テリーの観てきた!クチコミ一覧

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場違いの一日前

場違いの一日前

電動夏子安置システム

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。
皆さん書いている通り、難しい時間移動をよく説明するための舞台や情報の出し方など。
それでも最初は設定理解のためによく聴かなきゃと集中したり、
それでも混乱したりで笑う余裕がなかったのですが、
段々慣れてきて次第に楽しんでいた感じでした。

「風の英雄」~野球選手が夢だった~

「風の英雄」~野球選手が夢だった~

Takeuma produce

TACCS1179(俳協ホール)(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

直球勝負、展開もストレートでチラシそのままの舞台でした。
戦争ものだけど癖があるキャラクターで笑いを取りに行く部分が多かったです。
予想外の展開ということはなくて、特に前半なんの変化もないので、ただ笑いを取りに行っただけのように見えてしまったか。
後半もみんな同じような運命になってしまっているので前半にそれほど伏線を張っておくとかいうこともないし。

ネタバレBOX

それぞれの背景が説明されているのだけど、この兄弟がそんなに説明されていなくて、
特にこのお兄さんってなんでこんなに野球をしたいのか、こんなにやりたかったら元々やってただろうし、
過去の誰かと約束したとか、元々やっていてここに越してきたとか、野球選手の息子に教えてくれって言い出してとか、
何か運命的な事情あるとその後のこだわりも納得できたし共感できたかも。

また、このお話の中だけでみんなで野球を始めようって話になって、チーム編成も無理矢理感があって、
メンバーにも大分温度差レベル差があるし、お母ちゃん出てくるし、
面白いけど、その分野球をやりたいとかプロになりたいってのが真剣に思えなかったかも。
最初から野球をやっていた仲間が冬を超えて春になって戦争中だけどまたやろう、くらいの方が説得力があったか。

あと、全員が全員出征、しかも一人を除いて全員一度にってのも話が単純化されすぎだった思う。
戦争ものだし、前半戦争にまつわる事情や背景、もしかしたら家族を亡くす等苦労しながらも、
野球をやりたい気持ちからなんとか練習に来て、
でもその事情や背景自体が伏線になって後半で段々出征していったり、
なんならその伏線から越さなければならないとか爆撃されて負傷したり亡くなったりとかして、
出征以外の事情でいなくなったり、その間に色々葛藤や意見の食い違いがあったり、死んだ仲間のために出征、とかいう展開も考えられたかも。
清らかな水のように ~私たちの1945~

清らかな水のように ~私たちの1945~

ドラマデザイン社

劇場HOPE(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに沖縄修学旅行前の高校生が事前学習で観たら良さそうな、もしくはその後学校でクラス演劇等で上演したら良さそうな舞台でした。戦争が風化しないようにという意図なら学校向けに台本化しても良さそうです。
学徒隊のみなさんも年々お亡くなりになっているなかで、こう言った作品は大切だと思います。

ただどうも劇団の性格なのか、観客が年齢高めの男性ファンが多く思え、肝心の若年層が少ない気がしました。この辺り題材の方向性を考えるともう少し思い切った高校生以下料金の設定をして欲しかったです。
あと沖縄戦について良く調べられてそれらしい要素が盛り込まれているのですが、いかにも沖縄戦紹介というか、全体に説明っぽいのが気になりました。心情や人物の過去についても饒舌な叫び声でセリフのみで説明してたり、役者さんも若くて勢いと感情で演技している感じで、ちょっと高校演劇っぽい感じでした。

ネタバレBOX

未来を知っているありさが少女達に投降すれば助かるって言って少女達や軍人が葛藤するのは良い構造だと思いました。
ただそう提案したらすぐその場で投降する方向にまとまってしまって、葛藤や心情変化を描写する時間がもう少し取れたのではと考えるとちょっともったいなかったかも。実際最終的に投降した人達も大きな葛藤があっただろうし、現代人のありさもすぐに音を上げて白旗を上げそうだし、もっと早い段階で降参しようとか言い出して、最初こそ怒られて却下されたり、でも中には投降に賛成する少女が出てきたり、その子に限って殺されてしまったり、次第に投降派が増えて等色々できたかも。

平和講演が最後の人で、タイムスリップだって時点で少女たちの生き残りが講師なんだろうな、誰かなと読めて観てしまうのだけど、現代人のありさも含めて少女達の家族環境や経歴が説明されるのに、明らかにマキだけどんな人物なのか、人となりが出てこない。仕掛け上仕方ないのだけど。

