カンキの歌
演劇企画アクタージュ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
年末になるとやたらとあちこちで響き渡るベートーヴェンの第九だが、フラッシュモブで「歓喜の歌」ができるんだろうか。一応既に第九も予定に入れている身としては、この舞台も観ておきたい。
ラバーマスク・ラバーハート
劇団東京座
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2024/09/20 (金) ~ 2024/09/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
チラシがいかにも本格派の芝居らしさを醸し出している。明治から大正期の時代の様相と「家」の意味を描く作品というだけに興味が募る。
因みにてあとるらぽうってルートシアターに名前が変わったんだ。
かげきなデイリープレイス
演劇集団イヌッコロ
ザ・ポケット(東京都)
2024/09/18 (水) ~ 2024/09/22 (日)公演終了
探偵ハ物語
映像劇団テンアンツ
小劇場B1(東京都)
2024/09/11 (水) ~ 2024/09/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
テンアンツは蟻が10匹で「ありがとう」。
映画監督としても活躍している上西雄大の還暦記念公演だけに、剣持直明、宝亀克寿、伴大介、風祭ゆき、なべやかん……と豪華な出演者が並んでいる。それだけに観たい役者だけの回がなく、迷ってしまう。一体何回観ればいいのか……。
青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
青☆組リーディング企画「青色文庫」の其壱は2012年4月に吉田小夏が13歳の時から34歳までの21年間に書いた戯曲10本を4つのプログラムに分けて目白の古民家ゆうどで上演された。劇団員のみで上演されるが、5回目となる今回は吉田小夏がかねてから演劇化を希望していた小川未明の「野ばら」が其弐に続いて上演されるのが楽しみ。其弐で同じく上演された太宰治の「十二月八日」は昨年舞台劇として上演されたのだったが、そうすると「野ばら」も…。
因みに私の高校生の時のニックネームは“ミメイ”だったし、今もそう呼ぶ友人がいる。
天使のように微笑んで 財布なくしてガム踏んで
株式会社NLT
博品館劇場(東京都)
2024/08/28 (水) ~ 2024/09/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ん~、天使のように微笑むようないいことがあっても、その後がダメなことばかり…。それでも前向きに生きていかねばねぇ。そういえば黒澤明が出ていたサントリー・ウイスキーのCMで「悪魔のように細心に、天使のように大胆に」ってキャッチコピーがあったよなぁ。
NLTさんにはぜひ「オスカー」を再演してほしい!
るつぼ
演劇ユニット King's Men (キングスメン)
座・高円寺2(東京都)
2024/09/25 (水) ~ 2024/09/29 (日)公演終了
ハ コ
徒然鶴
Paperback Studio(東京都)
2024/09/06 (金) ~ 2024/09/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
''ハ コ''の中に集まった3人が大暴れ?!――って、これまた97年のカナダ映画「キューブ(Cube)」の亜流ってこと? 正式な続編以外に多数の似た設定の映画・舞台が作られたけど、今回の「ハ コ」は間に空間があるのは何らかの意味があるのだろうし、それに大暴れって何かしらの趣向があるのだろう。
楽屋ー流れ去るものはやがてなつかしきー
劇団演奏舞台
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)
2024/09/07 (土) ~ 2024/09/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
昨年上演された「白夜」で池田純美という女優に圧倒された。今回の「楽屋」ではその池田純美が演出し、かつ女優Dを演じるという。従来の演奏舞台と違った表現になるのか、これは楽しみだ。
8月の再起動
KAIGYAC STAGE
APOCシアター(東京都)
2024/08/30 (金) ~ 2024/09/02 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
全国を放浪する流しのペアの片方が霊感女で、もう片方は酔った時だけ霊が見えるようになるという設定が面白いなあ。鳥取県・境港を舞台にして愛することの喜びと失うことの切なさに抗う展開というのも気になる表現だ。
↓
台風の影響で雨が激しくなり小田急線運転見合わせのため劇場に向かえず、断念。
ヤマモトさんはまだいる
東京演劇アンサンブル
あうるすぽっと(東京都)
2024/09/12 (木) ~ 2024/09/16 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ひとつの死によって人々の日常生活がどのように絡み合っていくのか。
作者のデーア・ローアーは今年60歳、2006年にはブレヒト賞を受賞し、ブレヒトの社会演劇を後継する現代劇作家と目されているという。となると、2019年6月まで「ブレヒトの芝居小屋」を活動の拠点としてブレヒト作品を中心に上演していた東京演劇アンサンブルほど上演に適した劇団もあるまい。
このところ常連客演となっている元ピープルシアターの二宮聡もいろいろと新しい面をみせてきているし、今回は宮山知衣(CoRichの出演者欄には宮山知栄となっているが)も楽しみ。
スープラに乗って
東京マハロ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/08/30 (金) ~ 2024/09/08 (日)公演終了
妖怪大参列
劇団 枕返し
OFF OFFシアター(東京都)
2024/08/23 (金) ~ 2024/08/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
えッ、妖怪って死ぬの…と思ったが、妖怪は幽霊じゃないからまだ死んでないんだなぁ。
通夜会場へと駆けつける妖怪達となると百鬼夜行さながらだろうが、百鬼夜行といえば、「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の併映作品だった大映特撮時代劇映画「妖怪百物語」(68年)のラストの百鬼夜行の衝撃というか恐ろしさは忘れられない(あの怖さは周りが暗い映画館の大スクリーンでのみ味わえるものだろう)。
『大洗にも星はふるなり』
ゴツプロ!
