Toruが投票した舞台芸術アワード!

2018年度 1-7位と総評
浅草アリス IN WONDERLAND

1

浅草アリス IN WONDERLAND

劇団ドガドガプラス

初日に行きました。半年に一度のDogaDogaを待ちきれぬファンが押しかけ、なんと満席。 4度目の再演ですが、初登場となる国王、女王様は貫禄の演技で安心感。劇団員の丸山くん、明日香が要所を締め、芸達者だったりセクシーだったりの客演さんがカオスなDogaワールドを彩ってくれる。 ダンスもキレッキレ。 期待通りのクオリティだ。
初めてDogaを観る方が驚くのが飲食OKという浅草っぽい計らい。 ビール片手に2時間20分(途中休憩あり)楽しめるとはありがたや。
浅草アリスは勿論ディズニーの「不思議な国のアリス」がモチーフだ。 白雪姫もシンデレラも出てくる。 しかしDogaの手にかかるとこれは物凄い味付けとなる。 早くまた見に行きたい。そんな作品でした。

アトムが来た日

2

アトムが来た日

serial number(風琴工房改め)

Serialnumberの「アトムが来た日」を観劇。 日本のエネルギー問題を正面から演劇の世界で取り組む壮大な試み。 「原発」という禁忌とも言えるテーマにも敢然と立ち向かい、きちんと意見提言をしていくのは容易ではない。しかし僕の見た所この挑戦に「勝った」のではないだろうか。膨大な取材に基づくプロット作成、これをきちんとアウトプットした役者さんの対応能力にはただただ恐れ入る。 すでにチケットは当日券を除き完売しているようだが、多くの人に観てもらいわかりにくいと言われている「エネルギー問題」への関心が高まるといいなあと感じた次第。
自分は科学者ではないが、エネルギー関連で飯を食べている一人として「よくぞこんな素晴らしい作品を作ってくれた」という最大級の賛辞を送りたい。

人形の家〜neo TOKIO DOLLS〜

3

人形の家〜neo TOKIO DOLLS〜

劇団ドガドガプラス

初日に行ってきた。劇団ドガドガプラス3度目となる人形の家。幹となるストーリーがあって、これに相変わらずのぶっ飛びネタ(ちょっとは社会性もあり)、お色気に加えてキレッキレのダンスと歌が浅草レビューっぽく芝居を後押ししている。そう、ドガドガは観客も乗らないと損なのだ。だから観客も拍手を惜しまない。 これから初めてドガドガを体験する方も(最初は戸惑うかもしれないが)決して遠慮しない方がいい。 どうせ観るなら皆んなで盛り上げていきましょう。その方がきっと役者さんもさらに乗って舞台が一層面白くなるので。

ラクゴの国へ、いらっしゃ~い!

4

ラクゴの国へ、いらっしゃ~い!

ラチェットレンチF

「らくごもん」を観劇。 落語にかける師匠とお弟子のあつ〜い話なのだが、これが良く出来ている。 派生したようなお話も最後にはぴしっとまとまり、オチも完璧。 自分は特に落語のファンでもないが、今後観に行こうかなと思わせる雰囲気が十分にあった。

serialnumberのserialnumber

5

serialnumberのserialnumber

serial number(風琴工房改め)

昨日Serial Number旗揚げ公演 vol2#nursery 行ってきました。お得だったのはイントロの芝居で詩森ろばさんの演技を見れたこと。そして本編の2人芝居は精神病院を舞台にした患者と医師のある意味狂気の世界。役者の確かな演技と緻密なプロットが観客をグイグイ引き込んでいく。恐ろしくあり、そして切ない、、、そんな想いを後に帰りました。 帰宅途中の阿佐ヶ谷のワインバーで隣り合った歌手のKさんに早速nurseryの話をしたところ思ったより食いつきが良かったのでチラシをあげ、是非というおススメをしておきました。行ってくれるとイイなあ。

健康への第一歩

6

健康への第一歩

制作「山口ちはる」プロデュース

ポスターやタイトル見て「うーん、何か乗り気がしない」と思われる方多いのではないのでは? この作品、たしかに会社の健康診断がストーリの主軸なんですが、深〜い伏線と予期せぬ壮大な展開が、、、(これ以上ここでは言えない)。 断言できるのは観終わった時の「スッキリ度100%」が保証できるということですね。

ビニール袋ソムリエ

7

ビニール袋ソムリエ

制作「山口ちはる」プロデュース

今年すでに4回目となる山口ちはるプロデュース公演。事前情報ほぼ無しで観劇。 知っていたのはタイトルと総勢46名が出るということだけ。 始まって最初これは???(おそらく観客の殆どがどう対処していいのか分からない戸惑いがあったと思う)だったのが中盤になって筋が読めてくると安心し、展開のテンポも良いので安心感とともに終盤へ。 そしてラストは結構びっくりな、、、、 (ネタバレへ)
そう、主人公が体制に従うために大事な人にまで刃を向けてしまう、という悲劇が起こる。もちろん本来自由なはずのビニール袋の選択が、矯正になるとこんな極端なことも起こり得るということを伝えたいんだろうなぁと頭の中でわかるんだけど、ここで違和感がある人は客席にいたんだろうな、という感じがしていた。そう、暴力的なシーンの時間がもう少し短くても良かったのではないか、と一晩たって思った次第。
ファミマの来店音。 いろんなお店のビニール袋、よく集めた(作った?)と感心。またあれだけの多くの役者さんが走り回りながらもよく統一とれていたので小気味よかったです。 山口ちはるプロデューサー、次作にも期待です。

総評

Corichへの書き込みはツイッターよりも敷居が高く、実は結構大変。 だけど観客側も頑張ってアウトプットを出すことで相乗効果があればそれは良いこと(=より面白い芝居に遭遇する確率が上がる)なので今年もサボらずにカキコしようと思う。

このページのQRコードです。

拡大