ワイルド番地
ホチキス
あうるすぽっと(東京都)
2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
おお、「ワイルドバンチ」! 「ワイルドバンチ」といえばサム・ペキンパー監督の最高傑作にして、時代の波に取り残された無法者たちの滅びの美学を描きつつ西部劇の暴力描写に新境地をもたらした作品だ。……が、今回のホチキスの作品は珠玉のデュエル(決闘)コメディーだという。あうるすぽっとという広い空間で、さて一体どんな舞台となるのか。
BEAT PARADOX presents BASKET vol.4
BEAT PARADOX
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2024/04/04 (木) ~ 2024/04/07 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
おお、ハグハグ共和国で上演された名作が同劇団主宰・久光真央の演出で、リーディング公演として帰ってくる。リーディング助手としてハグハグの生粋万鈴の名も。さて、どんな舞台となるだろう。
白鳥先生と過ごした2日間
enji
調布市せんがわ劇場(東京都)
2024/04/03 (水) ~ 2024/04/07 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この劇団を初めて観たのは2011年の「さらば冬の殺し屋」だったろう。前々回、前回公演もだったが、思わぬ設定で舞台世界に引き込んでくれる。今回は店を畳み母が一人暮らしているはずの鮮魚店に数年ぶりで息子が帰ると……。これまた胸をうつ物語になりそうだ。
朗読ユニットさざなみvol.6宮沢賢治名著
朗読ユニットさざなみ
MUSIC BAR道(東京都)
2024/04/20 (土) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
昨年6月の暑い日に静謐な神社でゆったりと言葉と楽器の音色に耳を傾けたことを思い出す。
今回の朗読作品には、劇団ドガドガプラスの公演で印象的な演技を観せ、数年前から中国に演劇留学している中瀬古健が日本の近現代文学作品を表現する朗読ユニットを創ろうとしたきっかけだったという宮沢賢治の「よだかの星」も含まれているだけに楽しみだ。
ミュージカル版 『五色ロケットえんぴつ』〜気がつけば恋の話〜
劇団帰燕
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2024/04/04 (木) ~ 2024/04/07 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
五色ロケット鉛筆……懐かしいなあ。初めて手にした時の嬉しさが忘れられない。旗揚げプレ公演だそうだが、帰燕っていい言葉だなあ。公演の度にお客さんが燕のように帰ってきますように!
世迷子とカンタータ
9-States
駅前劇場(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この団体は2年前の「彷徨いピエログリフ」で初めて観たのだが、それ以降の公演も全てが心にずっしりくる秀作。今回もきっと忘れがたい舞台になるだろう。
人形の家
劇団東京座
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この作品はわが国では1911年に松井須磨子のノラで初演され、日本新劇の表現方法に直接的に大きな影響を与えた。年度末にそうした新劇の発端ともいえる作品でその歴史を感じ取るのも一興。
丹青の火焔太鼓
深川とっくり座
江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)
2024/03/22 (金) ~ 2024/03/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
太鼓が縁で恋が芽生え、その恋が藩を揺るがす火種に――という部分はオリジナルの「火焔太鼓」にはないものだなあ。さてどのように加筆されているのか。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この作品は青年座だけでも3回観ている。今回も観たいのだが、日程的に断念せざるをえない。さて、ことのはBoxには光島延ぶがおばあちゃんになった時のお話「時の物置」もぜひ上演してほしいなあ。
バザール
現ア集
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2024/03/23 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
未見の団体だが、「日常からのずれ」から主観世界の変質を目指し、演出先行型の演劇を行ってきたという。今回は探偵事務所を舞台にした”無意味エンタメ”だという。どれほど無意味な時間となるか……。
シングルファザーになりまして。
演劇集団 Ring-Bong
座・高円寺1(東京都)
2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
文学座の女優・山谷典子が台本を手がける演劇ユニットだという。そのためか出演者にも老舗劇団の役者が多い。育児の大変さは自己責任?――って、この主人公、一体なにやったんだろう。少子化の進む現代日本での「育児」をコミカルに描くというが、岸田首相言うところの「異次元の少子化対策」とやらも一向に進まないしなあ。
肩を上げろ!
