団長の観てきた!クチコミ一覧

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イトイーランド

イトイーランド

FUKAIPRODUCE羽衣

吉祥寺シアター(東京都)

2016/04/14 (木) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

貴方の街の隣の隣のイトイーランド
他では絶対に味わえない世界観、今回も堪能してきました!
いつもより悲恋で悲しい感じは少なかったので、思う存分糸井さんの世界を楽しめました。
イトイーランドで女優さんが綺麗な衣装で山車に見立てたベットに乗って手を振るシーンは妖艶で綺羅びやかで見応えがあります。

別れても好きな人 2014

別れても好きな人 2014

劇団競泳水着

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

これが、トレンディードラマ!
劇場の折込みチラシを見て、チラシのイラストが好きな漫画家さんだったので気になって観に行きました。
HPの紹介に「劇団競泳水着式トレンディードラマ」と書いてあったので、おしゃれな恋愛模様かな?と思っていたら、くだらなさと面白さと切なさが同居して、良い意味で裏切られました。
続きはネタバレの方へ。

ネタバレBOX

別れても好きな人が心の凝りとなって、現在の恋人との関係を上手に見いだせない人々の話です。

2004年、2014年、2024年と10年おきの過去と未来が同時並行に物語が進み、時折リンクします。どうしてだこの人達が付き合うに至ったのか?というのが、回想で分かるのではなく、同時並行する現在、過去、未来でつながっていく手法が面白かったです。

コンドームの開発に人生を捧げた父のため、父親が亡くなった日にコンドームの風船をたくさん空に放つシーンがとても綺麗で、天井から一斉に風船がふわふわ落ちてきて、それがよく見たらコンドームで、滑稽さ、間抜けさがロマンチックでした。なのでもう少しその弔いのシーンを長く、というか、皆で風船で遊んで欲しかったです。風船が落ちて来たとともに片付け始めてしまって、えー、せっかくだからもっと皆で戯れてるところみたい・・・と思いました。

主人公の修司(村上誠基さん)なんでも大事なものは冷蔵庫にしまっています。好きな人のありさ(相楽樹さん)と電話をするため頑張って貯めた10円玉、携帯、エロDVD。最後、奥さんとなったありさが新潟の元カレのもとに行かないように引き止めるため携帯でなく、10円玉をたくさんポケットに入れて走りだし、冷えた10円玉はさぞかし重かっただろうな・・・という苦しさが恋を引きずる男の気持ちのように感じられました。
ロケット・マン

ロケット・マン

劇団鋼鉄村松

テアトルBONBON(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

エンターテーメントのバブルワールド
ロケットマン、鑑賞してきました。
鋼鉄村松を支えてきた役者、ベス村松さん、村松ママンスキーさん、村松かずおさんの長期休演前の最後の舞台でした。
お話は複雑な言葉に隠された、単純明快。
回っても、回っても最後に捧げたい気持ちを人間は持っているんだというシンプルさと、素直になれない男という生き物の愛情が哀愁とともに表現されています。
その哀愁をベス村松さんのあの猫背が見事に語ります。
ロマンチストで、少年の心を忘れない方に、お勧めです。

よるべナイター

よるべナイター

FUKAIPRODUCE羽衣

青山円形劇場(東京都)

2014/10/30 (木) ~ 2014/11/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

柔らかい愛情
大好きな羽衣鑑賞。
言葉じゃ伝えられないこと、文章じゃ伝えられないことを見事に歌とダンスで表現されています。
どの演目でも男女の関係について書かれています。

続きの感想はネタバレBOXで。

ネタバレBOX

もしかして、この感覚、私しか知らない変なこだわり?と思っていた日常の瑣末を、まるで上等な哲学のように表現してくれます。仕事の帰りに寄るジョナサンが好きな風俗嬢、仕事を考えると彼女の心は殺伐としそうなのに、彼女はそんな次元で生きていません。夏用のアイスコーヒーと、冬用のホットコーヒーを混ぜて秋用を作り、そのぬるさに飽きる境界を探しています。
説明できない興味や探究心をみんな持ってるんだな・・・と、くすりと笑えます。

かと思えば八百屋のバイトの女の子と、彼女に恋する舞台俳優の恋物語や、都会で一人で働くサラリーマンの哀愁も観ることが出来ます。

人生あっという間で、一瞬だけど、楽しいよ?そう言われた気がします。
G'

G'

札幌ハムプロジェクト

ART THEATER かもめ座(東京都)

2014/09/30 (火) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

ナマズがカワ(・∀・)イイ!!
若い役者さんの揃っった、パワー全開のエネルギーの塊のような公演でした。

ネタバレBOX

ネタバレ有りです。

脚本がタイムスリップものにしては非常に分かりやすくかったです。
脚本がシンプルなので役者さんの演技を集中して観ることが出来ました。

役者さんの迷いのない視線を持った演技に非常に好感がもて、気持ちを乗せやすかったです。
あんまり強い一族つながりみたいなお話は共感しにくいんですが、そういった重さを感じさせない明るい家族のお話でした。

「バカって言ったほうが馬鹿なんです・・・」というセリフに、バカみたいに泣かされました。

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