ミニタオルの観てきた!クチコミ一覧

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恋も知らないで

恋も知らないで

HitoYasuMi

シアター711(東京都)

2018/08/29 (水) ~ 2018/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

この劇団は初見です。キャラクターは個性的かつ、それぞれ魅力的な部分を持っていて。シーンごとに、この二人だとどんな反応が起こるんだろう?(そして予想通りの反応があって)楽しく観てました。ユニット名のHitoYasuMi、この三人の息はピッタリですね。
シーンごとに出てくる道具や小物、とても効果的であちこちツボでした。

ネタバレBOX

オフィスチェルシーの職場シーン、配送屋さんや社長、弁護士さんなど皆さんのキャラはサクサクで楽しめたのですが、主人公のじれったさが出る独白場面が合間合間に入って、せっかく暖まった空気を冷やしてしまってるなと感じました。もったいない。★3個と4個の真ん中ぐらい。
モノクロな姉

モノクロな姉

張ち切れパンダ

シアターブラッツ(東京都)

2018/05/30 (水) ~ 2018/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

とあるカフェの今と、9年前の過去をつなぎ合わせてストーリーが進んでいきます。
初演が9年前だったので、それと今との対比なのかもしれませんね。
妹のナツキと姉のアキの二人のストーリーですが、脇役の面々もそれぞれキャラがくっきりしていて、かなり濃厚な時間。セットはシーンの流れをうまく演出するように、音を含めてよく出来てて好印象。
初演の時の設定が知りたくなりました。

ネタバレBOX

今観てるシーンが今なのか過去なのかを、観客に揺さぶる演出なのでしょう。
その揺らぎの表現がここの味で、それに心地よさを感じつつ。
しかし観ていて、時々時間軸が理解できず、混乱する場面もありました。
ちょっと演者の数が多い気がします。
タバコの使い方は良いですね。ここのところ、タバコシーン遠慮しているのでしょうか、他の劇団のみなさん。
元超能力少年

元超能力少年

元東京バンビ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/12/15 (金) 19:30

劇場の雰囲気、よかったと思います。舞台と観客席が一体になれる仕掛けも仕込んであり、客席に座っていても「あの部屋なんだ」とドキドキできました。

作品紹介でも「バカバカ」作品だと連呼してますが、「バカ」というより「くだらないことをいい大人が真剣にやってる」が正しいかな。バカじゃできません。

ネタバレBOX

『〜念力でブラホックを外し、万力でチンコを潰します〜』、このサブタイトル舞台見る前に知りたくなかったな。良くも悪くも、これが一番の山場。前説でも「本当に万力で~」を強調していて。いざその場面になっても、その滑稽さに笑えなかったのです。

出落ちのとんでもなさ、本当に尖ってました。こりゃ舞台でしかできないな、と思いつつ、超能力=オ○ムやらスプーンについてけない若い人出てくるんじゃないかしら。

舞台上の絵は滑稽だけど、「超能力者に超能力はあるのか」糾弾する流れはちゃんとしてて。そのペナルティとして「万力」は理解できちゃったんです。また空間脱出という目的も。 なので「万力で悶絶してるーギャハハ」とあまり笑えなくて。小ネタの繰り返しの感は否めなかったなぁ。女性だからという理由で、マイさんにペナルティがないというのも、忖度な気が。やっぱり砂時計的な仕掛け入れてた方が面白いよ。

関口少年の山場、元々あった超能力が消えてしまったという告白のシーン、嗚咽混じりで聞きづらいのが本当に残念。台詞はとてもよかったので、演出は抑えめでみんなに聞いてもらいたかったな。
青春の延長戦

青春の延長戦

冗談だからね。

王子小劇場(東京都)

2017/03/22 (水) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/25 (土) 15:00

Corichの「観てきた!レビュー」の星が1.7と低く、公演を見る前は正直不安、また覚悟してました。この劇団は初見でしたし。

いろいろアレ?と思う部分はあるのです。台詞聞こえない、舞台が見えない、ストーリーが荒すぎ等々…普通の舞台なら出来て当然、あたりまえなトコ守ってません。
お客さんを満足させて帰る、という仕上がりではありません。まずカーテンコールがありませんし。作品の評価として文句を言うのも、確かにその通り。

