真空のジェンガ
早稲田大学劇団木霊
劇団木霊アトリエ(東京都)
2020/12/24 (木) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
映像鑑賞
12時開演予定をうっかり忘れ、数分遅れで公演URLを開いたら、機材トラブルで開演が15分遅れるとのことで、ホッとしながら待ってたら、また遅れて12時半からになるとのアナウンス。15分後に開いたら、更に遅れて結局13時開演。内容は、何かの事件か事故で分断されたらしい、「ウミ」の外と内という2つの世界の物語。
まちぼうけ
早稲田大学舞台美術研究会
早稲田大学学生会館(東京都)
2020/12/13 (日) ~ 2021/02/22 (月)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
1月に配信されていた公演が2次配信されているのを知り、ぎりぎり滑り込みで鑑賞。画廊「街某家」を舞台にした、第1話「里帰り(24分)、第2話「サボタージュ」(22分)、第3話「電話」(19分)、第4話「美しい絵」(19分)、第5話「待ちぼうけ」(36分)という5話からなる連作短編。
タイトルシーンもとてもいいけど、自分のディスプレイだと、色味などで役名・役者名が判読し難い人が2人ほどいて、そこは残念。高校時代とその10年後(10数年後?)の話が交錯するのだが、第1話では始めの方でその経時が今一つ伝わってこず、2回見てしまった。こういうとき、配信は便利。
ねこはしる
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻
俳優座劇場(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/18 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
原作の童話は読んだことがないが、検索すると何度も舞台化されている作品。ミュージカルとか音楽劇と謳った上演も結構あるのだけど、作曲者が違っていたりして、どの形態がスタンダードなのかよく分らないまま劇場へ。観たのは「しっぽプロ」の回。もう1つ「うろこプロ」の回もあるが、出演者は同じだが、役が替わるのだそう。
冒頭の歌でおっと思ったり、何人かソロで目を引く人がいたり、もうちょっと声量が欲しいなと思うところもあったり、群舞のシーンはもっともっとメリハリが欲しいと思ったり、いろいろあるけど、瑞々しい舞台でよかった。ミュージカルよりも音楽劇と言った方が、個人的にはしっくりくる出来。
モンティ・パイソンのSPAMALOT
エイベックス・エンタテインメント
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2021/01/18 (月) ~ 2021/02/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かった。とはいえ、それは福田組の部分よりも、元の舞台の構造や楽曲の(バカバカしい)出来によるところが大。今回の湖の貴婦人役・新妻聖子は、これまでの日本版上演では1番よかったのでは。とか何とか言っても、夜の地震ですっかり内容がすっ飛んじゃった感も。
地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」
地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚」
オンライン公演(東京都)
2021/02/06 (土) ~ 2021/03/31 (水)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
現時点で配信中だった「aqiLa邸からの脱出」「記憶する身体」「クリスマスキャロル」「オーディション」、4作全部を拝見。それぞれ8分から13分弱。内容も作風もさまざまで、面白く見ていられた。公式サイトには今後配信予定の作品が8作掲載。
正義の人びと
劇団俳優座
俳優座劇場(東京都)
2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
最初にこのチラシ画像を見たとき、胸がざわついた。デザイナーさんが演劇チラシを作らせてほしいと、劇団に電話をかけてきたことから、このチラシに結びついたのだそうだが、個人的には今年のチラシ大賞はこれで決定と言いたくなるような出来映え。カミュは小説の方しか読んだことがないので、この作品は初めて。休憩15分を挟んで150分とやや長尺だが、緊張感のある面白い舞台。
石橋けいのあたしに触らないで!
城山羊の会
小劇場B1(東京都)
2020/12/17 (木) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
今はやることじゃない
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2020/12/24 (木) ~ 2020/12/30 (水)公演終了
満足度★★★★
昨年、他劇団での客演を観てファンになった白勢未生さん所属劇団の新作。少々面倒くさい性格のラーメン屋の父娘。前半は、クセが強かったり腹に一物ありそうな周りのキャラクターが何だか鬱陶しく思えて、俺このラーメン苦手かもと思ったのに、食い終わってみると、食べ始めのあの味も気になるなあというか。
郵便飛行士サンテグジュペリ
Sky Theater PROJECT
遊空間がざびぃ(東京都)
2020/12/04 (金) ~ 2020/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
「夜間飛行」や「人間の土地」を読んだことがある人なら入りやすい作品。カット割りやカメラの動きなど、無観客配信公演ならではのシーンもあるけど、シーンによっては、ここはもっと引いて映してほしいなあと思うことも度々。キツネの感じなんてとてもよかったので。
アクリルジャンクション
backseatplayer
俳優座劇場(東京都)
2020/12/02 (水) ~ 2020/12/06 (日)公演終了
プロデューサーズ
東宝
東急シアターオーブ(東京都)
2020/11/09 (月) ~ 2020/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
