劇団パラノワール(旧Voyantroupe)(演劇)
東京都設立:2005年
パラノイア蒐集劇団と自らを定義する劇団。
ごく日常的な空間にパラノイアを投入する、あるいは常人をパラノイアの世界に投入する。そこで発生する異常な出来事は、観客に深い爪痕を残します。取り扱い注意な劇団です。
鬼の居ぬ間に(演劇)
東京都設立:2012年
タイトルは妖怪に取ることが多いですが、実のところ舞台で繰り広げられるのは、人間の持つ欲望や因習の醜さや、それによって、人生を捻じ曲げられていく人々の深い苦しみと悲しみ。唾棄すべきがごとき、人間の業罪の峻烈さよ。
恐い舞台というのは、この劇団の作品を言うのですね。
オフィスコットーネ(演劇)
東京都設立:1994年
プロデューサー 綿貫 凜さんの腕が冴えわたる劇団。とにかく、脚本の着眼点と、舞台ユニットの構成力・組織力が半端なく素晴らしいです。ですから、多種多様な作品を手掛けているにも関わらず、どれも上質の舞台に仕上げています。
演出家、役者の選定眼が長けているのでしょうね。つまり、餅は餅屋だということが、よく判っているのでしょう。
外れなし。
名取事務所(演劇, 舞踊・バレエ)
東京都設立:1996年
海外の現代劇を中心に公演をかける劇団。とにかく、外れがない!!!無条件に、どれも観劇です
座員の森尾舞さんは私のお気に入りの女優さんです。
虚飾集団廻天百眼(演劇, ミュージカル, その他)
東京都設立:2005年
伝奇譚を、活劇とエロス・グロテスクで練り上げた舞台が特徴。
生演奏が舞台に生命を吹き込む音響効果は、抜群。
有末剛 緊縛夜話(舞踊・バレエ, その他)
設立:-
緊縛を主体に、多様な演出家による、多様な世界観を描く舞台。有末剛さんはその舞台の中で、ある時には役として、ある時は黒子として、緊縛を披露します。やはり、毎回作家の違いを見せてくれるので、緊縛をどのような位置づけとするのか、そこに多くの楽しみがあります。
劇団普通(演劇)
東京都設立:2013年
石黒麻衣さんの感性に身を委ねる快感が中毒性を持っています。
オリジナル作品もよいですが、カフカの「変身」のような原作物を舞台化できる、抜群の創作性もまた拝見したいです。
月蝕歌劇団(演劇)
東京都設立:-
作品に拠って、必ずしも観るということではないですが、江戸川乱歩、丸尾広末関連の作品でしたら必見。
時々、とんでもない作品を上演するので、目が離せません。
とにかく、いろいろな汁物が飛び交うので注意が必要。舞台常連の田村信氏や大久保千代太夫氏の役どころも楽しみです。
鵺的(ぬえてき)(演劇)
東京都設立:2009年
けして見逃せない劇団。
ミステリーでも、サスペンスでも、ホラーでもない、それでいて人間関係に潜み来る闇を執拗に描くこと生業としている劇団。
かはづ書屋(演劇)
東京都設立:2015年
日本の古典ミステリーを題材にした作品が白眉。
とにかく新作が最も期待される劇団の1つ。
グワィニャオン(演劇)
東京都設立:2001年
西村太佑氏の脚本、演出が冴える劇団。特にけして広いとは言えない劇場で、多人数をそつなく簡潔に、そして各人個性的に描き切る手腕には、思わず毎回唸ってしまう。一方で、少人数で構成される舞台では舞台転換の妙、物語展開の複雑さをリズムよく見せる手腕もあり。
ハツビロコウ(演劇)
東京都設立:2015年
「わが闘争」以降のお気に入り。人間の業を多様に描き、それを舞台で抉り出してみせる劇団。「演劇ユニット ハツビロコウ」お気に入りの団体です。
劇団天動虫(演劇)
東京都設立:2012年
30年後の舞台を観てみたい劇団です。きっと皆さま、素敵なおばさんになっていると思います。それで、どんな芝居をされるのか。仕事、結婚、子育て等などで、いろいろ経験された後の舞台を期待させる稀有な劇団です。(私が生きているかが問題ですがー苦笑)
劇団フーダニット(演劇)
東京都設立:1999年
次回作を!次回作を!と飢えております。
未知のミステリー、舞台劇を真摯に掘り出してくる劇団。やや、役者の技量に差がありますが、演出はよく練れているので、観ていて心配はありません。
休憩時のティータイムは、至福のひと時です。船堀での公演というのも、帰りが楽で助かります。