部下に突撃を命じた上等兵の葛藤がよい。でも雨宮自身の葛藤内であいつならこういっただろうと蘇るんなら分かるけど、過去に突撃を命じて心の傷になっている相手なのに、少女たちがいる時点ってことは死んだあと?に戦況を偵察に行かせて、部下自身も報告してくるあたり、自分の不理解なのかあれ?死んだ人なのに?って思ったところもありました。
山梨のアソコ

山梨のアソコ

タンバリンステージ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2017/07/20 (木) ~ 2017/07/24 (月)公演終了

満足度★★★★

コメディらしく癖がハッキリしている役をこれまた個性がハッキリした役者さん達が面白おかしく演じていて楽しかったです。
シンプルな舞台だけど話も分かりやすくお話に入り込みやすかったですね。
個性ある役者さんや劇団の笑い所に慣れているファンと思われるお客さん達の笑いについていき遅れるところもありましたが概ね面白かったです。

ネタバレBOX

山梨県民だけどめちゃかもん知らないですね。
県民なんで子供が青木が原樹海で遊ばないだろうとか、あんなところ全員車でなきゃ行かれないだろうとか、森の中暗くて反射板使っても撮影になんねぇよとか色々突っ込みながら観て、それも面白かったのですが、確かに樹海のせいで山梨は一人当たりの自殺率が高くて自殺撲滅に苦慮してるんですよね。
県外の人が持つ青木が原へのイメージで観たかった気もします。

そう、保険外交員お姉さんの勘と監督の賭けでって根拠が今一つ都合よくて説得力なく感じてしまい、もう少し前々から外交員お姉さんが霊感発動するとか、タレント志望の子追い詰める客観的何かがあると納得出来たかと思いました。
アイバノ☆シナリオ

アイバノ☆シナリオ

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2017/07/19 (水) ~ 2017/07/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/23 (日) 12:00

面白かったです。役者さんも良かったし、舞台や照明も良かったし、笑えるところはしっかり笑い取ってたし、起こっていることは分かりやすいし、音も客もそんなに気にならなかったです。
ただ他の方が指摘されているとおり伏線がしっかりしてなかったり、メインの話がどこなのか分からない時間が長かったり、その話にいつ戻るのか分からなかったり、特殊で濃い人物や設定を作りすぎて都合よく感じたり、逆に薄くてこの人の役割はなんだったんだろうとか、もうちょっと説明して欲しいとか色々。
けど、それを差し引いても単純に面白い劇でした。

ネタバレBOX

フライヤーで完全に二人の純愛物語と「探さないで」って手紙の謎解きものだと心の準備をして観ると、なかなかそちらには向かわない。
他の特殊な人々の設定とドタバタは笑えるのだけど、二人の話はどうなったんだと。
共に芸能界を目指している中で相手を裏切ったそれ以前とその時、その後の二人が何を思って関係がどう変化し、現状にたどり着いたのか辺の描写がもっと中心的に見たかった。

どちらかといえば有名人が田舎のスナックにやってきて仲間の身内がヤクザから足を洗うためにキャラが濃い人々が団結した話、という印象の方が強かった。

二年後の良過ぎるタイミングに放送されるラジオとかだいぶ後半からの双子設定とか婚約者とか、最初しか出ない記者とか、単純に面白い話ということで済ませてもいいけど、ちょっと都合が良く感じる設定。

自分の理解が遅かったのかもですが、親が命を捨てて救った子供って重要設定も豊川井野二人が会った早い段階でその関係をハッキリ示してくれると、その上での二人の関係性とか、特に婚約者を裏切るまでの井野に対する豊川の思いにどう影響したとかが見えたのかと。
今が、オールタイムベスト

今が、オールタイムベスト

玉田企画

アトリエヘリコプター(東京都)

2017/06/27 (火) ~ 2017/07/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/02 (日) 14:30

価格3,800円

一言一言に見えてくる人間模様が面白い。爆笑というより常にニヤニヤクスクスな感じの。

ネタバレBOX

それぞれコミュニケーションに難があったり癖があったり勘違い人間だったり、裏があってなかなか本心で語らないのだけど、それが客から見てとてもよく分かる。
特に発達障害の子。自分も身近にいるから分かるけど、こういう表情、こういう感じに拘ってこうやって怒り出すし、家族もこんな感じに対応しにくくする。よく研究されてるな、と思いました。
Amazing Performance W3(ワンダースリー)

