
もともとはやさしい母親だったのか
果たして事件の決定的な引き金になってしまったこととは何だったのか
焦点がぼやけたまんま終わってしまった。 
映像で見ればもっとわかりやすかったのかもしれないけれど
言葉だけではやっぱり伝えきれない部分もあったかもね。
まあ、いろんな家庭があって、それぞれの事情もあるんだろうけれど
あのお父さんも酒乱で他所でも子供作ってやりたい放題、あげくの・・・
ほとんど漫画の世界だよね。
結局、長兄は安穏と暮らしている弟妹たちが疎ましかったのかな?
過去の出来事を洗いざらいぶちまけ嫌でも思い出させ
自分が今まで背負ってきた重過ぎる過去を
お前たちも負担しろってただ言いたかっただけなのかな?

だから子供が生めないんだまともな家庭が持てないんだって
あの終わり方はちょっと違うんじゃないかと思った。
ネバーランド革命戦線

ネバーランド革命戦線

名古屋大学劇団新生

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2023/12/09 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

会場が狭くて空気がよどんでいる感じ。
しかも暑くてちょっと気分が悪くなりました。
感想は、何か書きたいとは思うんだけれど
何を書いていいのかわからない。
漫画、映画の見過ぎなのか
二番煎じ三番煎じのような作品で
オリジナリティも何も感じられませんでした。
まあ、1時間ちょっとでコンパクトにまとまってはいましたが。

令和版 仕方ないから働くか

令和版 仕方ないから働くか

試験管ベビー

千種文化小劇場(愛知県)

2023/11/30 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ありがとうございます。
2日18時の回の公演観させていただきました。
試験管ベビーさんは、毎回趣向が違うので
今度はどんな演出なんだろうって
ワクワクしながら観に行ったのですが
今ステージは、円形の舞台の周りを
観客席が取り囲む形でのちょっと変わったお芝居。
コンビニバイトから闇バイトまでの
今どきのお仕事事情を面白おかしく紹介してくれてました。
よく学園祭なんかに行くと
学生が就職をテーマにした演劇とかやってるんですが
今回はそれそのまんまって感じでしたね。
皆を笑わせたい、喜ばせたい、
楽しんでいってほしいっていうのが
試験管ベビーさんのスタンスだっていうのは
重々わかってはいるんですが
「税金払うために働きましょう」なんて言われても
ウーンどうだかな~みたいな・・・
ちょっとしらけムードが漂ってました。

神と凡人は紙一重

神と凡人は紙一重

名城大学劇団「獅子」

ナンジャーレ(愛知県)

2023/08/25 (金) ~ 2023/08/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

オムニバス形式の3つの短編作品集。
今どきの悩みだったり、恋愛事情、将来にかける夢、希望・・・
70分くらいのお芝居でしたが、テンポもよくオチもあって
結構練られた作品だと感じました。
それぞれ学生さんらしい視点で描かれ面白かったです。
『神』と『紙』を引っ掛けているのも洒落てました。

いけない話を読み聞かす

いけない話を読み聞かす

試験管ベビー

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2023/07/07 (金) ~ 2023/07/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ありがとうございます。
今回、3度目の試験管ベビーさん公演ということで心待ちしておりました。
こちらは専門のデザイナーさんや職人さんがいらっしゃるようで
いつも衣装や舞台セットが凝っていて本格的。
今回は世界各地の童話を搔き集め、そのダークな部分をあぶりだし
世の中そんなきれいごとばかりじゃないんだよ?、と
独特の視点で描いたブラックユーモア的ストーリー。
ただ、童話のキモだけ拾って切り張りされても
元の童話を知らない(もしくはすっかり忘れてしまった)者にとっては
正直ちんぷんかんぷん。
笑いのツボがイマイチよくわかりませんでした。
毎回、半ば強制的に求められる会場内全員参加型舞台。
今回も訳も分からず一人ひとり泡風船を持たされ
これをいったいどこで使わされることになるんだろうって
いぶかりながら観る舞台も
まあ、楽しいっちゃ楽しいんですが・・・

FROM

FROM

南山大学演劇部「HI-SECO」企画

ナンジャーレ(愛知県)

2023/04/01 (土) ~ 2023/04/02 (日)公演終了

実演鑑賞

ありがとうございます。
観させていただきました。
40分くらいの小作品でしたが
正直言って、突っ込みどころ満載でした。

ネタバレBOX

人間関係もわからなければ
殺人に至る過程もよくわからない。
こじつけたようなDVDと謎の(?)手紙。
最後の、さあ、私は誰でしょうみたいな
終わり方も鼻につく。
演ずる方も台本にそう書かれてあったから
自分のセリフだけ覚えて
ただ演じましたって言うのなら能がなさすぎる。
ここは、こうした方がいいんじゃないか、
よくなるんじゃないかって
進言する人は誰もいなかったのかな?
これじゃあ、まるで裸の王様と同じだと
思うんだけれど・・・
推理ものをやりたかったのなら
もっと皆で熟考を重ねるべきだったのではないかしら?
七慟伽藍 其ノ二十九

七慟伽藍 其ノ二十九

THE REDFACE

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2023/03/29 (水) ~ 2023/03/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ありがとうございます。
『活読劇』はじめて観覧させていただきました。
織田信長はじめとする戦国武将七人が
ある存在に導かれ冥途で一堂に会することで
歴史の真実に迫っていくという
摩訶不思議なストーリー。
私、あまり歴史に詳しくないので
謎解きのような展開についていくのが
結構大変だったのですが、
出演者の皆さん、力(りき)入っていて
その迫力だけで十分圧倒されそうでした。
面白かったです。
またぜひ観に行きたいです。