Wキャストのレオは大野拓朗の回。ブロードウェイの主要キャストが揃っていた映画版の印象が強いので、背の高いレオに慣れるのにちょっと時間がかかった。ウーラ役の木下晴香は今後が楽しみだし、「ヒトラーの春」のくだらなさは、やっぱり可笑しい。福田組特有のクセというか、(舞台のテンポを止めそうな)悪ふざけ的な部分が個人的には不安だったが、覚悟していたほどではなかったかも。
ビューティフル【11/24昼は舞台機構の不具合のため公演中止】
東宝
帝国劇場(東京都)
2020/11/05 (木) ~ 2020/11/28 (土)公演終了
満足度★★★★★
大千穐楽となった今日は、3年前の初演のときに観て以来となる水樹奈々のキャロルの回。先日観た平原綾香に比べると、歌声にあまりキャロルらしさはないものの、自身の環境の変化が影響を与えているのか、初演よりもずっとよかった。こうした大劇場のミュージカルの千穐楽は本当に久々だったが、やはり独特の高揚感があって気分がいい。
You'll Never Walk Alone
青春事情
ザ・スズナリ(東京都)
2020/11/26 (木) ~ 2020/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
初日を拝見。味スタで試合を観戦するFC東京のサポーターや、ファンじゃないけどたまたま試合を見にくることになった人たち。彼らの日常のエピソードが試合と交錯していく、気持ちのいい90分。
女の一生【京都公演中止/東京公演初日延期】
松竹
新橋演舞場(東京都)
2020/11/02 (月) ~ 2020/11/26 (木)公演終了
満足度★★★★
新橋演舞場に来るのは、大竹しのぶが北島マヤ役だった'88年の『ガラスの仮面』以来。この『女の一生』も、内容は知っていても、舞台を観るのは今日が初めて。流石に面白かったのだが、開演前や休憩中の場内の賑わいのなさが何とも寂しい。この状況下でというのは分かってはいても、やはり大劇場の商業演劇は、本編も含め、全部のパッケージでこちらに満腹感を与えてほしいなあ、という物足りなさが。
物語のあるところ
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2020/11/10 (火) ~ 2020/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
11/11 19:30の回を拝見。
B『家族の風景』(渡辺常日頃×豊田真弓×石井悦子)、C『氷の解けた水』(最上桂子×加藤好昭)、D『砂漠の夜に』(牧野達哉×青瀬博樹)という組合せの回。秋葉舞滝子さんが出る回に興味があったものの、予定が合わずこの日にしたのだが、とてもいい70分だった。照明もよかったし、他の組合せも観たくなる。
短編集「京央円線」
京央惨事
新宿眼科画廊(東京都)
2020/11/06 (金) ~ 2020/11/09 (月)公演終了
満足度★★★★
配信回を拝見。2年前に初めて観て以来、密かなお気に入り劇団、とか書くと、推すなら堂々と推してくれと怒られそうだが、今回の4本で約60分の短編集は、まず配信として面白い出来。この妙な居心地の悪さというか、息をひそめて観てしまう感じは、好みが分かれそうだけど。4本の順番もよかったと思う。
ビューティフル【11/24昼は舞台機構の不具合のため公演中止】
東宝
帝国劇場(東京都)
2020/11/05 (木) ~ 2020/11/28 (土)公演終了
満足度★★★★
3年前の初演はキャロル役のWキャストのうち水樹奈々版しか観られなかったので、今回は平原綾香版を。平原キャロルの歌は流石の説得力だったけど、今年いろいろ環境の変化があった水樹キャロルの方も何だか気になって来た。
客席は1つ置きで、ロビーのベンチも間を空けてでしか座れず。初演の時はロビーにサイン入りの大判ディスプレイボードなどもあって華やかだったのが、今回はほとんどなしで少々寂しい。第1幕80分、第2幕65分。休憩が換気+トイレの混み具合を考慮してか30分と長め。
はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了
満足度★★★★
Venus Ver.を拝見。前半の各人の芝居の上滑り感が結構なレベルで落胆しかけてたら、後半の展開ではそれがいい方に逆転してくれてホッとした。上滑り感というよりも、あの頃の気恥ずかしさに近かったのかもしれないけど、狙いだとしたら、してやられたということか。
モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』~庭師は見た!~(再演)
東京芸術劇場
東京芸術劇場 コンサートホール(東京都)
2020/10/30 (金) ~ 2020/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★
『フィガロ』は有名な曲もあるので断片的には聞いていたけど、オペラを観るのはこれが初めてに近い。この野田版では、日本にやって来た伯爵、伯爵夫人、そしてケルビーノの3人は原語であるイタリア語での歌唱。日本人たちは日本語でのやり取り及び歌唱となる。かなり後ろの方で観ていたせいなのか、序盤はなかなかノレなかったのだが、やがて伯爵が原語で歌い始めたあたりで、多分もとの譜割りとか音節の響きとか、日本語だとその辺で微妙に違和感を覚えていたのだなと分る。とはいえ、だんだん慣れてきたせいか、気にならなくなってきたし、お話自体もドタバタ喜劇のような娯楽作なのでとても楽しい。第2幕のあとで休憩25分が入り、本編は全4幕で約3時間。
うつくしいこ
COWCOWシネマ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2020/10/23 (金) ~ 2020/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
よね牛さんは、以前よりこの会場の入口付近にあったチラシとかを見ていた印象から、なんとなくもっとゆる~いものを勝手にイメージしていたので、正直なところ今回の公演は意表を突かれました。七篇のむかしばなしの中では「オシラサマ」がお気に入り。当パンのちゃんとした造りにも感心し、帰りに劇中歌のCDを購入。