Amazing Performance W3(ワンダースリー)

Amazing Performance W3(ワンダースリー)実行委員会

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2017/07/01 (土) ~ 2017/07/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/02 (日) 11:00

価格6,500円

仕掛けが一杯で色々な役者さんや色々な分野の裏方さんが持ち寄ったオモチャ箱をひっくり返して次々遊んでいるような、劇場に座っているだけで世界中を冒険して回ってきたような気分になる舞台。

ネタバレBOX

プロジェクションマッピングや手品的な手法もだけど、小道具、大道具や身体的表現で、たった5人の役者さんが宇宙から海、空、ナイトクラブまで様々な世界を表現している。そのアイデアが惜しげもなく自由に連続して飽きることなく最後まで楽しんだ。

ただ見れば分かるけど、極力真正面から見ないとちょっとつらい。
あと是非子供料金の設定が欲しい。子供に見て欲しい。「未就学児童は入場不可」とあるけど、これこそ子供が見てワイワキキャッキャした声が会場から聞こえてきても、(実際聞こえてきた)それだけ幸せな気分になれる舞台ではないかと思うわけで。
好き

好き

劇団5454

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/04/21 (金) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは「好き」ですね。

曖昧な価値を認めず、具体的、客観的な判断しか出来ない知的障害があると思うのですが、そうした症状を抱えている主人公の視点から「好き」とは何か、正確には「好き」と伝える行動の意味は何かを語らせることで、普段掘り下げて考えない「好き」を紐解く展開、設定が好き、ですね。
そこから来る客観的セリフの一つ一つも面白く、よく考えると深い。

ネタバレBOX

好きなどと言わない主人公と、好きと思うからその思いを発する以上の何を求める訳でもない少女との対比、打算的刹那的な友人や恋人達との対比、好きあっていたのに離婚した親、その原因が自分の病気だったり、それでも会いに来ていた父親とか、主題を考えさせる無駄がない設定、展開が「好き」です。
大神家の一億

大神家の一億

劇団ハッピータイム

ブックカフェ二十世紀(東京都)

2017/04/22 (土) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★

値段なりか。

台本は色々面白くしようというアイデアに満ち、設定も個性的なキャラクター揃いでしたが、笑うまでは至りませんでした。

ネタバレBOX

登場人物の関係性が唐突で不自然だったり、それぞれのキャラクターの設定も、例えば若作りで制服趣味の母とか、隠し撮りして売る家庭教師とか、展開によっては単独でも面白いかもしれないけど、その必然性や役割がなくて入り込めなかったのかなと。
もっと登場人物はシンプルで観ている側にも受け入れ可能な共感できる設定だけど、話の展開や繋がりに積み上げがあって、その一貫性がある展開から起きる面白みみたいなものなら安心して笑えるんではないかと。
1999の恋人

1999の恋人

NICE STALKER

駅前劇場(東京都)

2017/05/04 (木) ~ 2017/05/08 (月)公演終了

満足度★★★★

つい20年ほど前だけど時代考証が出来ていて色々思い出され、セリフや役者さんの魅力もあり面白かったです。色々笑えるところは笑えました。役者さんも一つ一つ面白い。

明日人類が滅亡するとしたら、というのはかなり可能性があるネタだと思って、「新解釈」って言葉にもっと広がりがある何かを期待していたところもあったり、予言が外れた時の落差とかももっと利用出来るかと思ったので、これはこれで面白いけど刹那的な愛恋ネタ中心の範囲で普通にまとまっちゃったかなと、もっと広げられたような追求できたような、勿体ないかなという気もしました。

観て楽しむ分には大変楽しめました。

すこやかに遺棄る

すこやかに遺棄る

芝居流通センターデス電所

OFF OFFシアター(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

虐待死した子供の怨念をこういった形で本にするアイデアが良い。
死体をリアルに出すわけにもいかずブルーシートで表現するとか照明で恐怖感を表現するとかビニール袋を被った男とか台本とか舞台ならではの苦労を感じる。
見た目では特殊映像に負けてしまうだろう舞台でサイコな恐怖感を作り出すことに成功している。

ネタバレBOX

会社社長が大分後半に出てきて大分話の中心を持って行ってしまう重要な役になったりするのだけど、唐突なような都合がよいような気もした。
もっと前に伏線として出せなかったのか、娘がいる年齢としてはちょっとチンピラっぽ過ぎな気が。
自分なら一見紳士風な役者さんを使って、出だしのダンス場面直後に借金男を旧友役者に案内する社長役とかで出しておき、それが大分後で再び出て来たら効果的?とか思ったり…
愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。

愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。

アナログスイッチ

花まる学習会王子小劇場(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

丁寧に作ってあります。各所に笑えるところもあります。

それ以外、昔の仲間が昔の事情を抱えつつ、社会に出て違う場所で人生進めた後再び出会えば、ドラマが起こりそうだし、一人一人しっかり役割があって、人間臭くて面白くて、質も高くて、それを描いた作品として東京の人が観るのには充分楽しめる作品だなと思いました。

ネタバレBOX

若い時分東京近辺にいて、東京が違うなと思って田舎に戻った身として、思い当たるところはあるのだけど、これは東京が絶対な演劇人が作った作品だなという感じもしました。
うちの「田舎」とは違うなぁと。
少なくとも自分がいる「田舎」はUIJターンが何かの負け組とか、逆に上京組が裏切り者だとかは全く思ってないし、東京にいたいのならいられるし、どっちも良いところ悪いところがあって、平等に天秤にかけたとき田舎がよいと思って戻るわけだし、それ以外の選択肢がないので戻るので、同窓会やってもこんな喧嘩にはなりようがないし、話が進むたびこれは違うなと思ってしまい、一旦そう思うと舞台上がヒートアップするほど何か共感出来ない気がしてしまいました。
人口減は確かに高齢化が進む田舎が中心だけど、今大学進学でも地元志向、東大早稲田も地方からの受験生を集められないという時代ですから、映画監督とか演劇人ならともかく、必ずしも田舎が東京に憧れているとかいう時代でもないと思うんです。
…まあ週末東京で「上京組」と仲良く夜公演を観て帰れる程度、逆に東京から通う同僚もいる程度の東京に近い「田舎」ですが。
オーバー・ザ・トマソン

オーバー・ザ・トマソン

エンターテイメントユニット・liberta

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2017/05/02 (火) ~ 2017/05/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

11年続いた劇団の最終公演千秋楽に初見で偶然居合わせることが出来ました。
女性中心メンバーの劇団を最後まで観に来たお客さんも11年分程年齢層が高めに見え、長い間愛されてきた劇団なんだなと思いました。勿体ない。

ネタバレBOX

ダンスや歌が多くてエンターテイメント性が高いいのが劇団の特徴らしく、個人的好みとは違うのですが、自分で限界を作って気付いたら夢を諦めていた曾祖母と夢を追って親の死に目に会えなかった母とって対比とか、言うべきことを言わない主人公とその気持ちをホントは分かっていて彼氏を奪った婚約者とか、そういった構造はありがちだけど、エンターテイメントから離れたところも丁寧に作ってあったところが良かったです。
その彼女達とばけネコとの関係、なぜばけネコでとか、あのばけネコってそもそも彼女達の何?ってのは自分の理解力がないためか、もやっとしてますが。

初見で言うのもなんですが、長い間ホントにお疲れ様でした。
60'sエレジー

60'sエレジー

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/05/03 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

この世代の人間ではないですがとても感動し、考えさせられました。
周りの皆さんもそうでしたが、ハンカチで目を覆いながらの観劇でした。
上演のDVDとか台本とか出してないんですよね。だからこの期間に観るしかないんですよね。あったら是非欲しいし、観てない人に見せたいし、また観たいです。

ネタバレBOX

自分なんかは世代も違いますし、観る前は経済成長の裏で失ったものなんて言ってもピンとこなくて…物質的豊さの反面精神が…とかそんな良く言われる抽象的なのかなと思ってました。
が、これ観たら確かに失われたんですね。

この年代あたりまでは長い間保たれたコミュニティーとか、代々受け継がれた伝統的職とか、古くからの人間関係で生活が回せたからこその人情なりがあり、でも急速な変化があれば変化を求められるし、変化する時代に義理や人情だけでは生活出来ない。
でも時代にギリギリまで逆らって義理を守って人情を守って身を削れるだけ削って最後まで他人だった青年を見守り続けるとかもうもう(涙

そういう舞台だからですが、60年代のものが大分意図的に盛り込まれた感じがあって、大学進学とか辺りで先が読め、読んでる本でやはり…という感じでしたが、それでもこの夫婦の信じられない暖かさとか役者さんの演技とかラストのシーンとか、先が予想出来てるのにそれを色々上回ってくれてました。
観られて良かったです。

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