劇団PIS★TOL(ゲキダンピストル)
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
未見の劇団だが、第4回本公演以降は全公演チケットソールドアウトを記録しているという。今回の公演はコロナ禍を超えての再始動というが、動員1,000人突破だそうだ。動員1,000人と聞くと、池袋演劇祭で大賞を受賞しながらも旗揚げ後10年経っても1公演での動員が1,000人を超えないのでは限界だという理由で解散した劇団バッコスの祭を思い出してしまう(真の解散理由は他にあったともいうが…)。
そんな人気劇団の今回の公演はプロレスものだという。私はジャンボ鶴田は世界最強だったと信じているし、ジャイアント馬場存命中(鶴田・天龍や四天王+ワンの時代)の全日本プロレスは最高の団体だったと今も思っている。武道館大会は欠かさず観戦してもいた。さて劇団ピストルはどんな熱戦を観せてくれるだろう。村手龍太はイメージ的にはラッシャー木村かな(笑)。
イノセント・ピープル
CoRich舞台芸術!プロデュース
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/16 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
米映画「オッペンハイマー」がアカデミー賞で作品賞や監督賞を含む7部門を受賞したが、このCoRich舞台芸術!プロデュースによる公演も、ロスアラモスにおいて多大な労力を費やした末に人類史上初の核実験「トリニティ」を成功させた5人の若者たちを描く畑澤聖悟作の戯曲という。演出は劇団チョコレートケーキの日澤雄介。この作品が読売演劇大賞で最優秀作品や最優秀演出家といった部門に選出されれば、映画と演劇で原爆開発を描いた作品の受賞となるのだが…
REspiration-呼吸-
Actoring Be
萬劇場(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
タイムスリップして60年前のおばあちゃに出会う…なんとなく「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出させるが、黒人差別があったその時代に聖歌隊の一人として歌う事で差別と闘おうとしていた祖母の姿に何を見出すのか。歌の力の可能性は呼吸することと同じように生きる力となりうるのか。休憩なし2時間半というからたっぷりと本格的ミュージカルを味わえそう。
昭和歌謡コメディVol.19
昭和歌謡コメディ事務局
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
元ずうとるびの江藤博利が主宰する昭和歌謡コメディも19回目か…。今回は池袋のシアターグリーンで上演だというから間違って築地に行かないよう気をつけなくっちゃ。まあ、どちらの劇場もオーナーはお寺さんだけど。
林寛子や大場久美子、梶野春菜といった初期メンバーの復活も観たいなぁ。
損得個展
劇団美辞女
エリア543(東京都)
2024/04/19 (金) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
いい旅、現実気分。
人間嫌い
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
稽古初日と哲学対話
O企画
アレイホール(東京都)
2024/03/01 (金) ~ 2024/03/04 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
てつがくってむずかしそうでよくわかんないけど、ほんとうにみんな「小学3年生でも分かる言葉で話す」ことをまもってくれるかなあ。だったら、すこしばかりわかるかもしれないなあ。
スネーク・オイル
不条理コントユニットMELT
王子小劇場(東京都)
2024/03/06 (水) ~ 2024/03/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
魂の重さは21グラムだという学説があるが、科学的に魂の存在が証明されている訳ではない。それが証明されたとき、人類はどういう対応をとるだろうか。
この作品で人類の滅びを予言するのがネコ型配膳ロボットだというが、ネコ型配膳ロボットというと昨年のPeachboys「立ちバック・トゥ・ザ・ティーチャー 」に登場したネコ型配膳ロボットの可愛さ(演:生粋万鈴)が思い出されるなあ。
通る道
劇団芝居屋
中野スタジオあくとれ(東京都)
2024/03/01 (金) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この題名を見て、何度か多少設定を変えてシリーズで上演されている「通る夜」かと思ったが、違うようだ。通夜ではなく、三十三回忌に集まった家族の物語らしい。旗揚げの劇場であるというあくとれの小さな空間だと、より一層舞台世界の中に入り込んで覗き見できそうだ。