MaTsuの観てきた!クチコミ一覧

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青い鳥

青い鳥

PureMarry

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2017/08/04 (金) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/08/04 (金)

チルチルとミチルの兄妹が光の精、火の精、ミルクの精、猫の精、水の精などの色々な精たちと幸せの青い鳥を探す旅に出る、というメーテルリンクの名作「青い鳥」をミュージカル調に仕立てた作品。劇団ピュアマリーさんの作品観劇は今回が初めてでした。多くの子役たちが出演していましたが、劇団四季や宝塚歌劇団のステージを経験されたベテランの役者さんも出演されていたためか、とても落ち着いた雰囲気でなかなか完成度が高い作品に仕上がっていたと思います。音楽と映像を有効に使った演出もGood。チルチル役、ミチル役を務めた2人の子役さんは特に歌唱力が高く輝いて見えました。将来大物になりそうな予感。

俺のタイツ

俺のタイツ

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/08/01 (火) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/03 (木)

初見の劇団スーパーエキセントリックシアターさん。出演者全員が全身タイツ姿で登場するという未だかつて観たことがない非常に珍しいスタイルの作品。この異色ユニット“タイツマンズ”が15年もの歴史があると聞いてさらに驚き。でも実際にステージを観てみると、長く支持されている理由が分かったような気がします。全身タイツ姿という見た目のインパクトは勿論、オムニバス形式でのショートストーリーの中には色々な豆知識やテンポの良いボケ突っ込み、更には殺陣、歌、ダンスなど盛り沢山のショーが組み込まれていて見応え十分。オムニバスながらもトータルで見ると一つの物語出来上がるよく工夫された脚本も良かったですし、ステージ・客席が笑いに包まれたあの雰囲気は劇場で観てこそ価値があると感じました。

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~VOL.7

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~VOL.7

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2017/07/14 (金) ~ 2017/07/17 (月)公演終了

満足度★★★★

ストーリー、演出、BGM、会場の雰囲気など、どれを取っても昭和感が漂う作品。まさに“昭和歌謡コメディー”という名に相応しい喜劇だったと思います。1部のコメディー芝居は何となく先が読めるストーリーのようにも感じましたが、それはそれで昭和を感じられてアリかなと思いましたし、2部の歌謡ショーは舞台と客席が一体となってライブ会場のような盛り上がりを感じました。歌謡ショーだけではなく、途中にコントを挟んでいたのも良かったと思います。

突然スクープ

突然スクープ

月ねこ座

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2017/07/01 (土) ~ 2017/07/02 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/07/02 (日)

タイトルとあらすじを読んで面白そうと感じた月ねこ座さんの公演。今回で第21回目の公演らしいですが、個人的には今回が初見でした。序盤に何人かの役者さんが目をキョロキョロさせ客席を見ている様子が見て取れたのと全体的に台詞の棒読み感があるなど幾つか気になった点はありましたが、ストーリー的には面白かったと思います。主人公の妹役を演じられていた役者さんは涙ぐむシーンなど感情表現が上手いと感じました。脚本はしっかりしているので、舞台セット、小道具などを含め全体的な底上げに期待したいと思います。

カンプラチンキ

カンプラチンキ

激弾BKYU

駅前劇場(東京都)

2017/06/21 (水) ~ 2017/06/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/06/25 (日)

旗揚げから30年を超える非常に歴史のある劇団さんのようですが、個人的には今回が初観劇でした。当日配布のパンフレットには小学校での巡回公演の様子が掲載されており、この日の会場にもチビッコ達の姿がチラホラ。小学生達でも理解しやすく大人も楽しめるようなよく工夫されたストーリー展開&演出に加え、経験豊富なベテランの役者さんと若手の役者さんとの融合も素晴らしいお芝居だったように感じました。小劇場公演ならではの良さを体感出来る劇団かと思います。

アジアン・エイリアン

アジアン・エイリアン

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/06/22 (木) ~ 2017/07/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/06/23 (金)

ワンツーワークスさんの舞台観劇は前々作「遠い国から来た、良き日」に続き2度目。今回の作品も実に奥深くメッセージ性の高い作品であるように感じました。1トンもの水が流れ込んで水浸しになったステージで繰り広げられる緊迫したシーンも見応え十分。異様な光景に見えました。「あなたは何者ですか?」と聞かれたら何と答えるか。とても考えさせられる作品でしたし、世の中矛盾していることも多いなぁと改めて気付かされたような感覚になった2時間でした。アフターイベントの公開ダメ出しも面白かったです。

今日という一日を諦めないために

今日という一日を諦めないために

演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)

下北沢小劇場楽園(東京都)

2017/06/12 (月) ~ 2017/06/18 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/06/13 (火)