でも、今ちゃんと観ておくべき作品でした。
18歳の高校生が王子小劇場でやりたいことやってる、その空気はとてもリアル。ストーリー自体はちゃんと面白いと思うんです。ちゃんとリサーチして本にしてる。ただ舞台上では無理もあるし、背伸びして失敗してる部分も多い。でもそれを正直に「高校生ですから」と言ってのける主宰、そしてそれを生温かく見守る(?)周囲の大人、そしてそれを感じるお客さんの関係は他の作品にはない新鮮な空気でした。
商業的に考えても、メンバーを考えても、年齢を考えても、他には真似できないし二度とこのような作品はできない。
フツーなら★2つですが、他の劇団の舞台と比べたら、これよりもっとつまらないものも多いです。なので評価甘めで★4つ。
是非これから頑張って成長してください。

ネタバレBOX

1998年、もうドニーチョの時代じゃないです。お金ない人はPHS使ってる時代です。きっと誰かからドニーチョの話を面白話として聞かされたんでしょうね。
ノコッタ。

ノコッタ。

カンムリプロデュース

パールホテル両国・3階会議室(東京都)

2017/03/01 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかく新鮮でした。舞台を見るためにホテルに行くことも、舞台がホテルの会議室なことも、そのホテルが両国にあることも、またストーリーがホテルを舞台にしたということも。

正直不安でした。入場までホテルの通路に並ぶ居心地の悪さは本当に・・・。

でもその分、ステージの空気がとてもリアル。
演者と客席の距離が近く、また演者さんと触れあうシーンもあってそれは楽しく。
会議室で証明やセットはどうなることやら、と思っていたのですが余計な不安でしたね。

舞台の前、あるいは舞台の後に両国をぶらぶら街歩きしたくなるいい作品でした。

ネタバレBOX

「両国ダンス」、物販でCD売ってたら間違いなく買ってました(笑)
スマホで呼び出すイタコとか、あんこあられとか、「相撲で決着つけよう」とかもういろいろツボです。
第19回公演『隣人』

第19回公演『隣人』

劇団天然ポリエステル

OFF OFFシアター(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団天然ポリエステル・寂し部シリーズともに初めてでした。
鑑賞したのが千秋楽ということもあり、補助席を出すぐらいの満席。
冒頭に前説を入れるのが恒例のようですが、特に今回は長めの前説でそれがお客さんを温めるのにちょうどよかった気がします。

劇団が劇団の裏側を演じるというのはよくある話で、今回のこのストーリーもドタバタを見せつつ、でも嫌な裏切りはなく、安心して最後まで楽しめる作品でした。
オネエの性に対する扱いがいかんせん乱暴な気はしましたが、たぶんこのシリーズはこの案配でちょうどいいんでしょう。

お客さんへのプレゼントで、かわいいステッカーをもらえたのはちょっぴりうれしかったです。

ネタバレBOX

「主演男優がボイコット」という危機は乗り越えたかもしれないけれど、「開演直前急遽代役が演じることになりました」「その代役もちゃんとした役者さんじゃないです」という舞台を見に行くお客さんの気持ちはどうなのよ?自分だったらやだな・・・。
快楽の谷

快楽の谷

劇団 背傳館

王子小劇場(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★

同人サークルをテーマにした舞台、ということで期待していました。
劇場に入ると、テーブルやポスター・机に置いているフィギュア隅々まで丁寧に事務所を再現していて(友人のエロゲー作家の机もあんな感じです)、大道具・小道具担当の丁寧さを感じました。
暗闇や暗転シーンの照明も美しく、好印象。そしてこんなに喫煙シーンがある舞台も珍しい。タバコの煙は大丈夫なタイプですが、終盤やっぱりにおいが気になりました。

ネタバレBOX

正直、ストーリーは理解できませんでした。
彼らは本当にエロゲーを作っているのでしょうか。今回サークルで作った作品の中身への言及はなくて。ただぼんやりエロをやりましたという印象しか受けなくて、登場人物間の衝突もピンときませんでした。
役者さんも黒髪メガネ男子が何人もダブっていて、誰が誰だか最後までぼんやり。
舞台セットや照明が秀逸だったので、それが救いでした。
エロゲー割とか企画は悪くないです。話の奥行きが欲しいのです。
くそったれの世界

くそったれの世界

ソラトビヨリst.

