1
四月大歌舞伎
松竹
ようやく観て来ました!「傾城反魂香」
この演目って上演機会が多いのかしら?
歌舞伎初心者レベルの私でも以前に観たコトあります。
翫雀さん梅玊さんの又平も良かったのだけれど
今回の又平は印象がかなり違います。
身体のちからが抜けているように見える。
それなのに迫力があるのです。
この夫婦がこんなに追いつめられている姿は
とっても現代的なテーマも感じることもできました。
2
屠殺人 ブッチャー
名取事務所
劇中で「正義とはなにか」という問題が提起される。はっきり言って私には答えを出せないけれど、悩み考えるコトに意味があるように思う。最近、ものごとを単純化して思考停止してしまっている私。もっと自分のアタマで考えなければと思う。
3
吉例顔見世大歌舞伎
松竹
仁左衛門さんの勘平が観たくって一幕見席に
並びました。いや~素晴らしい。
なんでしょう?美しい勘平という印象です。
寒い中で並んだかいがありました!
4
かあちゃん
劇団青年座
最近、上質な時代劇に飢えていたんだと、この舞台を観て思いました。やっと観たかった山本周五郎の舞台を観たと思いました。あ~本当に観に行って良かった!!
5
炎 アンサンディ
世田谷パブリックシアター
再演の舞台ですがわたしは今回が初めてです。映画化されたものを観て戯曲作品と知り機会があれが舞台を観たかったので再演してくれたのは本当に良かった。
6
喝采
加藤健一事務所
バックステージものって、なんだか好きです。映画もいいけれど、こうして舞台で観る方がとっても楽しい!
この作品は元名優が再び舞台を成功させる、俳優とその妻の物語と思ったけれど、むしろ主になっているのは妻のジョージーでしたね。観終わった後にいろいろ考えさせてくれる演劇っていいなあ〜といつも思います。
7
夢一夜
加藤健一事務所
アーミッシュやトランスベスタイトの登場人物をとおして私達の生き方を考えさせられたお芝居でしたね。多様なその人らしい生き方は、尊重したいよね〜。
8
『熱狂』『あの記憶の記録』
劇団チョコレートケーキ
「熱狂」を観てきた。
この劇団ははじめてみるけれど、なかな骨太な作品でこれからも観たいと思う劇団でした。
残念なのは、怒鳴りすぎるのか台詞がよく聴こえない時があるところです。
あと、ワーグナーの音楽ファンとしては、どうしてもナチスから逃れられないのが苦しいとも思うのです。
9
旗を高く掲げよ
劇団青年座
現在、観るにふさわしい観劇体験でした。真面目で平凡な庶民が国家主義に傾倒してゆくのがよく描かれていたと感じました。
舞台はドイツのベルリンでしたが、同じ時代の日本のことも思い浮かべ、そして今の、と。
なんでも人任せにして、後で騙された!と部外者のふりをしないためには...などと考えながらの帰り道でした。
10
これはあなたのもの 1943-ウクライナ
地人会新社
重くて複雑なテーマの演劇を鑑賞に、観た後で疲れました。でも集中して観たからでしょうね。
直接体験した者は忘れることによって「救われる」とも言えるが、その子供の世代は忘れてはならない という意味の台詞が印象的でした。