まことが投票した舞台芸術アワード!

2014年度 1-5位と総評
鈴木忠志の世界 再び!『トロイアの女』・『からたち日記由来』

1

鈴木忠志の世界 再び!『トロイアの女』・『からたち日記由来』

SCOT

他と比較するべきではないと思うが…。
「現代」を俯瞰して、それに対するメッセージを投げるという姿勢は
若い演劇人が是非見習うべき。
孤高の演出家のこれからの奮闘に期待するし、接していたいと思う。

おもてなし

2

おもてなし

玉造小劇店

完成度の高い作品だった。
むしろ商業劇場(あまり好きな言葉ではないが…)で上演すべき作品。
主演者の演技の完成度にも驚きを感じた。

夏の砂の上

3

夏の砂の上

作戦会議

演劇の本質を追求した公演だった。
中川安奈さんの最後の姿を観ることになったのも今となっては財産であり、悲しい想い出。

本間さんはころばない

4

本間さんはころばない

九十九ジャンクション

良品。
物語に引き込まれる。
社会の一片を切り取って独自の表現法で展開する作劇に好感が持てる。

星灯り

5

星灯り

TEAM 6g

脚本に更なる完成度は必要だが、これからも活躍して欲しい団体。
セミ・ファンタジーというか、心温まる作品作りは期待が持てる。

総評

まだまだ(昔の映画で云われた)コマーシャル演劇が多いというのが印象。
この混沌としたこの国の現状に目を向けた作品を製作して欲しいと思う。
テレビドラマはそんな気概のある脚本家は皆無だし、映画界はハートウォーム路線や大規模アクション物ばかりが先行している。
こんな時こそ「演劇」の復権ができる好機なのだという自覚を持って欲しい。

トラッシュ・マスターズに投票しなかったのは、迷った末だが、文句なしに良い作品なのだが、もうこの投票レベルではないかなと思った。(SCOTに投票しておいて、支離滅裂なのだが…)
あと、アマヤドリは選択できなかったので投票できなかった。

このページのQRコードです。

拡大