midoriが投票した舞台芸術アワード!

2008年度 1-10位と総評
父と暮せば

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父と暮せば

こまつ座

“真に胸に響く舞台”
ブログでも書いたのですが、その一言に尽きる気がします。
井上戯曲の素晴らしさと、それを真摯に伝えきったキャスト。
見逃さずに本当に良かったです。

世界館特別公演 北原沙織ラストコンサート「エトワール ~輝ける夢を抱いて~」

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世界館特別公演 北原沙織ラストコンサート「エトワール ~輝ける夢を抱いて~」

OSK日本歌劇団

OSK日本歌劇団にとって様々な節目がやってきた年でした。その最初が北原さんのサヨナラだった気がします。その中でOSKの魅力が堪能できて、とても嬉しく幸せを感じた舞台でした。

3軒茶屋婦人会  ウドンゲ

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3軒茶屋婦人会 ウドンゲ

G2プロデュース

“芝居の醍醐味”
この舞台からソレを感じることができました。役者さんの底力に感服した舞台でもありました。このユニットは、今後も注目したいと思いました。

音楽劇 詩人の恋(Old Wicked Songs)

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音楽劇 詩人の恋(Old Wicked Songs)

加藤健一事務所

“役を演じ切る”
そのために必要となる全ての課題をクリアしようと挑んだお二人。シューマンやハイネの作品にも想いを至らせました。何より、この作品の素晴らしさを改めて痛感させていただきました。

グッドナイト スリイプタイト

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グッドナイト スリイプタイト

パルコ・プロデュース

“三谷幸喜、侮りがたし!”
渾身の二人芝居との宣伝通り、看板に偽りナシでした。
中井貴一という役者の魅力にも改めて惚れ惚れしました。

AKURO 悪路

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AKURO 悪路

TSミュージカルファンデーション

オリジナルミュージカルは容易じゃありません。
でも、謝先生の熱意とパワー、ソレに応えて舞台で熱演するキャスト支えるスタッフと、一丸となった渾身の作品でした。
再演して更に増した魅力と迫力に感動しました。

闇に咲く花

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闇に咲く花

こまつ座

こまつ座の作品は、やっぱり外せないのだと思います。
地味だし、スンナリというわけでもないのですけれど、でも観終わった時にはチャンと勇気と希望が持てるのです。
“闇に咲く花”の意味にも感嘆しました。

レビュー in KYOTO II

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レビュー in KYOTO II

OSK日本歌劇団

京都の夏に定着して欲しいという願いも込めて!
ひたむきに舞台に向かう気迫とか熱意とか、言葉にするとウソっ臭く感じられてしまうかもしれませんが…。
この劇団が持つパワーからは、どうしても目が離せないのです。

MIDSUMMER CAROL(再演)

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MIDSUMMER CAROL(再演)

G2プロデュース

大王が後世にも残るはず!と書き上げた一作。
再演であってもキャストが変われば又、見えてくる世界がある。
何より、こんなにピュアな気持ちで泣かせてくれる芝居には、やっぱり1票入れるしかないと思うのです。

歌わせたい男たち

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歌わせたい男たち

ニ兎社

キャスト同士が役と渾然一体になっているかのような錯覚に陥ります。
どのキャストも“らしく”って、“ぴったり”。
中でも大谷@校長の演説は、やっぱり胸を打たれます。
二兎社の作品には、すごく太い背骨があると思うのです。

総評

なかなか思うに任せずにガマンした作品が一杯ありました。
思わぬご縁で巡り会えた作品もありました。
舞台とも、きっと不思議なご縁があるのだと思います。
そんな中、自ら必死にチケットを押さえよう!という熱意を抱かせてくれる作品が、たっくさんありました。
全てを観ることはできないから、出会えた作品に真摯に向き合って作品が伝えようとすることを、一つでも多く受け止めていけたらと思います。
そんな気持ちにさせてくれる舞台に、一つでも多く出会えたら幸せだなぁ…と思います。
票数が足りなくて投票できなかったのですが、宝塚星組「スカーレットピンパーネル」は衝撃でした。
群集をチャンと迫力を持って登場させた演出と、キャストのパワーには感動しました。
宝塚って、やっぱり凄いかもと思わせてくれました。
安蘭さんの退団公演、なんとか目撃できたらと思います。

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