久遠さつきの観てきた!クチコミ一覧

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鬼泪 〜激情編〜

鬼泪 〜激情編〜

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/10 (金) 19:00

初めての劇団さん。物販のブロマイドの売られ方やロビーの飾り付けから、なにか違うと思ってたけど、舞台そのものも場面転換やら喋りによる描写?やら、独自性が強く、楽しませてくれる。だけでなく、物語の内容もおもしろく、笑えるし、泣けるし、考えさせられる。好きな劇団さんがまた増えたな。参った。

震えた声はそこに落ちて

震えた声はそこに落ちて

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

重いけどやっぱり観たくなる
4つ前の時間制作さんの舞台「SEX」から連続で観てきている。今までもそして今回もやっぱり重いテーマで、感情もやっぱり揺さぶられました。ある誘拐事件の未成年の加害者側と被害者側の人たちのお話。身近な話ではないから入り込みにくいし、入りこめてもおそらく被害者目線になることも多いと思う。けれど、加害者という存在もまた様々で、犯行を犯した人物だけでなく、間接的に手伝った者、親しい者等いろんな立場の人がいること、なぜそう至ったか、謝罪とは?まっとうに生きるとはなにか?そういった視点で考えることも外すことはできないと感じた。見たくないし、見ないようにもしちゃうとは思う一方で、見過ぎてもいけないと思うし。そう考えるとホントに難しいテーマだ。考えるきっかけになったのはやっぱり大きいし、そういう話を投げかけてくれる時間制作さんをこれからも観ていきたいと思った。

ネタバレBOX

琴子は圧倒的にカッコいいと思う。最後、一人でカッコつけんなとも思う(ほめ言葉)。姉妹できっと一番勇ましく、頼もしい存在だろう。そんな琴子が声が出なくなるくらいだから、やっぱりあの5日間をつくってしまった孝道も凪は罪深いと思う。ただ、凪というかアオイはやっぱり憎めないし、愛おしくなるし、琴子が寂しいと言ったのもほんとよくわかって辛かった。友達が一人もいなくて、でも話しかけてくれてて嬉しくて、でも人の人生を壊すように言われて、悩んで、でも実行してしまって。最初に孝道ではなくて、琴子たちに会っていれば。。出会う順番を間違ったのかなと思って仕方ない。もちろん、ありえないし、琴子たちそのものでなくて、同じように受け入れてくれる人でもいいんだけれども、いなかった。初めての人が孝道だった。孝道にとって父親の存在が大きかったけれども、アオイにとってのそれは孝道だった。だから、孝道を失いたくない一心で。。。と考えてしまうと、本当に悪いのはいったい何だ?と思う一方でやっぱり罪は罪で。ホント難しいテーマだと書いていて思った。答えの出るようなテーマじゃないけど、考えるきっかけになるのはやっぱり大きい。
皮肉にも雨は降る

皮肉にも雨は降る

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ABどっちも観劇しての感想。
時間制作さんは前作に続いて、ようやく2作品目。今回も観て良かったと思えるのかどうか。劇団員さんも含めて、前作で出演されてた方も多く、役者さんには期待しかなかったけど、今回の内容自体ははテーマがテーマだけにコワい気持ちもあった。けど、、、観て良かった!Aチーム、Bチームと観てその気持ちは揺るがないものになった。気が早いが、次回作も観たい観に行くという気持ちになった。
前作はすっごい泣いたけど、感動の涙。だけど、今回は感動というとちょっと違う気がする。ジワリときたと同時に昔飼ってた犬を思い出したり、母親との関係を思い出したりして複雑な感情になった。
あと好きなのはちゃんとひとりひとりが生きてること。そこにその人たちがいること。だからこそ、強く伝わってくるものがあるんだろうなあ。
そうそう、笑いに関しては前作のが素直に笑えた気がする。

ネタバレBOX

戦国アプリゲームのところはわからなくはないけど、わかりにくい笑いポイントかもしれない。
のどちんこやボランさん&くんがこわがってるところは個人的には好き(笑)
SEX

SEX

劇団時間制作

サンモールスタジオ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

万人受けじゃないけどぜひ万人に
タイトルだけ目にすると行為の話かと思うけど、説明にあるように性同一性障害の女性をメインに置いたお話。と同時に同性愛のお話。
かと言って、始終重苦しいわけでもなく、笑えるところもあり、もちろん涙するところもある。当事者はもちろん、関わりのある方や、関わりがない、あるいはないと思ってる方にも見てほしい。
劇中、とてもとても大嫌いな人がいるのだけど、でもたぶんそういう人は多いのではないかとも思う。しかも、たぶんその人よりもとても分かりにくい形で実際にはいるんだろうなと。でもそういうひとにも見てほしいとも思う。今回はBチーム。Aチームではまた新たに思うこともありそうで楽しみ。

稔

Toy Late Lie

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★★

何度でも観たい
初日で初回、真ん中段端辺りで観劇。自分自身に置き換えて考えてみながら観てた。誰かと入れ替わりたい?2回目、最前列。役者さんの表情、動きが間近で見れるから、より深く舞台の中の世界にひきこまれていった。ほんの少しの理性のおかげで泣かずにすんだが、あぶなかった。後ろの席だとたぶん泣いてた。どの稔も濃い生き方をしてるからか。まぶしかったからか。じぶんとも重ね合わせて観てたからか。そして、初回での謎が氷解してざわざわした。今日またもう一度観れるからまた気付きがありそう!?(11日昼回前に投稿)

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