「劇」小劇場(東京都)
2024/08/28 (水) ~ 2024/09/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
青春の会が2009年の山田孝之主演の映画「大洗にも星はふるなり」の原案となった舞台(06年初演)を上演! ゴツプロ!では観たことがないだけに楽しみだ。
湘南ではなく、茨城県大洗海岸の海の家に、かつてのマドンナからの胸ときめく手紙で、真冬に集められた5人のオトコたちに一体何が起こるのか……!?
ニルバナナナノニ
発条ロールシアター
中野スタジオあくとれ(東京都)
2024/08/29 (木) ~ 2024/09/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ブルーシートハウスに住む男とそこに集まる訳アリな人々、いやぁいかにも発条ロールシアターらしい世界だなあ。
それにしても、新聞紙や段ボールを多用した舞台―今のように大きな劇場を使う前の劇団おぼんろを思い出させるなぁ。
Re: プレイバックpart3
劇団チャリT企画
駅前劇場(東京都)
2024/08/28 (水) ~ 2024/09/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
以前はレコードにもカセットテープにもA面とB面があったものだが、光ディスクが開発されてからはAもBもなくなってみんな【CD】になった…なぁんちゃって。
おかしな二人 女性版
劇団つばめ組
池袋シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/08/22 (木) ~ 2024/08/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
古今東西の過去の名作戯曲を現在の演劇として甦らせ、未来の道しるべを指し示す語り部になる舞台を作ることをコンセプトとした劇団によるニール・サイモンの代表作の女性版。これは期待でしょ!
サラマンドラの星空
Jungle Bell Theater
萬劇場(東京都)
2024/10/17 (木) ~ 2024/10/23 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ある遺跡から生まれた古代と現代を繋ぐミステリーファンタジーというだけで興味津々なのに、うわ~、何だ、このキャスティングは。ダブルキャストで【星チーム】には椎名亜音・岡教寛・下平久美子、【空チーム】には浅野泰徳・西村太一・福地教光・松下勇・永澤菜教…とどちらにも観たい役者が大勢。内容的にも面白そうだし、これは両方観なければならぬか。それにしても誰の扱いで予約すべきか…。
「金のりんご」
poco
レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)
2024/08/31 (土) ~ 2024/09/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
pocoとは「愛とは、醜いところもキタナイところも含めて愛せることだよ」をモットーに、あなたとわたしが幸せになれる世界の話をするユニットだという。そんなユニットが採り上げる金のりんごはさまざまな国や民族に伝承される民話や説話に登場する。さてこの舞台はそのどれを基にしているのだろう。
ゴシック
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「バロック」は2020年と22年に上演された鵺的の作品。そして今回の風雷紡の作品は「ゴシック」。夏の風物詩だった椿組の花園神社野外劇は今年39年の歴史に幕を下ろしたが、風雷紡の公演も夏の風物詩のひとつだ。
さて今回の「ゴシック」は“姨捨て”がテーマらしい。姨捨てといえば「楢山節考」がすぐに頭に浮かぶが、2011年の映画「デンデラ」も忘れがたい。村の掟により70歳になると村ぐるみで家族に捨てられた老女たちが山で生き延びて共同体を形成し、村への復讐を目論む中、ヒグマに襲われ生死をかけた死闘に臨むという壮烈な物語に、浅丘ルリ子・草笛光子・倍賞美津子・山本陽子・赤座美代子・角替和枝・山口果林ら錚々たる女優陣がノーメイクで挑んでいた。
ノートルダム大聖堂やウェストミンスター寺院などに代表されるゴシック様式の建築物の特徴のひとつにステンドグラスがあげられるが、吉水恭子はどのように色鮮やかにこの“姨捨て”物語を組み上げてみせるのだろうか。