海音が投票した舞台芸術アワード!

2020年度 1-1位と総評
ただやるだけ

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ただやるだけ

good morning N°5

なんとも濃厚な90分間でした。
噂では聞いていたgmn5の世界。例えこの状況下であっても、そのパワフルさは健在だったように感じました。
作品そのものだけではなく作り手一人一人の熱量をすべてぶつけてくるような舞台。
誰もに愛される、という作風ではないと思います。だけど、そんな尖ったところも、その尖った中にある純粋すぎる愛もすべてが最高でした。
今回初参加の藤原祐規さん、2度目の中村中さん、お二方とも魅力たっぷりで素晴らしかったです。
藤原さんは回を重ねるごとに生き生きとした姿になっていくようで、役としても役者としても進化を感じられてこれから先がますます楽しみになりました。
そして、この小さな劇場で中さんの歌声の響きを感じられる贅沢も目一杯楽しませてもらいました。
お二方ともまたこの団体で拝見したい役者さんです。
なにより、来年は今までのgmn5としての姿が見れる状況になっていることを願うばかりです。

総評

コロナ渦となり、様々なところへのダメージが計り知れない一年となりました。
そんな中、不要不急ではあるかもしれませんが、それでもエンタメの存在の大切さを実感しました。
役者さんのお芝居を生で触れる贅沢さを噛み締めながら観劇しました。
特に2020年最後に観劇したgoodmorning N°5「ただやるだけ」はこのご時世だから観る事が出来た熱い作品で、とても心に残りました。藤原祐規さんの役者としての広がりを感じることができました。

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