夢の肉弾三勇士【11月21日夜公演中止、11月23日昼夜は特別映像上映に変更】

夢の肉弾三勇士【11月21日夜公演中止、11月23日昼夜は特別映像上映に変更】

七ツ寺企画

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2022/11/18 (金) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ありがとうございます。
『夢の肉弾三勇士』鑑賞させていただきました。
今年創立50周年を迎える七ツ寺企画さんが
こけら落とし公演(1972年9月)として上演した
「演劇団」流山児祥(りゅうざんじ しょう 執筆当時21歳)さんによる戯曲を
鹿目 由紀(かのめ ゆき)さんが新たに書き起こし
初心に戻っての公演とのこと。
時代も背景も超越したカオスの中、
まさに醒めない夢の中で答えのない答えを追い求め
もがき苦しみ続ける若者たちのありさま・・・
音響のせいなのか聞き取りづらく
何をしゃべっているのかよくわからなかったのが残念でした。

沈黙で金 雄弁でも金

沈黙で金 雄弁でも金

喜劇のヒロイン

G/Pit(愛知県)

2022/03/24 (木) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

ありがとうございます。
公演拝観させていただきました。
タイトルの『沈黙で金 雄弁でも金』
まあ、言いたいことがわからない訳でもなかったですが
そこに至るまでの経緯がちょっと不明確。
最近、こういう難解な作品が多いんだけれど
ともすれば、独善的で短絡的な作品になってしまいがち。
観る側の想像力の欠如っていうのもあるのかもしれないけれど
あの変な軟体ダンスも電話保留音の意味も未だによくわからない。
今から嘘の話が始まりますって言うのは、言い訳にしか聞こえない。

試験管ベビーの輝虎配膳とえとせとら

試験管ベビーの輝虎配膳とえとせとら

試験管ベビー

G/Pit(愛知県)

2021/10/08 (金) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ありがとうございます。
前作品に引き続き、2回目拝観させていただきました。
今回は、「歌舞伎」と「狂言」と「お芝居」の融合(?)という
今までになかった新感覚ノンストップ劇場!!
前知識もなく、
前作品の「ホームレスホーム」なんかと同じノリだと思って観に行くと
ちょっと面食らうかも・・・
今回は、とにかくスピーディー。
最初っから講談師さんに早口でまくしたてられ
場面はめまぐるしく切り替わる。
そのあまりのあわただしさに合の手を入れるのも忘れる程で
まるでジェットコースターに乗っているかのようでした。
観ていない人には何を言っているのかさっぱりわからないと思いますが
とにかく早すぎて頭の中で整理もつかぬまま芝居は進み
何がどうなって次どういう展開を迎えるのか全く予測不能だったため
観終わってからもしばらくは頭が混乱・・・状態でした。
まあ、レベル的には高い作品だったのかなとは思いますが・・・
最後に、このコロナ禍で本当にに大変だったと
代表の方も挨拶でおっしゃっておられましたが
そんな中でも常に新しいことにチャレンジし続ける
試験管ベビーさんの姿勢には頭が下がる思いです。
大阪公演も頑張ってください!!

タイホしたい!/ホームレスホーム

タイホしたい!/ホームレスホーム

試験管ベビー

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2021/07/09 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

『ホームレスホーム』の方、観せていただきました。
生活困窮者さんがねぐらにしている公園を訪れる人々に
いろいろと講釈を垂れてまわる話で
それなりに笑える要素も散りばめられてはいたのですが
肝心の生活困窮者さんが、どういう過程をたどってそこに至ったのか
全く語られていないため、言葉の遊びだけに終始してしまって
話が薄っぺらく深みが感じられなかったのがちょっと残念。
まあ、暗い話なんてどうでもいい、観覧者も全員参加型の
観て楽しければというのがこちらのスタンスらしく
最後はみんなで笑って踊って盛り上がって終わりたかったのでしょうが
・・・なんか引いちゃいました。

ニュートンのゆりかご

ニュートンのゆりかご

伊沢勉の会

ささしまスタジオ(愛知県)

2021/02/11 (木) ~ 2021/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

コロナ渦で演劇をこのまま続けるのか
安寧を求めて結婚に踏み切るのか・・・
自らの過去と未来に対峙し、苦悩、模索を続ける現在の自分。
自分が今までどう生き、これからどう生きたいのか
それは、現状を生きるすべての人への問いかけなのかもしれません。

「部屋に流れる時間の旅」

「部屋に流れる時間の旅」

まつプロ

G/Pit(愛知県)

2021/02/05 (金) ~ 2021/02/08 (月)公演終了

満足度★★★★

目を閉じることの意味だとか、話がかみ合わないまま平行線をたどったりと
よくわからないところも多々あったのですが、要するに「人は絶望の中にも希望を見出して生きて行かなくちゃならないんだよ」って、ことだったのでしょうか?その場では理解できなかったことも後で考えるとじわじわとその真意が伝わって来るのかもしれません。

OKiNaのキ

OKiNaのキ

双身機関

道徳ハウス(愛知県)

2020/11/14 (土) ~ 2020/11/15 (日)公演終了

住宅街の片隅でひっそりと執り行われる神事。
妖しげな香りに包まれ
まるで異空間に投げ込まれたかのようでした。
アンダーグラウンドな世界観。
不思議な体験でした。

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