あるいんこの観てきた!クチコミ一覧

1-3件 / 3件中
こっちとそっち

こっちとそっち

劇団時間制作

萬劇場(東京都)

2018/11/14 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/14 (水) 19:00

時間制作さんは今回で二度目の観劇になります。
Twitterで舞台装置がバケモノというお話を伺っていたので、開場が楽しみでした。
実際見るとかなり凄いです。
登場人物や部屋数が多いのに、こんなにキッチリ全員の生活空間を作る情熱凄まじいなぁと思いました。
個人的に8時だよ!全員集合のパトカーが屋根に突っ込むセットを思い出しました。

ネタバレBOX

絆がテーマのせいか、登場人物の孤独感が強く出ていたなと思いました。
孤独感が強くてどうにかしたいのに、鎖に繋がれたみたいにそこから動けない。
何も出来なくても、そこに居続けるしかないのは辛いよなぁと思います。
でも結局、幸せになるには本人たちが「絶対に幸せになるんだ!」と
不幸に傾かないように踏ん張るしか方法ないんですよね。
最後は不幸に傾いていた姉弟達が踏ん張れて良かったと思いました。

恋人同士や仕事仲間、幼馴染など色んな組み合わせがあり、
それらが結構あるあると思ったり、リアリティを感じる中で、
家族だけがどことなく異質に感じました。
そういう家庭もあるだろうなぁと頭で思えても、
どうしてもそうだと感じなくて、なんか不思議です。

地域差別が身近にある環境で育っていないので、
正直その辺りは「気持ちは理解できます」位のピンとこなさでした。
作中も差別を実感できるほどの問題が起こらないので、終始そんな感じでした。
そういう意味で一番感情が分かるのは東京から来た優生でした。
でも、多分こんなピンとこない人々ばかりになった時に
その問題は完全な終わりを迎えるのかもしれないですね。

細かい所では、
男女の喧嘩がかなり生々しくて、あるある!ってなりました。
あと、最後に田中さんが孤独じゃなくてよかったです。

お疲れ様でした。
白紙の目次

白紙の目次

劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★

時間制作さんの舞台自体が初見です。
とても心がザラつく、そんなお芝居でした。
後半は辛くて涙が止まらず、最後までボロボロ泣きました。
でもきっと、事の大小はあるにしろ、身近に存在しうる問題だなと思いました。

ネタバレBOX

役者さんの熱演で、旅館の情景がリアルに感じられ、色んな感情が揺さぶられました。
舞子の首吊りのシーンの絶望感は凄かったです。
ユキがひたすら舞子に話しかけてる姿を見ていて、自然と呼吸が浅くなるのを感じました。

舞子が絶望し、雄太郎の心が折れた姿は鳥肌ものでした。
存在が儚くなり、輪郭がぼやけて見えました。

そして、ラスト付近にユキを雄太郎に押し付けるユゲが最高に怖かったです。
ことがここに及んで、まだ自身の理想像を他者に押し付ける姿、抱き合った二人を見て感動している姿、最後に謝る姿が最高に破綻していて、ひぃぃぃぃぃぃ!!と心の中で悲鳴をあげるくらい怖くて、本当に凄かったです。
全体通して、とても印象深い方でした。

あの、兄妹が抱き合うシーンは本当にヤバかったです。

姉妹は個人的に癒しでした。

観劇から3日ほど経ちますが、未だに心の中で静かに渦巻いています。
多分一度忘れても、何かの折にスッと顔を覗かせるでしょう。
そんな舞台でした。
ありがとうございました。
真説・春琴抄

真説・春琴抄

あかね色

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇が趣味の方が、観たい舞台を一から企画し作った稀有な作品です。それだけでかなり興味をそそられました。
劇場はこじんまりとしており、役者と客の距離感はかなり近いです。だからこそ息遣いや顔がよく見えて、どっぷりと物語の世界に浸れました。
春琴抄の怖ろしくも美しい幻想世界が、現実世界を侵しぐちゃぐちゃになる場面では、涙が溢れ止まりませんでした。自分が何の涙を流しているのか分からないくらい心が乱されました。こんな事は滅多にないので、大変貴重な経験をさせて貰いました。
とても、意欲的で素晴らしい作品を観劇出来て良かったです。

このページのQRコードです。

拡大