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
3本オムニバスで65分。内容はとても楽しめました。ただ若干あっさり終わっちゃった感も。もうちょっと尺があってもいいかな。十分膨らませられるネタだったのでね。

もともと演劇用の劇場ではなく、貸しホールだったので、中央に大きな柱。これを活用しようと努力している姿は評価したいです。ただ、座席の位置によっては、何が起こっているのかわからない可能性あるなぁと心配したり。

「おこらないで」女性はすぐ死んじゃうのかぁ。ここで女性キャストが出てたらより楽しめたと思うのですが、次の作品の準備があったんでしょうな。しょうがない。

シー・ザ・ライト

シー・ザ・ライト

もぴプロジェクト

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★

切迫感が感じられない
とある映画製作集団のお話。今はインディーズの映画を撮影して、賞を取るのを目指しているわけですね。ぶっちゃけ今は映画製作での収入はないわけです。
もうそんなに余裕はない・・・その悲壮感、必死さが伝わってきませんでした。
あまりに恵まれすぎている気がするのです。事務所を持って。野菜の配達サービスなんか頼んだりしてて。その財源はどこから来るんだろう。
自主映画や演劇をやっているなら、これらの苦しみは身近に見ているハズなのに・・・。

ネタバレBOX

オープニングのダンス・役者紹介はプロジェクターをうまく活用して、今後の展開に期待したのですが・・・。
この映画製作集団が、あまりにリアリティがなく。だんだん見るのが苦痛に感じられました。自主で映画を撮る人、少しは取材したのでしょうか。
そもそも、映画の脚本というのは皆でアイデア出しながら、合議制で作るものかなぁ。また話の最初から、順番に最後まで書いていくものなのかなぁ。
やっぱり(金銭的に)恵まれた環境で、まだまだプロになりきれない、作った映画が評価されないのは本気で作品を作っていないから、そんな印象を受けました。

役者さんは皆若く、20代前半が中心だそうで。女優さんにいたっては高校三年生だとか。
もうちょっと社会に揉まれて、深みのある作品を作ってください。
私的恋愛ベスト〜全ての女に懺悔しな!〜

私的恋愛ベスト〜全ての女に懺悔しな!〜

元東京バンビ

スタジオ空洞(東京都)

2015/10/24 (土) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

主演の熱演だけじゃない!
アラフォー男子の恋愛遍歴を、主演のはやしさんがとにかく熱演。非モテというよりは、恋愛をこじらせた男のトラウマをひとつひとつ丁寧にご紹介してます。
はやしさん、決して非モテではないんですよ。そこがこじらせに、より拍車をかけています。
劇場に入って、ワクワクしたのはセットの完成度の高さ。置いてある本、CD、ゴミ箱の中身まで、忠実に独身40男の部屋を再現しています。お客さんが埋まる頃には視界がふさがれてしまうので、入場の際是非ごらんくだされ。

ネタバレBOX

どこまでがフィクションで、また実話なのかはわかりませんが、アラフォー男子の恋愛あるあるというより、切迫感がリアルに伝わってきました。
なんだかんだではやしさん、自業自得・因果応報なんですけどね。

恋愛ストーリーを客観的に聞き出す形式として、作家さんを配置したのはとても良い。彼がいなかったら、舞台から狂気が湧き出すだけになってたよ。

女優さんのチョイスもいいですね。35女子の鈴木さんはいい味出してました。

終演後、本物のはやし日記が500円で販売されてたのですが、混雑してたので劇場出てしまいました。今更ながら買いたかったな。
遭難ルールブック

遭難ルールブック

KAMAYAN

OFF OFFシアター(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

これがニヤニヤなのか。
初見のこの劇団。この「遭難ルールブック」は再演とのこと。
洞窟に迷い込んだ面々によるシチュエーションコメディ、というよりはコントと呼んだ方がいいかもしれません。
真剣に脱出するのを見届けるというよりは、横道にそれた彼らを楽しむんでしょうね。大笑いと言うよりは、ニヤニヤ観てる人が多かったように思います。
密室からの脱出モノのストーリーの常道を狙わず、ネタの数々で盛り上げるというのが狙いなんでしょうね。

ネタバレBOX

洞窟の中に閉じ込められ、いかにその状況から脱出するかがテーマだと思っていたので、「生命の危機なら、もうちょっと必死になろうよ!細かいことは置いといて。」とは思ってました。
同じ閉じ込められた同士の連帯感とか、見知らぬモノへの恐怖がストーリーに入っていたらもっと奥行きが出たと思うのです。
あえてそうしないのであれば、もうちょっと説明なり伏線が欲しかったかな。
JUSTICE!!!