初見の劇団さん。臨床心理がテーマということでややお堅い内容なのかと思いましたが、シリアスな部分とコメディータッチな部分が上手く融合されており、なかなか完成度の高い作品だったように感じます。舞台中央に柱がある特殊な会場にも関わらず、空間を上手く使ってどの角度からも見えやすく様々なシーンを描いていたのも良いと思いました。

タイム!魔法の言葉

タイム!魔法の言葉

動物電気

駅前劇場(東京都)

2017/06/03 (土) ~ 2017/06/11 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/06/07 (水)

2018年で旗揚げから25周年を迎えるという動物電気さん。歴史ある劇団さんのようですが、個人的には今回が初めての観劇でした。前説から会場が笑いに包まれ、本編が始まってからもその熱気は収まらず。ふんどし姿(いや、全裸)でステージに立ったり、マヨネーズを顔に塗ったりとお下品なパフォーマンスが多かったものの、ストーリー的は割としっかりしており、おバカな場面だけではなくきちんと魅せる場面も作れられている印象を受けました。序盤の銭湯シーンなどは特にリアルさがあり面白かったです。

ズルい奴ほどよく吠える

ズルい奴ほどよく吠える

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/05/17 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見の雀組ホエールズさん。所々に旬な時事ネタが織り込まれ、笑いを誘うシーンがあったかと思えば、なかなかスリリングでサスペンス的な要素が強いシーンもあったりと見応え十分な作品。こんなズルい大人いるよなぁと思いながら拝見させて頂きました。自殺は事故なのか事件なのか、推理ドラマを見ているような感覚でどんどん物語の世界に引き込まれました。予想外の結末にもビックリ。最初から最後まで楽しめた作品でした。

めくる、くる、くる。

めくる、くる、くる。

インプロカンパニーPlatform

上野ストアハウス(東京都)

2017/05/12 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★★★

インプロPlatformさんの舞台観劇は「その探偵の名、」「正義のみかた。」に続いて3度目。毎回のことながら即興芝居のスゴさに驚かされます。開演前にお客さんからキーワードを募り、それを本番中に無作為に選んで出たキーワードを元に話を展開していく即興芝居。大枠の流れはある程度決まっているのでしょうが、それでも全て異なるストーリーが生まれるインプロのお芝居は興味が尽きません。一体どのような稽古をすればあのような作品が創れるのでしょうか。テーマによって若干当たり回・外れ回が出てしまうかもしれませんが、役者さんの演技力、対応力が高いため基本的にはどの回も楽しめると思います。今回観た「メロンソーダ」の物語は多少強引な展開があったものの、最後はそれなりに辻褄が合ったお話となり面白かったです。

60'sエレジー

60'sエレジー

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/05/03 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/19 (金)

以前から観てみたかった劇団チョコレートケーキさん。追加公演決定により今回初めて観ることが出来ました。1960年代の古き良き昭和の光景が蘇る作品。とはいえ自分自身にとっては生まれるはるか前の時代描写の作品なので、懐かしいというよりはこんな時代があったのだなぁと勉強になった作品でした。戦後の高度経済成長によって便利な生活になった反面で、人間関係の絆であったり義理であったり長く継承されてきた先代のアイデアであったり職人であったり‥失われたモノも多いということを改めて感じされてくれた作品でした。役者さんの熱演も光り、期待通りの素晴らしい内容。見応えがありました。

熱狂パンク

熱狂パンク

ソラカメ

王子小劇場(東京都)

2017/05/05 (金) ~ 2017/05/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/06 (土)

初見のソラカメさん。チラシを見るとソラカメの劇団員さんは2人のみで、大半は様々な団体から集まった役者さんで公演されていたようですが、非常にまとまりがあり、完成度の高い作品だったように感じました。高校を舞台とした作品でしたが、生徒と生徒、生徒と教師、教師と教師、それぞれにリアリティーのある会話が織り込まれ、実際にとある学園の一コマを見ているような感覚にもなりました。舞台空間の使い方も上手く、電車内での会話シーンなどは細かい動きがよく表現されていたと思います。単に学校教育を否定している訳でもなく、勉強以外にも大切なことがあるということを程良く伝えてくれた作品。クライマックスのバンド生演奏も迫力があり楽しめました。

あきこのアナの中 〜Again〜

あきこのアナの中 〜Again〜

劇団☆錦魚鉢

テアトルBONBON(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/04/27 (木)

初見の劇団錦魚鉢さん。タイトルやあらすじを見て最初にイメージしていた内容とはだいぶ異なる、良くも悪くも想像を覆された作品でした。主人公あきこの身体の外と中の世界をリンクさせる とはユニーク。目の付け所が面白いなぁと感じました。反面、何を表しているのかがやや分かりにくい部分もあったかなぁと思いました。当日配布のパンフレットに目を通していれば理解出来ると思いますが、見ていなければ各登場人物の役割を理解するのがちょっと難しいかも。両隣の席の方は居眠りしておられました‥が、個人的にはなかなか楽しめた作品でした。