JUSTICE!!!

劇団ICHIGEKI☆必殺

シアターシャイン(東京都)

2015/10/20 (火) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

戦隊ヒーローの楽屋裏?
カッコよいヒーロー戦隊が、悪を退治する勧善懲悪モノかな・・・と予想していたのですが、そういうお話ではなく。とってもゆるいコメディです。
ヒーローなら(たとえコメディだとしても)凛々しく決めるところは決めて欲しいところですが、メリハリよりはゆるいコメディという印象を受けました。
開演前の余興は本編とまったく関係ないので、雰囲気引きずらないほうがいいと思います。

ネタバレBOX

開演前の余興のゆるさもあって、開演後ヒーローが本気で演技している姿を笑っていいのか、それとも真面目にヒーローを演じているのか、よくわからないままストーリーが続きます。笑いよりも、どうしていいのかわからない、失笑も多かったような・・・。
(単純な戦隊モノではないのは、徐々にわかってくるのですが)
背景がわかってくると、だんだんヒーローショーの楽屋を見せられてるような流れに。正義の味方と悪の集団が仲良く作戦練ったりしてるんですからね。
ここは確かにコメディとして笑えるのですが、主演のヒーローのガチさがいたたまれなくなってきました。
脚本のせいというよりは、劇団の味付けの話かもしれません。
もうちょっと殺陣を練ったり、カッコよいトコはカッコよく見せてよ!
リボーン・チャンス

リボーン・チャンス

カムヰヤッセン

ワテラスコモンホール(東京都)

2015/10/14 (水) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台美術が素晴らしい
初めての「ワラテスコモンホール」でしたが、こんな場所にこんなおしゃれなステージがあったのですね。カフェを通り抜けた先に受付があって、ちょっとびっくりしました。
セットがよく出来ていた。六個のステージの真ん中に六角の台。その周囲でストーリーが展開していくのは、なかなか新鮮でした。
夜の会を見たのですが、おそらく昼の会の方がラストは活きたのでしょうね。

ネタバレBOX

ただ120分は長かったなぁ。というか、途中の山場や切り替えがなく、中だるみしてた印象。兄弟の確執それだけに絞るか、もしくは猫祭りや家族内のいざこざを深く掘り下げるなど、中だるみさせない方法はあったと思うのですが・・・。

そしてラスト。和解してあの兄弟はうまく洋服店をやっていけるのでしょうか。
ハッピーエンドとして仕上げていましたが、どうも後味が良くない。(それもこれも長男のチャラさなんだけど)
かみさまのメガホン

かみさまのメガホン

夢幻舞台

中野スタジオあくとれ(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

80分楽しませようという心意気
素直に面白かったです。とにかく舞台で80分間、お客さんを楽しませてやろうという心意気が随所に見られ、好印象でした。大きなストーリーを追うというよりは、その場その場のネタで飽きさせず、中だるみはなし。
ダンスや照明もストーリーに合わせ、よく出来ていたと思います。
もうちょっとここを詰めれば、小道具を工夫すれば、もっともっとよくなると思ったのも、素材が良かったから。
熱意と丁寧さは伝わったので、これからに期待します。
(もうちょっと宣伝はがんばった方がいいかもしれません。。。)

The Last Snow~雪女物語

The Last Snow~雪女物語

劇団暴創族

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

とても観やすい
ストーリーの割に出演者が多めですが、みなキャラが立っていて、美人女優グループ、否美人グループ、オカマグループと役割が整頓されていて観やすかったです。
ストーリーはホラーと言うより、ドタバタコメディかな。背筋が凍るような恐怖というものではありません。安心して観られます。

ネタバレBOX

しいていうなら、何故この時期の公演に雪女選んじゃったかなぁ・・・と。
スキーやら、雪合戦などがいまいちしっくりこない。
夏場の公演、あるいは冬の公演だとまた味わいも変わってきたと思います。
このために生きている

このために生きている

PAPALUWA

王子小劇場(東京都)

2015/10/03 (土) ~ 2015/10/07 (水)公演終了

満足度★★★

熱量は伝わった
役者さんたちの熱、迫力は伝わってきました。オープニングの揃った演技で、ワクワクした方も多かったのじゃないでしょうか。
女神役の女優さんも美しかったし、キャラクターもそれぞれキャラが立っていてよかったです。
ただストーリー展開は、ある程度読めたかなぁ。
街の今後を賭けた「ケンカ祭り」、ここに熱量を注ぐべきだったかも・・・。

ネタバレBOX

話の肝となる「ケンカ祭り」が、4×4の騎馬戦でクライマックス・・・はあまりにしょぼくて。「この祭りを観るため他の地域から観客が来る」という設定にしては、無理があるかなぁ(それは小劇場・小劇団の限界かもしれませんが)

4日夜(19:00)の回を観ましたが、18:30頃劇場入口に「開場 19:00 開演19:30」という張り紙があったので、立ち去っていく人がいました。私もその一人です。18:50に劇場戻ったら、もう開場しててほぼ満席でした。ぼんやりしてたら、見逃すところでした。
三十と十五の私

三十と十五の私

張ち切れパンダ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

今と15年前の交差
とてもよかったです。15歳の自分が想像していたより、30歳の自分は大人になりきれず、未熟な人生を送っていた。そのギャップを今と昔、同時に進行させながら徐々に浮き彫りにしていく。俳優さんも15年前と現在、それぞれ良い人選だと思いました。

ネタバレBOX

キャストが持っている携帯電話、15年前と今とでそれぞれ合わせていて(15年前はPHS、現在はスマホ)、時間軸を知る鍵となっています。
ただし、主人公が持っている電話機はスマホで、現在と今が入り交じっているシーンだとちょっと違和感が。もったいない。ガラケーで良かったのではないか。
硝子の途

硝子の途

劇団ヨロタミ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/09/25 (金) ~ 2015/09/28 (月)公演終了

満足度★★★

舞台としては完成度は高いが
劇団としてもキャリアを積んでいるし、俳優さんの演技力は高く、舞台としての完成度は高いのだと思います。
ただ話の展開、特に少年犯罪という重いテーマを題材にするなら、もっと煮詰めて欲しかったです。一方向からの正義だけが前に出ていて、あちこちに違和感を感じました。正直途中から、話に乗れなくなっていました。

雨湯口

雨湯口

はりか

RAFT(東京都)

2015/09/25 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇として観ない方がいい
土曜日昼の回に行ってきました。15席ほどのとても小さい小屋で、演者との距離がとても近く、独特の空気を味わえました。
演出(かつ出演)も主演も音楽畑の方で、演劇としてみるより、一種の空間表現として観た方が良いのだと思います。公演内容も、ライブのセットリストと同じであり。
照明が暗めに設定してあるのも、演出の一つと思い。私は不快には感じませんでした。
受付開始時間と開演時間が、受付に貼ってあるポスターと違うのが気になりました。劇場柄、開演まで待つ場所はないので、その点考えていただけると幸いです。

ホテル・ミラクル2

ホテル・ミラクル2

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

歌舞伎町の喧噪とホテル
歌舞伎町の雑居ビルにある劇場の雰囲気と、ホテルのストーリーはとてもしっくり来ます。劇場に入るところからお話が始まっている感じ。よいです。
コメディではあるけれど、大笑いするというよりはクスッと笑うような。女優さんがみな味があって良いです。(リーフレットから)3も来年企画してるみたいですね。楽しみです。

ネタバレBOX

「こうかん」嫁に共感…というか嫁の心が揺れ動く様を感じるお話なのだけど、旦那の暴走や交換相手がアレな感じで、そりゃ嫁どん引きだ、、。たぶんホテルに行く途中、部屋に入る時きっと嫁さんはときめいてたと思うのにあの仕打ちは。

「砂と棒」座っていた席がちょうどベッドの頭部分だったので、バレーボールのが見れなかった!狭い劇場でいろんな角度から見るのがオススメとはこのことだったのか。

「初恋は消耗品」女優さんいいですね。JC役も違和感なくというか自然にそれっぽく。木下さん、ああいうチャラいキャラの歌手今でもいるんですかね。(最近の音楽事情にうとい)まぁ地獄に落ちた方がいいです。

「獣~」今回これが一番の見モノかも。話それますが、東日本大震災の時ですら渋谷のホテルは満室だったというのを思い出しました。劇場が歌舞伎町の雑居ビルの小屋だからこそ、味わえた妙なリアル感。劇場出たらゴジラいる気がしてきました。

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