星空ハーモニー

星空ハーモニー

Southern’X

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/04/18 (火) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/21 (金)

高校の合唱部を舞台とした作品。個人的には合唱部ではありませんでしたが、何となく学生時代に戻ったような感覚を味わえた青春ストーリーでした。実際に生でピアノ演奏をして合唱を披露するシーンは特に見応えがあり感動しました。日替わりゲストによる大喜利コーナー?を含む約2時間半の上演時間はやや長い気もしましたが、全体的に音楽の素晴らしさを再発見出来た素敵な作品でした。

『ラクゴ萌エ』

『ラクゴ萌エ』

ラチェットレンチF

d-倉庫(東京都)

2017/04/13 (木) ~ 2017/04/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/14 (金)

ラチェットレンチさん。名前は聞いたことがありましたが、個人的には今回が初観劇でした。これまでも落語をテーマとした作品を創られているようで、この劇団の一つ個性として捉えて良いかもしれません。随所にお笑いのツボがあり、コメディー作品として完成度は高いと感じました。当日配布されるパンフレットも落語に関する基礎知識として落語用語などが丁寧に解説されていて好印象。主演・藤井さんのオタク役らしい笑い方、豊かな表情も素敵でした。

たまべん

たまべん

昭和芸能舎

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/04/04 (火) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/07 (金)

24回目の公演らしいですが、個人的には初見の昭和芸能舎さん。物販コーナーにNHK連続ドラマ小説「マッサン」関連のグッズなどがあり、何故だろう?と思いましたが、マッサンの脚本家さんが主宰をされている団体ということを知り納得(それくらい何の予備知識もなく会場を訪れました)。約2時間の作品は笑いあり涙ありの盛り沢山の内容。ややスベっていたように感じたチャゲアスさんやカゴイケさん?のシーンはカットしても良いかと思いましたが、とても前向きな気持ちになれる、元気になれる素敵な作品でした。

『上野パンダ島ビキニーズ』

『上野パンダ島ビキニーズ』

ネルケプランニング

クラブeX(東京都)

2017/03/30 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/04/01 (土)

“上野パンダ島”というユニークなネーミング、無人島に漂流した7人の女子たちがハプニングだらけのサバイバル生活の中で脱出を試みるストーリー、ということでどんな展開になるのかワクワクしていましたが、サバイバル要素やスピード感のない緩い展開が続き、正直なところ期待値を大きく下回った印象です。映像を交えながらの趣向を凝らした演出もありましたが、演技、歌、ストーリーなど全体的にクオリティーが低い作品と感じてしまう内容でした。今後のプロジェクトへの期待を込めて☆1つ追加。

家族の神話

家族の神話

劇団 でん組

ザ・ポケット(東京都)

2017/03/28 (火) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/30 (木)

全体的に薄暗い照明のシーンが多く、サスペンス要素の強いストーリーと相まって独特の雰囲気が感じられたお芝居でした。子供が亡くなったのは虐待なのか事故なのか、推理探偵ドラマを見ているような感覚にもなりながら観させて頂きました。役者さんの演技レベルも高く、ミステリアスさをより醸し出せていたと思います。まさに「家族の絆とは何か、生きるとは何かを鋭く問う問題作」という表現に相応しい見応えのある作品でした。

萩咲く頃に

萩咲く頃に

トム・プロジェクト

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2017/03/21 (火) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

父親の期待に応えられず引きこもりになった息子と、常に見守り続ける母親、そしてそんな不甲斐ない兄に強く当たる妹。出演者は5名と少数ながらも一人一人の存在感が非常に大きく、全てにおいてクオリティーの高い素晴らしい作品で2時間があっという間に感じました。東日本大震災を境にバラバラになった家族が再び絆を取り戻して全員集まるという心温まるストーリー。家族全員が集合し、引きこもりから立ち直った兄が将来に向けて明るい話を展開したクライマックスのシーンは特に感動的でした。やはり家族は特別な存在、大切な存在であることを改めて感じさせてくれた素敵な作品。終演後もしばらく余韻に浸りなくなる心から観て良かったと思えた作品でした。大満足です。

R・プロジェクトの学園天国!

R・プロジェクトの学園天国!

喜劇団R・プロジェクト

遊空間がざびぃ(東京都)

2017/03/23 (木) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★

初見の劇団さん。遊空間がざびぃという会場も初めて行きました。ほぼ定刻通りに幕が上がり、いきなりセーラー服を着た役者さんが「学園天国」を歌い出すというド派手なオープニングからスタート。シュールコメディーということで期待が膨らみましたが、全体的にテンポが悪いためか、せっかくの笑いどころもイマイチ笑うことが出来ず。また、ストーリーも中途半端感は否めず、やや消化不良の印象を受けました。とはいえ、ブルマー姿で登場する役者さんがいるなどなかなか身体を張った作品で一生懸命さは伝わりました。

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